3の指輪

GM [2013/12/29 20:07]

 
冬至を過ぎ、太陽は着替えた。
空は澄んだペールブルーで雲ははるか遠くに浮く。


開放的な気分は目の前の景色のせいでもある。


一面の白――――――。
広大なミード湖は氷を張り、まるで更地の雪原に似せていた。


ヴェン、ガラフ、マークの三人は、オランからプリシスまで商隊護衛の帰りである。
それぞれの懐は500ガメルが温めているだろう。


     -----   -----   -----


「そり遊び、ワカサギ釣り、カーリング、スケート遊び、なんでもやった」


と依頼人が言ったのは、行きにここを通った時だった。


ミード湖畔の夜は風が吹きさらし、環境という敵が命を奪いにやってくるかと思えば一転、日中は光が雪に反射し美しい風景をもたらす。
北に妖魔の森、西にエストン山脈、南に落ちた都市レックスと、多様な環境に囲まれているにもかかわらずミード湖の景色はとても穏やかで広かった。


依頼人は自分がどのようにして冬の湖上で遊んだかを語った。
それからプリシスの自宅まで戻れば、冒険者の三人を倉庫に案内し、その遊び道具をそれぞれ譲りたいと申し出た。


     -----   -----   -----


そして今、冒険者たちはそれを持っているかいないか、三人だけで湖上にいる。
太陽は明るく午前は真っ最中だ。


葉を落とした木々のお陰で、湖上から街道が見える。
自由に振る舞う三人のうち誰が、街道に一人の人物が歩いていることに気づくだろうか。
その人物はしきりに三人の方を向き、こちらに寄って来たがっている。


 
―――――――――――――――――――――――――――
GMより:

それでは開始です!
皆様、よろしくお願いします。


ガラフ、ヴェン、マークは【商隊護衛の帰り】です。
報酬として【それぞれ500ガメルづつ】配分されています。

そしてそれとは別に依頼人から冬の遊び道具を受け取ることができます。1種類ね!
こちらはフレーバーなのでお好きにどうぞ!
皆同じでもバラバラでも構いません。


そうやって遊んでいると、街道に一人の人物がやってきました。
さて、PCたちはどう振る舞うのでしょうか!


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マーク・ロドラー [2013/12/29 23:41]

「いやぁ。見事に何事もなかったなぁ。」

商隊護衛の事である。
目的地が色々ときな臭いプリシスと言う事もあって
護衛が駆け出しじゃ不安がある。
だけどできれば報酬は安く済ませたい。
そう考えただろう商隊の出した条件は、基本給500G。
ただし危険手当が厚い、と言うものだった。

「この時期は冬を越せない村人が山賊化したりするから
 目はあると思ったんだけどねぇ。」

そう言って同行者に向けて軽く肩を竦める。
その同行者二人が道中無事の一因になってるのは間違いないだろう。
どちらもゴツイ鎧に身を包み、おっかない武器を携えていた。
正常な思考の持ち主なら、こんなのが護衛についてるトコを
襲おうなんて思わんよねー。

「まー、プリシスの情勢もちょっと見ときたかったし。
 面白いものも貰えたから良しとするか。」

オランからプリシスまではかなり距離がある。
往復で歩いて二ヶ月半ってところか。
帰りの分の食料も支給して貰ったが、
拘束期間を考えればあまり割りのいい仕事じゃない。
後は道中の街か宿場町で適当にオラン方面への
護衛仕事を引っ掛けながら帰るだけ、だったが。

「せっかくだから使ってみたいし。」

と言うわけで。依頼人から貰ったもので遊ぶ為に
このミード湖までは特に仕事も受けずに来たのだった。

「オランの街中じゃ、まず使う機会がないからなぁ、コレ。」

それはブーツの底に器具を括りつけたもの。『スケート靴』だ。

「この辺の住人には馴染みのあるものらしいよ。
 場所によっては下手に道を歩くより滑った方が早いし。」

イソイソと靴を履き替え。

「帰りは湖を突っ切ってショートカットってのも手かなぁ。」

本気で言ってるわけではない。
この湖の大きさを考えれば、どれだけ滑ればいいのやらだし。

「さーて、どんなもんかなっと。」

まずはゆっくりと足を進める。

※※※※※

「ん?」

それを視界に捉えたのはスケート靴もそこそこ足に馴染んできた頃だった。
街道を一人で歩く誰かさん。それだけならそう珍しい事じゃないのだが。
どうもこちらを目指して来ているようだ。

「・・・ふーむ。」

とりあえずは自分の荷物が置いてある岸へと帰る事にする。
あんなに堂々と近づきながら置き引きって事もないだろうが、さて。

PLより----------------------------------------------

どーもどーも。こちらでも宜しくお願いします。
このレベルの人達がこの報酬でこういう仕事をするってなると
こんな事情もありかなぁ、と勝手に捏造。

マークはスケート靴を貰った事にします。
一応、骨製のつもり。木製とどっちが主流かなぁ。
流石に鉄製をポンとくれたりはしないかなーと。

さて。マークのスケートの腕前は・・・乗馬と同じ判定をしてみましょうか。
冒険者Lv+敏捷Bでせいやー。

悪根@マーク : スケート 2D6 → 5 + 5 + (6) = 16 (12/29-23:21:03)

お、結構うまいっぽいぞ?

ヴェン・ノーランド [2013/12/30 10:47]
> 「いやぁ。見事に何事もなかったなぁ。」

「俺はあったぜ。 これ見てみろよ」と釣り竿を掲げ、ご満悦の様子である。
日々の生活にも困り、雑草すら食べて日々の食事を済ましていた身から十分過ぎる金銭を
手に入れたのだからヴェンは喜々としていた。

最初に出向くときプシリスだから色々荒れているぜと聞いたのだが、
行ってみると拍子抜け何も起きなかった。

自分や2人の同業者をみたゴロツキどもがビビって厄介事の方が通りすぎていった感じだ。


> 「この時期は冬を越せない村人が山賊化したりするから
>  目はあると思ったんだけどねぇ。」

「ほぉ... そういうこともあるんか。」とマークの知識量に感心したように言う。

> 「まー、プリシスの情勢もちょっと見ときたかったし。
>  面白いものも貰えたから良しとするか。」

「だろ。」と強く同意する。
「こんな、竿を貰えるとは思わなかったぜ。」

それぞれ貰った面白い遊び道具を試すために氷の張ったミード湖へと赴く。

ミード湖へ湖面の上に仁王立ちする。
徐に構えたモールで湖面を叩き付ける。 
マークがゆうゆうと滑っている間、ひたすらモールで氷を砕くことに費やしていた。
ヴェンは、湖面の氷に穴を空ける難しさが理解できなかったのだ。

割った氷を1枚1枚素手で取り出す。
「ぐぉおおお つべてぇーーー」

「ぐぉおおおお。 こいつはキツイぜ。釣りどころじゃねぇー!!!」と叫び上げる。
ようやく、湖面にデカイ穴を空けたが、手が悴んで、自由が効かない。

風が吹き付けるたびに、濡れた両手の体温が奪われていく。
とても、釣りどころではなく、1人凍えて震えていたヴェンは湖岸に戻り焚き火をしていた。
しばらく、釣りもせずに、湖岸で木々を集めて焚き火をしていると
街道から誰かがこっちに向かっている。
===========================
PL:シモン@ヴェン

穴掘り... 微妙。
シモン@ヴェン : レンジャー+器用B 2D6 → 2 + 5 + (3) = 10 (12/30-10:34:01)

あれ、遊んでない...。
ガラフ [2013/12/30 16:31]
「いやぁ。見事に何事もなかったなぁ。」

「俺はあったぜ。 これ見てみろよ」

マークが呟き、ヴェンは依頼人から貰った釣竿に歓喜する。
つまりは、平和と言う事だ。

「何も無いと言うのは護衛任務にあって最も喜ばしい事じゃな。
 つまりはワシ達の存在が十分な抑止と成り得たのじゃろう」

プリシスまでの行商人の護衛任務。
普段は神殿の奉仕との兼ね合いからこの手の遠出の依頼は受けないのだが、
今回はたまたま日程の調整が利いたのと、
ジョージへの義理もあって引き受ける事にしたのだ。

「この時期は冬を越せない村人が山賊化したりするから
 目はあると思ったんだけどねぇ。」

「ほぉ... そういうこともあるんか。」

「豊かでは無い地域ではよくある事と聞くな...
 山賊と化した村人を撃退するのは気が進まぬ故、
 大過無かったのは個人的には喜ばしい限りじゃ。
 何より星王は不要な争いを厳しく戒めておられる」

マークは博識で見識に富む若者だ。
書物に埋もれ、理屈だけで考えようとする一般的な魔術師とは、
随分毛色が違う。元商人という出自のせいかも知れない。

「まー、プリシスの情勢もちょっと見ときたかったし。
 面白いものも貰えたから良しとするか。」

「だろ。」

「こんな、竿を貰えるとは思わなかったぜ。」

プリシスの依頼人の自宅にて、冬遊びの道具を供された。
マークは氷上靴を、ヴェンは釣竿を頂いた。

「せっかくだから使ってみたいし。」

「湖で存分に試してみるがよかろうて...
 ワシは横から見物させて頂くとするよ」

では自分は...謝絶した。
何故かと言えば、凍っているとは言え、大量の水の塊の上で
遊びに興じるなどと言う心境に到底なれなかったからである。

「帰りは湖を突っ切ってショートカットってのも手かなぁ。」

「それは御免被る。何時氷が割れるかも知れんと思うと、
 生きた心地がせんわい。堅い地面を踏みしめてこそ、じゃ」

マークは身軽な出で立ちだからよさそうなものだが、
此方は重武装に身を固めているのだ。
万が一湖に沈んだ場合、まず助からない。

「さーて、どんなもんかなっと。」

反論を聞き流すような素振りで、マークはすいっと滑り出していった。

「さて、と...」

湖畔の木の根元に腰掛け、ジュリアンのリュートを取り出す。

"大地を抉り、野山を裂いて蹂躙す
 其は常闇の住人、黒い軍隊

 女王の元に、牙を並べて進撃す
 其は忠実なる従僕、黒い軍隊―――"

"鉄の鎚、銀の鎚
 精霊の御霊、古代の雷
 其を打ち砕くのは何物か
 其を討ち果たすのは何者か―――"

「...ち」

寒さのせいか、声は思ったように出ず。
指先はかじかんで上手く弾けなかった。

***********************************

一方、ヴェンはと言えば、

「ぐぉおおお つべてぇーーー」

「ぐぉおおおお。 こいつはキツイぜ。釣りどころじゃねぇー!!!」

釣りの前に湖に穴を開けるのに難儀している。

「苦労しておるのう」

ヴェンはこうと決めたら一直線な男である。
戦場では頼もしい事この上無いが、日常ではひょうきんな所も多々ある。

「...行くか」

リュートを弾くのを止めて、ヴェンの元へと駆けつけた。

「ヴェン氏よ、手伝わせて頂こう。
 こう言う作業は1人より2人じゃ。な?」

内心水に落ちる恐怖と戦いながら、作業を手伝った。
慎重さが幸いしたか、穴は我ながら素晴らしい仕上がりで空いた。
要するに、自分も魚が食べたくなったのだ。

***********************************

「これは堪らん、凍えてしまう...」

ヴェンと焚き火に当たって暖を取る。

「ん?」

すると、氷上で優雅に滑っているマークが異変に気付いた。

「誰かが...此方に向かってくるのう」

街道沿いに歩いている人物が近づいてくる。
その身なりを観察してみる。旅人か商人か、それとも盗賊か?

「・・・ふーむ。」

マークが戻って来た。

「様子を見るとしようか。先方が何かしてきたら、反応を返す。
 挨拶には挨拶を。誰何には誰何を。
 道を尋ねられたら分かる範囲で教えればよいし、
 困っているなら可能な限り対応しよう」

小声でマークとヴェンに伝える。勿論平静は崩さない。
日中、堂々と追い剥ぎは考えにくい。
まあ旅人の類であろうが用心に越した事は無い。

===================================

【ステータス】

HP22/22 MP23/24 インスピ:未使用 体調:健康 
支援魔法:無し

【装備品】

武器1=銀製最高品質モール【精霊鎚】(必要筋力26-5):
    攻撃力 7 打撃力36 Cr値12 追加D 7
武器2=最高品質ロングボウ【ラク・ダーレィ】(必要筋力26-5):
    攻撃力 6 打撃力31 Cr値10 追加D 7
武器3=ダガー(必要筋力5):
    攻撃力 6 打撃力 5 Cr値10 追加D 7

盾=なし      :回避力 5
盾=スモールシールド:回避力 6

鎧=最高品質ラメラー・アーマー【ガレスの鎧】(必要筋力22-5):
  防御力27 D減少 4

その他=ジュリアンのリュート、対アンデッドの護符

【消耗品管理】

矢18 銀の矢24 
羊皮紙17  ロープ30m くさび30 

【購入・獲得物管理】

無し

【消費アイテム管理】

無し

【収支管理】

護衛報酬:+500ガメル

【PLより】

やっぱりテッピンの文章は長かった(涙)

・フレーバーアイテムは受け取りません。ガラフは水嫌いなので!(笑)
・マークのスケートを眺めながら<歌唱>と<楽器演奏>します。
 達成値は11と13でした...ダメダメ。
・ヴェンの氷割りを手伝います。結果は6ゾロでした。
 ヴェンが魚を釣るのを期待して、ビクビクしながら手伝った感じです。
・此方へやってくる人物の風体を観察します。セージ適用かな?
 達成値は15でした。
・本文の通り、先方の初手に合わせて行動します。
 和やかに挨拶されれば和やかに返しますし、
 困っていれば出来る限りの事をしようと思います。
 もし敵対的反応をされたら...この段階ではまず無いと思いますけど!

【ダイスチャットからの添付】

15:25:30 テッピン@ガラフ 歌唱 2d6+8 Dice:2D6[1,2]+8=11
15:25:40 テッピン@ガラフ 楽器演奏 2d6+6 Dice:2D6[2,5]+6=13
15:25:57 テッピン@ガラフ 《インスピレーション》 2d6 Dice:2D6[1,6]=7
15:26:37 テッピン@ガラフ 穴掘り 2d6+4 Dice:2D6[6,6]+4=16
15:26:55 テッピン@ガラフ こんな所で6ゾロかい...(笑)
16:25:35 テッピン@ガラフ やってくる人物の観察 2d6+6 Dice:2D6[4,5]+6=15
GM [2013/12/30 21:32]
 
どこまでも声が吸い込まれる空の下で、三人の冒険者たちは自由に振る舞う。
マークは風を切って走り、またはくるくる回る。
ガラフはそんなマークの様子を見ながら、先日した体験をうたにおこす。のちに、ヴェンの格闘を手伝う。
ヴェンが格闘していたのは、湖氷とだった。氷面に穴を開けてのんびり湖釣り――――をする前にだいぶ体力を消耗をしてしまったようだ。
湖水にはいい具合に穴が空いている。


街道をゆく人物は、そんな三人の顔や身なりをよく見るかのように足を遅め、ついには立ち止まった。
三人の冒険者もまた、街道上の人物にちらと意識を向けていた。


それに人物は気がついたのだろうか。


「もし。そこの」


高い大きな声を出した東方語で、路上の人物は三人へ――――誰にともなく――――声をかけた。
その声は明るくどこか嬉しげであり敵対的な怒気など全く含んでいない。
三人がその人物の方を見るなり返事をしたりするならば、路上の人物は駆け寄るようにして三人の元へ近づくだろう。


声からして、その人物は女性のようだ。
身長も決して大きくはないようだが・・・。


街道から降りミード湖の方へ寄ってくる女性は、頭からすっぽりと毛織物をかぶっていた。
深い茶色とらくだ色の模様編みをされた毛織物は足までも隠すように全身を覆っている。
ずいぶんと厚く、重そうだった。
毛織物で頭は深く覆われ、女性の目を見ることはできない。眉毛の色も鼻の形もわからなかった。
しかし口元とあごは日にあたっており、覗くことができた。あごはやや太めでしっかりとしているが、唇は薄くおとなしそうな印象を与えたかもしれない。年齢もはっきりとわからないが決して若くなく、20代後半から30代以上の中年らしい。


「旅のひとかい? ごめんくださいな。
 あたいは近くの村の人間でさあ。みんな、ここにはいつからきてんだあ?」


焚き火にあたっているヴェンのほうへ女性はやってきた。
だが初対面ということもあるのか、女性は結構な距離をとっている。


ガラフは人物をよく観察する。
女性のあごに火傷の痕があった。唇にもわずか肉の欠けがあり、昔に深い切り傷を負ったことがある様相を呈していた。
髪などの毛色は一切わからない。瞳の色ももちろんわからなかった。


女性はガラフの視線に気づいたのか、つと顔をそむける。


「あたい、昔、家が火事になったことあってさ・・・顔にひどい傷があって、隠しているんだよ。もともと器量も良いほうじゃないから、許しておくれね」


などと小さく言葉を添えた。
しかし次にはまた元の高い声で、話を始める。


「ねえ、ここらへんで指輪が落ちていなかったかい?
 あたいの指輪なんだ・・・。おばあちゃんの形見。
 パールが3つ飾ってある銀の指輪さ。
 数日前にここらへんで失くしちゃって、今日も探しにきたんだあ。
 
 だいじなだいじな指輪でさあ・・・。
 あたいはここいら探してるから、もし見つけたら声をかけて欲しいんだあ。
 ・・・。
 本当は一緒に探してもらいてえんだけど、他人事につきあわすのは、まったく申し訳ねえ」


と、まだ少々の距離を置きながら、女性は語った。
女性は三人の返事を待つようにもじもじと立っていた。

 

―――――――――――――――――――――――――――
GMより:


みなさんしっかり遊んでくれたようで嬉しいです(笑)
依頼人もきっとうれしい。

 

さて。
一人の女性が湖の方へ降りてきました。


探しものをしてるんだ!と言っています。
女性は手伝ってもらえるのを期待しているようですが、どうしましょうか(笑)
探しものというのは「パールが3つついた指輪」です。
詳しく話を聞くようなら、女性はどこで落としたかなどの詳細を話してくれることでしょう。


皆さんはこの女性が求める助けに乗るか乗らないか、そして何を聞くか、どうしましょう!


ガラフの人物観察ですが、これは、うん、よかった。
どういう意味かメタで考えてみてください(笑)


あと、コネタですが魚を釣るなら冒険者レベル+器用度Bを基準値に2d6を振り、達成値13以上で「つれます」。
そのあともう一回ただの2d6を振って出た値が釣果ですw


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マーク・ロドラー [2013/12/31 08:16]

元のブーツへまた履き替えて陸に戻る。
その頃にはヴェンの方へそいつは語りかけていた。

>「旅のひとかい? ごめんくださいな。
> あたいは近くの村の人間でさあ。みんな、ここにはいつからきてんだあ?」

随分とナンダ、厚着というか何と言うか。奇妙な格好だった。
わずかに覗く部分から推測した限りでは、俺より年上っぽい女性。
話し方は何か気さくなおばちゃんって感じ?

「たまたまの通りすがりだよ。今はオランの方へ向かうところでねぇ。」

そう言いながらこっちも焚き火の方へ近づく。
ちょっくら相手の顔を拝見したかったが・・・

>「あたい、昔、家が火事になったことあってさ・・・
> 顔にひどい傷があって、隠しているんだよ。
> もともと器量も良いほうじゃないから、許しておくれね」

どーやら顔を隠したくてこういう格好をしてるようだ。
それじゃーあんま見るのも失礼かね。

「村と言うのはえーっと、あっちの方?」

女性の背後、歩いてきた方角を指差す。
この辺でこの方角にある村・・・どーだっけ。
脳内に記憶する限り地図を広げる。

>「ねえ、ここらへんで指輪が落ちていなかったかい?
> あたいの指輪なんだ・・・。おばあちゃんの形見。
> パールが3つ飾ってある銀の指輪さ。
> 数日前にここらへんで失くしちゃって、今日も探しにきたんだあ。 
> だいじなだいじな指輪でさあ・・・。
> あたいはここいら探してるから、もし見つけたら声をかけて欲しいんだあ。
> ・・・。
> 本当は一緒に探してもらいてえんだけど、他人事につきあわすのは、まったく申し訳ねえ」

「はぁ。まぁ、その程度なら。」

・・・むぅ。何か今の言葉で一気に怪しくなった。
特に引っ掛かるのは2点だ。

「しっかし指輪落とすなんて不注意だねぇ。ちゃーんと指に嵌めとかなきゃ。
 何やってる時に落としたんだい?」

一つ。指輪はそう簡単に落とすものじゃないぞ。
指に嵌めていれば落とす方が難しい。
つまり指に嵌めずに持ち歩いていた可能性が高いだろうか。
どーいう理由でそんな事を?
指のサイズが合わない。指輪をしていると不都合な動作を行う為に外した。
後は・・・嵌めたら不味い事になるいわく付きの指輪だったとか。

二つ。通りすがりの得体のしれない野郎3人に対して頼む事か?
ご丁寧に真珠付きの銀指輪と説明付きで。
欲の皮が張った奴相手ならネコババされそうなものだ。

「それと。あんまり通りすがりの人にその手の頼み事はしない方がいいと思うなぁ。
 ちょっと悪い奴だったらネコババしてやろうって思いかねないよ。
 あれか。俺らから溢れる善人オーラでも感じちゃったかい?」

ハッハッハ、と軽くおどけて茶化す。
ぬぅ。格好のせいで表情があまり読み取れん。
わかりやすい反応でもあればともかく。

「で、この数日でどの辺まで探した?
 まー一応、軽ーく見てみるから。」

こういう場所での捜し物には一日の長がある。
ちょっとくらいは手伝うのも吝かじゃない。

「この辺まで?じゃ、俺はあっちら辺を見るかぁ。」

ただし。この女性にゃ引っ掛かる点もある。
指輪を探しつつ、女性へ背を向けた状態で
フードの中に忍ばせたイドの視界から女性を観察する事にした。
さー、起きろイド。悪いがプチ冬眠は終いだ。

PLより----------------------------------------------

火傷だけじゃなく切り傷まである事を見れてたら
女性に対して警戒の意識がぐっと上がるとこでした。
あと女性の正体をメタ読みしてもマークが予測できる材料がぬぇ。
髪に対する描写とかを敢えて入れてる辺り・・・
もしアレだったら今回の行動は悪手になりかねんのですが。
さて、どーなるやら。

とりあえず女性へちょろっと何でもない風に茶化して様子見。
指輪をどう落としたっぽいのかは聞いときましょう。
ちなみにマークは特に必要ないかー、と自己紹介+
相手の名前を尋ねる事をしてません。
他の人がするとそれに合わせて名乗るでしょうけど。

そして指輪を探索してみます。これはレンジャー技能で振れますよね?
加えて使い魔のイドに女性を観察させる為に敢えて背を向けます。
イドは外套のフードの中に隠した状態で出来ればこっそりと。
蛙の肌は外套の色に合わせて選別してるって事で一つ。

指輪がマジックアイテムならセンスマでスパッと見つかるんですが
あまり積極的に使う理由がないですね。
都心から離れた場所だと魔術師に対する認識も心配ですし。
発動体を普段、隠してる理由の一つ。
(発動体は外套で隠した腰の後ろと袖の下。)

なお、指輪を見つけた場合は触れる前にまず鑑定をします。
では以下は判定ダイスと予備ダイス。

悪根@マーク : 脳内地図 2D6 → 1 + 5 + (6) = 12 (12/31-07:28:09)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : 指輪探索 2D6 → 3 + 4 + (6) = 13 (12/31-07:28:23)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : 指輪鑑定 2D6 → 3 + 1 + (6) = 10 (12/31-07:28:52)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : 危険感知 2D6 → 6 + 3 + (6) = 15 (12/31-07:29:08)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : 予備ダイス1 2D6 → 4 + 5 = 9 (12/31-07:29:58)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : 予備ダイス2 2D6 → 1 + 4 = 5 (12/31-07:30:22)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : 予備ダイス3 2D6 → 5 + 1 = 6 (12/31-07:30:31)

くぅー。一番気になる鑑定の出目が腐った!不覚!
脳内地図は地図作成の判定を使ってますがシーフの記憶術かも。その場合は平目って事で。
それと一応、危険感知をば。この目なら不意打ちはなかろー。

・・・と、以上がマークの行動予定。
他の人から制止を受けたりした時は中止したり出来ますので。

ヴェン・ノーランド [2013/12/31 15:15]
> 「ヴェン氏よ、手伝わせて頂こう。
>  こう言う作業は1人より2人じゃ。な?」

「ありがてぇー」

最初のはヴェン中心に掘っていたはずが、穴掘りの主導権はガラフが完全に握っていた。
ヴェンがお手伝いしているようにしか傍から見たら見えるだろう。
ガラフの親父はドワーフの才なのか容易く湖氷に穴を掘る。

「いい感じだな」とガラフに同意を求め、釣り竿を手にする。

「肴よ来い!」と釣り糸を氷穴の先の水中へ潜り込ませる。

しばらくして、糸がピクピクと動く。
タイミングを見計らって、一気に竿を上げる。

8匹ほどの釣果を得たところで、
「結構、釣れるな...。 ハ、ハグション!!」と大きくくしゃみをし、鼻水が垂れてきた


「チッ、ダメだ。寒すぎる。 湖岸まで引き上げるぜ」

魚を焚き火に当てて焼きつつ、マークが戻ってくるまでの間、魚の半分をガラフに譲り、
残りを敢えず焼いてみることにした。

一匹、枝に突き刺して焼いてみるが、焦げ焦げ...
「チッ 素人じゃ、こんなもんか...」とコゲコゲの魚を食べる。

* * * *

> 「様子を見るとしようか。先方が何かしてきたら、反応を返す。
>  挨拶には挨拶を。誰何には誰何を。
>  道を尋ねられたら分かる範囲で教えればよいし、
>  困っているなら可能な限り対応しよう」

顎に手当てながらガラフの話を話を聞きあげた。
ガラフは曲がりなりにも神官だ。

「取っ付き易そうなマークの方に向かってくるならな...」
俺の見てくれ ─── 山賊のような風体、よくてゴロツキのそれ。
それを考えたら、村人や旅人の類は近寄らない。

利害関係が結べるような相手ではないと普通の人間なら察するだろう。
隣で聖者の格好をしている奴が居たら、なおのことだ。
偽装して善人を騙している追い剥ぎと疑うのが筋ってもんだ。

自分の見てくれがその辺の糞みたいなモンだと自覚している。
取っ手付き悪そうな俺らの方に来るってことは厄介事を運んできたと考える方が筋が通る。

* * * *

「もし。そこの」
街道上の人物は女らしい。

返事は返さない。
その女の足元を注意深く見る。
ガラフやマークの諫言など耳を貸すつもりない。
『黒飄』の間合いに入ってきたら、『黒飄』で転倒させてやるつもりだった。

> 「旅のひとかい? ごめんくださいな。
>  あたいは近くの村の人間でさあ。みんな、ここにはいつからきてんだあ?」

> 「たまたまの通りすがりだよ。今はオランの方へ向かうところでねぇ。」
マークの言葉に続けて言葉を返す。
「ああ、旅のもんだ。
 ここいらには今さっきだ。」

> 焚き火にあたっているヴェンのほうへ女性はやってきた。
> だが初対面ということもあるのか、女性は結構な距離をとっている。

(チッ 気づかれたか)と内心毒づいた。
(癖ぇ。コイツは癖ぇ)

> 「ねえ、ここらへんで指輪が落ちていなかったかい?
>  あたいの指輪なんだ・・・。おばあちゃんの形見。
>  パールが3つ飾ってある銀の指輪さ。
>  数日前にここらへんで失くしちゃって、今日も探しにきたんだあ。
>  
>  だいじなだいじな指輪でさあ・・・。
>  あたいはここいら探してるから、もし見つけたら声をかけて欲しいんだあ。
>  ・・・。
>  本当は一緒に探してもらいてえんだけど、他人事につきあわすのは、まったく申し訳ねえ」

(...このイカれたババア、確実に厄介事を運んできやがったぜ。)


怒気を孕んだ声を上げ、黒飄を叩き付けてやろうと思ったが、
マークが手を出す様子がないどころか、悠長な会話をしているのを見て堪えた。
しばし黙って、マークとガラフのやり取りを聞くことにした。

> 「それと。あんまり通りすがりの人にその手の頼み事はしない方がいいと思うなぁ。
>  ちょっと悪い奴だったらネコババしてやろうって思いかねないよ。
>  あれか。俺らから溢れる善人オーラでも感じちゃったかい?」

だが、マークの話を聞いて緊張の糸が切れてしまった。
「ブッ! ブハハ!!」とマークの台詞に吹き出して腹を抱えて笑う。
「は、腹が捩れて苦しいぃ... お、お俺を笑い殺す気か?」と言い、ヴェンはしばらく笑い転げていた。
 はぁ、はぁ、はぁ ガラフ旦那は兎も角、俺は善人じゃねぇーぜ。」

> 「で、この数日でどの辺まで探した?
>  まー一応、軽ーく見てみるから。」

マークが探すことも吝かじゃなさそうの受けて、ヴェンが吠える。
(まぁ、毒を食らわば皿までだ。)
「おい! ババア」と呼びつけ、
ヴェンが座っていた横隣をドンと叩き付け、さらに吠える
「ここで魚でも喰らって、もう少し話を聞かせろや。」と焚き火の側に来るよう招く。

「こっちも魚が上手く焼けなくて困ってたところだ。
 料理はできるだろ。」
 
=================================
PL:シモンより

女は狂人かモンスターかを疑いまくってましたが、そんなのと暖を囲むのも粋。

釣果は8匹! ヒャッハー!!
料理は、黒焦げですねw

料理がそこそこできるなら、モンスターの類じゃないとしたいです。
それまではじっくりとお話を聞かせて貰います。

もしかしたら、上手く魚を焼いてくれるかもしれない。

テッピンさん、魚はご自由に
■ダイス:
シモン@ヴェン : ヴェン釣りをする。 2D6 → 3 + 4 + (6) = 13 (12/30-21:54:48)
シモン@ヴェン : 釣果 2D6 → 2 + 6 = 8 (12/30-21:55:21)
シモン@ヴェン : 料理(平目 魚を焼く) 2D6 → 2 + 1 = 3 (12/31-15:06:38)
シモン@ヴェン : 予備ダイス1 2D6 → 1 + 6 = 7 (01/01-19:04:13)
シモン@ヴェン : 予備ダイス2 2D6 → 1 + 3 = 4 (01/01-19:04:18)
シモン@ヴェン : 予備ダイス3 2D6 → 6 + 5 = 11 (01/01-19:04:24)

※予備ダイスを追記しました。
ガラフ [2014/01/01 18:53]
「む、有難く頂戴しておきますぞ。
 マーク氏が戻ってきたら焼いて一緒に頂くとしよう」

気前よく、ヴェンは釣った魚を半分分けてくれた。

「チッ 素人じゃ、こんなもんか...」

気の早い事に、ヴェンは早速焼いて食べている。
しかし彼は料理に関しては食べる方専門だったようだ。
消し炭になりかけて嘆息している。

「まあ、ワシ達は料理人でもあるまいし仕方の無い事よ。
 ご馳走は女性に作って貰うか店で金を払って食べるもんじゃ」

自分も料理の腕はたかが知れている。
だからジョージの店に入り浸っているのだ。

***********************************

近寄ってきた人物は、小柄な人間の女性だった。
東方語に訛りがあるのが気になる。この近辺出身とは思えない。

「旅のひとかい? ごめんくださいな。
 あたいは近くの村の人間でさあ。みんな、ここにはいつからきてんだあ?」

「たまたまの通りすがりだよ。今はオランの方へ向かうところでねぇ。」

「ああ、旅のもんだ。
 ここいらには今さっきだ。」

マークとヴェンはぼかした返事で更なる反応を待つ。

「休息がてら食料調達や遊びに興じていた所ですじゃ」

自分も、差し支えの無い言葉を選んでおく。

「あたい、昔、家が火事になったことあってさ・・・
 顔にひどい傷があって、隠しているんだよ。
 もともと器量も良いほうじゃないから、許しておくれね」

よくよく観察してみれば、不自然な位に着込んでいる衣類の隙間から、
ほんの僅かに見える顔には火傷と切り傷が認められる。
女性が顔に傷を負っているのを隠したくなる心情は分かる。

「そうでしたか。人にはそれぞれ事情や経緯があるもの。
 お気になさらず願います。此方こそ不躾で申し訳ありませんでした」

だが、怪しい。
彼女が顔を隠すのは、本当に只の傷のせいだけなのだろうか?
内心訝しむが、表には出さないよう努める。

「村と言うのはえーっと、あっちの方?」

マークが村の方角を尋ねる。

「ねえ、ここらへんで指輪が落ちていなかったかい?
 あたいの指輪なんだ・・・。おばあちゃんの形見。
 パールが3つ飾ってある銀の指輪さ。
 数日前にここらへんで失くしちゃって、今日も探しにきたんだあ。 
 だいじなだいじな指輪でさあ・・・。
 あたいはここいら探してるから、もし見つけたら声をかけて欲しいんだあ。
 ・・・。
 本当は一緒に探してもらいてえんだけど、
 他人事につきあわすのは、まったく申し訳ねえ」

女性は唐突に、自分が湖畔まで足を向けた理由を説明し始めた。

「はぁ。まぁ、その程度なら。」

マークは生返事に近い様子だが、無論彼の事だ。
頭の中では今でも思索が物凄い速度で駆け巡っているに違いない。

「ご婦人がお困りなら、手助けするのが紳士の嗜み。
 我が神も、隣人に手を差し伸べるよう仰っております。
 ワシ達に出来る事は限られておりますが、それでもよければ協力致しましょう」

そう言ってラーダの聖印を掲げ、女性に見せる。
一般人には信頼を得られよう。それ以外の者には、警告となる筈だ。

「しっかし指輪落とすなんて不注意だねぇ。ちゃーんと指に嵌めとかなきゃ。
 何やってる時に落としたんだい?」

「それと。あんまり通りすがりの人にその手の頼み事は
 しない方がいいと思うなぁ。
 ちょっと悪い奴だったらネコババしてやろうって思いかねないよ。
 あれか。俺らから溢れる善人オーラでも感じちゃったかい?」

マークは当然とも言える問いを、諧謔に包みながら発する。

「ブッ! ブハハ!!」

「は、腹が捩れて苦しいぃ... お、お俺を笑い殺す気か?」

「はぁ、はぁ、はぁ ガラフ旦那は兎も角、俺は善人じゃねぇーぜ。」

其処にヴェンが茶々を入れる。
これも、女性に対する警戒を多分に含んでいるのが分かる。

「ヴェン氏よ、ワシは善人では無い。善人であろうと努めているだけじゃ。
 それに善人とは、行為に伴いついてくる評価の結果に過ぎん...」

取り敢えずヴェンに苦笑を混じえながら返事をしておく。

「...とは言え、2人の言い分は尤も。危急の事態はお察ししますが、
 こんな村外れまでご婦人が1人で来るのは余り感心はしませんな。
 冬には飢え故に山賊に身をやつす輩も多いと聞きます」

これは本当に心配だ。
ドワーフであっても、女性の1人歩きはさせないものだからだ。

「それにワシ個人としては、
 一緒に探す事についてはやぶさかではありませんぞ。
 ...なあにお礼は今晩の暖かい食事と一晩の宿で如何でしょうか」

女性に向けて微笑みかける。
一晩泊まれれば儲けもの、どんなに安価でも「依頼」にした方が、
彼女も物を頼み易いというものだ。

「で、この数日でどの辺まで探した?
 まー一応、軽ーく見てみるから。」

マークは早速湖の探索に動き出した。

「この辺まで?じゃ、俺はあっちら辺を見るかぁ。」

彼は優秀な野伏だ。古代語魔法も使える。うってつけだろう。
一方、ヴェンはと言えば、

「おい! ババア」

「ここで魚でも喰らって、もう少し話を聞かせろや。」

「こっちも魚が上手く焼けなくて困ってたところだ。
 料理はできるだろ。」

乱暴な口調で女性を招き、焚き火を囲みながら話をしようとしている。
全く不器用な人物である。

「不躾で申し訳ない、ご婦人。
 実はさっき釣った魚を焼くのに見事に失敗しましての...
 代わりに焼いて頂く事は出来ませぬか?」

ヴェンから貰った魚を差し出す。全部で4匹、丁度1人1匹だ。

「余程の事情がお有りと察します。
 せっかく袖振り合ったのも何かの縁。
 我が星王も、人との出会いを大切にせよ、と説かれております故。
 差し支え無ければ、詳しい話を聞かせて頂けますかな?」

改めて、焚き火の周りの一角に彼女の場所を作る。

「申し遅れましたな。ワシはご覧の通りの鉱山妖精ガラフ。
 ラーダの神官戦士にして吟遊詩人の端くれですじゃ。
 最近は【退魔師】の2つ名でも通っております。
 貴女のことは、何とお呼びすれば宜しいですかな?」

座るよう促しながら自己紹介をする。
緊張が解け、情報が得られるならよし。そうでなければ...

===================================

【ステータス】

HP22/22 MP23/24 インスピ:未使用 体調:健康 
支援魔法:無し

【装備品】

武器1=銀製最高品質モール【精霊鎚】(必要筋力26-5):
    攻撃力 7 打撃力36 Cr値12 追加D 7
武器2=最高品質ロングボウ【ラク・ダーレィ】(必要筋力26-5):
    攻撃力 6 打撃力31 Cr値10 追加D 7
武器3=ダガー(必要筋力5):
    攻撃力 6 打撃力 5 Cr値10 追加D 7

盾=なし      :回避力 5
盾=スモールシールド:回避力 6

鎧=最高品質ラメラー・アーマー【ガレスの鎧】(必要筋力22-5):
  防御力27 D減少 4

その他=ジュリアンのリュート、対アンデッドの護符

【消耗品管理】

矢18 銀の矢24 
羊皮紙17  ロープ30m くさび30 

【購入・獲得物管理】

無し

【消費アイテム管理】

無し

【収支管理】

護衛報酬:+500ガメル

【PLより】

新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
投稿最後になりなりすみません...年末年始なのに皆さん早い!

ぶっちゃけ、件の女性はメデューサではないかとPLは疑っております。
第2候補はバンパイアですけど、まさか、ねえ(苦笑)

またしても長くなってしまった...どうしてこうなった(涙)
行動宣言としては、2人の補足をしながら、
やんわりと女性にアプローチをしていきます。アメ担当(笑)
ヴェンと焚き火囲んでお話タイムに突入します。

・指輪の<知識>は達成値9でした。
・<危険感知>は11でした。間違って基準値6にしちゃいましたが、
 正確には4です。
・予備ダイスは11、8、4でした。1と2を採用して欲しい(笑)

【ダイスチャットからの添付】

18:48:53 テッピン@ガラフ <知識>指輪 2d6+6 Dice:2D6[1,2]+6=9
18:49:05 テッピン@ガラフ <危険感知> 2d6+6 Dice:2D6[1,6]+6=13
18:49:21 テッピン@ガラフ 予備その1 2d6 Dice:2D6[5,6]=11
18:49:31 テッピン@ガラフ 予備その2 2d6 Dice:2D6[6,2]=8
18:49:40 テッピン@ガラフ 予備その3 2d6 Dice:2D6[3,1]=4
18:50:00 テッピン@ガラフ 順番変えても、イイデスカ...
GM [2014/01/02 14:39]
 
近辺の町村はいくつかある。
一番大きいのはミードの街で、ここから北に4時間程度の距離だ。
他に"村"といえば、このまま南下していけば半日くらいのところに小さな集落が、他はだいぶ間隔を開けてここから1日の場所に。それぞれはやはりミード湖沿いにあった。
それ以南の町村はエストン山脈近くに存在することになり、ここからだと2日かかる。


 


マークが女性に何をしていて指輪を落としたか訊くと、女性は辺りを見回すようなしぐさをしたあと、ひとつの木を手で示した。その手にはミトン型の手袋が嵌めてある。


「あの木、あの木の根本に鳥が落ちていたんだあ。
 見てみると・・・死んでたん。
 あたい、拾って――――べ、別の場所に埋めてやったのさあ」


木の根元には羽がいくつか散らばっており、確かに鳥の痕跡があったことは近づいてみてわかるだろう。


「今日と同じ手袋をしていたんだけどさあ、鳥を拾う時に手袋を外したんだあ。
 そんで、さあ手袋をしなおそうってとき指輪がないことに気がついたん」


女性はしゃべっている間、手袋の嵌った両手を見せて説明していた。


>「それと。あんまり通りすがりの人にその手の頼み事はしない方がいいと思うなぁ。
> ちょっと悪い奴だったらネコババしてやろうって思いかねないよ。
> あれか。俺らから溢れる善人オーラでも感じちゃったかい?」


>「ブッ! ブハハ!!」


「へええ、そうなのかい・・・?
 ふんふん・・・。わかったよぉ」


マークの忠告は素直に聞いているようだった。
女性はヴェンがなぜ笑っているかわからないようだ。


>「...とは言え、2人の言い分は尤も。危急の事態はお察ししますが、
> こんな村外れまでご婦人が1人で来るのは余り感心はしませんな。
> 冬には飢え故に山賊に身をやつす輩も多いと聞きます」


「ああ、このあたりは  ・・・いやあ、なんでもないさあ。ありがとうね」


何かを言いかけたが、すぐに手をひらひらと振り話を終えた。


>「それにワシ個人としては、
> 一緒に探す事についてはやぶさかではありませんぞ。
> ...なあにお礼は今晩の暖かい食事と一晩の宿で如何でしょうか」


「なんてこったい!あぁありがたいよお。はなからそのつもりだったさあ・・・!
 今のあたいの家は広いから、何人でも泊められるんだよ」


>「で、この数日でどの辺まで探した?
> まー一応、軽ーく見てみるから。」


「・・・あ、あの木の根元と、その周辺だあ。道の上からそこまでも、何回も。
 でもずっと見つからなくてさあ。
 あたい、今日はもっと広く見てみようって思ってるんだあ。
 夜の間に風でコロコロ転がって、どこかの影に引っかかってるかもしれないでさあ」


女性はそういい、湖の向かって右側の湖畔沿いへ歩き出そうとしたところ。


>「おい! ババア」


ヴェンの言葉に振り返る。


>「ここで魚でも喰らって、もう少し話を聞かせろや。」


「おやあ。馳走になっていいってかい? 採れたて、うまそうだなあ」


>「こっちも魚が上手く焼けなくて困ってたところだ。
> 料理はできるだろ。」


>「不躾で申し訳ない、ご婦人。
> 実はさっき釣った魚を焼くのに見事に失敗しましての...
> 代わりに焼いて頂く事は出来ませぬか?」


「料理・・・かい。
 昔、火事にあってから火というのが苦手になってしまってねえ。
 自分で作るのはもっぱらスープだけだあ。それでもめったにないよ。
 
 ありゃあ、これは真っ黒焦げだなあ。あっははっ。
 あたいもきっとうまくできん、すまんなあ」


詳しい話というのも、女性は口ごもる。
先ほどの話を繰り返すようにしながらも、鳥の羽の色は灰色だったなど、その程度の付け加えだけだった。


「あたいは、トーコ。
 あんた、ガラフ。退魔師かあ・・・うん、そりゃ立派だ! 今までに何を退治したことあるんだい?」


話を嬉しそうに聞く。
そしてしばらくしてから、女性は歩き出した。


マークの使い魔の蛙――――イドは主人に起こされ、まなこを開ける。
イドの目から見て女性は、少し行ってはしゃがみ、すぐ立ち上がる。そしてまた少し行ってしゃがんでは立ち、を繰り返して湖畔沿いを反時計回りに進んでいった。


指輪を探しても見当たらない。
キラリと光るのはどれも氷の反射か、雪の結晶だった。


マークは、女性の証言から指輪の事を考える。
しかしどう考えても"普通の指輪"、ただのファッションリング以上には考えられない。
ガラフは指輪のことを考えていたはずなのに、いつしかプレッツェルの結び目について考えていたかもしれない。


 


それから時間がたった。時としては一刻。


「もし! ここ! 見ておくれよー!」


トーコが遠くから声を上げた。湖の土手、枯れた木々の間に彼女はいる。


「穴があるーん! 人の足跡も、あるーん!!」


     -----   -----   -----


湖畔は、街道側から離れていくほどすぐに林が広がった。
今は葉を落としているが、湖につきそうなくらい大きく枝を曲げた木もある。


穴が開いている、とトーコが呼んだ辺りは人の足跡がいくつかあった。
詳しく知るには調査が必要だろう。


穴とやらは直径で1m強あった。
垂直に開いているものではなく、急な勾配がついている。


「あたいの指輪、絶対この中だあ。
 だってこんなに探してもないんだよ!
 誰かいるんだ!
 とっちめておくれよ!」


トーコはやや興奮するような口調に変わっていた。
何かきっかけがあれば穴にすぐ入ってしまうような調子だが、身体を三人の方へ向けて意見を伺っている。


穴は暗くなく、下は雪のせいか青色だった。
勾配は湖の方へ向かっていた。

 

―――――――――――――――――――――――――――
GMより:


指輪はちらと探した感じでは見つかりませんでした。
その代わり、女性が穴を見つけました。

さて、どうしましょうか!
どうするかね!


足跡については、調べたい方はレンジャー知力をどうぞ。
質問もあればどぞどぞ。

マーク・ロドラー [2014/01/02 18:04]

「・・・」

ここから一番近い人里はミードだ。
だが、彼女は『村』から来たと言った。
ミードは『街』と呼ぶのが普通に思える。
ではそれ以外の、となると。記憶する限り半日は距離があるぞ。
それを毎日往復と言うのは・・・

>「あの木、あの木の根本に鳥が落ちていたんだあ。
> 見てみると・・・死んでたん。
> あたい、拾って――――べ、別の場所に埋めてやったのさあ」

何だ、今の間は。
・・・さては焼いて食ったか?かなーり不衛生だが。
この気候なら腐るのも遅いからな。

>「今日と同じ手袋をしていたんだけどさあ、鳥を拾う時に手袋を外したんだあ。
> そんで、さあ手袋をしなおそうってとき指輪がないことに気がついたん」

「なるほど。」

俺ならその程度の作業は手袋着けたままやるなぁ。
ちょいと掘って放り込んで土かけるだけ。手も汚れないし。
・・・いや、スコップがなくて手掘りだと少し難しいか?

「どの辺に埋めたか覚えてる?
 それと一緒に指輪を埋めちゃったって事も考えれるから。」

これは普通、真っ先に探してる場所とは思うが。一応、聞いとく。
実際に埋めてないなら適当な言い訳ではぐらかされるだろう。

>「へええ、そうなのかい・・・?
> ふんふん・・・。わかったよぉ」

・・・ぬぅ、不発。ヴェンには受けてんだけどなー。
これは一般受けしないセンスだったか。

>「・・・あ、あの木の根元と、その周辺だあ。道の上からそこまでも、何回も。
> でもずっと見つからなくてさあ。
> あたい、今日はもっと広く見てみようって思ってるんだあ。
> 夜の間に風でコロコロ転がって、どこかの影に引っかかってるかもしれないでさあ」

「風、ね。この立地だと山からの吹き降ろしがこう来るから・・・」

それなりの強風じゃなきゃ飛ばんとは思うけど。
湖に落ちてたら流石に無理だな。
しばらく探してなければ・・・諦めも肝心と説くべきか。

※※※※※

ヴェンは女性に釣った魚を調理させる腹づもりらしい、が。

>「料理・・・かい。
> 昔、火事にあってから火というのが苦手になってしまってねえ。
> 自分で作るのはもっぱらスープだけだあ。それでもめったにないよ。

「・・・」

じゃぁ、鳥を焼いて食ったって線はナシか。

「まぁ、指輪がサクッと見つかれば後で俺が焼いてみよう。
 俺も上手いってわけじゃないけどね。」

世間一般で言うところの蛮族なんかは魚や肉を生で食べたりもするらしいが。
うーん・・・俺はやっぱ焼いた方がいいなー。

※※※※※

「・・・ぬぅ、無い。」

これは本当に湖へ強風で飛ばされたか。
誰かに拾われてネコババされたか。
あるいは・・・

>「もし! ここ! 見ておくれよー!」

おや、向こうが見つけたか?

>「穴があるーん! 人の足跡も、あるーん!!」

「・・・は?」

※※※※※

これは・・・穴か。まぁ、穴だな。

>「あたいの指輪、絶対この中だあ。
> だってこんなに探してもないんだよ!
> 誰かいるんだ!
> とっちめておくれよ!」

「・・・うーん。」

何かもう、色々と取り繕いきれてない感がする
トーコの発言は一先ず置いといて。

「まず、ちょいと調べて見るよ。
 場合によっては不用意に近づくのも危ない。」

例えば・・・例えばもし、この穴が古代の遺跡へ通じてたりしたらどうだ。
で、この足跡が先行した冒険者によるものだったとしたら。
質の悪い連中は後続者を妨害する罠を仕掛けてたりとかするんだよな。
後はヒトではなく妖魔とかが入り込んでたら
いきなり攻撃が飛んでくる可能性もある。

「ガラフ。この穴、人工のものだと思うか?」

足跡と一緒に穴の壁などを見ながら。
滑り落ちるのは勘弁願いたいので中には入らず慎重に、だが。
ガラフはドワーフには珍しいと思われるラーダの神官だ。
道中、話す限りでは知識量もかなりあると見て取れた。
それをアテにしての問い。

「ヒトが通る用にしては狭いんだよなぁ。
 かと言ってこんなのがそう自然発生するもんなのか。」

・・・ヒト以外ならどーだ。
直径がこれくらいで、穴を掘る。そういう奴。

「・・・?・・・何だか。妙に穴の中が明るいな。
 あの青いのは雪か?それにしては青みが・・・」

この距離だと判断が難しいなー。

「この穴、湖の方に伸びてるけど、まさか途中で繋がってる?」

これは奥の青色が水面か、とも思っての発言。
それなら太陽光が差し込んで明るくなったりするかもしれんけど。

「いや、それならもっと高いとこに水面が来てないとおかしいかね。」

確か物理的には湖の水面と同じ高さまで水が来ないとおかしいんだっけ。
むむむ、入って更に調べれば何かわかるかもしれないが・・・

※※※※※

「リスクを考えるなら。今日は一度、ミードに引き返して。
 冒険者の宿でその道に覚えのある奴を一人誘ってまた来るって手があるな。」

この穴が人工のもので、奥に遺跡があった場合。
俺達3人はその手の技能を持ってない。
鍵開けくらいなら俺が魔術で何とか出来るんだが。
最も警戒すべき罠とかはどーしよーもない。

「うーん・・・でもそれならここが遺跡かどうかくらいは確認しとくべきかねぇ。」

この穴、入るより出る方が難しそうだ。
命綱付けて一人が入ってくのがいいか。

「その場合は俺が行くけど。」

流石に金属鎧を着た二人よりはマシだろう。
どーする?と他の二人へ。
面倒くさいから放置で、とならないのはこの稼業の悲しい性か。

PLより----------------------------------------------

ここが遺跡っぽいなら放っておく事もないな、と言うスタンスなマーク。
一先ずの調査結果次第では色々と白紙ですが。

トーコはボロ出まくりな感ですが、決定的な証拠がなぁ。
最後のセリフからしてメタでは狙いが予想できるのですが。

まずは足跡についての調査。
そして穴の壁について調査。どういう作りか。
更にこの穴の発生原因について知識に引っ掛かるものがないか。
罠についても一応、警戒しますか。野外用罠ならある程度は対応できますし。
そして聞き耳と危険感知も念のため。
以下判定。ついでに予備ダイスも。

悪根@マーク : 足跡 2D6 → 3 + 2 + (6) = 11 (01/02-17:49:05)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : 穴の壁 2D6 → 1 + 4 + (6) = 11 (01/02-17:49:29)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : 穴の発生原因 2D6 → 2 + 6 + (6) = 14 (01/02-17:49:44)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : 罠発見 2D6 → 3 + 5 + (6) = 14 (01/02-17:50:03)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : 聞き耳 2D6 → 6 + 6 + (6) = 18 (01/02-17:50:14)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : 危険感知 2D6 → 6 + 3 + (6) = 15 (01/02-17:50:33)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : 予備1 2D6 → 6 + 4 = 10 (01/02-17:50:49)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : 予備2 2D6 → 3 + 2 = 5 (01/02-17:51:03)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : 予備3 2D6 → 6 + 6 = 12 (01/02-17:51:15)

肝心の足跡についてが微妙な線。他に任せた!

ヴェン・ノーランド [2014/01/02 21:39]
> 「へええ、そうなのかい・・・?
>  ふんふん・・・。わかったよぉ」

「...」
笑いながらも、女を観察し続ける。

> 「料理・・・かい。
>  昔、火事にあってから火というのが苦手になってしまってねえ。
>  自分で作るのはもっぱらスープだけだあ。それでもめったにないよ。
>  
>  ありゃあ、これは真っ黒焦げだなあ。あっははっ。
>  あたいもきっとうまくできん、すまんなあ」

「...(コイツは人間じゃねぇ)あぁ」
段々口数を減らす。
人と交わらず、生きていくには自分で調理する以外にない。
しかし、火が扱えないのではここでは生きてはいけない。

「...」
女を殺すタイミングを伺う。

>「あたいの指輪、絶対この中だあ。
> だってこんなに探してもないんだよ!
> 誰かいるんだ!
> とっちめておくれよ!」

女の話に狂気を感じる。
得体が知れなすぎる。
マークとガラフのやり取りをしばらく聞く。
最後に2人に問う。
「マーク、ガラフ旦那。間違っていたら止めてくれ。」
 
「おめぇーはなんだ?
 返答次第じゃ殺すぜ」と黒飄(ハルバード)の剣先で女を指して言う。
============================
PL:シモンより
女が怪しい過ぎる
意味不明要素が多い。

SAN値が上昇中。

■ダイス:
シモン@ヴェン : 予備ダイス1 2D6 → 2 + 1 = 3 (01/02-21:37:11)
シモン@ヴェン : 予備ダイス2 2D6 → 6 + 5 = 11 (01/02-21:37:16)
シモン@ヴェン : 予備ダイス3 2D6 → 6 + 5 = 11 (01/02-21:37:21)

ガラフ [2014/01/03 22:35]
「・・・」

マークの表情が微かに険しくなった。
その理由はよく分かる。女性の話がちぐはぐだからだ。

至近の村でさえ半日かかるのに毎日来ている...
つまり、彼女は嘘をついている。
もしくは、本当にこの至近に住んでいるか、だ。
この場合の「村」と言うのは...

「あの木、あの木の根本に鳥が落ちていたんだあ。
 見てみると・・・死んでたん。
 あたい、拾って――――べ、別の場所に埋めてやったのさあ」

一度疑えばきりが無い。

「今日と同じ手袋をしていたんだけどさあ、鳥を拾う時に手袋を外したんだあ。
 そんで、さあ手袋をしなおそうってとき指輪がないことに気がついたん」

「なるほど。」

マークは納得したような事を言っているが、それも見かけの事だろう。
鳥の亡骸を拾う為に手袋をわざわざ外すのは不自然に過ぎる。
血で汚れるから外したのだろう、おそらく。

「どの辺に埋めたか覚えてる?
 それと一緒に指輪を埋めちゃったって事も考えれるから。」

「教えて頂ければ、再度ワシ達で探せようと言うもの。
 見つかる可能性は高まりますな」

不信感を悟られないように相槌を打っておく。
有意な返答が返ってくるとは、勿論思っていない。

***********************************

一方、自分の発した注意喚起には、

「ああ、このあたりは  ・・・いやあ、なんでもないさあ。ありがとうね」

これは怪しい。

「はて、この辺りは、とは一体何ですかな?」

これに関してはしれっと尋ね返してみる。
無論、これは牽制でありまともな回答は期待していない。

「なんてこったい!あぁありがたいよお。はなからそのつもりだったさあ・・・!
 今のあたいの家は広いから、何人でも泊められるんだよ」

「広い家...それは助かりますな。暖が十分に取れれば尚有難い」

一晩の宿と飯については快い返事をくれた。
それにしても、広い家とは。
...この湖畔一帯が私の家、とでも言うのだろうか。

「で、この数日でどの辺まで探した?
 まー一応、軽ーく見てみるから。」

「・・・あ、あの木の根元と、その周辺だあ。道の上からそこまでも、何回も。
 でもずっと見つからなくてさあ。
 あたい、今日はもっと広く見てみようって思ってるんだあ。
 夜の間に風でコロコロ転がって、どこかの影に引っかかってるかもしれないでさあ」

「風、ね。この立地だと山からの吹き降ろしがこう来るから・・・」

マークは一応誠実に捜索を実行するつもりだ。
その一方で、外套に隠した使い魔を監視に回している。
流石、抜け目無い。

「おやあ。馳走になっていいってかい? 採れたて、うまそうだなあ」

ヴェンの乱暴な誘いに、いささか間抜けた反応を見せる。

「料理・・・かい。
 昔、火事にあってから火というのが苦手になってしまってねえ。
 自分で作るのはもっぱらスープだけだあ。それでもめったにないよ。
 
 ありゃあ、これは真っ黒焦げだなあ。あっははっ。
 あたいもきっとうまくできん、すまんなあ」

「・・・」

マークが沈黙した。
それはそうだろう。

火が苦手で焼く事は出来ないのにスープは作れると言う。
では、スープを暖めるのに必要な火は、一体誰がつけたのか?
それに、魚を見て「採れ立て、うまそう」と彼女は言ったでは無いか。
...やはり、鳥も生で食べたのではないのか?

「まぁ、指輪がサクッと見つかれば後で俺が焼いてみよう。
 俺も上手いってわけじゃないけどね。」

マークはその場を上手くまとめる。

「...(コイツは人間じゃねぇ)あぁ」

ヴェンも、殺気を噛み殺しながら頷く。
疑惑は、いや増すばかりだった。

***********************************

詳しい話は、やはり殆ど聞けなかった。
分かった事はと言えば、女性の名前位か。

「あたいは、トーコ。
 あんた、ガラフ。退魔師かあ・・・
 うん、そりゃ立派だ! 今までに何を退治したことあるんだい?」

トーコは瞳を輝かせ、喰いついてきた。

「南瓜頭に首無し騎士、最近では巨大蟻の一家を退治しましたな。
 他にもたくさんありますぞ。腐肉巨人に鏡像魔神...
 そうそう。変わった所では、メデューサなんかも居りましたなあ」

最後の部分はわざとらしく、大きな声で言ってみる。

女性の身なりから、自分の中で1つの仮説を立てている。
ルーイン子爵の迷宮で遭遇した魔獣、【蛇髪女】。
この、不自然までに顔を隠した容貌に、彼の魔獣を想起せずには居られない。

***********************************

そんな微妙なやり取りをしてから一刻程後。
探しても指輪は見つからなかった。
だが、トーコが何かを発見したようだ。

「む?何かありましたか」

此方は指輪を探している内に空腹となり、
ついついプレッツェルを食べたくなっていた所だ。
事態の進展は何にしても喜ばしい事だ。
 
「もし! ここ! 見ておくれよー!」

見れば湖の土手、木々の隙間にぽっかりと穴が空いているではないか。

「穴があるーん! 人の足跡も、あるーん!!」

ざっと眺めると、複数の人物の出入りがあったように見える。
穴の向きと勾配からして、湖底に向かっているようだ。
穴の底は青い。自分なら奥へ進めばはっきりと分かる事だろう。

「あたいの指輪、絶対この中だあ。
 だってこんなに探してもないんだよ!
 誰かいるんだ!
 とっちめておくれよ!」

トーコは興奮して、直ぐにでも穴の中へ進んで行こうとする有様だ。
この反応の不自然さ、やはり怪しい。

「まず、ちょいと調べて見るよ。
 場合によっては不用意に近づくのも危ない。」

「じゃな、同意じゃ」

マークと一緒に穴の周辺を調べてみる。

「ガラフ。この穴、人工のものだと思うか?」

「それについても調べてみよう...」

穴が人工的に掘られたものか、自然発生的なものか。
それにより、此方の対応も異なってくる。

「ヒトが通る用にしては狭いんだよなぁ。
 かと言ってこんなのがそう自然発生するもんなのか。」

「自然発生する場合、この手の穴の主たる要因は動物じゃな。
 先日退治した巨大蟻なんかはその典型じゃ。
 他にも心当たりがあるとすれば...」

自分の知識内から、該当する生物を探してみる。

「・・・?・・・何だか。妙に穴の中が明るいな。
 あの青いのは雪か?それにしては青みが・・・」

「青いから水とは限らぬぞ。何か魔法的なものかも知れん」

こんな事を言い出すのだから、我ながら冒険者とは救えないものだ。
結局は自分も、この穴には何かあると期待しているのだ。

「この穴、湖の方に伸びてるけど、まさか途中で繋がってる?」

「いや、それならもっと高いとこに水面が来てないとおかしいかね。」

「それは現段階では何とも言えんな...」

そしてそれはマークも同様のようだ...

***********************************

「リスクを考えるなら。今日は一度、ミードに引き返して。
 冒険者の宿でその道に覚えのある奴を一人誘ってまた来るって手があるな。」

「まあそれが妥当じゃろうな。是非とも盗賊は欲しい」

マークの意見は尤もだ。

「うーん・・・でもそれならここが遺跡かどうかくらいは確認しとくべきかねぇ。」

「その場合は俺が行くけど。」

「1人で行くのは尚更危険じゃろう。ワシは夜目が利く。
 同行した方が安全は増すのでは無いか?」

と、あれこれ相談を重ねていると、ヴェンが行動を開始した。

「マーク、ガラフ旦那。間違っていたら止めてくれ。」

ヴェンは漆黒の鉾槍を、トーコに向ける。
 
「おめぇーはなんだ?
 返答次第じゃ殺すぜ」

何の飾りも無い、抜き身の刃のような言葉。実に直接的だ。

「ヴェン氏よ、落ち着くがよい。ご婦人を徒に怖がらせるのはよくない」

ヴェンに鉾を収めるよう促す。
そう、仮に魔物の類であっても女性は女性だ。

「トーコ嬢よ。
 この穴に入る事、我々としてはやぶさかでは無いが、
 その前に、幾つか此方の質問に、誠意を持って答えては頂けますまいか」

トーコの方を向き、視線は顔を見ないようにする。

「先ず、貴女は最初に、指輪を何処にやったか曖昧な話をされていた。
 じゃが、この穴を見つけた途端、「指輪は絶対この中にある!」と、
 あまつさえ、「とっちめておくれよ」とまで言い切った。
 まるで、この中に指輪があるのが、何者かが持っているのが
 分かっているような口ぶりじゃ。異様な興奮ぶりも気にかかる」

思い込みにしては計算の匂いがする。
まるで此方を誘導しているような、そんなきな臭さがするのだ。

「それと、ワシ達の知識が正しければ、至近の村まで歩いて半日じゃ。
 人間の、一般的な女性が毎日通える距離では無い」

ゆっくりと、距離を保ちながら話を続ける。

「トーコ嬢よ、貴女、人間ではありませんな」

断言する。

「誤解しないで頂きたいのだが、
 ワシ達は貴女を問答無用に害しようとは思ってはおりませぬ。
 我が神は理由無き暴力を厳しく戒められている故に」

両手を開き、友好的な姿勢を見せる。

「一番嫌なのは、訳も分からない内に利用され、使い捨てられる事じゃ。
 この気持ち、分かって頂けますかな?」

言葉に、少しずつ力を込めていく。 

「先刻、「可能な範囲なら助ける」と言った事は本心。
 ですが現状、貴女の望む通りに行動するは2つのものが足りないのです...」

マークとヴェンに視線を配ってから、続ける。

「1つめは貴女への信頼です。
 出会って間もないワシ達に危険を甘受させたいのならば、
 素性や事情、包み隠さずに話して頂きたい」

「2つめは報酬です。
 遺跡に繋がっているかも知れない穴の中に入り、
 何者かを「とっちめる」とまでなると、
 それは最早只の人助けからは明らかに逸脱します...
 我々の力を借りたいのならば、正当な報酬を以てこそ」

「...如何でしょう。ワシの言っている事に、
 筋が通っていない所はありましょうや?」

願わくば、誠実な回答を望む所ではある。

「この2点について納得する言葉を頂ければ、不肖このガラフ、
 トーコ嬢の目的の為に粉骨砕身させて頂きましょう」

決裂した場合...その時はその時だ。

===================================

【ステータス】

HP22/22 MP23/24 インスピ:未使用 体調:健康 
支援魔法:無し

【装備品】

武器1=銀製最高品質モール【精霊鎚】(必要筋力26-5):
    攻撃力 7 打撃力36 Cr値12 追加D 7
武器2=最高品質ロングボウ【ラク・ダーレィ】(必要筋力26-5):
    攻撃力 6 打撃力31 Cr値10 追加D 7
武器3=ダガー(必要筋力5):
    攻撃力 6 打撃力 5 Cr値10 追加D 7

盾=なし      :回避力 5
盾=スモールシールド:回避力 6

鎧=最高品質ラメラー・アーマー【ガレスの鎧】(必要筋力22-5):
  防御力27 D減少 4

その他=ジュリアンのリュート、対アンデッドの護符

【消耗品管理】

矢18 銀の矢24 
羊皮紙17  ロープ30m くさび30 

【購入・獲得物管理】

無し

【消費アイテム管理】

無し

【収支管理】

護衛報酬:+500ガメル

【PLより】

どんどん長くなっていくのはどうにか出来ないのでしょうか(自爆)
行動宣言としては、

・マークと一緒に穴の周辺を<捜索><足跡追跡>します。達成値は共に11でした。
・穴の構造について調べます(<知識>?)。達成値は16でした。
・可能なら穴を掘る魔物に心当たりが無いか<怪物知識>します。達成値は16でした。
・本文の通り、トーコに問い詰めます。ガラフの視点としては、
 「きちんと事情を話してくれなきゃ協力はしないよ」
 って事を示したいな、と。
・念の為、<危険感知>振っておきました。達成値は12です。
・予備ダイスは6ゾロ、3、6ゾロでした。1だけ採用して(笑)

【ダイスチャットからの添付】

14:14:14 テッピン@ガラフ <捜索> 2d6+4 Dice:2D6[6,1]+4=11
14:14:25 テッピン@ガラフ <足跡追跡> 2d6+4 Dice:2D6[4,3]+4=11
14:14:43 テッピン@ガラフ <怪物知識>穴を掘る怪物 2d6+6 Dice:2D6[5,5]+6=16
14:14:58 テッピン@ガラフ <知識>穴の構造 2d6+6 Dice:2D6[6,4]+6=16
14:15:22 テッピン@ガラフ <危険感知> 2d6+4 Dice:2D6[5,3]+4=12
14:15:32 テッピン@ガラフ 予備その1 2d6 Dice:2D6[6,6]=12
14:15:42 テッピン@ガラフ 予備その2 2d6 Dice:2D6[1,2]=3
14:15:48 テッピン@ガラフ 予備その3 2d6 Dice:2D6[6,6]=12
14:16:01 テッピン@ガラフ うわあ、極端...
ヴェン・ノーランド [2014/01/03 23:57]
> 「ヴェン氏よ、落ち着くがよい。ご婦人を徒に怖がらせるのはよくない」

「旦那、これは貸しだぜ」

威嚇の意味を込め女の前で目一杯の膂力で振るいその勢いで、そのまま首に槍鉾を掛ける。
そして、女に背を向け、女の側から離れる。

============================
PL:シモンより

ガラフの反応を受けてちょっとだけ追記。

マークよりも後ろに、さらに下がったところで、マークやガラフの様子を伺うことにします。
女よりも2人の出方に注視。

氷穴探索なのか...ハルバードの出番終了っぽい。
メインウェポンは槌かな。

GM [2014/01/05 02:58]
 
マークは穴について観察し、考察する。
穴の壁は雪で、取り立てて強度を増したりされたものではない。
人工的に掘られたというよりも作りは悪く、自然に開いたか、無理矢理ではなく開くような何かがあったといった様子だ。
穴の奥が暗くないというのは、雪が土よりも光を乱反射させているためで、これもまた不自然な光源の存在について考えられない。


音は・・・聞こえてこなかった。
だがこの穴は浅くないということがわかるだろう。
深さは測れないが、決して浅いものではない。


穴の周辺は滑り降りるような痕が見て取れる。滑り台のようにして入っていくのだろう。
足跡は、穴に入っていくもののほうが出てくるものよりも数が多い。
ガラフもマークも、詳細な数については調べきれなかった。


ヴェンは自身のハルバードをトーコに突きつける。
冒険者たちと女性の間に張っていたような薄い玻璃の緊張感を叩き割るように。


>「おめぇーはなんだ?
> 返答次第じゃ殺すぜ」


「はん! 血の気が多いのはあんた、早死したいんだねえ!」


トーコはくるりとヴェンの方に向き合い、残念そうに口を歪ませる。


>「トーコ嬢よ。
> この穴に入る事、我々としてはやぶさかでは無いが、
> その前に、幾つか此方の質問に、誠意を持って答えては頂けますまいか」


割って入ったガラフの言葉を女性は聴いている。
だが、頷きも相槌もそこにはなかった。


「あたいの指輪がなくて、ここには足跡がある。
 それって誰かが持ってここに入ったってことじゃあ、ないんかねえ!
 
 でも・・・そんな茶番もおしまいさあ。
 あたいは残念だよッ!」


トーコは右手を振り上げ、自分の外套を頭から鷲掴みにしてフードを剥いだ。


「ねえガラフ? 石になっちゃう前に聞かせておくよお。
 あたい、最初っからあんたらのこと――――
 新しくて楽しいコレクションだとしか思ってないよおッ!
 あんたらを壊すことなく持って帰れたらあたい、毎日磨いて眺めてあげるッ!!」


フードから初めて覗かせたその眼は、劣化したパールのようにぬるりと淀み、瞳に当たる部分は茶色い渦巻き模様であった。


 
―――――――――――――――――――――――――――
GMより:


色々と曲折していただきましたが・・・!戦闘です。
なにが起こるかわからない、セッションていいものですね(わくわく


武器を向けて殺すぞと言われた時点で戦闘は決まりです!
なにせそもそもは「反応=敵対的」な魔物ですからね。
ガラフやさしいよガラフ。すまぬ・・・。


皆さんは、何をするにも最初に目標値10の精神抵抗をしてください。
抵抗に失敗すると・・・石になります


メデューサに出会ったことあるかたもいるので、魔物見識はしなくても看破できます。ここらへんはお好みでどぞ!


<1R>
トーコ宣言:三人に攻撃(蛇&毒)

・蛇の攻撃は10、レートは7です。ダメージを受けた場合は毒の生命抵抗(目標値10)をしてください。
・毒の生命抵抗に失敗したらレート10のダメージに、追加ダメージ3を受けてください。冒険者レベルで減点できます。


質問があればどぞ!

ヴェン・ノーランド [2014/01/05 09:38]

> 「はん! 血の気が多いのはあんた、早死したいんだねえ!」
> トーコはくるりとヴェンの方に向き合い、残念そうに口を歪ませる。

ヴェンはトーコと相対するように口元をニヤリと緩める。
体中に張り巡らされた血管からビキビキと音を立ててるような感覚が走る。
これから起きる戦いに血が沸き立つ。

しばらく、ヴェンはガラフとトーコのやり取りを聞いていたが、今か今かと戦いの時を待つ。

> 「ねえガラフ? 石になっちゃう前に聞かせておくよお。
>  あたい、最初っからあんたらのこと――――
>  新しくて楽しいコレクションだとしか思ってないよおッ!
>  あんたらを壊すことなく持って帰れたらあたい、毎日磨いて眺めてあげるッ!!」

「ガハハ、言うねぇ。
 俺の逸物は念入りに頼むぜ。さっきから熱り立ってからよぉッ!!!」と槍鉾を大きく振り落とす。
 
 
=========================
PL:シモンより

黒飄当たらない。 
これは熊と殴りあったとき以来の目の悪さ

ダイスを振ってから気づきましたが、石化したらデッド・エンドか大借金王でしょうかね...。



■行動宣言:
1R目 黒飄(刺し)で女に攻撃「気絶した場合は行動キャンセル」
2R目 黒飄(切り)で女に攻撃「気絶した場合は行動キャンセル」
3R目 黒飄(突き)で女に攻撃「気絶した場合は行動キャンセル」

■ダイス:
1R目
シモン@ヴェン : 石化抵抗(目標10) 2D6 → 1 + 6 + (5) = 12 (01/05-07:57:47)
シモン@ヴェン : 黒飄(刺し) 女を戦鎚で背骨ごとぶっ壊す。 2D6 → 3 + 1 + (4) = 8 (01/05-08:07:21)
シモン@ヴェン : あー地面をぶっ叩いたか... (01/05-08:07:56)
シモン@ヴェン : 回避! 2D6 → 3 + 4 + (4) = 11 (01/05-08:11:23)

2R目 「気絶した場合は行動キャンセル」
シモン@ヴェン : 2R目 石化抵抗 2D6 → 4 + 3 + (5) = 12 (01/05-08:12:07)
シモン@ヴェン : 黒飄(切り) 女の頸ごと切り落とす(普通に攻撃) 2D6 → 4 + 1 + (6) = 11 (01/05-08:14:30)
シモン@ヴェン : うぉりゃー 黒飄(切り) 2R目ダメロール 14 = 7 (3 + 3 = 6) + 【7】 キーNo. : 36 (01/05-08:16:47)
シモン@ヴェン : 2R目回避 2D6 → 6 + 2 + (4) = 12 (01/05-08:29:52)

3R目
シモン@ヴェン : 3R目 石化抵抗(カンタマ) 2D6 → 6 + 5 + (7) = 18 (01/05-08:27:53)
シモン@ヴェン : 黒飄(突き) 女に強打ダメ+2で突き刺す 2D6 → 1 + 1 + (6) = 8 (01/05-08:29:09)
シモン@ヴェン : どよ~ん (01/05-08:32:12)
シモン@ヴェン : 3R目回避 2D6 → 2 + 3 + (4) = 9 (01/05-08:32:30) 
あ -4するの忘れた...。どっちにしても失敗ですね。
シモン@ヴェン : 3R防御ロール 11 = 7 (1 + 6 = 7) + 【4】 キーNo. : 31 (01/05-08:33:58)


シモン@ヴェン : 予備ダイス1 2D6 → 1 + 5 = 6 (01/05-08:35:40)
シモン@ヴェン : 予備ダイス2 2D6 → 2 + 4 = 6 (01/05-08:35:51)
シモン@ヴェン : 予備ダイス3 2D6 → 6 + 2 = 8 (01/05-08:35:57)

「気絶した場合は行動キャンセル」を追記しました。御免なさい。
マーク・ロドラー [2014/01/05 13:12]

「・・・ふむ。」

この穴、かなり深い。
そして壁が雪って事は冬になってから作られたのか。
・・・作られた、と言うには掘られた感じがしないが。

「一応、出て行く足跡もあるなぁ。」

この足跡がヒトのものならミードで色々と情報が買えるかもな。
・・・面倒だから、もっと詳しそうなのに聞くのが手っ取り早かったんだけど。

※※※※※

>「はん! 血の気が多いのはあんた、早死したいんだねえ!」
>「あたいの指輪がなくて、ここには足跡がある。
> それって誰かが持ってここに入ったってことじゃあ、ないんかねえ!
> でも・・・そんな茶番もおしまいさあ。
> あたいは残念だよッ!」

一応、茶番って自覚はあったのね。
しかし、こいつ・・・

>「ねえガラフ? 石になっちゃう前に聞かせておくよお。
> あたい、最初っからあんたらのこと――――
> 新しくて楽しいコレクションだとしか思ってないよおッ!
> あんたらを壊すことなく持って帰れたらあたい、毎日磨いて眺めてあげるッ!!」

「実にありがたい心遣いだねぇ。君みたいのは戦いやすいよ。」

変に手心を加えなくてイイ。
とは言え。こいつ人を石化させるのか。

『我抗うその意志は、其を青く覆う』

後退しつつ、まずはそっちの対策をしよう。

PLより----------------------------------------------

無理かー。利害の一致による取引くらいは行けるかな―とも思いましたが致し方なし。
さて、マークの行動ですが。

まず前提として。1R目に制限移動で後退しながら魔法を使うのですが。
これによってマークがメデューサの攻撃範囲外に移動できるか否か。
この是非で行動を変えたいと思ってます。

・1R目
制限移動でメデューサの射程外を目指して下りながら
ヴェンと自分にカウンター・マジック。

もし、射程外に出れるようならメデューサに視線は向けません。
射程外から出れなければメデューサを見て攻撃を回避。

・2R目
1R目で射程外に出れているなら、行動遅延。
ラウンドの終わりにまだメデューサが立っていれば
再び接敵して殴ります。両手持ち+手加減攻撃かな。

1R目で敵の射程外に出れていないなら
盾とメイスを取り出して攻撃と回避を実行。この時は手加減なし。

・3R目
あればやっぱ両手持ち+手加減攻撃かな。
盾持ってた場合は捨てて。


以下、判定はどっちになってもいいよう振ってます。
まずはメデューサの知識判定。
最初の石化への抵抗、カンタマ(個別振り)
1R目範囲外に出れなかった時の石化抵抗+回避
2R目は両手持ち手加減攻撃と片手攻撃盾回避を両方
3R目の攻撃+回避

悪根@マーク : メデューサ知ってる? 2D6 → 2 + 3 + (6) = 11 (01/05-12:49:35)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : うえー (01/05-12:49:42)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : カンタマ→ヴェン 2D6 → 1 + 6 + (6) = 13 (01/05-12:50:07)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : カンタマ→マーク 2D6 → 4 + 4 + (6) = 14 (01/05-12:50:16)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : 石化抵抗(0R目) 2D6 → 1 + 6 + (5) = 12 (01/05-12:50:47)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : 石化抵抗(1R目) 2D6 → 4 + 6 + (5) = 15 (01/05-12:51:20)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : 回避(1R目) 2D6 → 4 + 5 + (5) = 14 (01/05-12:52:02)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : 石化抵抗(2R目) 2D6 → 4 + 6 + (5) = 15 (01/05-12:52:50) ←+2忘れ
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : 攻撃(2R目)メイス両手持ち手加減攻撃の場合 2D6 → 5 + 5 + (5) = 15 (01/05-12:53:37)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : ダメージ 12 = 8 (5 + 4 = 9) + 【4】 キーNo. : 26 (01/05-12:54:44)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : 攻撃(2R目)メイス片手持ちの場合 13 = 9 (5 + 6 = 11) + 【4】 キーNo. : 21 (01/05-12:55:21)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : あ、命中も振らないと (01/05-12:55:36)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : 攻撃(2R目)メイス片手持ちの場合の命中 2D6 → 4 + 2 + (5) = 11 (01/05-12:55:53)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : 回避(2R目) 2D6 → 2 + 1 + (6) = 9 (01/05-12:56:16)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : 防御 7 = 4 (4 + 4 = 8) + 【3】 キーNo. : 7 (01/05-12:57:08)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : お、弾いた (01/05-12:57:19)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : 攻撃(3R目) 2D6 → 2 + 2 + (5) = 9 (01/05-12:58:04)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : 石化抵抗(3R目) 2D6 → 1 + 3 + (7) = 11 (01/05-12:58:44)

メデューサ知らぬぅ。ガラフの注意喚起でどーにかこーにかします。
相手を気絶させたら・・・まず、手鏡を荷物から出して。
トーコの頭に袋を被せてから縄で拘束かなー。
袋は革製ならそう簡単には破られないと思ってますがさて。

【ここから追記】

3R目の回避判定を忘れてたので。

悪根@マーク : 回避(3R目) 2D6 → 1 + 6 + (5) = 12 (01/05-13:33:24)

ガラフ [2014/01/05 21:51]
「あたいの指輪がなくて、ここには足跡がある。
 それって誰かが持ってここに入ったってことじゃあ、ないんかねえ!
 
 でも・・・そんな茶番もおしまいさあ。
 あたいは残念だよッ!」

「ワシも残念ですな、貴女はもっと賢明かと思っておりましたが」

トーコは激情に駆られ、外套を脱ぎ捨てる。
現われたのは、予想通りの蠢く蛇の髪と、濁った瞳だった。
注意はしてたが、遂視界に入れてしまった。
魔力を臍に溜めるイメージで、石化の魔力に抗う。

「この程度の魔力ではワシを石になど出来んよ」

横でマークとヴェンの無事を確認する。
...よかった、無事だ。

「ねえガラフ? 石になっちゃう前に聞かせておくよお。
 あたい、最初っからあんたらのこと――――
 新しくて楽しいコレクションだとしか思ってないよおッ!
 あんたらを壊すことなく持って帰れたらあたい、毎日磨いて眺めてあげるッ!!」

「実にありがたい心遣いだねぇ。君みたいのは戦いやすいよ。」

「ガハハ、言うねぇ。
 俺の逸物は念入りに頼むぜ。さっきから熱り立ってからよぉッ!!!」

2人は戦闘準備に入っている。

「マーク、ヴェン、気をつけろ!
 あ奴はメデューサ、石化の魔力を持つ魔獣じゃ。
 奴の顔を見てはならん、石にされてしまうぞ!
 彼の魔力に抗うには、古代語魔術の加護を得るか、
 自らの強い意思と魔力で跳ね除けるかじゃ」

「それと、頭の蛇の牙には毒がある...
 じゃが、あまり強い毒では無い。ワシが《解毒》出来る故安心せい!」

おそらく遭遇した経験の無い2人に対し、注意を喚起しておく。

「寛大なる星王ラーダよ、争いを避けられなかった賢明ならざる我らを、
 そしてこれから行われる蛮行をお赦しください」

小さく祈りの言葉を捧げてから、精霊鎚を構える。

「トーコとやら、貴様喧嘩を売る相手を間違えたな...
 軽挙の報いはしっかりと受けて貰うぞ」

ルーイン子爵の迷宮の時とは違う。
数々の修羅場を乗り越えた今、メデューサ如き物の数にもなりはしない。

===================================

【ステータス】 ※1ゾロ1回

HP22/22 MP23/24 インスピ:未使用 体調:健康 
支援魔法:無し

【装備品】

武器1=銀製最高品質モール【精霊鎚】(必要筋力26-5):
    攻撃力 7 打撃力36 Cr値12 追加D 7
武器2=最高品質ロングボウ【ラク・ダーレィ】(必要筋力26-5):
    攻撃力 6 打撃力31 Cr値10 追加D 7
武器3=ダガー(必要筋力5):
    攻撃力 6 打撃力 5 Cr値10 追加D 7

盾=なし      :回避力 5
盾=スモールシールド:回避力 6

鎧=最高品質ラメラー・アーマー【ガレスの鎧】(必要筋力22-5):
  防御力27 D減少 4

その他=ジュリアンのリュート、対アンデッドの護符

【消耗品管理】

矢18 銀の矢24 
羊皮紙17  ロープ30m くさび30 

【購入・獲得物管理】

無し

【消費アイテム管理】

無し

【収支管理】

護衛報酬:+500ガメル

【PLより】

襲ってくるのはもう少し先かと思ったのですが、まあ仕方ない。
気絶させたら厳重に顔を封印して拘束します。
話を聞きだせる限り聞き出そうと思いますが...まあ無理だろうなあ。
無理ならトドメを刺して死体は湖底に沈めるしか無いかな?

...と思いますが皆さん如何でしょう。

第2Rの命中判定で1ゾロ振ってますが、
おそらくマークの一撃で気絶する筈なので不採用かな?

○第0R
 ・抵抗16で成功
○第1R
 ・抵抗18で成功
 ・回避12で成功
 ・モールで手加減攻撃→12で命中、12点ダメージ
○第2R
 ・抵抗11で成功
 ・回避11で成功
 ・モールで手加減攻撃→1ゾロで失敗

【ダイスチャットからの添付】

19:15:39 テッピン@携帯 1R抵抗 2d6+8 Dice:2D6[4,6]+8=18
19:16:12 テッピン@携帯 モールで殴る、手加減 2d6+7 Dice:2D6[2,3]+7=12
19:17:09 テッピン@携帯 r36@12+7 Dice:R36@12[3,6:10]+7=17
19:17:41 テッピン@携帯 2Rで終了したんじゃないかな、これ。
19:19:41 テッピン@携帯 抵抗2R 2d6+8 Dice:2D6[2,1]+8=11
19:19:57 テッピン@携帯 ...あぶねっ!
19:20:30 テッピン@携帯 モールで殴る、手加減 r36@12+7 Dice:R36@12[6,1:8]+7=15
19:20:56 テッピン@携帯 忘れた、1R回避 2d6+5 Dice:2D6[6,1]+5=12
19:21:16 テッピン@携帯 2R回避 2d6+5 Dice:2D6[4,2]+5=11
21:22:13 テッピン@ガラフ 最初の抵抗 2d6+8 Dice:2D6[3,5]+8=16
21:22:27 テッピン@ガラフ 2Rの命中判定 2d6+7 Dice:2D6[1,1]+7=9
21:22:38 テッピン@ガラフ おおう、ここで1ゾロ...
GM [2014/01/08 00:59]

 
"蛇女"の眼力に、冒険者の三人は決して怯むことがなかった。
その姿自体に魔力をもつ魔物でも、ヴェン、マーク、ガラフは直視する。


「ハッハ! もっとあたいのことを見てご覧!」


トーコは最初、振り下ろされる武器をいくつか躱すも、次にはすぐその軌跡に捕らえられる。
髪となる蛇の口も鎧の装甲を食い破れない。


「ギャッ」


彼女がやっと目を瞑ったのは、意識を失った時だった。


 
―――――――――――――――――――――――――――
GMより:

週明けからバタついておりご迷惑おかけしております・・・!


戦闘は終わりです。(笑)


ほいさ!
あっけなく片付いたので、細かい数字は飛ばします(うむ


というわけで無事に(!!!)メデューサには勝利です。
トーコは気絶をしています。
死には至っていません、という処理など。


・レンジャー技能の応急処置を使用した場合、トーコはHPが1になり会話を試みることができます。
・応急処置をしない場合、死亡させることができます。


それぞれ、どうしましょうか!
話しかけたい場合は質問を、行動する場合はその宣言をお願いします。


このあとのみなさんの行動で、カテゴリが移り変わる可能性がありますね。
さて、どうしましょうか!


ヴェン・ノーランド [2014/01/08 15:05]
> 「ハッハ! もっとあたいのことを見てご覧!」

ガラフとマークの2人だけでも、十分なくらいだった。
女は横になって伸びている。


槍鉾を地面に叩きつける。
「チッ! 立派だったのは口上だけか。」
もはや、叩き起こしても、戦う気力などないだろう...。

かといって、女を尋問する気にもなれない。
一思いに殺してしまったほうが楽だった気がするが...。
尋問は2人に任せて、氷穴を覗く。

 

氷穴を見ながら思いつくことをガラフに投げかけてゆく。
「そうそう、旦那。その女に石にされたらどうなるんだ?助かるのか?
 『新しくて楽しいコレクション』って言ってたよな。
  じゃ、今までのコレクションはどこにあるんだ?この先か?
   女の火傷は最近作ったもんか?
    氷穴っていうのは、普通、動物や風の力で作られるんだよな...」
    
そして、氷穴を観る。

======================
PL:シモンより

お疲れ様です。
女からの聞き出せる自信がありません。:-)
なので、氷穴について分析していきます。

■ダイス:
15:02:16 シモン@ヴェン 聞き耳 氷穴に向けて 2D6+3 Dice:2D6[4,3]+3=10
15:01:53 シモン@ヴェン 捜索 (動物の毛などがついてないか) 2D6+3 Dice:2D6[6,5]+3=14

マーク・ロドラー [2014/01/09 01:05]

「ん・・・死んでないな。」

荷物から取り出した手鏡を手に、まずはそれだけ確認。

「ダメ元で情報を搾り取れないか試したいんだけどいいか?」

ガサゴソと荷物から予備の外套を取り出しならが二人へ了解を求める。

「リスクがないわけじゃないけど、この先を考えるとねぇ。
 こいつって主に廃墟や地下迷宮とかに住み着くんだろ?」

これはメデューサについて詳しく知っているガラフに向けて。

「だとしたら、その穴の先もそうである可能性が高いってわけだ。
 廃墟だろうと地下迷宮だろうと遺跡である事はまず間違いない。」

問題は枯れてるか否かだが。んー・・・そんな話、聞いた事あったっけな。
枯れてない遺跡だからといって必ず実入りがあるってわけでもないけど。

「そして遺跡なら罠が付き物だ。その手の専門家がいない俺達だけじゃ
 手酷いしっぺ返しを食らう危険が高いだろうね。」

だから、ミードに戻って仲間を一人見繕うのは有力な一手だ。
・・・この穴周辺の足跡がなけりゃ、確実にそうするんだけど。
このトーコを上手く利用できれば、あるいは。
ちょっと難易度高いけどね。

「さっきも言ったけどダメ元だ。無理ならスパッと始末しよう。」

応急処置と平行して、予備の外套と縄で石化封じと拘束を行っていく。
口だけは出して置かないと喋れないけど。
さっきトーコが脱ぎ捨てたものを使う事も考えたがやめた。
旅人や冒険者用の頑丈さが取り柄の外套を使った方が安全だから。
中の蛇にもそうは食い破られない、はず。
俺の皮鎧でも弾ける程度だったしね。

「こんなもんかな。多分、そろそろ目を覚ますぞ。
 一応、俺の思うがままに言ってみようと思うけど。
 口出しやらストップはいくらでもしてくれていいよ。」

ヴェンはあんまこういうまどろっこしいのは好きそうじゃないし。
ガラフは立場上、積極的に虚言は言えないだろう。
こういうのは俺が率先してやっとくべきだ。

※※※※※

「まず、最初に。君が生き残るには、知力を尽くして
 俺達を上手く騙くらかさなきゃいけないと思う。」

聞いてる二人と一匹は変な滑り出しだと思うだろうか。

「もちろん俺は騙されたくない。
 でも、この穴の先を行くには君が知ってる事を無視できない。
 だから殺せずにいる。どーにか上手く利用できないもんか、と。」

生物の死への恐怖と生への執着って個体差も大きいけど
種族別での傾向はどんなもんなのかねぇ。
特に長寿な奴ってそこんとこは実際どーなのか。
十分生きたからいつ死んでもいい?
あるいは来るはずのなかったものが迫ってくれば俺達以上に恐怖を感じるのか。

「だから君は俺達を利用して、最後に勝つ事を目指して
 これからの会話を行ってくれればいい。」

短い時間だったが、接していた感じでは。こいつそんなに頭が良くない。
だが、本人はそのつもりがないようにも思えた。
自分が敵わない「何か」を駆除する為に、
それが出来そうな俺達に真っ向から声をかけてきたあたり。
人間くらい簡単に口車にノセてやれる、と下に見てたんだろう。

「まぁ、素直に敗北を認めて殺せって言うならそれは仕方ないけどね。」

その下に見てた奴相手に対して素直に負けを認められるかどうか。
そこがまず、一つの分岐点だな。ここで外すなら・・・ま、無理だろ。

※※※※※

「ああ、そうそう。さっきのでわかったと思うけど俺は魔術師だ。
 でも嘘を看破する魔法はまだ使えないから安心していいよ。」

本当の事だ。だから普通は言う必要のない一言。だが、あえて言う。
俺が実際に使えるかどうかなんてトーコは知らないのだから。

「まず。君は俺達の格好から戦える奴だと見て近づいてきたろ?」※A

なにせ俺以外の二人の格好はわかり易すぎる。
俺だって革製だが鎧を着てるし、あちこちゴテゴテと武器を身に付けているのだ。

「あえてそんな俺達に声をかけたって事からして。
 この穴の中にとっちめて欲しい連中がいるってのは本当の話だね?」※B

ただ石にしたいだけならもっと弱いのがいくらでもいる。
そもそもガラフから聞いた限りだとメデューサは
こうやって野外を出歩いてどーこーするのは珍しいとか。
・・・俺より強い奴に会いに行く、な精神だったらやだなー。

「その連中のおかげで君は本来の住処である穴の向こうから
 一時的に退避せざるをえなかった。」

足跡を見るだけじゃその正体はわからなかった。
数もはっきりしない。

「つまり。この穴の中にいる何かと俺達が争い。
 最終的に漁夫の利を得れば君の勝ちとなるわけだ。」

そうやって住処を取り戻しつつ、コレクションを増やす、と。
その為にはまず俺達がこの穴の中へ挑む必要があるわけだが。

「この中が君の住処であるなら、つまりは遺跡なんだろ?
 色々とお宝があるかもしれない。それは実に魅力的だ。
 でも。今のままだと俺達、この穴に挑むわけにはいかないんだよね。」

正直、メデューサから何の収穫もなければ
一度、ミードに戻るのは致し方ないだろう。

「まずこの人数だと戦力的にはどーかなぁ。
 この穴の中にいる奴の正体がわからないままだと慎重にならざるをえない。」

少なくともメデューサが逃げ出す程度の強さはある。
そして正確な数がわからないくらいに足跡があるって事は数もそこそこはいる。

「まずはそこを教えて貰わないと、さぁ行こうとはならないんだよね。
 どーだろ。教えてくんない?」

ここで中の戦力を過少申告されるリスクは付き纏う。
口だけ出してる状態だと表情を読みにくいのが地味に面倒だなー。

※※※※※

「で。更に俺達が中の連中と戦うには、だ。
 そこへ辿り着く必要があるわけだけど。
 さっきも言ったように俺達の中には専門家がいない。」

つまり。俺達は罠に弱い、って事を大暴露しながら誘ってるわけだが。
俺達に中の連中を始末させてから罠に誘い込めば勝ち、と言う
明確な勝利のビジョンを与えておかないとやる気にならんだろ。

「このままだと連中に会う前に死ぬ危険が高いんだな、これが。
 だから普通ならやっぱ専門家を仲間に入れて探索、となる。」

ミードまで片道4時間。まぁ、ものぐさする距離じゃない。

「でも。ここを住処にしてた君が案内してくれるならその必要もないだろうね。」

リスクは当然ある。
連中のとこに辿り着く前に罠にかけられたら結構な危機だ。
しかし、メデューサの勝利条件は狭い。
俺達と連中の両方を排除しなければここの住処は取り戻せないのだ。
どちらか一方を片付けるだけじゃダメ。

「ま、要は。ここでサクッと殺されるか。
 俺達を案内しつつ、逆襲の機を伺うか。
 どっちを選ぶかって話だよ。・・・どっちがいい?」

身も蓋もない要約を最後に。
俺だったら後者一択なんだけどなー。
こいつはどういう考え方するだろうか。

PLより----------------------------------------------

とりあえずこんな感じで。

あと会話中にこれ嘘だなってわかればさりげなくフッと鼻で笑う。一回だけ。
穴の中の連中についてメデューサより弱い奴を挙げたり。
※Aと※Bの質問を否定さても嘘だろって思いますね。
いわゆるハッタリセンス・ライ。

>お二人へ
本文の通り。マークはメデューサに道案内させるだけさせてから
ポイしようと思ってるわけですが。
お二人がこの辺、反対されるならそこは阻止してくださってくだせぇ。

・・・ガラフの対応と比べたクズだなーとか改めて思った(笑

【2013/01/11 0:15頃 追記】

ミード湖周辺の遺跡について何か記憶に無いか振っておきまする。

悪根@マーク : ミード湖周辺の遺跡事情 2D6 → 2 + 4 + (6) = 12 (01/11-00:14:15)

ガラフ [2014/01/11 11:51]
「チッ! 立派だったのは口上だけか。」

ヴェンが吐き捨てる。

「メデューサなど、石化の魔力さえ凌げればどうと言う事は無い相手じゃ...
 蛇も所詮小型、甲冑はそうそう貫けない。
 身体面の強化も施されてはおらん、からの」

マークと自分が得物で殴っただけで、簡単にトーコは落ちた。

「ん・・・死んでないな。」

マークはトーコの生死を確認する。
鈍器で手加減をしたのだから、即死はしていない筈だ。

「ダメ元で情報を搾り取れないか試したいんだけどいいか?」

「構わんよ、ワシもそのつもりじゃった」

マークの提案には同意だ。

「リスクがないわけじゃないけど、この先を考えるとねぇ。
 こいつって主に廃墟や地下迷宮とかに住み着くんだろ?」

「だとしたら、その穴の先もそうである可能性が高いってわけだ。
 廃墟だろうと地下迷宮だろうと遺跡である事はまず間違いない。」

「そして遺跡なら罠が付き物だ。その手の専門家がいない俺達だけじゃ
 手酷いしっぺ返しを食らう危険が高いだろうね。」

「じゃな。この魔物、先刻『今のあたいの家は広い』と言っておった」

つまりこの穴の先に、トーコの『今の家』がある公算が高い。

「さっきも言ったけどダメ元だ。無理ならスパッと始末しよう。」

「同意じゃ。首を切って持ち歩けば、弱い魔物ならば石に出来るし、
 賢者の学院に持ち帰れば研究材料としても使えよう。
 胴体は湖の底にでも沈めればよい」

我ながら不謹慎ではあるが、敵意を持って挑んできた者だ。
そのまま無防備に解放など出来ない。

「こんなもんかな。多分、そろそろ目を覚ますよ。
 一応、俺の思うがままに言ってみようと思うけど。
 口出しやらストップはいくらでもしてくれていいよ。」

「任せよう。ワシは性格的にも立場的にもこういうのは向いておらんでな」

商人出で、世事に詳しいマークに交渉は一任する。

「そうそう、旦那。その女に石にされたらどうなるんだ?助かるのか?
 『新しくて楽しいコレクション』って言ってたよな。
 じゃ、今までのコレクションはどこにあるんだ?この先か?
 女の火傷は最近作ったもんか?
 氷穴っていうのは、普通、動物や風の力で作られるんだよな...」

ヴェンが疑問を口にする。

「石にされた者を救うには高位の神聖魔法が必要じゃ。
 しかし、《爽快》の祈りは第8階位の奇跡...
 オラン国内はおろか、このアレクラスト全土でも、使える者は限られる。
 そもそも、そんな人物と繋ぎが取れるかが分からんし、
 奇跡の行使には当然多額の寄進を求められよう。
 それに、奇跡を行使するにはこの場まで来て貰わんといかん」

平たく言えば、ほぼ絶望と言う事だ。

「石にされた状態では生きている...とは言っても、
 石像が破損してしまうと話は別じゃ。
 例えば首がもげた状態で石化を解けば、即座に死亡してしまう。
 そうすると今度は《蘇生》の祈りが必要となる...
 《蘇生》の祈りが使えるのは、各神殿の最高司祭位じゃ」

ちょっと薀蓄が過ぎたであろうか。

「古いコレクションはおそらくこの穴の向こうにあるじゃろうなあ...
 何故だか蛇髪女は遺跡に好んで住み着く習性がある故」

こんな姿だから人里で暮らせないというのもあろうが、
古代魔法王国時代に人工的に生み出された魔獣、という説も否定出来ない。

「火傷と切り傷というのが、
 案外ワシ達に助けを求めてきた理由かも知れんぞ...
 例えば後客に襲われ、指輪を奪われて命からがら逃げ出してきたとか、な」

マークが拘束するのを横目に、改めてトーコの傷口を観察してみる。
人の手によるものか、武器によるものか。
獣によるものか、爪や牙によるものか。
火傷は魔法によるものか、自然現象によるものか?

***********************************

マークが意識を取り戻したトーコに話を切り出す。
マークは上手い、実に上手い。
魔術師の道を選ばなくても、商人や盗賊として大成出来たのではないか、
と思える。

「ま、要は。ここでサクッと殺されるか。
 俺達を案内しつつ、逆襲の機を伺うか。
 どっちを選ぶかって話だよ。・・・どっちがいい?」

「さて、トーコよ」

マークの話がひと段落した辺りで呼び掛ける。

「言いたい事はあらかたマーク氏が言ってくれた故、
 ワシから伝える事はあまり無いのじゃが...」

少し間を置いてから伝える。

「どちらが得か、よく考えてから賢明な判断を下す事じゃな。
 貴様の返答と誠意の見せ方によっては、
 《癒し》の奇跡を行使してやらんでもない...
 繰り返すが、ようく考えてから返事をする事じゃ」

こういう物言いは余り好きでは無いのだが、
必要とあらば言わねばなるまい。

===================================

【ステータス】 ※1ゾロ1回

HP22/22 MP23/24 インスピ:未使用 体調:健康 
支援魔法:無し

【装備品】

武器1=銀製最高品質モール【精霊鎚】(必要筋力26-5):
    攻撃力 7 打撃力36 Cr値12 追加D 7
武器2=最高品質ロングボウ【ラク・ダーレィ】(必要筋力26-5):
    攻撃力 6 打撃力31 Cr値10 追加D 7
武器3=ダガー(必要筋力5):
    攻撃力 6 打撃力 5 Cr値10 追加D 7

盾=なし      :回避力 5
盾=スモールシールド:回避力 6

鎧=最高品質ラメラー・アーマー【ガレスの鎧】(必要筋力22-5):
  防御力27 D減少 4

その他=ジュリアンのリュート、対アンデッドの護符

【消耗品管理】

矢18 銀の矢24 
羊皮紙17  ロープ30m くさび30 

【購入・獲得物管理】

無し

【消費アイテム管理】

無し

【収支管理】

護衛報酬:+500ガメル

【PLより】

遅くなってすみません!マークの話に最後にちょっとだけ乗っかります。
キュアをちらつかせて恭順させようという意図。これも893のやり口。

・トーコ拘束時に火傷と切り傷の観察をします。達成値は14でした。
 人に武器でやられたのか、モンスターに爪で裂かれたのか、
 位は分かるといいな...火傷は魔法か火事かなんて区別つかなさそう。
・ミード湖周辺の遺跡について<知識>判定します。達成値は12でした。
・予備ダイスは5、4でした。使用しないでください(笑)

【ダイスチャットからの添付】

22:56:42 テッピン@ガラフ 火傷と切り傷の具合 2d6+6 Dice:2D6[3,5]+6=14
22:59:41 テッピン@ガラフ ミード湖周辺の遺跡について 2d6+6 Dice:2D6[2,4]+6=12
23:03:38 テッピン@ガラフ 予備その1 2d6 Dice:2D6[2,3]=5
23:03:55 テッピン@ガラフ 予備その2 2d6 Dice:2D6[2,2]=4
GM [2014/01/12 01:01]

 
ヴェンが穴の周りをよく観察したところ、動物の毛と思われるものは特に見受けられなかった。
穴の中から聞こえてくるようなものも、マークと同じように、ない。


     -----   -----   -----


その血はこめかみから顎へと流れている。
トーコの顔にかかる血だ。
頭から生える蛇の一匹が潰れている。
しかしそれを補わんばかりに、頭部の蛇はいっそうくねっていた。


ガラフがトーコの顔の傷を更に観察する。
火傷の痕はかなり古いらしく、今は頬の色と同化している。10年前以上とみられる。
唇の切り傷はそれより新しいといえども数年前の物らしく、赤色が消えかかった痣になっている。
細い筋の傷跡からはどうやら鋭いもの――――武器など――――を受けたようだと推測される。


>「まず、最初に。君が生き残るには、知力を尽くして
> 俺達を上手く騙くらかさなきゃいけないと思う。」


トーコは目を半分開け、それと同じくらい口は半開きでマークの言葉を聞くように、その顔を見ようと務めているような様子だった。だが瀕死における意識はたどたどしい。


>「だから君は俺達を利用して、最後に勝つ事を目指して
> これからの会話を行ってくれればいい。」


「あ・・・ ああ・・・」


その声も出すのがやっとのようだった。


>「まぁ、素直に敗北を認めて殺せって言うならそれは仕方ないけどね。」


「あー・・・」


それからしばしの時間が経ち、寝そべりながらも呼吸が整ってくる。
思考は生を捕らえたようで段々と生きる自信が蘇ってくるのが、冒険者の三人はわかった。


>「まず。君は俺達の格好から戦える奴だと見て近づいてきたろ?」


「戦えるう・・・? ああ、うん、・・・。
 そうだねえ。
 "戦える"やつはさあ、ターゲットなんだよぉ。
 だって、入ってきてくれるだろう・・・?
 しかもここいらのじゃない・・・。
 
 前もそうだったんだから。半月前だね」


そう言ってからマークの言葉の間、トーコはまた目を閉じる。
息がすやすやと整っていくが、それは安寧のためだ。


「ああ・・・?」


「前もそうだったよお・・・。
 あたいの部屋にはさ、あるんだ・・・。
 あるんだ、よ。
 すごいんだから・・・。
 クックック・・・ ゲホッ」


トーコの腹部が笑いをこみ上げ、うねる。


「前のはすごかったよお。
 あたいの手柄だよお。
 とっても 楽しく なったんだ。
 
 あ あんた 魔術師?
 ・・・へええ いるよ。
 下に いるよ。 ちっさい 杖のない 魔術師。
 たくましい男に、お綺麗な半妖精だって」


声がにわか強まる。
それほどに自慢したいのかもしれない。


「もうすっかり 夢のお人形さ。
 みーんな。
 夢の お人形さ。
 あたいの 手柄」


マークとガラフはミード湖周辺の遺跡についての心当たりがないか記憶を遡る。
それは、ある。


いや、あるといえば語弊かもしれないが引っかかる話があった。
古代魔法王国時代の魔法生物の失敗物が、ミード湖を上流とする川の近くで発見されたこと。


>「ま、要は。ここでサクッと殺されるか。
> 俺達を案内しつつ、逆襲の機を伺うか。
> どっちを選ぶかって話だよ。・・・どっちがいい?」

>「どちらが得か、よく考えてから賢明な判断を下す事じゃな。
> 貴様の返答と誠意の見せ方によっては、
> 《癒し》の奇跡を行使してやらんでもない...
> 繰り返すが、ようく考えてから返事をする事じゃ」


「ハハッ まったく善人のようでさあ・・・。
 
 あたいは・・・ちょっと、疲れた。
 もちろん死にたくないさあ。でも今・・・動きたくもないよね。
 どうか時間をおくれよ。
 あたいはここでじっとしている。どうかそっとしといておくれ。
 あたい、今・・・しゃべるのもしんどいでさあ・・・」


と、メデューサは話をした。


 
―――――――――――――――――――――――――――
GMより:


てな感じ!
悪根さんの質問の意図は良くわかりますが、あえてちょいとトーコ視点での言葉です。


魔法生物の失敗物→アレです。ここで判定を振って成功するか、既知の方はわかります。ブロブです。


>みなさんへ

どうしましょうか!
もちろん、ミードへ行ったりするのも可ですよ。
決断のシーンかもしれませんね!


☆投稿はカテゴリ『3の指輪』にチェックをいれてください

ヴェン・ノーランド [2014/01/12 21:11]

女の話を黙って聞く。

つまり、この湖の奥底にこいつの住処があるということだ。
ヴェンのインスピレーションが沸く。
湖の奥底にあるということは!
こいつが生きていたということは!

確実に未発見遺跡がある!!
つまり、財宝がある!!!

「マーク、ガラフの旦那。 その女をさっさと片付けて行くべ」とニヤニヤしながら氷穴を指す。

そう、ヴェンは単純な男なのだ。
男の瞳は未知の財宝でランランと輝いていた。

===============================
PL:シモンより

ブロブ...
あー 揃えた装備が終了かもしれません。

ですが、その程度でめげません。

ヴェンはシーフが居なくともイケイケです。

マーク・ロドラー [2014/01/13 06:19]

>「戦えるう・・・? ああ、うん、・・・。
> そうだねえ。
> "戦える"やつはさあ、ターゲットなんだよぉ。
> だって、入ってきてくれるだろう・・・?
> しかもここいらのじゃない・・・。
> 前もそうだったんだから。半月前だね」

「・・・」

初っ端からこれである。いきなり予想と違う答えが来た。
努めて平静に、次にしようと思っていた質問を飲み込む。

>「もうすっかり 夢のお人形さ。
> みーんな。
> 夢の お人形さ。
> あたいの 手柄」

口は災いの元。今回の場合、災いを受けたのはトーコで救われたのは俺、かね。
もし話の続きを聞かずに次の質問をすれば・・・どうなっただろうか。

「なんだ。じゃぁ、さっきのとっちめろって言ってたのは
 俺達をノセる為のものだったのか。この先にお前以外の奴はいないの?」

もし、そうなら注意するのは罠くらいなんだが。
・・・いや、そう言えば何か魔法生物の失敗作っぽいのが
川の下流で見つかったとかって話もあったな。
もしかしてここから出てきたか?

「さっきの指輪がどうってのもこっちに入る口実を作るため?
 結構、色々と考えてるんだな。」

・・・その割には説明された指輪の造形が特殊で具体的だったけど。
トーコは今、その指輪してないよな?と確認しつつ。

「ああ、ちなみに。君はここに住んで長いの?
 実は最近フラッと来ただけですってなると案内役として不安なんだけど。」

実のところ。この時点でトーコに案内役をさせる案は内心でボツにしていた。
しかし、まだこいつには聞くべき事が残っている。

「俺の予想だと、この穴って割りと最近に出来たんじゃなかろーかと思ってるんだけどどう?」

トーコは今日のように余所者っぽくて戦える奴を穴に誘い込み、
自身のコレクションを増やしていた、と。
今日、返り討ちに会うまでにこういう事を何年もやっていた・・・
ってのはね。かなり難しいように思う。
と言うか穴の壁が雪なのだから雪が積もってから出来たんだろう、と単純な推測もプラス。

「ここ降りたら入り口の扉?それとも君の部屋に何かが穴でも開けたの?
 もしここが正規の入り口じゃないなら別の入口がどっかにありそうだけど。」

この穴の先がまずはどうなっているのかは重要なポイントだ。
例えば。扉があって、それが古代魔術師の魔術によって錠がかけられていたらどうだろう。
解呪はまず無理だ。合言葉が必要になる。
その時は扉を開けさせるまではこいつにやって貰わないといけない。

「それにしてもコレクションね。全部でいくつ位あるんだよ、それ。3つ?」

しかし、既に犠牲者アリか。うーん、一応回収するべきか。
でもトーコはこの辺の奴じゃないのを狙ってたみたいだから
身元を確認するのは難しいかもしれないなぁ。
それに人間大の石像を運ぶなら荷車はないとつらい。
いや、この季節ならソリの方がいいか?

※※※※※

>「マーク、ガラフの旦那。 その女をさっさと片付けて行くべ」

「ヴェーン。遺跡探索ってのは当たればデカイけど致死率も高いんだ。
 エゲツのない罠が待ち受けてるんだぞー。案内なしだと酷い事になる事請け合いだ。
 なぁ、トーコ。君もこいつにどんな恐ろしい罠が待ってるか言ってやってくれよ。」

さて、罠の種類をいくつか聞けるだけでも万々歳なんだが。

「ま、焦って死ぬのはつまんないよ。」

かく言う俺も。冒険者になって2年弱のこれまでそのチャンスはなかった。
正直かなり期待しちゃってたりする。アタリだといーなぁ。

>「ハハッ まったく善人のようでさあ・・・。
> あたいは・・・ちょっと、疲れた。
> もちろん死にたくないさあ。でも今・・・動きたくもないよね。
> どうか時間をおくれよ。
> あたいはここでじっとしている。どうかそっとしといておくれ。
> あたい、今・・・しゃべるのもしんどいでさあ・・・」

「そーかい?じゃ、俺は一足先にこの穴の中を見てこようかね。
 何か気をつける事でもあるか?」

とりあえずさっき聞いた内容の一部が本当かどうかは確かめないと。
ガラフとヴェンに向き直り。

「そんなわけでちょっと見に行っていいか?
 一人は命綱持ってくれると助かる。」

もちろん、もう一人はトーコの見張り役である。

PLより----------------------------------------------

トーコをどうするか決める前に確認したいことを済ませよう、と言う行動。

それとトーコの返答次第では、実際に穴を降りてみて
ちょっとだけ偵察しようかと思ってるんですがどうでしょう>お二方

以下はブロブの知識判定
悪根@マーク : ブロブ知識判定 2D6 → 3 + 5 + (6) = 14 (01/12-20:48:23)

一足りぬ。今セッションは知識判定二連敗!チクショーメェ

GM [2014/01/16 01:48]
 
>「なんだ。じゃぁ、さっきのとっちめろって言ってたのは
> 俺達をノセる為のものだったのか。この先にお前以外の奴はいないの?」


くたびれたメデューサは、それでも口を開くのを躊躇う様子だった。
だがマークは言葉を重ねる。


>「さっきの指輪がどうってのもこっちに入る口実を作るため?
> 結構、色々と考えてるんだな。」


>「ああ、ちなみに。君はここに住んで長いの?
> 実は最近フラッと来ただけですってなると案内役として不安なんだけど。」


「・・・。
 まあねえ! 確かに、口実だよお」


はじめに強く語気を放ったのは、かすれた声の調節を誤ったからだろう。
それからのろのろと右手を動かし、分厚い外套のポケットをまさぐる。


「ああれえ。 ないや。
 あたい、どっかに忘れてきたんかな・・・」


だらりと体の力を抜き、トーコは自嘲気味に鼻で笑いながらも喋る。


「あたいの、指輪。
 おばあちゃんの指輪でさあ。 もらったんだ。
 ここには、最近来た。 半年くらいまえ。
 
 あたいの、新しい家。 キレーな家」


>「ここ降りたら入り口の扉?それとも君の部屋に何かが穴でも開けたの?
> もしここが正規の入り口じゃないなら別の入口がどっかにありそうだけど。」


「扉? ないさね。
 それと・・・あたいの今度の家はとっても広いんだ」


>「それにしてもコレクションね。全部でいくつ位あるんだよ、それ。3つ?」


トーコの腹がうねる。


「ククッ あんた・・・。
 百聞は一見にしかず、だけどね!
 
 もう、案内する元気はあたいにゃないから、ホラッ!
 
 さっさと、帰んなまし」


「あたいがこさえた人形、あんたたち、壊しそうだ。 盗みそうだ。
 とっとと行っておくれ」


全く勝手なものである。


 
―――――――――――――――――――――――――――
GMより:

こう、多分敵対している相手に内情をぺらぺら喋ることはないかなーと思いつつ、それじゃあ何のヒントにもなりませんのでちょっとだけお喋り。

・答えていることは、これなら答えてもいいかなとトーコが思っていることです。
・答えている内容に偽りはありません。※このシーンでは。
・答えていないことは、答えたくない理由があるのかもしれません。

ちなみに:
・ちょっとだけ入ってみようと思えば、ノー判定で降りられます。
 滑り台みたいにつるつる滑っていってくだしゃい。
・穴に入ってみてから出るときは、登はん判定を行ってください。
 目標値は12です。冒険者Lv+俊敏度Bを基準値にどうぞ。

トーコの生死、首の所持などお好きにすることができます。
そして、ミードへいくという案が出ておりますので、そちらの状況も別のカテゴリで示そうと思っています。

☆この記事に返信するにはカテゴリ『3の指輪』にチェックをいれてください
このカテゴリは、指定があるまで別カテゴリ『6の耳』と同時に投稿することができます

マーク・ロドラー [2014/01/16 06:32]

>「あたいがこさえた人形、あんたたち、壊しそうだ。 盗みそうだ。
> とっとと行っておくれ」

「要らない心配だよ、そりゃ。」

ここに住んで半年、ね。ここに元から住んでたわけではないのか。
であるなら遺跡を攻略する上で重要な役割を担っているなんて事はないだろう。
んー、もういいかなぁ?
・・・一応、軽く下見だけしてからにするか。

「じゃ、これ頼んだ。戻る時とかは補助してくれ。」

二人へ命綱の端を差し出して。

『魔を捉える我が瞳には、其が青く映る』
『害意を映す双眼は、その意を赤く塗る』

二種の詠唱を唱える。
魔力と敵意を視覚する魔術だ。

「ふむ。」

まずは周囲を一度、見渡して異変の有無を確認し。
次に穴を覗きこむ。

「こんなとこに魔法の罠なんてのは無いとは思うけどねぇ。」

ミードに一度戻るなら、探索は明日になるだろう。
今あるマナで調べられる事は調べてしまおうと言うわけだ。

「どれ、行くか。」

するりとその穴を滑り降りた。


PLより----------------------------------------------

こっち側の行動。
センス・マジックとセンス・エネミィを使用。
まずは穴の外、トーコとか穴周辺とか湖とかその岸辺など
周囲を見て光るものがないか確認。

そして穴の中を覗き込み、これも光るものがないか確認。
最後に穴の中へ降りてやはり、光るものがないか確認。

本文では穴を滑り下りるとこまで描写してますが。
センスマとセンエミの結果、穴の途中に不審でもあれば中止します。

以下は魔術の判定。センスマジックは使い魔からMPを1点使います。

悪根@マーク : センスマジック 使い魔のMP使用 2D6 → 1 + 2 + (6) = 9 (01/16-06:29:01)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : センス・エネミィ 2D6 → 3 + 5 + (6) = 14 (01/16-06:29:16)

これでマークの残りMPは 10/14 使い魔のイドが 1/2
予備ダイスは・・・

悪根@マーク : 予備1 2D6 → 4 + 2 = 6 (01/16-06:31:28)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : 予備2 2D6 → 1 + 4 = 5 (01/16-06:31:36)
--------------------------------------------------------------------------------
悪根@マーク : 予備3 2D6 → 3 + 2 = 5 (01/16-06:31:45)

腐ってるなぁ。

ヴェン・ノーランド [2014/01/18 16:15]
> 「あたいの、指輪。
>  おばあちゃんの指輪でさあ。 もらったんだ。
>  ここには、最近来た。 半年くらいまえ。
> 
>  あたいの、新しい家。 キレーな家」

(化け物のばあちゃん?)

「旦那、メデューサって繁殖するの?
 一代限りじゃねぇーの? ヤレヤレ」

...半年前から...。と相変わらずヴェンは女とマークのやりとりをツッコミを入れつつ淡々と聞いていた。

> 「ヴェーン。遺跡探索ってのは当たればデカイけど致死率も高いんだ。
>  エゲツのない罠が待ち受けてるんだぞー。案内なしだと酷い事になる事請け合いだ。
>  なぁ、トーコ。君もこいつにどんな恐ろしい罠が待ってるか言ってやってくれよ。」
> 「ま、焦って死ぬのはつまんないよ。」

女はこの質問に応える様子はなかったが、ヴェンはマークに吠える!
「な" 死に急ぐっていうのは、この女のことだぜ!
 旦那もなんか言ってやってくれ!」

マークに抗議の声を上げる。

> 「どれ、行くか。」
氷穴の中へとマークが吸い込まれるように消えてゆく。

「あ" マーク!!!
 あいつ、抜け駆けしやがった!」と吠える

「旦那!...」
後ろを振り返ってガラフの意見を請おうとしたが、転がっている女を見たヴェンは
急に女の『半年前』という言葉が気になりだす。

飛びかかるように女の襟首を締めあげる。
「おぃ。女!
 半年前にどうやっておまえの家とやらに入った!?
  半年前も氷穴があったってわけじゃねぇーだろ?!!!」
 
(俺の感がハズレがなければ、半年前までは問題なく入れた入り口があったが、
 この氷の穴からじゃねぇーといけなくなった理由があるはずだ。
 女がそれを隠していることは揺るぎねぇ!)

既にマークが穴に突っ込んでいる。
なかなか答えを返さない女に焦り始める。
「マーク!!! 大丈夫かぁああああああああああああああああああああああああ!!」と獣のように吠えあげる。

女が何かから住処から追われて、ここで冒険者どもを誘い入れているのであれば、氷穴にうっかり入るのは
致命傷にも等しい行為だからだ。
==================================
PL:シモンより

うーん
半年前はどっから入ったんだろう...。

ブロブごときでメデューサが引き下がるとは考えにくいので、結構ヤバい奴が潜んでいる予感。

■ダイス:
シモン@ヴェン : 予備ダイス1 2D6 → 5 + 5 = 10 (01/18-16:13:30)
シモン@ヴェン : 予備ダイス2 2D6 → 1 + 4 = 5 (01/18-16:13:36)
シモン@ヴェン : 予備ダイス3 2D6 → 2 + 6 = 8 (01/18-16:13:41)
ガラフ [2014/01/20 02:40]
トーコは此方の想像以上に思慮が浅いようだった。
隠し事はあるのだろうが、口を突いて出るのは自慢話ばかりだ。

「前のはすごかったよお。
 あたいの手柄だよお。
 とっても 楽しく なったんだ。
 
 あ あんた 魔術師?
 ・・・へええ いるよ。
 下に いるよ。 ちっさい 杖のない 魔術師。
 たくましい男に、お綺麗な半妖精だって」

「お綺麗な、半妖精...!?」

トーコの毒牙にかかったという冒険者の一団の風体を聞き、
俄かに嫌な予感が奔る。

「ああ、ちなみに。君はここに住んで長いの?
 実は最近フラッと来ただけですってなると案内役として不安なんだけど。」

マークは的確な質問を丁寧に積み上げていく。

「扉? ないさね。
 それと・・・あたいの今度の家はとっても広いんだ」

「あたいの、指輪。
 おばあちゃんの指輪でさあ。 もらったんだ。
 ここには、最近来た。 半年くらいまえ。
 
 あたいの、新しい家。 キレーな家」

「旦那、メデューサって繁殖するの?
 一代限りじゃねぇーの? ヤレヤレ」

「.........」

うわ言のように呟くトーコの言葉に、考える。

「メデューサは古代魔法王国時代に実験で作り出された魔獣と聞く。
 血縁者が居ると言う事は、ひょっとしたらこの女が嘗て人間であった
 頃の話かも知れんな...」

トーコに問いかける。

「貴様の言う『おばあちゃん』とは、人間か?
 今でも生きているのか?」

無駄とは思うが、念の為だ。

***********************************

「マーク、ガラフの旦那。 その女をさっさと片付けて行くべ」

「ヴェーン。遺跡探索ってのは当たればデカイけど致死率も高いんだ。
 エゲツのない罠が待ち受けてるんだぞー。案内なしだと酷い事になる事請け合いだ。
 なぁ、トーコ。君もこいつにどんな恐ろしい罠が待ってるか言ってやってくれよ。」

気の早いヴェンと、腰の重いマーク。よい組み合わせだ。

「ハハッ まったく善人のようでさあ・・・。
 あたいは・・・ちょっと、疲れた。
 もちろん死にたくないさあ。でも今・・・動きたくもないよね。
 どうか時間をおくれよ。
 あたいはここでじっとしている。どうかそっとしといておくれ。
 あたい、今・・・しゃべるのもしんどいでさあ・・・」

「そんなわけでちょっと見に行っていいか?
 一人は命綱持ってくれると助かる。」

マークは早々に穴の中へ下るつもりのようだ。

「命綱はワシが持とう。
 本来なら夜目が利くワシも同行したい所じゃが、
 盗賊が居ない状態では迷惑に成りかねん...
 くれぐれも、無理はするなよ」

ロープをしっかりと握り締める。

「この近辺には以前、ブロブという怪物が出たと聞く。
 金属を溶かす粘液状の怪物じゃ。貴殿なら大丈夫とは思うが、
 油断するなよ!」

マークに注意を呼び掛ける。

「ヴェン氏よ、ワシも貴殿も気をつけねばな。
 さもないと、せっかくの武具を台無しにしてしまいかねん」

===================================

【ステータス】 ※1ゾロ1回

HP22/22 MP23/24 インスピ:使用済 体調:健康 
支援魔法:無し

【装備品】

武器1=銀製最高品質モール【精霊鎚】(必要筋力26-5):
    攻撃力 7 打撃力36 Cr値12 追加D 7
武器2=最高品質ロングボウ【ラク・ダーレィ】(必要筋力26-5):
    攻撃力 6 打撃力31 Cr値10 追加D 7
武器3=ダガー(必要筋力5):
    攻撃力 6 打撃力 5 Cr値10 追加D 7

盾=なし      :回避力 5
盾=スモールシールド:回避力 6

鎧=最高品質ラメラー・アーマー【ガレスの鎧】(必要筋力22-5):
  防御力27 D減少 4

その他=ジュリアンのリュート、対アンデッドの護符

【消耗品管理】

矢18 銀の矢24 
羊皮紙17  ロープ30m くさび30 

【購入・獲得物管理】

無し

【消費アイテム管理】

無し

【収支管理】

護衛報酬:+500ガメル

【PLより】

しょうさん、悪根さん、シモンさん有難うございました。

・ブロブの<怪物判定>は失敗、インスピ使用します。
 情報はマークにヴェンと共有します。
・マークの命綱を握り締めます。
・トーコに『おばあちゃん』とは何者か尋ねてみます。

【ダイスチャットからの添付】

09:20:57 テッピン@携帯 失敗したらインスピ使います。<怪物判定>ブロブ 2d6+6 Dice:2D6[5,1]+6=12
GM [2014/01/20 10:07]
 
ブロブ。作られた生命の失敗作は、本能のまま他の生物を襲う。
今もなお生きているブロブは滅多にいないといわれている。


>「おぃ。女!
> 半年前にどうやっておまえの家とやらに入った!?
>  半年前も氷穴があったってわけじゃねぇーだろ?!!!」


ヴェンはトーコの首を締め上げ、声も大きく詰問する。
メデューサは答えず、ぺ、と唾を吐きかけて答えた。


「半年前、ここがどうなっていたかはあたいは知らない」


>「貴様の言う『おばあちゃん』とは、人間か?
> 今でも生きているのか?」


「・・・ああ。生きているよ。
 耄碌しちまってさあ。
 今は"夢の人形"に夢中で夢中で。
 5体の人形たちが、ばあちゃんの相手をしてやってんだあ」


かたわらでは、マークが既に穴へ滑り込んだ。
ガラフは穴に垂らしたロープを握っている。


 
―――――――――――――――――――――――――――
GMより:

メデューサの(顔の)扱いは慎重に!
ヴェンは石化判定をする必要がありますが、予備ダイス1を適用しましょう。


ブロブへのインスピ、了解です。
二人への教示も承知しました。


穴に入り込んだマークは次のカテゴリ『2の道』へと進みます。


☆ヴェンとガラフは、地上でのやりとりを続ける場合はこの記事に返信してください。
 カテゴリ『3の指輪』です。

☆ヴェンとガラフも穴へ入り込む場合、その宣言を明記して『2の道』へ投稿してください。