氷割
ヴェン・ノーランド
[2013/12/30 10:47]
> 「いやぁ。見事に何事もなかったなぁ。」
「俺はあったぜ。 これ見てみろよ」と釣り竿を掲げ、ご満悦の様子である。
日々の生活にも困り、雑草すら食べて日々の食事を済ましていた身から十分過ぎる金銭を
手に入れたのだからヴェンは喜々としていた。
最初に出向くときプシリスだから色々荒れているぜと聞いたのだが、
行ってみると拍子抜け何も起きなかった。
自分や2人の同業者をみたゴロツキどもがビビって厄介事の方が通りすぎていった感じだ。
> 「この時期は冬を越せない村人が山賊化したりするから> 目はあると思ったんだけどねぇ。」
「ほぉ... そういうこともあるんか。」とマークの知識量に感心したように言う。
> 「まー、プリシスの情勢もちょっと見ときたかったし。> 面白いものも貰えたから良しとするか。」
「だろ。」と強く同意する。
「こんな、竿を貰えるとは思わなかったぜ。」
それぞれ貰った面白い遊び道具を試すために氷の張ったミード湖へと赴く。
ミード湖へ湖面の上に仁王立ちする。
徐に構えたモールで湖面を叩き付ける。
マークがゆうゆうと滑っている間、ひたすらモールで氷を砕くことに費やしていた。
ヴェンは、湖面の氷に穴を空ける難しさが理解できなかったのだ。
割った氷を1枚1枚素手で取り出す。
「ぐぉおおお つべてぇーーー」
「ぐぉおおおお。 こいつはキツイぜ。釣りどころじゃねぇー!!!」と叫び上げる。
ようやく、湖面にデカイ穴を空けたが、手が悴んで、自由が効かない。
風が吹き付けるたびに、濡れた両手の体温が奪われていく。
とても、釣りどころではなく、1人凍えて震えていたヴェンは湖岸に戻り焚き火をしていた。
しばらく、釣りもせずに、湖岸で木々を集めて焚き火をしていると
街道から誰かがこっちに向かっている。
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PL:シモン@ヴェン
穴掘り... 微妙。
シモン@ヴェン : レンジャー+器用B 2D6 → 2 + 5 + (3) = 10 (12/30-10:34:01)
あれ、遊んでない...。