見せたい、隠したい、抱える欲

GM [2014/01/16 01:48]
 
>「なんだ。じゃぁ、さっきのとっちめろって言ってたのは
> 俺達をノセる為のものだったのか。この先にお前以外の奴はいないの?」


くたびれたメデューサは、それでも口を開くのを躊躇う様子だった。
だがマークは言葉を重ねる。


>「さっきの指輪がどうってのもこっちに入る口実を作るため?
> 結構、色々と考えてるんだな。」


>「ああ、ちなみに。君はここに住んで長いの?
> 実は最近フラッと来ただけですってなると案内役として不安なんだけど。」


「・・・。
 まあねえ! 確かに、口実だよお」


はじめに強く語気を放ったのは、かすれた声の調節を誤ったからだろう。
それからのろのろと右手を動かし、分厚い外套のポケットをまさぐる。


「ああれえ。 ないや。
 あたい、どっかに忘れてきたんかな・・・」


だらりと体の力を抜き、トーコは自嘲気味に鼻で笑いながらも喋る。


「あたいの、指輪。
 おばあちゃんの指輪でさあ。 もらったんだ。
 ここには、最近来た。 半年くらいまえ。
 
 あたいの、新しい家。 キレーな家」


>「ここ降りたら入り口の扉?それとも君の部屋に何かが穴でも開けたの?
> もしここが正規の入り口じゃないなら別の入口がどっかにありそうだけど。」


「扉? ないさね。
 それと・・・あたいの今度の家はとっても広いんだ」


>「それにしてもコレクションね。全部でいくつ位あるんだよ、それ。3つ?」


トーコの腹がうねる。


「ククッ あんた・・・。
 百聞は一見にしかず、だけどね!
 
 もう、案内する元気はあたいにゃないから、ホラッ!
 
 さっさと、帰んなまし」


「あたいがこさえた人形、あんたたち、壊しそうだ。 盗みそうだ。
 とっとと行っておくれ」


全く勝手なものである。


 
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GMより:

こう、多分敵対している相手に内情をぺらぺら喋ることはないかなーと思いつつ、それじゃあ何のヒントにもなりませんのでちょっとだけお喋り。

・答えていることは、これなら答えてもいいかなとトーコが思っていることです。
・答えている内容に偽りはありません。※このシーンでは。
・答えていないことは、答えたくない理由があるのかもしれません。

ちなみに:
・ちょっとだけ入ってみようと思えば、ノー判定で降りられます。
 滑り台みたいにつるつる滑っていってくだしゃい。
・穴に入ってみてから出るときは、登はん判定を行ってください。
 目標値は12です。冒険者Lv+俊敏度Bを基準値にどうぞ。

トーコの生死、首の所持などお好きにすることができます。
そして、ミードへいくという案が出ておりますので、そちらの状況も別のカテゴリで示そうと思っています。

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