嫌な予感。

ガラフ [2014/01/20 02:40]
トーコは此方の想像以上に思慮が浅いようだった。
隠し事はあるのだろうが、口を突いて出るのは自慢話ばかりだ。

「前のはすごかったよお。
 あたいの手柄だよお。
 とっても 楽しく なったんだ。
 
 あ あんた 魔術師?
 ・・・へええ いるよ。
 下に いるよ。 ちっさい 杖のない 魔術師。
 たくましい男に、お綺麗な半妖精だって」

「お綺麗な、半妖精...!?」

トーコの毒牙にかかったという冒険者の一団の風体を聞き、
俄かに嫌な予感が奔る。

「ああ、ちなみに。君はここに住んで長いの?
 実は最近フラッと来ただけですってなると案内役として不安なんだけど。」

マークは的確な質問を丁寧に積み上げていく。

「扉? ないさね。
 それと・・・あたいの今度の家はとっても広いんだ」

「あたいの、指輪。
 おばあちゃんの指輪でさあ。 もらったんだ。
 ここには、最近来た。 半年くらいまえ。
 
 あたいの、新しい家。 キレーな家」

「旦那、メデューサって繁殖するの?
 一代限りじゃねぇーの? ヤレヤレ」

「.........」

うわ言のように呟くトーコの言葉に、考える。

「メデューサは古代魔法王国時代に実験で作り出された魔獣と聞く。
 血縁者が居ると言う事は、ひょっとしたらこの女が嘗て人間であった
 頃の話かも知れんな...」

トーコに問いかける。

「貴様の言う『おばあちゃん』とは、人間か?
 今でも生きているのか?」

無駄とは思うが、念の為だ。

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「マーク、ガラフの旦那。 その女をさっさと片付けて行くべ」

「ヴェーン。遺跡探索ってのは当たればデカイけど致死率も高いんだ。
 エゲツのない罠が待ち受けてるんだぞー。案内なしだと酷い事になる事請け合いだ。
 なぁ、トーコ。君もこいつにどんな恐ろしい罠が待ってるか言ってやってくれよ。」

気の早いヴェンと、腰の重いマーク。よい組み合わせだ。

「ハハッ まったく善人のようでさあ・・・。
 あたいは・・・ちょっと、疲れた。
 もちろん死にたくないさあ。でも今・・・動きたくもないよね。
 どうか時間をおくれよ。
 あたいはここでじっとしている。どうかそっとしといておくれ。
 あたい、今・・・しゃべるのもしんどいでさあ・・・」

「そんなわけでちょっと見に行っていいか?
 一人は命綱持ってくれると助かる。」

マークは早々に穴の中へ下るつもりのようだ。

「命綱はワシが持とう。
 本来なら夜目が利くワシも同行したい所じゃが、
 盗賊が居ない状態では迷惑に成りかねん...
 くれぐれも、無理はするなよ」

ロープをしっかりと握り締める。

「この近辺には以前、ブロブという怪物が出たと聞く。
 金属を溶かす粘液状の怪物じゃ。貴殿なら大丈夫とは思うが、
 油断するなよ!」

マークに注意を呼び掛ける。

「ヴェン氏よ、ワシも貴殿も気をつけねばな。
 さもないと、せっかくの武具を台無しにしてしまいかねん」

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【ステータス】 ※1ゾロ1回

HP22/22 MP23/24 インスピ:使用済 体調:健康 
支援魔法:無し

【装備品】

武器1=銀製最高品質モール【精霊鎚】(必要筋力26-5):
    攻撃力 7 打撃力36 Cr値12 追加D 7
武器2=最高品質ロングボウ【ラク・ダーレィ】(必要筋力26-5):
    攻撃力 6 打撃力31 Cr値10 追加D 7
武器3=ダガー(必要筋力5):
    攻撃力 6 打撃力 5 Cr値10 追加D 7

盾=なし      :回避力 5
盾=スモールシールド:回避力 6

鎧=最高品質ラメラー・アーマー【ガレスの鎧】(必要筋力22-5):
  防御力27 D減少 4

その他=ジュリアンのリュート、対アンデッドの護符

【消耗品管理】

矢18 銀の矢24 
羊皮紙17  ロープ30m くさび30 

【購入・獲得物管理】

無し

【消費アイテム管理】

無し

【収支管理】

護衛報酬:+500ガメル

【PLより】

しょうさん、悪根さん、シモンさん有難うございました。

・ブロブの<怪物判定>は失敗、インスピ使用します。
 情報はマークにヴェンと共有します。
・マークの命綱を握り締めます。
・トーコに『おばあちゃん』とは何者か尋ねてみます。

【ダイスチャットからの添付】

09:20:57 テッピン@携帯 失敗したらインスピ使います。<怪物判定>ブロブ 2d6+6 Dice:2D6[5,1]+6=12