ヴェン・ノーランド [2013/12/31 15:15]
> 「ヴェン氏よ、手伝わせて頂こう。
>  こう言う作業は1人より2人じゃ。な?」

「ありがてぇー」

最初のはヴェン中心に掘っていたはずが、穴掘りの主導権はガラフが完全に握っていた。
ヴェンがお手伝いしているようにしか傍から見たら見えるだろう。
ガラフの親父はドワーフの才なのか容易く湖氷に穴を掘る。

「いい感じだな」とガラフに同意を求め、釣り竿を手にする。

「肴よ来い!」と釣り糸を氷穴の先の水中へ潜り込ませる。

しばらくして、糸がピクピクと動く。
タイミングを見計らって、一気に竿を上げる。

8匹ほどの釣果を得たところで、
「結構、釣れるな...。 ハ、ハグション!!」と大きくくしゃみをし、鼻水が垂れてきた


「チッ、ダメだ。寒すぎる。 湖岸まで引き上げるぜ」

魚を焚き火に当てて焼きつつ、マークが戻ってくるまでの間、魚の半分をガラフに譲り、
残りを敢えず焼いてみることにした。

一匹、枝に突き刺して焼いてみるが、焦げ焦げ...
「チッ 素人じゃ、こんなもんか...」とコゲコゲの魚を食べる。

* * * *

> 「様子を見るとしようか。先方が何かしてきたら、反応を返す。
>  挨拶には挨拶を。誰何には誰何を。
>  道を尋ねられたら分かる範囲で教えればよいし、
>  困っているなら可能な限り対応しよう」

顎に手当てながらガラフの話を話を聞きあげた。
ガラフは曲がりなりにも神官だ。

「取っ付き易そうなマークの方に向かってくるならな...」
俺の見てくれ ─── 山賊のような風体、よくてゴロツキのそれ。
それを考えたら、村人や旅人の類は近寄らない。

利害関係が結べるような相手ではないと普通の人間なら察するだろう。
隣で聖者の格好をしている奴が居たら、なおのことだ。
偽装して善人を騙している追い剥ぎと疑うのが筋ってもんだ。

自分の見てくれがその辺の糞みたいなモンだと自覚している。
取っ手付き悪そうな俺らの方に来るってことは厄介事を運んできたと考える方が筋が通る。

* * * *

「もし。そこの」
街道上の人物は女らしい。

返事は返さない。
その女の足元を注意深く見る。
ガラフやマークの諫言など耳を貸すつもりない。
『黒飄』の間合いに入ってきたら、『黒飄』で転倒させてやるつもりだった。

> 「旅のひとかい? ごめんくださいな。
>  あたいは近くの村の人間でさあ。みんな、ここにはいつからきてんだあ?」

> 「たまたまの通りすがりだよ。今はオランの方へ向かうところでねぇ。」
マークの言葉に続けて言葉を返す。
「ああ、旅のもんだ。
 ここいらには今さっきだ。」

> 焚き火にあたっているヴェンのほうへ女性はやってきた。
> だが初対面ということもあるのか、女性は結構な距離をとっている。

(チッ 気づかれたか)と内心毒づいた。
(癖ぇ。コイツは癖ぇ)

> 「ねえ、ここらへんで指輪が落ちていなかったかい?
>  あたいの指輪なんだ・・・。おばあちゃんの形見。
>  パールが3つ飾ってある銀の指輪さ。
>  数日前にここらへんで失くしちゃって、今日も探しにきたんだあ。
>  
>  だいじなだいじな指輪でさあ・・・。
>  あたいはここいら探してるから、もし見つけたら声をかけて欲しいんだあ。
>  ・・・。
>  本当は一緒に探してもらいてえんだけど、他人事につきあわすのは、まったく申し訳ねえ」

(...このイカれたババア、確実に厄介事を運んできやがったぜ。)


怒気を孕んだ声を上げ、黒飄を叩き付けてやろうと思ったが、
マークが手を出す様子がないどころか、悠長な会話をしているのを見て堪えた。
しばし黙って、マークとガラフのやり取りを聞くことにした。

> 「それと。あんまり通りすがりの人にその手の頼み事はしない方がいいと思うなぁ。
>  ちょっと悪い奴だったらネコババしてやろうって思いかねないよ。
>  あれか。俺らから溢れる善人オーラでも感じちゃったかい?」

だが、マークの話を聞いて緊張の糸が切れてしまった。
「ブッ! ブハハ!!」とマークの台詞に吹き出して腹を抱えて笑う。
「は、腹が捩れて苦しいぃ... お、お俺を笑い殺す気か?」と言い、ヴェンはしばらく笑い転げていた。
 はぁ、はぁ、はぁ ガラフ旦那は兎も角、俺は善人じゃねぇーぜ。」

> 「で、この数日でどの辺まで探した?
>  まー一応、軽ーく見てみるから。」

マークが探すことも吝かじゃなさそうの受けて、ヴェンが吠える。
(まぁ、毒を食らわば皿までだ。)
「おい! ババア」と呼びつけ、
ヴェンが座っていた横隣をドンと叩き付け、さらに吠える
「ここで魚でも喰らって、もう少し話を聞かせろや。」と焚き火の側に来るよう招く。

「こっちも魚が上手く焼けなくて困ってたところだ。
 料理はできるだろ。」
 
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PL:シモンより

女は狂人かモンスターかを疑いまくってましたが、そんなのと暖を囲むのも粋。

釣果は8匹! ヒャッハー!!
料理は、黒焦げですねw

料理がそこそこできるなら、モンスターの類じゃないとしたいです。
それまではじっくりとお話を聞かせて貰います。

もしかしたら、上手く魚を焼いてくれるかもしれない。

テッピンさん、魚はご自由に
■ダイス:
シモン@ヴェン : ヴェン釣りをする。 2D6 → 3 + 4 + (6) = 13 (12/30-21:54:48)
シモン@ヴェン : 釣果 2D6 → 2 + 6 = 8 (12/30-21:55:21)
シモン@ヴェン : 料理(平目 魚を焼く) 2D6 → 2 + 1 = 3 (12/31-15:06:38)
シモン@ヴェン : 予備ダイス1 2D6 → 1 + 6 = 7 (01/01-19:04:13)
シモン@ヴェン : 予備ダイス2 2D6 → 1 + 3 = 4 (01/01-19:04:18)
シモン@ヴェン : 予備ダイス3 2D6 → 6 + 5 = 11 (01/01-19:04:24)

※予備ダイスを追記しました。