案内された入り口
GM
[2012/11/11 15:17]
曙光と落日の街道の上を行き、パダへ到着する。
パダの街から、レックスに向かって特定の種類の木の数を数える。
それは遺跡へ進むごとに数が減る。
445本目。その脇は細い道筋ができている。
道の向かう先、天辺が崩壊し心なし全体的に傾いたように見える"死城"が揺らめく。
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現在は昼頃。
一行は既に磁場に踏み込んでいる。真上からみればそこはふちに当たる箇所だが。
"磁場"が円だとすれば、南東にあたるだろう。
体に異変は何もない。魔法についての学が無いものならば、ここはただの荒野に見えるだろう。
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「ここだ」
レンバートは立ち止まり、言った。
前方30mほど前に、緩やかなV字を描いたクレバスが広がっている。
クレバスの左右の長さは50mほどあるだろう。
そのV字型の丁度真ん中付近、裂け目の幅が一番広い場所には、一つの石板が立っている。石板の高さは、ダンテよりも頭二つ分ほど大きいだろう。幅は、高さの3分の2といったところか。
見晴らしの良い荒野に、クレバスと石板は奇妙に不気味に存在している。
石板を指さし、レンバートは一行を見た。
「あれが"モノリス"――――入り口だ」
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「あの大地の裂け目を避けようと迂回すれば、何の変哲もない石板にしかたどり着けない。
あの裂け目を乗り越え、正面からあの石板に触れた者が、"死城"の敷地内を見渡せる。
磁場全体に幻覚の魔法があるかどうかは、知らん。
俺たちが過去の本を調べても、言及しているものはあるが解明したようではななかった」
そういって、レンバートは自分を嘲笑するように顔を歪めて鼻で笑った。
「だが今の事実は、
ここが入り口で、そこには罠があり、"魔法解除"が確実に必要だということだ」
レンバートはすり足をしながら、クレバスへと恐る恐る近づいた。
「あれを飛び越えようとしてはいけない。あれは罠だ。
あれこそが、幻影の魔法だ。―――どなたか"魔法解除"を頼む。
本物の亀裂は、その前後どちらかにある。
俺たちが探した時には、本当の裂け目はあの幻影のすぐ奥にあった。
だからといって、今回も奥に本物があると言い切ることはできん。
幻影がいつも同じ場所に出るとは、俺は思い込まないようにしている。
視界だけを頼ったら、負けなんだ」
そして、レンバートはうつむいてポツリと漏らした。
「亀裂に落ちた、仲間がいる。
この亀裂を迂回して"モノリス"に近づいても、何もなかった。
それじゃあとガレス―――俺たちの戦士だ。
やつが『もう一度反対側から見たい』と言って助走をつけた。
・・・。」
クレバスは、嫌な雰囲気を漂わせて口を開いている。
幻影をかき消すことが出来れば、ガレスの様子がわかるだろう。
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...GMより:
はい!『入り口』です!
※解説※
【クレバス―――死城入り口】
目に見える幻影のクレバスは、縦幅3m、横幅50m(片翼25m)、深さ???のV字です。
冒険者達は、幻影のクレバスから30mの付近に立っています。
幻影のクレバスの前後に、本物のクレバスがあります、
今のところ本物のクレバスの縦幅、横幅、深さなどはわかりません。
レンバートは、ここに落ちた仲間がいると言います。
◎ディスペルで解除できます(目標値13)。
→成功の場合、判定なしで幅跳び成功します。
→成功しクレバスに降りていけば、ガレスを回収することができます
◎ディスペルで解除できなかった場合、その他の方法でも本当の場所を探ることはできるでしょう。
ちなみにここで落ちたら自動的死亡となります^^
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