依頼

GM [2012/11/05 13:15]


レックスのある地域一帯に、強力な磁場がある。
街1つ分に近いくらいの範囲で。
便宜上それは磁場と呼ばれているが、厳密な性質は明らかにされていない。


その磁場の中心辺りに、ぼんやりと陽炎を放ったように、朽ちた尖塔を集めたような城の影が見える。


その城に実態はない。
蜃気楼のように浮かび上がり、揺れる。
目指そうと近づいても一向に距離が縮まらない。大きさが変わらない。
そして歩を進めても、いつの間にか蜃気楼のような映像は背後になり、その時既に足は磁場をくぐり抜けているのだ。


その幻影の城は、過去数多くの冒険者達が挑んでいった。
しかしその全貌は明かされることなく現在に至る。

文献を調べたことのあるものなら、この灰青に朽ちた姿の城についてこう書いてあることがわかるだろう。
著者はオランの魔術師ギルドに所属する、現在は中堅の研究者。
実際に、魔術師ギルドの調査隊としてかの遺跡を訪れた人物だ。


『あまりに強いマナに長年晒された地は、それ自体が意思を持った生物のようだ。

 その強力な磁場は、我々が手を加えたとしても、自浄作用があるかのように、たった数日で元通りになってしまう。
 その事実は、我々に大きな敗北感を与えた。
 なぜなら、古代の遺産であるその不思議な敷地を保存しようと、物理魔力両方の結界を張り巡らせることに多大な苦労を要したからだ。だのに、それがたった数日で"かき消されて"しまうとは。

 強力な磁場は、人の思い通りにものを運ばない。とある地点では右へ矢を飛ばせばそれは左へ吸い込まれ、上へ魔法を放てば正面に飛んでいく。我々は限られた時間・経費・人力を費やし、最低限のそれらの法則を見つけた。しかしあくまで最低限の、だ。

 この地の奥深くまで法則を理解するには、さらなる研究と調査が必要だろう。しかし誰も、大きな投資をするほどの価値を、この地において未だ見出だせていない。
 オランもラムリアースも、正体がわからないこの、偉大なる魔法王国の遺産を前に、手を出すことを躊躇っている。
 他にも数多くある実態を持った城の調査のほうが成功に近いことを、皆が知っているからだ』


と。


実情、この遺跡の横顔をなぞる作業は、名声を求める冒険者達に託されている。
すなわち、自らのリスクをかけて遺跡を調査し、相応の研究機関に結果を提出する。そうすれば報酬と栄誉が冒険者達に贈られる。
この時代が作った仕組みだ。


しかし、かつては"幻城"とも呼ばれていたこの蜃気楼の城は今、冒険者たちの間では"死城"と呼ばれている。
―――亡骸、存在しない、無価値な―――といった意味を込めの"死城"。


あの城は、目指しても目指しても近づかない。
誰もに見放されかけた場所となっていた。


     ---------------


「俺を、連れて行ってくれ。
 俺は君らを途中まで案内できる。見つけたんだ。
 ・・・連れて、行くんだ」


左手のない男がそう言う。
強い懇願はまるで条件にも聞こえる。
しかし、この高圧的な態度はある種哀れみを含んだ必死さをも感じさせた。


「俺たち・・・そう、俺たちは5人の冒険者だった。
 死の城へ向かおうと言い出したのは、ミデル。奔放さが取り柄の魔術師だった。

 彼女、ミデルは考えたらしい。
 『城には自浄作用・・・保存性がある。逆に考えれば、これは古代のままから変わってはいないんじゃないかな。この城は"死城"なんかじゃない。きっとお宝があるに違いない』ってさ。

 それで俺たちは向かったんだ。腕に自信もあった。・・・だが・・・。

 仲間4人が、命を落とした。
 城の、あの"城の壁"に触れることもできずに!!
 クソッ!・・・クソッタレ・・・!畜生!

 あの城は、幻なんだ、やっぱり!
 俺たちはバカを見た。・・・・・・。

 ・・・すまない。
 正直に言おう。
 俺は、仲間を、・・・回収したい。あいつらの、体を・・・。

 頼む、誰か一緒に行ってくれ。
 案内はする。

 ・・・俺は、レンバートという。シーフギルドに所属している」


そうして男はあたりを見回し、ジョージの顔を見て止まった。


ジョージはレンバートに言った。


「依頼だな?」


レンバートはジョージに返す。


「そうだ。・・・だが、前金はない・・・。
 ・・・・・・。」


「報酬は?」


「情報だ。
 俺たちが見つけた"死城"に隠された謎と、その解き方。これは誰にも言ってない。
 どこぞに報告すれば、それなりの金になるさ」


「ふん、信じがたいな」


「ギルドに尋ねてみるがいい。奴らは知らない」


「両方だ。
 お前が漏らしていないということと、もう一つ。
 お前が本当に"死城"の謎を見つけたかどうかだ」


「・・・これを見てくれ」


レンバートは、上半身の服を脱いだ。
左腕の、丁度肘から下がない。


その断面は一見して、白く凍りついているようだった。
レンバートはその断面を指で叩く。


「これは氷じゃない」


魔晶石を細かく砕いたかのような結晶が張り付いている。
レンバートは続けた。


「依頼を達成してくれたのち、学院への報告の際には、
 ・・・俺をも、差し出すといい」


むしろそうしてくれ、と男は呟いた。


ジョージが口を開いた。


「その依頼、うちの店で引き受けた。

 ・・・というわけでお前ら。

 奥の部屋へ行け」


ジョージはその場にいた冒険者全員に向かって言った。


--------
...GMより:

それでは開始です!
皆様、よろしくお願いしますー!


ゴタクを並べましたが、城についての情報は簡潔には以下のとおりです。

 ・蜃気楼のようにゆらゆらと透けて見え、また近づけないため、実体を持たないのではないかと囁かれている。
 ・城のリアルな存在の有無は、文献には明記されていない。
 ・城の見える場所には街1つ分ほどの磁場がある。
 ・その磁場は、通常の物理的な法則をやや逸脱させることがある。
 ・磁場の持つ法則は、地域ごとに違うよう。
 ・磁場に何か変更を与えようとしても、不思議な力によって数日で元通りになってしまう。
  例:看板挿したら消えていた/地面に"I LOVE 花子"と深く刻んでも復元されていた/瓦礫に風鈴をぶら下げてもどっかに消えた などなどです


そして現在の依頼の内容はこちらです。
 ・レンバートの仲間4人の遺体を回収する


この記事に返信する場合、カテゴリ「依頼」にチェックを入れてください。


※お願い:買い物と出発について※
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
出発時、着ていく防具の確定をお願いします。それ以外の防具は持っていけないとします。
武器はいくつでもOKです。

出発の宣言が揃いましたら、ストーリー上PCたちはパダへ移動して死城へ向かいますが、進行の関係上、直接死城へ向かいます。パダのシーンは挟まないため、買い物や準備は全てこのカテゴリで行なっておいて下さい

ちなみに、死城までの移動中、持ち物や所持金が減るようなことはありません。
フレーバーなどで任意に減らすことは可能です。

GM [2012/11/05 20:08]

そこは"ジョージの角なしミノタウロス亭"のとある一室。
公にしたくない、できない依頼の話をするための部屋でもある。


そこには依頼人レンバートがテーブルについている。
ジョージはマリアにホールを任せて、扉の脇に立っていた。


「もう少し詳しく話してくれねえと、こいつらもどういった準備が必要かわからねえや。
 場所はどこだ?そこはどんなところだ?」


普段から擬音語が多いジョージらしく、わかりやすい説明を片腕の男に求めた。


レンバートはまだ完全にショックから立ち直れていない様子で呼吸をしていたが、数回息をして、記憶をたどるように話をした。


「ああ・・・わかった。
 俺たちが向かったのは、"死城"だ。パダから出発して、レックスに踏み込む。
 レックスに入ってから一日半ほど歩いたら、"死城"が見える。
 あたりは荒野だ。白っぽい乾いた土・・・草なんて生えてねえ。
 磁場はいつも荒野だ。その中に城が浮かんでいる。

 俺たちは数日かけて、荒野の中に"入り口"を見つけた。暫くまわりをうろついてたが、見つけた。大きな亀裂がある場所だ。
 それを飛び越えて、"中"に入る」


レンバートは空を見つめている。


「"中"に、精霊はいない。・・・違う、間違った。精霊は、いる。
 だが、そいつらは狂っている。使役できない」


一度うつむいて、また空を見る。


「こういう健全な場所から持ち込んだものからや、封じ込めた精霊でないといけない。あの磁場の土はイカレきってやがる。水も、木も、光さえもだ。

 ・・・と、広さは・・・。
 俺は3つ・・・・・・いや・・・・・・4つの"間"を知っている」


間、と口に出したレンバートは、自分の表現に苦笑するように顔を歪める。


「"中"は結構広い。迷路ではない。
 "入り口"をくぐり、最初の間を通り、さらに扉をくぐったその奥に、だだっ広い庭があった。そこの庭はぐるりとまわるだけでもかなりの時間を要した。
 庭には同じような扉が幾つかあった。さらに幾つかの間があるのだろう。
 俺たちはそこの扉の数枚しかくぐらなかった。
 ・・・・・・。
 ・・・。
 俺が"死城"を後にしたのは、"入り口を"くぐってから3日後だった。
 逃げるのは簡単にできているらしい。数十分とかからねえ。
 だが、攻めるには、かなりの時間を要した。
 俺たちは、"死城"の半分近くまで見に行けたと思う。
 あそこをあのまま全部見るには・・・最低でも1週間。大体10日分の食料が必要になると、踏んでいる」


そこまで喋ってレンバートは、用意されたエールに口をつけた。
木製のジョッキを、少しぎこちなさそうに煽っている。恐らく、失った左手が利き手だったのだろう。


「他に聞きたいことがあれば、今のうちになんでも聞いてくれ」


喉を潤した後、レンバートはそう言った。


--------
...GMより:

乗り込み時の事前情報として
 ・磁場に使える精霊はいない(持ち込んだ松明やコンスピで封じたものは使えます)
 ・城を全部回るなら、10日分ぐらいの食料が必要そう


>腕の結晶について

よく見たり調べたりすると、細かい魔晶石のこびりついたもののように見えます。
普通魔晶石は使用すると砕けますが、腕にあるものは"魔力を持ったままの魔晶石を砕いたらこんな感じだろうな~"という見た目です。
結晶からは若干の魔力を感じます。
もちろん、魔晶石として使うことはできません(笑)


他にも質問があればどうぞ!


この記事に返信する場合、カテゴリ「依頼」にチェックを入れてください。

レイフィア=ハイウィンド [2012/11/05 21:12]

今回の依頼の情報は、私の知識の中にある、あの幻の城と同じものである・・・・
そう思ったのが、興味を引いた一番の理由だ。
この男が探して已まない、仲間たちと、さして大差ない。
そう、好奇心、知識欲。
そう言った類の感情が、私を動かした事に、否定の要素はない。
同時に、この男・・・・レンバートの腕。
まるで魔晶石の破片が付着したような隻腕。
これが、私の意識を急速に冷やした。
冷静になった、と言う事だ。浮かれ気分も消える。

そして、この店の店主はその場にいた者たち全員を巻き込んだ。
別に他に依頼があるわけでも、急ぎの用があったわけでもない。
問題もないが、如何せん納得も行くまい。
見た事のない少年が脱兎の如く店の外へ出て行くのも見えた。
良い判断かもしれない。
得体の知れない場所だ、不相応な危険を察知したとしたら良いセンスだ。

奥の部屋、つまりは依頼の話・・・・内密の話をする場所へ移動した。

「・・・・長い探索になりますね。
 一朝一夕と考えないほうが良いでしょう。
 知った方もいますが、改めまして。
 レイフィア=ハイウィンド、古代語魔法と戦技を修めています。よろしくお願いしますね」

10日か。

保存食はある程度用意しなければいけませんね。

質のいいものも持ってはいますが、ね。

__________________________________________
PLより
はい、サイフィスです。皆さんどうぞよろしく。
ちなみに一度消えて、日記は短縮されています。ぐぬぬ。

着ていく鎧はソフトレザー(7)です。
買い物の買い足しは特に考えていません。
保存食は別計算で20食キープ。7×20=140ガメル消費します。

宣言ってこっちで良いのかな?
日記のほうで宣言が必要かな?

以下、セージチェック
 System : Cyphissさんが退室しました。 (11/05-19:53:45)
--------------------------------------------------------------------------------
 Cyphiss : 後傷口に関しても一応。 2D6 → 3 + 3 + (7) = 13 (11/05-19:51:39)
--------------------------------------------------------------------------------
 Cyphiss : 王城に関してのセージチェック 2D6 → 2 + 5 + (7) = 14 (11/05-19:51:26)
--------------------------------------------------------------------------------
 System : Cyphissさんが入室しました。 (11/05-19:50:44)

マヌル [2012/11/05 22:27]
正直、最初は宝探しと聞いても気乗りはしなかった。
カスター達はいないし、奇妙な空間らしいが余り楽しそうなところでもない。

>「俺を、連れて行ってくれ。
> 俺は君らを途中まで案内できる。見つけたんだ。
> ・・・連れて、行くんだ」

「ハワ〜。前に撃った矢が左にかぁ。
 気付かないうちにぃ、こんな風にぃ曲がっちゃうんですかねぇ。」

 ↑
  ←
   ↑
  →
 ↑

テーブルに、水を指に付けて線を引く。

「どう思いますぅ?ガラフン」

居合わせた知の大地妖精を仰ぎ見る。



> ・・・すまない。
> 正直に言おう。
> 俺は、仲間を、・・・回収したい。あいつらの、体を・・・。
> 頼む、誰か一緒に行ってくれ。
> 案内はする。
> ・・・俺は、レンバートという。シーフギルドに所属している」

仲間か・・・

「そうゆうことならぁお手伝いしますよ。
 ハワ。僕は、マヌル。マヌル・ボルジギンですぅ。」

男を取り囲んだ、おそらく今回仲間となるであろう面々とも、
握手をして回る。



>「・・・これを見てくれ」「これは氷じゃない」

「ハワー、どうなってるんですぅ、これぇ??」

そうこうしいるうちにジョージさんに促され、奥の部屋へと入る。

・・。
・・・。

入り口・・・。中・・・。


>「他に聞きたいことがあれば、今のうちになんでも聞いてくれ」

「ハワワ、ちょっと待ってください。
 入り口からって、レンバートさんは"城"の中に入ったんですかぁ?

 さっき・・皆んな、城の壁にも触れず死んだって・・・」

「あと、聞きにくいんですがぁ
 皆さんはぁ、どのようにお亡くなりに?
 それとぉ、その腕はぁ何があったんですかぁ?」

=======================
PLより

 皆さん、よろしくお願いします。
 只今、カテゴリがうまく選択できず。絶賛苦悶中です。

どうやら手持ちのスマホやタブレットではカテゴリが選べない模様。
グリーンリバー [2012/11/06 03:45]

 俺の名はグリーンリバー。精霊使いにして野伏だ。

 冒険者という不安定で不確実な・・・俗に言う「やくざな」稼業をはじめて,2年が過ぎた。

 さほど素養に恵まれていない俺であったが,ギリギリの難題・戦いをくぐりぬけた結果,熟練と言われる域に足を踏み入れることが叶った。

 

 その日,俺はミノタウロス亭でくつろいでいた。

 以前一緒に仕事をした仲間も一緒だ。

 金髪の少女プレナ。

 幾回りも大きくなったダンテ。

 銀髪のドワーフ,ガラフ。

 彼らと情報交換も兼ねてする冒険談は,実に楽しいものであり,俺にとっては至福の時間であった。

 至福の時間はレンバートという盗賊によって打ち切られた。

 ジョージは否応なしに俺たちにレンバートの依頼をあてがったのだ。

 顔見知りでない冒険者も1人2人いる。

 

「幻城。死城。

 遺跡から遺体を回収したい・・・か。

 正直気乗りしないが,仲間を思う気持ちはよく分かる。

 及ばずながら協力しよう。」

 

 俺自身,蘇生してもらった身だ。その恩は決して忘れない。

 頼主の仲間4人が同じように蘇生できるかと言えば,首を横に振らざるをえないが,弔いたいという気持ちは尊重したい。

 

「俺の名はグリーンリバー。精霊使いにして野伏だ。」

レイフィアと名乗る小柄な魔法戦士,そしてどこか普通とは違う雰囲気のグラスランナー マヌルに自己紹介する。

 

レンバートに問いかける。

「遺体の回収は結構だが,4人ともなるとそれなりの作業になるぞ。荷車か何か用意してあるのか?」

「思惑以上の結果が出た場合,どうする?つまり莫大な金品が得られるとなった場合だ。

 依頼主と仲間割れだなんて,格好悪いのは御免だからな。」

「死城で水は確保できるのか?できないなら,かなりの量を馬で運ぶ必要があるからな。」


--------
PL欄:

 保存食×40を購入します。(280ガメル) 計47個だ(笑)

 防具は最高品質銀製リングメイルアーマーです。

 募集欄記載の高品質武器は持ち込みます。

 マジックアイテムは持って行きません。

ダンテ [2012/11/06 15:31]

『ジョージの角なしミノタウルス亭』通称『ミノ亭』で飲んでたら、奥の部屋に連れて行かれた。

お仕事のようだな、グラスランナー以外の面子は見知った連中だ。

「ダンテだ、よろしくな。」

************************

前金無し・・・ってのは正直つれえが、
その分、大儲けの可能性は高いってもんよ。

ハイリスクハイリターンてやつさな。

大穴狙いは嫌いじゃねえ。


グリーン達がいくつか質問をする、
ははは、一緒に海で遭難した経験が活きてるようだな。

「確かに遺体を回収するなら荷車か何かがいるな。

レンバードの言う通りなら現地での水や食糧調達も難しかろう。
樽か何かで水も持っていった方がいいかもしれねえな。

なに、引くのは任せておけ、こう見えても力には自信がある・・・・
それにガラフのおっちゃんが押してくれるから大丈夫だ。」

ドワーフを向いてにやりと笑う。

7人の10日分の水と食料、結構な大荷物だ。いずれにせよ荷車は必要だろうさ。


【PLより】

武装について
島揺らし(30/35)、メテオソード(16)、プレートアーマー(24)、ダガー(4)

たんぽぽソードはジョージに預けていきましょう。

保存食30購入 30×7=210ガメル 計42個所持

飲料水用の樽と荷車(中古でも可)を購入したいのですがおいくらでしょうか?

GM [2012/11/06 15:48]

協力を申し出るミノタウロス亭の冒険者達に、レンバートの瞳はわずかに赤くなった。


>「ハワワ、ちょっと待ってください。
> 入り口からって、レンバートさんは"城"の中に入ったんですかぁ?

> さっき・・皆んな、城の壁にも触れず死んだって・・・」


レンバートは、皆より頭ひとつ低いマヌルの姿を見てから、頷いた。


「いやすまない。"城"の中ではない。
 俺たちが調べていたのは、ずっと"磁場"の上だ。そこは、荒野だ。
 だが入り口・・・俺たちは"モノリス"と呼んでいた石板があり、そこをくぐると、荒野の一部分が変化したような、今までとは確かに違う場所に出る。
 だから俺たちは"間"と呼んでいたが、建物の中ではない。荒野の上だ。
 ・・・実際に見てもらうまで、俺のいうことはイメージしずらいかもしれない」


>「あと、聞きにくいんですがぁ
> 皆さんはぁ、どのようにお亡くなりに?
> それとぉ、その腕はぁ何があったんですかぁ?」


レンバートの動きが止まる。だが、ゆっくりと喋り出した。


「各"間"には、侵入者・・・いやきっと、訪問者さえも拒んで試すような仕掛けがある。仲間たちは一度にやられたわけじゃなく、それぞれの仕掛けに嵌ってしまったのさ・・・。

 この腕は、それを助けようとして手を伸ばした時にやられた。
 閉じ込められそうになる仲間を助けようと、扉・・・"モノリス"の向こうに手を伸ばしたんだが、閉まる"モノリス"の力は強力で、結局切断されてしまったのだ」


そうして、結晶のついた左手断面を撫でた。


>「遺体の回収は結構だが,4人ともなるとそれなりの作業になるぞ。荷車か何か用意してあるのか?」


グリーンリバーの顔をじっと見、何か口に出す事自体をレンバートは躊躇っているようだった。


「・・・俺は・・・。
 もしかしたら、・・・。
 あいつら・・・。
 もう、磁場に、消されてるんじゃないかって・・・思うんだ。
 物体・・・動かないものを消す力・・・。

 わからない、そう!あいつら消えてなくて、荷車は必要かもしれない!!
 ・・・。
 荷車を、どこかで借りていこう」


その時ジョージが口を開いた。


「うちのボロを持ってけ。
 オランの街で目立つのが嫌だったら、パダで借りるよりも農村に声をかけたほうがいいだろうな。・・・金、ねえんだろ?」


レンバートがありがとう、と頷いた。


>「思惑以上の結果が出た場合,どうする?つまり莫大な金品が得られるとなった場合だ。

> 依頼主と仲間割れだなんて,格好悪いのは御免だからな。」


「俺のこの腕は、学院に治してもらうさ。神殿に行くための金をせびるつもりはない。
 仲間たちを生き返らせるつもりも―――遺体があればの話だが・・・。

 そうだな。もしも莫大に儲かったなら・・・暫く隠居できるぐらいの金は、俺にも少し分けて欲しいかもしれないな」


そういって、レンバートはやっと緊張を緩めた様子だった。
死んでいった仲間たちの回収をした後、冒険者家業からは足を洗おうとも考えているようだ。


>「死城で水は確保できるのか?できないなら,かなりの量を馬で運ぶ必要があるからな。」


>レンバードの言う通りなら現地での水や食糧調達も難しかろう。
>樽か何かで水も持っていった方がいいかもしれねえな。


「ああ。中に泉があった。俺はやむなくそれを使っていたが、病気もない。
 ・・・気分的に良いのものではないから、別途持っていったほうが安心だろうな」


水は一応飲めるものがあるらしいが、持っていっても尚良いだろうと依頼人が説明する。



--------
...GMより:

レンバートの仲間たちは、それぞれトラップに引っかかって亡くなったとのことです。

腕は、とある場所の扉に挟まれて切断されたようです。
その現場に行けば、もう一度その時の様子を教えてもらえると思います。

荷車は手に入ります。自動的に入手できる感じで構いません。
レンバートは、遺体がそのままの姿で残っているとは考えていないようです。
ですが、望みを捨てていない様子も伺えます。
置いて逃げた罪悪感と、仲間たちがどうなっているか改めて自分の目で確認したい、という気持ちのほうが強そうです。

報酬の山分けは冒険者に任せる、と言っています。

水はなくなっても飲めることは実証済みのようですが、確かに現地水はあまり気分のいいものではないらしいです(笑)

レイフィア=ハイウィンド [2012/11/06 18:51]

ふむ・・・・

聞く限り、今の私が用意できるものなど高が知れている。

装備は十分に整えるくらいでしょうね、個々人での対策は。

 

「・・・水が要るとするならば、パダで樽に水を買い付ければ良いでしょうね。

 幸い、行きを考えれば荷車があるわけですし」

 

話題に出た問題はコレで良い。何樽準備するかは相談だが、帰りには棺桶代わりとする事も想定の内だ。

特に今回の依頼は遺跡の奥にまで足を伸ばせ、と言う訳ではない。

帰還する事を大事に考えるべきなのだ。

あとは・・・・

 

「・・・レンバートさん、でしたか。

 アナタの仲間の命を奪ったのは罠ばかりでしたか?

 魔物やらの類、気配は無かったのですか?」

 

あまり意味の無い質問かも知れないと考えながら、言葉を紡ぐ。

プレナ [2012/11/07 21:49]

>「その依頼、うちの店で引き受けた。
>・・・というわけでお前ら。
>奥の部屋へ行け」

 たまたまその場に居合わせたわたしは、依頼の詳細を聞くために奥へと行く。
 その部屋に集まったメンバーは大半が顔見知りだった。
 同じ冒険者の店の常連で、同じくらいの腕前......となれば、似たようなメンバーが集まっても不思議はない。


 依頼の内容は

-幻の遺跡の情報を提供する代わりに、そこから依頼人の仲間の遺体を回収してほしい-

というものだった。
 話に聞いた幻の遺跡-死城-については、学院で少しだけ話を聞いたことがある。
 あやふやになっている記憶をたどる。
 たしか、死城に興味を持った学生に対して導師が一言

「他にすることは無いのですか?」

 と切り返したことを思い出す。そういう扱いの遺跡だったような覚えがある。
 その遺跡探索の手がかりが、依頼という形でもたらされた。
 これは幸運だろうか?あるいは......。

 躊躇するわたしの背中を押したのは、仲間の遺体を回収したいという依頼人の願いだった。
 基本的に利で結びつく冒険者の仲間も、長く続けば情が発生するもので、一種の家族のような感じになるものだ。
 わたしも幸運なことに、パーティに籍を置かせてもらっている。そのメンバーの顔を脳裏に浮かべ、一呼吸おいて

「事情、了解しました。依頼お引き受けします」

 と、承諾の旨を依頼人とジョージさんに伝えた。
 そして、同じく依頼を受けた面々に向かって、今まで何度も、そしてこれからも何度か発することになるであろう言葉を

 
「プレナと申します。皆様よろしくお願いしますね」


--PLより--
HP18/18 MP23/24 猫(5/5 5/5) インスピ○ 
ストサバ触媒*2+5 魔石晶 2点×2 4点×2 保存食21+21

GMのしょうさん、PLの皆様、よろしくお願いします。
さて、鎧の決定、買い物などなどですが

・鎧の確定 → ぷー・レザーこと魔法のレザーアーマー(ダメージ減少のみ1)
・消耗品の補充 ストサバ触媒の石を5個追加希望 
        食糧は21食(147ガメル)分買い足して、合計42食(2週間分)にする

でいきたいと思います。

そして毎朝インスピ詠唱を行います。
とりあえず今回の分です。

まう@プレナ : インスピ発動判定 2D6 → 4 + 2 + (6) = 12 (11/07-21:48:17)
System : まう@プレナさんが入室しました。 (11/07-21:48:04)

ガラフ [2012/11/08 04:02]

郊外での遺跡での一戦から生還し、オランでの生活に戻る。
先の戦いはを正に命懸けであった。
ミラやプレナ、ナリスが居なかったらどうなった事か...
今でもあの時の事を思うと背中に冷たい汗が落ちる。

あれから久方遺跡探索に赴いていない事を思い出し、
神殿の書庫に入り浸って遺跡に関する文献を読み耽った。
その過程で、読む事の出来なかったエルフ語の文章も読めるようになり、
ささやかな成長を祝おうと、ジョージの店の扉を潜った時の事だった。

***********************************

死に体で店に飛び込んできた男、レンバート。
失われた腕の先端はまるで魔晶石の結晶のようになっている。
これは一体どう言う事だと言うのか?

>「ハワ〜。前に撃った矢が左にかぁ。
> 気付かないうちにぃ、こんな風にぃ曲がっちゃうんですかねぇ。」

>「どう思いますぅ?ガラフン」

たまたま同席していた顔馴染みの草原妖精、マヌルが問い掛けてくる。
彼には先日海に突き落とされた意趣返しをしてやりたい気持ちが
心の中で渦巻いてはいるが、基本的には心を許せる戦友だ。

「確かに風の精霊の力でも行使しないと普通ならない動きじゃ...
 しかしレックスでは何が起きても不思議では無いと思うぞ、マヌルんよ」

だから、こうした返事位はしてやろうと思うのだ。

>「その依頼、うちの店で引き受けた。
> ...というわけでお前ら。
> 奥の部屋へ行け」

「委細承知」

ジョージのこの上無い言葉に誘われ、奥の部屋へと向かうのであった。

***********************************

個室に用意された席に各々着くと、ジョージが細かい説明を求めた。
依頼人レンバートは淡々と答えていく。

"死城"と言われるレックスの遺跡。荒野に浮かぶ幻の城?
入口は亀裂。飛び込む事で入れるらしい。
精霊力は存在するがどれも狂っているらしい。
中には4つの"間"が存在するという。"入口"と"庭"。そしてその他...

>「他に聞きたいことがあれば、今のうちになんでも聞いてくれ」

この言葉を受けて、仲間達がレンバートに次々と質問を重ねていく。
遺跡への具体的な侵入方法。
仲間の最期。どうやって遺体を回収するのか。
食料や水の運搬の問題。
報酬分割について。
云々。

>「確かに遺体を回収するなら荷車か何かがいるな。
> レンバードの言う通りなら現地での水や食糧調達も難しかろう。
> 樽か何かで水も持っていった方がいいかもしれねえな。
>
> なに、引くのは任せておけ、こう見えても力には自信がある...
> それにガラフのおっちゃんが押してくれるから大丈夫だ。」

オラン随一の怪力の主、ダンテが白い歯を此方に向けてきた。
彼は腕力を活かした武辺のみならず、諧謔も得意としている。

「左様。ワシとダンテがおるでな、力仕事については心配あるまい」

親指を立ててダンテに目配せする。

さて、遺跡は"磁場"と呼ばれる荒野に存在する事。
遺跡の入口には"モノリス"と呼ばれる石版がある事。
仲間は遺跡内の仕掛けに掛かって命を散らした事。
遺体は残っていない可能性が高い事。
遺跡内に泉がある事...などが明らかになった。

幸い、荷車はジョージが貸してくれる事になった。
樽もつけてくれるらしい。これは助かる。

「店主よ、お心遣い忝い。有り難く使わせて頂きますぞ」

謝意を述べてから、レンバートに向き直る。

「レンバート氏よ、"磁場"や"死城"の内部を記した地図は
 ございますかな?もしあるなら、対策も立て易いというものですが」

事前に出来る限りの情報を共有しておくのは大切な事だ。

「さて...遺跡の前に野外捜索か。グリーンリバー氏とマヌルが居る事だし、
 今回ワシは神官戦士としての働きに集中すればよい訳じゃな。
 ああ、それと荷物運びか!荷車を押さねばな」

かっかっかと笑う。

「食料や野外用品などを揃えておかねばな...」

こう見えて野外の長期探索の経験は乏しいのだ。

>「...長い探索になりますね。
> 一朝一夕と考えないほうが良いでしょう。
> 知った方もいますが、改めまして。
> レイフィア=ハイウィンド、古代語魔法と戦技を修めています。
> よろしくお願いしますね」

見知った顔触れの中で唯一初見となる女性。
槍を嗜む魔法戦士、彼女はレイフィアと名乗った。

「レイフィア嬢よ、お初にお目に掛かります。
 ワシの名はガラフ。ラーダの神官戦士にして吟遊詩人の端くれです。
 貴女の魔術と戦技の冴え、頼りにしておりますぞ」

手を差し伸べ、握手を求める。

===================================

【ステータス】

HP22/22 MP23/24 インスピ:未使用 体調:健康 
支援魔法:なし

【装備品】

武器1=最高品質モール<カレドゥイネ>(必要筋力26-5)
    攻撃力 7 打撃力36 Cr値12 追加D 7
武器2=銀製ハンドアクス<フューネラルアクス>(必要筋力11):
    攻撃力 6 打撃力16 Cr値11 追加D 7
武器3=銀製高品質ダガー<シルバームーン>(必要筋力5-2):
    攻撃力 6 打撃力 5 Cr値10 追加D 7
武器4=最高品質ロングボウ<ラク・ダーレィ>(必要筋力26-5)
    攻撃力 6 打撃力26 Cr値10 追加D 7

盾=なし:回避力 5
盾=銀製スモールシールド<ランパート>(必要筋力1):回避力 6

鎧=チェインメイル(必要筋力19):防御力24 D減少 4

【消耗品管理】

矢19 銀の矢24 魔晶石3・3・1・1 暗晶石3・2・1・1
保存食47 羊皮紙19 松明6 ロープ30m くさび30個

【PLより】

遅くなってすみません、導入をどうしようかと考えていました!

レンバート氏には本文の通り、「地図があったら見せて!」とお願いします。
もし地図があって見せて貰えた場合、模写は可能か聞いて見ます。
レンバート氏に何かあった場合に備えて、予備が欲しいのです。

後はセージ+知力で"死城""磁場""モノリス"及びレンバートの腕
について判定希望です。ダイスは振ってしまいました。
もし不可能ならダイス破棄してくださいませ!
そして更に可能ならモノリスについて早速インスピを発動したく...

事前購入ですが、保存食40食とテント、毛布、
ロープ30m、くさび30個、小型ハンマーを希望します。
280+300+50+30+60+10で、合計730ガメルの支出!

鎧は上記の通りチェインメイルで行きます!
俺、今回の冒険が終わったら鎧をいいやつに買い換えるんだ...

【ダイスチャットからの添付】

03:54:49 テッピン@ガラフ ≫ おはようの儀式、《インスピ》! 2d6 <Dice:2D6[1,2]=3> 
03:55:07 テッピン@ガラフ ≫ 危ない...(冷や汗
03:55:31 テッピン@ガラフ ≫ レンバートの腕チェック 2d6+6 <Dice:2D6[3,6]+6=15>
03:55:51 テッピン@ガラフ ≫ "死城"について 2d6+6 <Dice:2D6[3,1]+6=10>
03:56:10 テッピン@ガラフ ≫ "磁場"について 2d6+6 <Dice:2D6[5,6]+6=17>
03:56:39 テッピン@ガラフ ≫ "モノリス"について 2d6+6 <Dice:2D6[2,2]+6=10>
03:57:20 テッピン@ガラフ ≫ モノリスについて知りたかったなあ...

GM [2012/11/08 17:54]

>「・・・レンバートさん、でしたか。
> アナタの仲間の命を奪ったのは罠ばかりでしたか?
> 魔物やらの類、気配は無かったのですか?」


「魔物の気配は、俺が知る範囲にはなかった。他の場所はわからんが。
 ああ。狂った精霊はあちこちに居たがな。それは大したもんじゃない」


>「レンバート氏よ、"磁場"や"死城"の内部を記した地図は
> ございますかな?もしあるなら、対策も立て易いというものですが」


「地図は別の仲間が作って持っていた。
 俺が描いたとしても参考になるかどうかは・・・わからん。
 紙の無駄遣いをするだけだろう」


薄れかけた記憶を利き腕ではない手で書くのは少し難しい、とレンバートは言った。


「これで、準備の参考になっただろうか。
 俺はいつでも出発できる。
 君たち次第だ。任せる」


レンバートは頷いた。


ガラフは腕の結晶をじっと観察する。
が、やはりレイフィアと同じく、これが「マナを帯びた結晶」であることしか、わからない。


自分の知識をたどり、依頼人の言う"磁場"と"モノリス"について思い当たることがないか考える。


"磁場"・・・とても強いマナを帯びた荒野。
魔力探知の魔法は、この強いマナによってぼける。
物を消す・復刻させるその自浄作用はおおよそ最低3日ほどかかるらしいと読んだことがある。消えるまでの時間は質量に比例する。
まるで、高難度の古代魔法の"ディスインテグレート"が徐々に、徐々に、じわじわと作用しているようだ、と書いてあったことを思い出す。救いなのは、それが生命を持ったものには作用しないというくらいか。


"モノリス"については、噂程度のものだ。
荒野にぽつんと立っている石板は「便所の壁」と憎々しげに言われることもある。
便所はその設計上丈夫になるもので、レックスが落ちた際も砕けなかったんだろうと笑われている程度だった。


ガラフは"モノリス"について、更に思案する。と、インスピレーションが降りて、思い出す。
磁場についての記事の一節だった。


『荒野に一枚で屹立する黒みを帯びた岩板に、"魔法解除"を試みる。
 変化は伺えなかった。』



--------
...GMより:

【追記】
ガラフがモノリスについてインスピレーションを使用するということでしたので、その分を追記しました。
あまり具体的な作用についてはわかりませんでした!^^


お答えしました!
地図については、紙をもらえるなら書くつもりはあるようですが、かなりざっくりしたものになるでしょう。


もう出発してもいいよ!というかたは、こちらのカテゴリにて出発の宣言をお願いします
全員揃いましたら、次カテゴリに進みます。
(戻れない系で^^)


>平賀さん

防具と食料の確定をお願いしますー!

マヌル [2012/11/08 22:47]
「ハワ・・・なるほどぉ」

行先は、空間のねじ曲がった荒野。死城の庭といったところか。

「ジョージさん
 保存食を10日分、あと矢を二束、お願いしますぅ」

========================
PLより

 保存食 30×7=210ガメル
 矢二束 10×2=20ガメル
 合計230ガメル出費

 鎧は、山猫の鎧(3/7)
 スモールシールドも持って行きます。
グリーンリバー [2012/11/10 00:48]

>「魔物の気配は、俺が知る範囲にはなかった。他の場所はわからんが。
>ああ。狂った精霊はあちこちに居たがな。それは大したもんじゃない」

「精霊には普通の武器は効かない。
 大したものじゃないというのは,襲いかかってこなかったということなのか?」

レンバートに疑問を投げかける。
返答しだいでは,俺は銀製のアローを自室からとってこなければならない。


--------
PL欄:

 もしレンバートのパーティが,狂った精霊達を右から左へサクサク倒すようなレベルで,
精霊達もガンガン襲いかかってくるなら,我々もそれ相応の準備が必要だ ‐ という意味の質問です。

(ちょっと分かりづらいかも・・・ですね!)

 『狂った精霊はあちこちに居たが,襲いかかって来るわけじゃない』 ということであれば,これ以上購入するつもりはありません。

 レンバートの答えが前者であれば,銀製のアロー12本を自室からもってきます。
(とはいえ,銀の矢がマジックアイテム・特殊なアイテムに分類されるとすれば,募集の段階で記載していないのであきらめます)

プレナ [2012/11/10 16:33]

 遺体の輸送方法についてはダンテさんが、収得物の扱いについてはグリーンさんが、事前調査についてはガラフさんが、それぞれ手際良く進めてくれている。
 みんなわたしのよく知っている熟練の冒険者だ。抜かりがあるはずはない。
 他に準備することがないか、しばし考え......思いつかなかったわたしは、保存食の準備をすることにした。
 依頼のたびに保存食を準備するが、今回の携行量は特に多い。少し工夫が必要だろう。
 
 十分に乾燥した脂身の少ない肉と、よく乾燥した果物を準備。
 これを細かく砕いてよく混ぜる。
 一方で、上質の脂を加熱して溶かし上のものを投入して撹拌。
 湯で洗った革袋にそれを入れた後、冷やして固める。
 これで完成。同じものをいくつか作る。

 もちろん、すべての保存食を加工したわけではない。
 しかし、一部でもかさばらないように加工すれば道中が楽になる、そう考えてのことだ。
 

 「準備できました。いつでも出発できます」

 皆にその旨を告げ、そろうのを待つ。
 現地では何が待っているのだろうか、それを考えると鼓動がわずかに速くなった。


--PLより--
HP18/18 MP23/24 猫(5/5 5/5) インスピ○ 
ストサバ触媒*7 魔石晶 2点×2 4点×2 保存食42

フレーバーですけど、コンパクトな保存食を作ってみたりしました。
準備など特に思いつかなかったので、皆さんが良ければ現地へGOでいいと思います。
また、抜けている点やアドバイス等ありましたらいただけると嬉しく思います。

そしてしょうさん、キャラアイコンありがとうございます。

ガラフ [2012/11/10 23:49]

レンバートは地図は所有していない事、
隻腕の身では地図を書き起こすのは困難である事を回答した。

「地図をお持ちでは無いのですな、承知致しました。
 では現地を案内して頂きながら、マヌルやグリーンリバー氏に
 書き起こして貰うのが最善でしょう」

自然、こういう結論に行き着いた。

「...という次第じゃ。マヌル、グリーンリバー氏よ。
 現地に着いた時は地図製作を宜しく頼みたい」

練達の野伏2人に、頭を下げる。
頼れる仲間が居ると言うのは有り難いものだ。

***********************************

"磁場"や"モノリス"という石版について記憶を辿る。

"磁場"についてはごく最近読んだ文献に出ていたので、
かなり明瞭に思い出す事が出来た。
マナの影響で魔法による探知が効き難いという情報。
"磁場"内での環境の変化はゆっくりと修正されていくという情報。
それは対象となる物質の大きさに比例するらしい。

"モノリス"については白い板という事位くらいしか分からない。
ラーダへ強く祈り、《霊感》の力を借りる事にする。
すると脳裏に閃いたのは、

>『荒野に一枚で屹立する黒みを帯びた岩板に、"魔法解除"を試みる。
> 変化は伺えなかった。』

という一節であった。

「.........これは、どういう事かな?」

文言の意味を考え、沈思してしまう。

===================================

【ステータス】

HP22/22 MP23/24 インスピ:使用済 体調:健康 
支援魔法:なし

【装備品】

武器1=最高品質モール<カレドゥイネ>(必要筋力26-5)
    攻撃力 7 打撃力36 Cr値12 追加D 7
武器2=銀製ハンドアクス<フューネラルアクス>(必要筋力11):
    攻撃力 6 打撃力16 Cr値11 追加D 7
武器3=銀製高品質ダガー<シルバームーン>(必要筋力5-2):
    攻撃力 6 打撃力 5 Cr値10 追加D 7
武器4=最高品質ロングボウ<ラク・ダーレィ>(必要筋力26-5)
    攻撃力 6 打撃力26 Cr値10 追加D 7

盾=なし:回避力 5
盾=銀製スモールシールド<ランパート>(必要筋力1):回避力 6

鎧=チェインメイル(必要筋力19):防御力24 D減少 4

【消耗品管理】

矢19 銀の矢24 魔晶石3・3・1・1 暗晶石3・2・1・1
保存食47 羊皮紙19 松明6 ロープ30m くさび30個

【PLより】

出発宣言のレスであります!
モノリスがめっちゃ気になる...まるで2001年宇宙の旅!!

地図は現地に到着してからレンバート指導の下に
レンジャーズが作成するのが吉と思いました!
勿論、ガラフもダイス振りますよ。

インスピで得た情報は皆に話して共有はしておきますね。

【ダイスチャットからの添付】

今回は無し!

ダンテ [2012/11/11 01:12]

>「うちのボロを持ってけ。
> オランの街で目立つのが嫌だったら、パダで借りるよりも農村に声をかけたほうがいいだろうな。・・・金、ねえんだろ?」

荷車と水用の樽はジョージが用立ててくれるらしい。
口調はぶっきらぼうだが面倒見はいいんだよな、この親爺。

「お、ありがてえな。ついでに古い毛布4,5枚もらえればありがてえんだがな。」

 

【PLより】

水用の樽は二樽でいいですかね。2バレル=318リットルw
多めに見積もって一日一人3Lとして7人で15日分。
まあ、フレーバーなんですけどねw

毛布は・・・・遺体持ち帰る気満々です。
貰えないなら5枚購入します。

あとロープ30m追加購入します。30ガメル消費

以上で出立準備完了です。

レイフィア=ハイウィンド [2012/11/11 04:49]

大体の方針は決まったようだ。

ならば、後は動くのみ。

 

「・・・・各人、準備や買い物が終わったら出発しましょう。

 半刻もあれば、調いますか?」

 

さぁ、いこう。

___________________________

PLより

取り急ぎ。と言うか遅くなってごめんなさい(切腹

ええ、出撃日記です

GM [2012/11/11 14:46]

>「精霊には普通の武器は効かない。
> 大したものじゃないというのは,襲いかかってこなかったということなのか?」


「襲い掛かってくる前に消せる奴らだったのさ。
 光の玉とか、だな。それを物陰から銀の矢で射止めた。
 2体人型のものは、幸運なことに見かけなかった・・・が、いてもおかしくはない気配だった」


レンバートは自分の知っていることをすっかりと話す。


ダンテとジョージのやり取りでは。


>「お、ありがてえな。ついでに古い毛布4,5枚もらえればありがてえんだがな。」


「ああいいぜ。ウチに帰ってこない奴らの毛布が余ってるんでな」


レンバートは、ジョージの無頓着な口ぶりのせいで顔に影を落とし「うっ」とかいう声を漏らしそうになっていたが、すぐに気を取り直す。



次々と出発待機の報告が揃う。
空模様は曇天だが、出発に何の差支えもない。



--------
...GMより:

>グリリバさん
答えとしては・・・中間、でしょうか!
狂った精霊たちはあちこちに居たが、レンバートたちが見かけたのは具体的にはウィスプだったので、サクサクいけた、という感じです!

銀矢については持って行ってももちろん良いですよ!


>ダンテさん
毛布はご希望の枚数もらえるようです。
ボロボロで埃だらけのもののです(笑)


うむ・・・漏らしていないだろうか。

それでは、カテゴリを移しまーす!