ファリスの手

GM [2012/12/14 23:09]


空は晴れている。
荒野の遠くで風に吹かれた土埃がにわか舞い上がる。


一行はマーファの間の北東のモノリスの前に立つ。


「皆、いいか、行くぞ」


そういうレンバートの顔が強張っている。


音もなくモノリスは開いた。
地面に落ちる扉の影も、おかしな所はない。


「入ってくれ」


     ---------------


その間は、事前にレンバートが言った通りの様子だった。


そこはまるで建物の中のようだ。
石壁で丸く塞がれており、間の中心の天井は石の梁で塞がれている。
明かりは、梁の間から漏れる陽の光でまかなえる。


全員がこの間に入ったことを確認してから、レンバートはモノリスから手を離し、再度内側から押した。
ロックなどはないようで、すんなりと開く。


モノリスから入って正面に、5つの扉がある。焼かれた銅板のような色をしており、金属を加工したものだと思われる。
それは今はすべて下りており、その向こうがどうなっているかはわからない。


地面は一面石畳。
中心にファリスの紋様円がある。
その紋様円は今までのものよりも大きく、直径3m近くあるだろう。
ただ、7人全員が入ると少し窮屈かもしれない。


紋様円の中に、バックパックが置かれている。女性のものだ。


「・・・。ミデルは」


レンバートはそのバックパックに飛びつくように拾い上げた。
あたりを見ても、肝心の、人がいない。


「どこ行ったんだ。生きてるのか、死んだのか」


と、膝をついたまま立ち上がれないようだ。


この間にいる全員が紋様円の中にはいると、扉が上へ開いた。
石碑は、レンバートの言っていた通り、真ん中の扉にあった。
その他4つの扉の向こうは、何か、庭のようだった。
朝日が差し込んでいる様子は、ファリス神殿の庭のように平和に見える。


例えば機転を利かせれば、石碑へは他の扉からも行けるだろう。
5つの扉の向こうは繋がっているようだ。


「扉の上に、変な目があるだろう。
 あれだ・・・」


と、言ったまま黙った。


"秩序、誰かが定めたルール"


と、上位古代語で書いてあるのはもちろん、紋様円の中にだ。


―――――――――――――――――――――――――
...GMより:

ファリスの間でーす。


図解は後ほどUPします!


【目玉ギミック】

・真ん中の紋様円の中に全員が入ると、正面5つの扉が開きます。
・順番通りに扉の上の目を潰していくと、扉が固定されます。
  →閉じた状態で潰しても、あきません

あとここでアナウンスです!

・目を閉じるには、一定のダメージが必要です。
・目は、13以上で命中、防御点5、です。防御点を超えてダメージが入れば開きます。

・当たってハズレの場合、投げたと同じ値で返ってきます。
  例)命中15、ダメージ10で投げたけど、当たりじゃなかった場合
     →そのまま、PCに命中15、ダメージ10の攻撃として返ってきますので、回避するには15以上出してください。

全員で全部の目に攻撃する場合、最低5回必要だということですね。
同時に回避ダイスも振ってみてください(・ω・)

目を調べるとセージ知力14以上で、「何か微妙な作りになっている。眼球を模した透明な石の向こうに何かがいる気配がする」ということがわかります。
見られているんです。すごく見られているんです。

<◎> <◎> <◎> <◎> <◎>

詳しいことはちょと後ほど追記します!
ご質問もOK!

レイフィア=ハイウィンド [2012/12/14 23:21]

ファリスの間。

ここが、依頼で言えば最後になる・・・筈だ。

その後どうするかは、依頼人次第だろう。 私から何かを言うつもりはない。

リソースにも余裕はある筈だ。 今のところは、だが。

 

間に入る事自体は、やはりそれほどこの場は拒否はしない。

試練云々と言うのがやはり本質なのだろう。

そして明らかに人工物、ここは今までとは異質さの根本が違う。

 

「・・・影が揺らぐ事もありませんね。

 秩序の神らしい、とでも言いますか・・・

 そして、アレが目ですね・・・

 他には・・・」

 

視線をめぐらせたとき、レンバートが走り出した・・・

目で追えば、バックパックが転がっている。

 

「・・・依頼事態はほぼ達成ですね。

 後は・・・離脱ですね」

 

その為にも、あの目を何とかしなければならない。

 

ためしに、小石を投げてみる。

軽くだ。

あたりはしたが、瞬きすらしない。

 

「・・・ある程度、威力が無いと歯牙にもかけないようですね。

 それでは、ダンテさん。満を持してどうぞ」

 

_________________________________________

PLより

セージが仕事しておりません...orz

あと、GMのメタい部分を補填してみました(笑)>ダメージ云々

 

保存食4/20

 

SystemCyphissさんが退室しました。 (12/14-23:33:53)


Cyphiss : 3 2D6 → 4 + 2 = 6 (12/14-23:33:50)


Cyphiss : 2 2D6 → 3 + 2 = 5 (12/14-23:33:47)


Cyphiss : 予備3つ 1 2D6 → 4 + 5 = 9 (12/14-23:33:45)


Cyphiss : おうふ、仕事してない・・・ (12/14-23:33:32)


Cyphiss : せーじちぇぇっく 2D6 → 4 + 2 + (7) = 13 (12/14-23:33:24)

ガラフ [2012/12/15 02:50]

ファリスの"間"へと意を決して踏み込む。
其処は、まるで神殿の礼拝堂のような空間であった。

正面には件の扉が5つ。
石畳に描かれた文様円に全員で入り込むと、扉が跳ね上がる。
中央の扉の向こうには石碑が。
他4つは庭のような光景が広がっている。

>「扉の上に、変な目があるだろう。
> あれだ...」

跳ね上がった扉の上には、彼の目が鎮座ましましている。

>「...。ミデルは」

文様円の中にレンバートにとって見覚えのある背負い袋があった。

>「どこ行ったんだ。生きてるのか、死んだのか」

レンバートは膝をついたまま、衝撃から立ち直れずに居る...

>「...ある程度、威力が無いと歯牙にもかけないようですね。
> それでは、ダンテさん。満を持してどうぞ」

「そうですな。おそらく魔法的な防護でも施されているのでしょう。
 ダンテよ、昨日に引き続き頼りにしておるからな。
 怪我しても大抵は治せるから安心せい!」

ダンテの腰をばしんと叩いておく。契機づけだ。

「それとレンバート氏よ...念の為、改めてこの"間"の全容を
 明らかにする為に調べて頂きたいのですが...お願い出来ますかな?」
 
隻腕とは彼は熟練の盗賊だった男だ。
これ位お願いした所でバチは当たらないだろう...

===================================

【ステータス】
 
HP22/22 MP23/24 インスピ:未使用 体調:健康
支援魔法:無し

【装備品】
 
武器1=最高品質モール<カレドゥイネ>(必要筋力26-5)
    攻撃力 7 打撃力36 Cr値12 追加D 7
武器2=銀製ハンドアクス<フューネラルアクス>(必要筋力11):
    攻撃力 6 打撃力16 Cr値11 追加D 7
武器3=最高品質ロングボウ<ラク・ダーレィ>(必要筋力26-5)
    攻撃力 6 打撃力31 Cr値10 追加D 7
 
盾=なし:回避力 5
盾=銀製スモールシールド<ランパート>(必要筋力1):回避力 6
 
鎧=チェインメイル(必要筋力19):防御力24 D減少 4
 
【消耗品管理】
 
矢19 銀の矢14 魔晶石3・3・1・1・1 暗晶石3・2・1・1
保存食42 羊皮紙15 松明6 ロープ30m くさび30個

※保存食5、羊皮紙5消費
 
【作成した地図の管理】

・"死城"までの道程 :達成値12
・チャ・ザの足の"間":達成値 9
・マーファの胸の"間":達成値 6
・マイリーの足の"間":達成値14
・ファリスの手の"間":達成値15

【PLより】

先出しですが地図を作っておきます。達成値は15です。なんじゃそら。
一応念の為の<危険感知>もしておきます...しかし達成値7。

目のセージチェックは達成値13で失敗でした...(涙
目のセージチェックで他の誰も成功しなかった場合、インスピ使用します!
正しく今が使いどころ。妖怪イチタリナイめこんちくしょう。

玄武さんの提案に乗ります。ダンテの行動を見守り、
負傷した場合はキュアします。

それと、レンバートに<捜索><罠発見><危険感知>を要請します。

予備ダイスは7・10・7・8・5です。

【ダイスチャットからの添付】

02:42:29 テッピン@ガラフ ≫ <知識>目玉の仕掛け 2d6+6 <Dice:2D6[4,3]+6=13>
02:42:48 テッピン@ガラフ ≫ イチタリナイ...
02:43:09 テッピン@ガラフ ≫ <地図製作> 2d6+6 <Dice:2D6[3,6]+6=15>
02:43:23 テッピン@ガラフ ≫ 逆にして欲しい...
02:43:48 テッピン@ガラフ ≫ <危険感知> 2d6+3 <Dice:2D6[2,2]+3=7>
02:44:02 テッピン@ガラフ ≫ 予備1 2d6 <Dice:2D6[5,2]=7>
02:44:12 テッピン@ガラフ ≫ 予備2 2d6 <Dice:2D6[4,6]=10>
02:44:26 テッピン@ガラフ ≫ 予備3 2d6 <Dice:2D6[4,3]=7>
02:44:39 テッピン@ガラフ ≫ 予備4 2d6 <Dice:2D6[6,2]=8>
02:44:51 テッピン@ガラフ ≫ 予備5 2d6 <Dice:2D6[3,2]=5>

ダンテ [2012/12/15 17:24]

"ファリスの間"

紋様円の中にポツンとたたずむ女性物(?)のバックパック。
ミデルのもので間違いないだろう。

>「・・・。ミデルは」
>「どこ行ったんだ。生きてるのか、死んだのか」

死んだとは決まったわけじゃないが・・・・気休めだろう。
レンバートに声をかけるのをやめた。

>「扉の上に、変な目があるだろう。
> あれだ・・・」

試しにレイフィアが左端の目に石を投げつけてみるも、反応はない。
厳しいな・・・・まあ、もしファリスならそんなもんだろうな。

>「・・・ある程度、威力が無いと歯牙にもかけないようですね。
>それでは、ダンテさん。満を持してどうぞ」

>「そうですな。おそらく魔法的な防護でも施されているのでしょう。
> ダンテよ、昨日に引き続き頼りにしておるからな。
> 怪我しても大抵は治せるから安心せい!」

「癒し手が控えてるのは頼もしいんだがね。痛いのは痛いんだよね。
なるべく、怪我はしたくないだがね。

・・・・とりあえず、神官の皆さんは俺の勘が当たってるように祈ってくれ。」

紋様円の中から目玉に向かって石をなげつける。

「さて・・・当たれよ!」

的も、勘もな。


【PLより】
部屋を左手に見立て、短い指の順に当てていきます。
※私は人さし指のほうが薬指より短いです。

左端(親指)>右端(小指)>左2(人さし指)>右3(薬指)>真ん中(中指)

の順で石を当てていきます。

1.命中(13)、10点。正解確定なので回避は振ってません。
2.命中(14)、9点。※回避失敗 防御12点
3.命中(16)、10点。※回避失敗 防御8点
4.命中(16)、10点。※回避失敗 防御7点
5.命中(15)、9点。※回避失敗 防御12点

全弾命中。

もちろん、外れの時点で投げるのを辞めますが。

【ダイスログ】

玄武@ダンテ : 1発目、左端 2D6 → 1 + 5 + (7) = 13
玄武@ダンテ : 命中!ダメ 2D6 → 6 + 3 + (7) = 16
玄武@ダンテ : 10 = 2 (3 + 4 = 7) + 【8】 キーNo. : 0
玄武@ダンテ : 2発目右はじ 2D6 → 6 + 1 + (7) = 14
玄武@ダンテ : 2D6 → 6 + 4 + (7) = 17
玄武@ダンテ : 命中!ダメ 9 = 1 (4 + 2 = 6) + 【8】 キーNo. : 0
玄武@ダンテ : 3発目左から2番目 2D6 → 3 + 6 + (7) = 16
玄武@ダンテ : ダメ 10 = 2 (6 + 2 = 8) + 【8】 キーNo. : 0
玄武@ダンテ : 4発目右から二番目 2D6 → 5 + 4 + (7) = 16
玄武@ダンテ : ダメ 10 = 2 (4 + 3 = 7) + 【8】 キーNo. : 0
玄武@ダンテ : 5発目真ん中 2D6 → 6 + 2 + (7) = 15
玄武@ダンテ : 命中! 9 = 1 (3 + 3 = 6) + 【8】 キーNo. : 0
玄武@ダンテ : 回避4回分 2D6 → 2 + 5 + (6) = 13
玄武@ダンテ : 2D6 → 2 + 3 + (6) = 11
玄武@ダンテ : 2D6 → 5 + 1 + (6) = 12
玄武@ダンテ : 2D6 → 5 + 3 + (6) = 14
玄武@ダンテ : 防御!4回 12 = 8 (6 + 2 = 8) + 【4】 キーNo. : 29
玄武@ダンテ : 8 = 4 (2 + 3 = 5) + 【4】 キーNo. : 29
玄武@ダンテ : 7 = 3 (3 + 1 = 4) + 【4】 キーNo. : 29
玄武@ダンテ : 12 = 8 (2 + 6 = 8) + 【4】 キーNo. : 29
玄武@ダンテ : 予備 2D6 → 5 + 3 = 8
玄武@ダンテ : 2D6 → 4 + 4 = 8
玄武@ダンテ : 2D6 → 1 + 4 = 5

マヌル [2012/12/15 19:14]
>「それとレンバート氏よ...念の為、改めてこの"間"の全容を 明らかにする為に調べて頂きたいのですが...お願い出来ますかな?」

じゃあ、僕もそうするか。
ミデルさんについても、まだ何か発見があるかもしれない。

>・・・・とりあえず、神官の皆さんは俺の勘が当たってるように祈ってくれ。」
>「さて・・・当たれよ!」

ダンテさんの豪速球が、目玉を射ぬく。
さて、結果はいかがか。

とりあえず道が確保できたら、
この部屋を捜索してみよう。

=================
PLより

 石碑の間への扉が確保できたら、
 扉周辺の罠等を警戒しつつ、
 部屋にミデルの痕跡がないか捜索します。

* マヌルさんが退出しました。
19:02:52 マヌル ≫ 捜索 2d6+6<Dice:2D6[2,3]+6=11>
19:02:33 マヌル ≫ 危機感知 2d6+6<Dice:2D6[1,2]+6=9>
19:01:24 マヌル ≫ 罠感知 2d6+6<Dice:2D6[4,1]+6=11>
* マヌルさんが入室しました。
プレナ [2012/12/16 16:38]

 3枚の聖石板を重ねてみる......未だその文字群は意味をなすものにはなっていなかった。
 あと数枚、重ねると少しは意味を予測できるようになるだろうか。
 焦って予想してもいいことは無いだろう。次の石板が手に入るのを待つことにした。


☆☆☆


 食事と休養を十分にとったせいで、疲れはとれた。
 毎朝の日課の祈りを済ませ、次の部屋を探索することにした。
 今日は確か......仮称:至高神の間だったと思う。ここでも一人犠牲者が出ている。気を付けないといけないだろう。

「なるほど、そう考えると筋は通りますし、自然ですね」

 ダンテさんの提案に、思わず驚きの声をあげてしまう。
 ここの仕組みが神の左手に見立てたものであるということだ。
 ぜひ試してみてください、とダンテさんの案に同意する旨を表明する。
 これで正解でない場合も、グリーンさんの提示した堅実案もある。
 パーティに叡智が授かったことに対し、仲間と神に感謝する。

 その間にも、ガラフさんとレイフィアさんと協力して、目玉の意匠が意味するところについて思うところを話し合う。
 その中でも叡智が生まれるといいのだけれど......。

--PLより--
HP18/18 MP23/24 猫(5/5 5/5) インスピ○ 
ストサバ触媒*7 魔石晶 2点×2 4点×2 保存食40-2 1ゾロ1回

 今回はCGTの案でなかった;;さくっと食べましょう!
 そして遅くなりましたが、以下の行動をしたいと思います。

・CGT分の二食の食糧を減らします。
・朝のインスピ詠唱を行います
・目玉について思い当たるところがないか、もしくは気づきがないか調査します。

 今後ですが、石板を入手できた場合、取り扱いは従前のものと同じ(内容の書き写し、破損防止の処理、重ね合わせ)
 を行いたいと思います。
 次の調査部屋は多数決に従いますが、ラーダ→ファラリスがいいかなあと思ってます。


まう@プレナ : インスピ発動判定 2D6 → 4 + 5 + (6) = 15 (12/16-16:20:47)
--------------------------------------------------------------------------------
 System : まう@プレナさんが入室しました。 (12/16-16:20:34)

まう@プレナ : 2D6 → 5 + 5 = 10 (12/16-16:16:28)
--------------------------------------------------------------------------------
 まう@プレナ : 2D6 → 1 + 2 = 3 (12/16-16:16:27)
--------------------------------------------------------------------------------
 まう@プレナ : 予備ダイス3つ 2D6 → 4 + 2 = 6 (12/16-16:16:26)
--------------------------------------------------------------------------------
 まう@プレナ : 目玉知識判定 2D6 → 6 + 3 + (6) = 15 (12/16-16:16:11)
--------------------------------------------------------------------------------
 System : まう@プレナさんが入室しました。 (12/16-16:15:53)

GM [2012/12/16 17:48]

レイフィアが石をコン、と目に投げる。
だが反応は無きに等しかった。


>「・・・ある程度、威力が無いと歯牙にもかけないようですね。
>それでは、ダンテさん。満を持してどうぞ」


>「そうですな。おそらく魔法的な防護でも施されているのでしょう。
> ダンテよ、昨日に引き続き頼りにしておるからな。
> 怪我しても大抵は治せるから安心せい!」


>「癒し手が控えてるのは頼もしいんだがね。痛いのは痛いんだよね。
>なるべく、怪我はしたくないだがね。

>・・・・とりあえず、神官の皆さんは俺の勘が当たってるように祈ってくれ。」


投げた次には避けなければならない。
その集中力の必要性をレンバートは知っていたため、じっと固唾を飲んで見守っているだけだった。


>「それとレンバート氏よ...念の為、改めてこの"間"の全容を
> 明らかにする為に調べて頂きたいのですが...お願い出来ますかな?」


「承知した。では」


ミデルの鞄の中身を、レンバートは確認せずにプレナの方へ渡した。


「すまない、これを」


開いて中を確認すれば、日用品の他に魔導書や魔晶石、チャ・ザの間の聖石版が入っているだろう。


>「さて・・・当たれよ!」


ダンテが石を左端の目に当てる。


力いっぱい投げつけた石は、ガンと音を立てて目にあたった。
眼球に当たる部分にヒビが入り、その瞬間、目の瞼が閉じる。


「これがな、慣れねえ・・・」


今までの、石の作り物が動くようなものとは明らかに違う。生物のように目を閉じる石の目を見て、レンバートが呟く。


次、右端。
再び投げつけられる石。


「あ」


あっけにとられる。
それは、扉の上の目が閉じたからだ。


3番目、中・左。
4番目、中・右。
最後5番目、中心。


「なんてことだ」


そういう言葉が早いか、石碑が輝くが早いか、すべての目は閉じている。
もう紋様円から外に出ても、上がった扉は落ちないだろう。


「やっ・・・た!」


扉の向こうの庭が眩しい。
寒い季節でも緑があるようにと計算された小さな庭は、枯葉が散らかっていることもない。


「そうだ、改めて調査しよう。
 俺が調べたのは、5枚の扉の箇所、部屋の角、紋様円、あと調べられる場所は・・・扉の向こうと、この天井の上だな。
 マヌルも手伝ってくれ。天井の上を見てくれるかい?」


この石壁は、くさび差し込んで足がかりにすれば容易く登っていけるだろう。
もし登り、石の梁の間から顔を出せば、この間から見た荒野が望める。
日中の明かりに照らされた白っぽい荒野にぽつんと、この石の部屋と小さな庭があることを改めてわかる。
最初に通ったチャ・ザの間の車輪も泉も、一行が過ごしたマーファの林、マイリーの間で目にした崖などない。
そして、死城の幻影は方角的に、マーファの間があるだろう場所に浮いている。


「扉は・・・ガッチリ上の方に食い込んでいる。
 石壁が二枚になってて、その間に扉の役目をしている板が挟まれてる寸法だ。
 目は・・・閉じてやがるな。よっ と」


と、閉じた瞼に石を投げる。


「なんともねえや。
 庭は、っと・・・。

 足元にトラップなどは・・・ねえようだな。他には何もない。
 アザミのトゲくらいだ。こっちは大丈夫だな。

 ・・・あ、ついでに持ってくか。
 ファリスの、聖石版だ」


と、一行へ石碑の上からさらった透明な一枚を渡す。
プレナはそれを受け取り、羊皮紙へ書き写し、他の透明な石版と重ね合わせる。


////////////////


 ら   ある  を  ない。


その(  )は(  )     、最後 (    ) ( )と  、そ  (  )  流れ ( ) ( )   た。
(  )  み (  )  ( )  って(  )に      をも  した。


ここに(□□■)などない。
(■■)は豊かで(□)     か、(□■) 優しい。
(     は    )をめぐり栄えている。


我らが       よ。
我らは          忘れない。


////////////////




「他に人の痕跡はなかった」


恐らくミデルは磁場に消されたんだろう。



―――――――――――――――――――――――――
...GMより:

ぐぬう・・なんてこと!
一斉射撃の夢を見ていたのにさっくりクリアされていたでござる。

詳細は省きますが、左端>右端>左>右>中 は、正解です!
なんてこと!


▽聖石版を入手できます


天井上を調べる場合は、マヌルサイズならくさびが5つ以上必要です。



>地図作成
逆にして欲しい笑いましたw 確かに・・・
すっごい上手にかけました。目玉とかキラキラしています。


>目玉
プレナさん当たってますね!
目玉の中に強いマナか生命のようなものを感じる事がわかります。
しかしそれは直接敵対するものであったり、モンスターなどではありません。
また、正体もわかりません。
番人的な<◎><◎>
目自体も、モンスターだったりはしません。あくまで仕掛け、ですね!


さあ他の場所へ行けます!どうしましょうか!
時間的には昼前です。
ラーダ案が強いのか・・・



■NPC:レンバート
シーフ4 レンジャー2 ファイター1
器用度Bは0 俊敏度Bは1 知力Bは2、生命Bは2、精神力Bは2、です。

身体欠損のため器用・俊敏度が低くなっております。
戦闘には役に立たないと思ってください><
荷物番が可能です。


13祭りだよぉ!
17:06:04 しょう@レンバート 扉周り:罠発見 2d6+2 Dice:2D6[2,5]+2=9
 ↑基準値、4+2で6なので達成値は13!
17:06:33 しょう@レンバート 庭:罠発見 2d6+6 Dice:2D6[4,3]+6=13
17:06:58 しょう@レンバート 捜索 2d6+6 Dice:2D6[5,2]+6=13
17:07:21 しょう@レンバート 危険感知っていうか危険感知っていうか、予備ダイス 2d6 Dice:2D6[1,5]=6
17:30:55 しょう@レンバート 足跡 2d6+4 Dice:2D6[6,1]+4=11

ガラフ [2012/12/17 08:49]

>「癒し手が控えてるのは頼もしいんだがね。痛いのは痛いんだよね。
> なるべく、怪我はしたくないだがね。
> ...とりあえず、神官の皆さんは俺の勘が当たってるように祈ってくれ。」

そう含みのある言葉を残すと、ダンテは拾ってきた石を徐に投げ始める。

>「さて...当たれよ!」

投げた石は狙い違わず命中し、石に皹が入る。それが続けて5回。

>「やっ...た!」

「...見事じゃ!」

ダンテの推測の確かさと技量に感嘆する。

>「そうだ、改めて調査しよう。
> 俺が調べたのは、5枚の扉の箇所、部屋の角、紋様円、
> あと調べられる場所は・・・扉の向こうと、この天井の上だな。
> マヌルも手伝ってくれ。天井の上を見てくれるかい?」

仕掛けを突破したのに安心したのか、レンバートが調査を開始した。

「レンバート氏よ、宜しく頼みますぞ。
 マヌルよ、分かっていると思うが慎重にな!」

レンバートの隻腕では出来ない事もある。
マヌルには彼の足りない所を補う役割も期待されるのだ。

...しばらくして2人から報告が成される。
やはりそれぞれの"間"は独立しら空間になっているらしい。
そして死城の幻影はマーファの"間"の上空に浮かんでいる、とも。

「気になるのう...どうにも道楽や酔狂で作られたものとは思えぬ。
 何者かの、明確な意図を感じるな。教義になぞらえた試練...
 箱庭の如き独立した異空間...」

考えは上手くまとまらないが、レンバートが回収した聖石版を読み、
自分の思索の方向性は間違っては居ないのを確認した。

「文中の"我ら"が誰なのか、が焦点でしょうかな。
 どう思われます、レイフィア嬢、プレナ神官?」

賢者として深い見識を持つ2人に問い掛ける。

>「他に人の痕跡はなかった」

レンバートが力無く呟く。
おそらくは...磁場に消されたのだろう。

「ミデル嬢の、レンバート氏の仲間全員の冥福をお祈り申し上げます」

祈りの印を切り、しばし黙祷を捧げる。
それからジュリアンのリュートを取り出した。

「少しだけ時間を頂いても宜しいかな?」

《鎮魂歌》を紡ぎ出す。

―――断たれし絆を求めて
   果て無き夜を彷徨いし
   疲れ果てた魂に
   今、休息を与え給え

   失くした記憶を求めて
   凍える夜を彷徨いし
   寄る辺の無い魂に
   今、温もりを与え給え―――

***********************************

歌を終えてから、皆に提案する。

「予定通り頭の部分の"間"へと向かいますかな。
 ワシとしては非常に興味深い...果たしてどんな仕掛けが待っているのか」

心ならずも期待してしまうのだ。

「と、その前に...ミデル嬢の鞄の中身を確認して貰って宜しいですかな、
 レンバート氏よ。何か重大なメッセージが残っているやも知れません」

考え過ぎかも知れないが、何事も確認と言うのは大切だ。

===================================

【ステータス】
 
HP22/22 MP23/24 インスピ:未使用 体調:健康
支援魔法:無し

【装備品】
 
武器1=最高品質モール<カレドゥイネ>(必要筋力26-5)
    攻撃力 7 打撃力36 Cr値12 追加D 7
武器2=銀製ハンドアクス<フューネラルアクス>(必要筋力11):
    攻撃力 6 打撃力16 Cr値11 追加D 7
武器3=最高品質ロングボウ<ラク・ダーレィ>(必要筋力26-5)
    攻撃力 6 打撃力31 Cr値10 追加D 7
 
盾=なし:回避力 5
盾=銀製スモールシールド<ランパート>(必要筋力1):回避力 6
 
鎧=チェインメイル(必要筋力19):防御力24 D減少 4
 
【消耗品管理】
 
矢19 銀の矢14 魔晶石3・3・1・1・1 暗晶石3・2・1・1
保存食42 羊皮紙14 松明6 ロープ30m くさび30個

※保存食5、羊皮紙5消費
 
【作成した地図の管理】

・"死城"までの道程 :達成値12
・チャ・ザの足の"間":達成値 9
・マーファの胸の"間":達成値 6
・マイリーの足の"間":達成値14
・ファリスの手の"間":達成値12(基準値間違えてたので修正しました)

【PLより】

<地図製作>の基準値を間違えて6で振ってました!
レンジャーは1なので達成値は12です...と前回の修正とお詫びをば。

ほぼフレーバー日記です、ダンテ凄い、僕らのヒーロー!(笑)
使う機会の無い《レクイエム》使用と、次はラーダの"間"へ行きたい、
という皆様へのご提案!

それとレンバートへミデルの鞄の中身の確認をお願いします。
GMから中身の情報開示はありましたが、遺言みたいなものが
残っていたらと思ったり、魔晶石が残り何点かを知りたかったり!

やや先出しですが、次の"間"用の探索関係のダイス振っておきました。
駄目なら破棄してください!

《レクイエム》の達成値は15でした。面目躍如やあ...(喜

【ダイスチャットからの添付】

08:43:37 テッピン@ガラフ ≫ 《レクイエム》! 2d6+7 <Dice:2D6[2,6]+7=15>
08:43:53 テッピン@ガラフ ≫ なかなかの出来栄え!
08:44:47 テッピン@ガラフ ≫ <罠発見> 2d6+3 <Dice:2D6[6,6]+3=15>
08:44:58 テッピン@ガラフ ≫ <捜索> 2d6+3 <Dice:2D6[2,4]+3=9>
08:45:13 テッピン@ガラフ ≫ <危険感知> 2d6+3 <Dice:2D6[2,5]+3=10>
08:45:41 テッピン@ガラフ ≫ 予備1 2d6 <Dice:2D6[1,6]=7>
08:45:50 テッピン@ガラフ ≫ 予備2 2d6 <Dice:2D6[5,2]=7>
08:45:58 テッピン@ガラフ ≫ 予備3 2d6 <Dice:2D6[3,3]=6>

GM [2012/12/18 02:25]

>「ミデル嬢の、レンバート氏の仲間全員の冥福をお祈り申し上げます」


「あ」


最新の状況が明確に言葉にされると、途端、男は涙を流した。
しかしその表情は崩れていない。
天気雨のようにただ、顔を濡らしている。


「わっかんねー。
 なんだ、これ」


ガラフのリュートは、意外な音色をたてる。


>―――断たれし絆を求めて
>   果て無き夜を彷徨いし
>   疲れ果てた魂に
>   今、休息を与え給え
>
>   失くした記憶を求めて
>   凍える夜を彷徨いし
>   寄る辺の無い魂に
>   今、温もりを与え給え―――


土っぽい、ダイレクトにあるがどこか儚いスモーキーな歌が流れる。


「ありがとう。
 ・・・すまん」


一つ大きな息をつき袖で顔をすっかり拭ったあとは、思いを払拭したような顔を見せた。


「探していたのは、これで全部、見つかった。
 ガレスも、ディズも、アーニーも、ミデルも、確かに見つけた。

 ありがとよ。

 4人の人生がここに埋もれたんだ。
 ほんの少し、もう少し、近づきたい」


>「予定通り頭の部分の"間"へと向かいますかな。
> ワシとしては非常に興味深い...果たしてどんな仕掛けが待っているのか」


「俺は覚悟できてる。
 だが自分が正気かそうでないかは自分自身、判断がつかん。

 だから、もし俺が死んだら、俺をも樽の中に入れ、あいつらの荷物、ここで描いた地図と一緒に"学院"へ持って行ってくれ。聖石版とも共に。

 証明してみせるのさ。
 何かを隠そうとしているこの磁場を暴くんだ。
 すべてを消されて、たまるか」


そう言いつつ依頼人の足取りはしっかりしている。
ただ少々、火がついたように見える。



―――――――――――――――――――――――――
...GMより:

小レス!
カテゴリ移動しまーす!

>樽
4人(ガレスの胴体、デイザルフの剣の柄と鞘、アーノルドの左手、ミデルの鞄)は樽にはいってるという感じにしちゃってます!

※このエリアでの宣言は終了としますが、フレーバー日記の返信などはどうぞ!

レイフィア=ハイウィンド [2012/12/18 17:34]

コレで依頼は完了、それは確かです。

が、この"場"はそれを言うに値しない。

私は特にこれといった神を信仰はしていない。

だからこそ、すべての神に祈ろう。

無為に散ったこの場に眠るもの達への鎮魂を。

 

「・・・さぁ、冒険の時間です。

 ここからは、我々の本分です。

 兜の緒を締めなおしましょうか」

 

知識神の間か・・・果たして如何様な場所なのか。

まぁ、行けば判る・・・