炎が焦がす物

レイフィア=ハイウィンド [2012/12/13 02:02]

どうにも、この依頼人は、気安い。

元来の性格なのだろうが・・・仲間の死を克服したがっているからゆえの発言なのだろうか。

軽い、と言うことが悪い事ではない事は知っている。

だからこそ、彼の言葉が不思議なのだ。

・・・ま、言うまい。

 

ガラフが言うように、今日の成果は良い方だろう。

遺体と、遺品と。

そして、謎を解き明かすかも知れぬ聖石板。十分だ。

そう言えば、ガラフは知識神の神官だったか。あまりドワーフが入信している印象はなかったが。

その含蓄のある言葉も納得がいく。

 

「・・・ファリスに関しては、あくまで予想の範疇ですからね・・・

 ラーダの方は、ほとんど問題ないと考えていますよ」

 

なにせ、本職二人だ。

 

ダンテとガラフの会話。自らの知識。

右手はファラリス。暗黒神。

読み難い。・・・まぁ、だが、言葉にすれば簡単なのだ。

 

「・・・汝の成したいことを成す。でしたか?

 逆に言えばとても簡単で・・・そして、難しい。

 深く考えれば、囚われます。極力単純化してみてはどうでしょう。

 まぁ、答えは出せないのですけどね」

 

何の意味もない意見だ。確認以上ではない。

 

レンバートのつぶやきに、各々の価値観で答えるものたち。

・・・私は、カリカリと火掻き棒で焚き火を整える。

私にとっては・・・なんだろう?

傷はいえるものだ。・・・そうか?

後々まで、黒ずみ、残るのでは・・・ないか・・・?

 

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PL

うっとおしい女第二章・・・どうしてこうなった。