それだけ
マヌル
[2012/12/15 18:57]
>「結構、消費した。
> すまん俺何もしてないが、見てるだけでハラハラした。
> いやー、すごかった」
>「確かに消費はしましたな。あちこち行き来しましたし、
> 命が脅かされる目にも会いました」
>「ああ、魔法使った連中は優先して休んでくれ。」
ダンテさんの言葉にうなづく。
>「いやに感傷的じゃねえか、大将。
>いいじゃねえか、傷ってのは癒えるのが自然ってもんだぜ。」
>「そうだな。・・・そうだな」
>「ありがとよ」
先ほど見つけた剣の柄と鞘を差し出す。
>「...汝の成したいことを成す。でしたか?
> 逆に言えばとても簡単で...そして、難しい。
> 深く考えれば、囚われます。極力単純化してみてはどうでしょう。
> まぁ、答えは出せないのですけどね」
>「この場では ‐。
> 意外と暗黒神は教義にのっとって,勝手にやらせてくれるかもしれんぞ」
>「どうなっちまうんだ」
成したいことを成す・・・か
教義だけ聞くと、それほど「暗黒神」という気はしないなぁ。
成したいことが悪意とは限らないんじゃないだろうか。
ま・・どうでも良いと言えば、どうでも良いが。
妖魔どもが信仰しているから気に入らない。
それだけのことだ。
ダンテさんの発案で、ファリスの間の攻略は目処が立ったようだ。
今回も出番はなさそうだ。
そんなことを考えながら、弓をビンと鳴らした。