迷わず行けよ

シオン [2013/04/12 13:04]

オートの問いに答えるヘリオン。

オランから7日の丘陵地帯に目的の場所はあるらしい。

皆で地図を見せてもらうも、特にまだ知識の浅い俺には解らなかった。

が、ウードは何やら思い出したようだ。

さすが詩人だけあって伝承などにも詳しいみたいだな。

近くにある未知の遺跡とは・・・胸が躍るな。

 

 

何処まで潜るという俺の質問には、行ける所までと返答がきた。

「解った。なるべく奥まで行けるように最善を尽くすさ。」

と依頼主に返す。

出来る事なら自分達で見つけたのなら全て探索したいからな。

 

 

話が纏まったところで、オートが何やら符丁を飛ばしてきた。

ギルドへの確認、か・・・

未知の遺跡な上、オランからも距離がある。

もし報告するなら事後でもいいだろう。

 

(いや、今回は聞かなくていいだろう)

 

と、符丁で返す。

そういえば、オートはギルドと関わる事には神経質になっていたようだったが・・・

率先して聞いてくるとは、何か心境の変化でもあったのか?

心なしか顔付きが変わっているようにも思える。

後で機会があれば聞いてみるか。

 

 

>「やあ、シオン。おひさしぶり」
 
>「いろいろウワサは聞いてるよ。すっかり名を上げたもんだね」
 

>「シオン、こうやっていっしょに仕事するのは久しぶりだね」

>「今回もがんばろうね!

>わたしたちもあの時より強くなってると思うから!」

 

「久しぶりだな、ウード。エル。

こっちこそ、スワローテイルの活躍は聞いてるよ。」

 

ツバメの三人はそれぞれに腕を上げたようだ。

 

「まぁ、俺は仲間に恵まれていただけだけどな。

 今回も頼らせてもらうよ。」

 

そう笑いながら拳を突き出した。

 

 

「じゃあ、俺も支度をしてくる。すぐ戻るさ。」

 

-PL-

フレーバー&れっつごー日記。

 

予備の明かりは、へっくんにランタンでも持ってもらいましょうか?