1階
4人は階段を昇り、鉄の扉を潜って塔へと進入する。
中は全面的に魔法による照明で煌々と照らされていた。
闇の精霊は召喚出来ないだろう。ミユは精霊力を感じながらそう判断した。
白っぽい石壁と磨かれた床は、年月の流れを感じさせない。
そう、埃すら被っていないのだ。
4人はすぐ正面にエントランスらしき空間を見つける。
壁の一角に、何かを埋め込むような痕跡を発見する。
その横には、下位古代語による文言が刻まれていた。
―――3つの「間」を訪問し、汝の智恵を示せ。
智恵あると認められし者は証を得られる事だろう。
全ての証を捧げし者は、次へと進む事が出来る―――
ルーイかレイフィアに解読をして貰い、ベティはこう呟く。
「なるほどね、これは本格的にあんた達の出番になりそうだ」
文言の内容を証明するが如く、奥に通路は続いている。
3つの部屋が並んでいるのを確認するのも容易だろう。
入口は全て鉄扉で閉ざされている。
さあ、何処から捜索を開始しよう?
===================================
【GMより】
お待たせして申し訳ありませんでした、塔進入です!
こちらはBルート、レイフィア・ミユ・ルーイのルートになります。
-1階情報開示-
○精霊力は光及び精神のみ。火と水は持ち物次第。
○魔法の明かりで照らされているので視覚ペナルティーは発生しない。
○《シェイド》は召喚出来ない。
○《ダークネス》は範囲内だけ自然の状態に戻す=自然の暗闇状態。
○通路の幅は5m、高さも5m。横に並べるのは3人まで。
両手武器を振り回したいなら2人までとする。
【①の部屋】
エントランスのような空間。
壁にはレリーフを填め込むような場所がある。
この部屋を改めて調べる者は、2d6を3回振る事。
【②の部屋】
鉄製の扉で閉ざされている。
扉には「遊戯の間」と下位古代語で記されている。
この部屋に入る者は、2d6を3回振る事。
【③の部屋】
鉄製の扉で閉ざされている。
扉には「芸術の間」と下位古代語で記されている。
この部屋に入る者は、2d6を3回振る事。
【④の部屋】
鉄製の扉で閉ざされている。。
扉には「謎解きの間」と下位古代語で記されている。
この部屋に入る者は、2d6を3回振る事。
-次回投稿に際して皆様ヘのお願い-
○次に向かう行き先を決定してください!手分けもOKです。
○隊列及び明かりの有無を宣言してください!
・隊列はベティ-ミユ・ルーイ-レイフィア?
・レイフィアが松明用意、他ルーイの4倍《ライト》ダガー
○GM指定のダイスを振り、添付してください!
シーフ関連のダイスは別振りでお願いします。
何方かベティの代振りをお願いします!
その他希望の行動があればどしどしどうぞ!
もしPCの自発的行動とGM指定ダイスの適用内容が重なった場合、
出目のよい方を採用し低い方を破棄させて頂きますので宜しくお願いします。
この記事への返信は「1階」にチェックを入れて投稿してください。
上位カテゴリ「B.塔」へのチェックは不要です。
「わぁ」
見回す。
完璧だ。
埃ひとつない、煌々と明るい室内。
「掃除用のサーバントがいるのかな?
それとも、埃も魔法で処理してるのかも。
だとしたら、オレ、その魔法が欲しいな」
もっと日常的に便利な魔法があったっていいと思うんだよ。
生活を便利にすることに使った方が、魔法のチカラは活かせるはずなんだ。
―――3つの「間」を訪問し、汝の智恵を示せ。
智恵あると認められし者は証を得られる事だろう。
全ての証を捧げし者は、次へと進む事が出来る―――
窪みと、下位古代語の文章。
声に出して読み上げる。
廊下の先には、確かに3つの扉があった。
「全部ナゾトキしないと先には進ませてもらえないって。
証をもらって、ここに嵌めこむのかな」
触らないように、じっと観察する。
うがち過ぎだけど、文章が、見た目通りの文章とも限らないしね。
--------------------------
PLより:
ヒャッハー、新鮮なマップだぁ!
行動方針についておふたりにご相談です。
・とりあえず1の部屋を調べてから、次に移動。
・1の後は、全部回らなきゃいけないぽいので、2から順番に攻略。
・手分けは必要にならない限りしない。
・隊列は基本「ベティ―ミユルーイ―レイフィア」。
・明かりは、とりあえず精霊魔法用に松明を戦闘能力のないルーイが持つ。
明るいので、ライトダガーはしまっておきます。
という感じでいいかと思うのですが、いかがでしょうか。
たいまんとしては、次の行動は「1の調査」に一票です。
行き先が確定したら、改めて日記を投下します。
とりあえずエントランスで見つけた窪みと文章についてセージチェックしてみました。
窪み11、文章6ゾロ(無駄無駄ァ)
それから、どの部屋に行っても2d6を3回の指示だったので、これも振っちゃいました。
順に、4、11、1ゾロ(笑
11:33:28 たいまん@ルーイ 刻まれた文章を一応セージ判定 2d+8
Dice:2D6[6,6]+8=20
11:33:07 たいまん@ルーイ 窪みをセージ判定 2d+8
Dice:2D6[1,2]+8=11
11:36:03 たいまん@ルーイ どの部屋でも3回振るんだった。ので振っちゃう。 6d
Dice:6D6[1,3,6,5,1,1]=17
■GMに質問です■
ベティのハニーチェック(盗賊関連チェック)ですが、どのように行えばよろしいでしょうか。
扉の罠発見、発見時の解除、鍵開けの3点セットでいいのか(扉だけ考えればいいのか)、それともそれ以外の場所の罠などを考慮して床の罠発見判定や壁の隠し扉判定などを能動的に行っていくべきなのか、そのあたりの指針をお願いいたします。
ベティさんのダイスは持ち回りでやりましょうか(笑
鉄扉をくぐり、中に入ると・・・
これは、凄いですね・・・
思わず、声が・・・
「・・・これは、凄いですね」
ルーイが言う掃除用のサーバントの気配は特に無さそうだが・・・
空気が澱んでいる感じも無い。
松明は必要無さそうだ。光源的には。
「・・・ミユ、火は要りますか?」
\(・ω・\) (/・ω・)/ \(・ω・\) (/・ω・)/ \(・ω・\) (/・ω・)/
さて、まずは調査だ。
この塔の材質は石で良いのだろうが、何石だろう?
落ちている破片でもあればいいのだが、これは無さそうだ、床の整備を見るに。
壁石を削り取れたりはしないだろうか?
一度試してみよう。
壁の調査に関しては、ルーイが調べているようだ。
丁寧に読み上げてくれた。
ベティは頭脳労働はこちらに任せると況やの状態だが、確かに、任されよう。
「・・・ルーイ君の言うとおり、試されているようですね。
取り敢えずは、この場の再調査をして、後で右手の方から回ってみましょうか」
まずは、調査だ。
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PLより
Cyphiss@レイフィア : 2D6 → 6 + 6 = 12
(04/23-13:49:57)
Cyphiss@レイフィア : 2D6 → 2 + 5 = 7
(04/23-13:49:56)
Cyphiss@レイフィア : ふつう! ついで、1の部屋のサイコロを。 2d6を3回 2D6 → 4 + 2 = 6
(04/23-13:49:55)
Cyphiss@レイフィア : ひゃっはー、探索だー エントランスのくぼみのセージチェック。文章はしないw 2D6 → 4 + 3 + (7) = 14 (04/23-13:49:10)
こんなん出ましたー。
ベティ代振りは、いったんおいときまふ。
たいまんさんが行動指針を纏めてくださったので乗っかる形で。
特に異論はございませんー
※れいふぃあのこうどう
壁、床の石を削り取れるモンならやってみる。
ミユが火が欲しいなら、つけときます。
レポートをメモる。
以下、追記。 ベティの3つの2d6でござる
Cyp : 2D6 → 6 + 3 = 9
(04/24-22:19:23)
Cyp : 2D6 → 3 + 4 = 7
(04/24-22:19:20)
Cyp : キューティハニーもとい、ベティのサイコロ3回 2D6 → 3 + 6 = 9 (04/24-22:19:19)
塔の内部に入ると、まず大きな部屋になっていました。
おそらく玄関に相当するのでしょう。
中は明るく照らされていますので、闇の精霊の力は感じることができません。
もっとも、闇の精霊の力を必要とするのは、基本的に生き物と戦う場合ですから、使う可能性は低いでしょう。
こういう古代魔法王国時代の遺跡の場合、魔法で作られたかりそめの物体かアンデッドが多いですから。
また建物という場所柄、土の精霊は働かないですし、精神の精霊以外では所持しているかどうかです。
今、手元の笛には風の精霊を宿していますので、風の力は使うことはできます。
レイフィアさんが火が必要かどうか尋ねてきましたが、
「火に弱い相手以外では、光の精霊の方が使いやすいので、今は火はなくても問題はないですね。
明かりの魔法が消された場合に備えて、予備の光源は確保したほうがいいでしょうが。」
奥には3つの扉があり、どうやらそれぞれ部屋に通じているようです。
それぞれ下位古代語で、「遊戯の間」、「芸術の間」、「謎解きの間」と書かれています。
ルーイさんから、まず入り口近辺を探索してから、順番に各部屋をまわるとの提案がありました。
「そうですね。特にこれといって他に案もないことですから、それでいいかと思います。
仕掛けや罠の探索に関しては、ベティさんの方が詳しいですから、ベティさんにお任せします。」
そう言って、こちらでも出きることがありました。
周囲の物音の聞き分けや音の感知です。
PL:
ダイス3回+予備2回
2d6 <Dice:2D6[5,1]=6>
2d6 <Dice:2D6[1,6]=7>
2d6 <Dice:2D6[2,6]=8>
予備1 2d6 <Dice:2D6[1,3]=4>
予備2 2d6 <Dice:2D6[5,6]=11>
聞き耳 2d6+4 <Dice:2D6[6,4]+4=14>
火は今はなくてもいいですね。
火に弱い相手以外では、ウィスプの方が燃費がいいので。
あと、コントロール・スピリットでシルフを笛に封印していますので、風魔法を使用可能です。
あくまでミユ個人だけですが。
部屋の探索順序やまとまって行動することに関してはおまかせします。
ベティ代振り
部屋1での調査
聞き耳 2d6+6 <Dice:2D6[2,4]+6=12>
探索 2d6+6 <Dice:2D6[3,4]+6=13>
罠発見 2d6+6 <Dice:2D6[3,6]+6=15>
思いつくのはこれだけですが、他に何かあれば追加で代振りよろしくです。
ミユは火はいらないんだって。
それじゃ、ダガーをいつでも抜けるようにしておかなきゃね。
まかり間違って暗くなると、オレなんにも見えないし。
「取り敢えずは、この場の再調査をして、後で右手の方から回ってみましょうか」
「了解です、先輩!」
先輩の提案に乗る。
ざっと見た感じだと、「遊戯」と「芸術」と「謎解き」の3つの部屋に分かれていた。
どうせ全部回るなら順番は関係ないけど、・・・芸術とか言われても!!!!!
-------------------
PLより:
1のメインホール調査からということで決定したので、そのようにいきます。
ダイスは前の記事に貼った通りですが再掲。
エントランスで見つけた窪みと文章についてセージチェック
窪み11、文章6ゾロ(無駄無駄ァ)
指定の2d6を3回
4、11、1ゾロ(笑
ところで忘れてましたが、
使い魔は1km以内にいれば精神点の共有はできるという認識でよろしければ、鳩のローエは馬たちと一緒に外に置いて行こうと思います。
何らかのパゥワが働いてリンクが切れちゃう恐れはありますが、室内に鳩がいても邪魔かなーという。
ルーイとレイフィアは賢者である本分を活かし、調査を開始した。
先ずは窪み。
何かレリーフのような物を填め込む場所なのだろう。
填め込む数は...3つのように思える。
ルーイは刻まれた文言について調べる。
模範的な下位古代語の筆致だ。流麗で美しい。
字ははっきりと、太く深く彫られている。
この文言の主からは並みならぬ知性と気位の高さを感じる。
それは古代魔法王国の魔術師、特に遺跡を作るような者共通の特徴だろう。
何らかの強い自己顕示欲の現われなのだ。
ルーイとレイフィアが広間を調査している間に、
ミユとベティは安全確保の為に周囲の物音に耳を澄ます。
聞こえて来るのは、仲間が動くときに生じる衣擦れの音や靴の音だけだ。
他は、全くの静寂。
レイフィアは、床石を削り取ろうと試みるが、
何をどうやっても出来ない。
どうやら床にも形状保存の魔法が掛けられているようだ。
「ん...これは。ちょっと見てご覧」
ベティは壁面を調べる内に、気になる場所があるのを発見した。
室内の壁面は、文言や窪みの他にも装飾が施されている。
その多くは幾何学的なものであったが、その微妙な差異、
違和感をベティの盗賊としての経験が嗅ぎ取ったようだ。
「ちょっと離れてな」
そう言って3人を後ろに下がらせてから、腰に下げた小物入れから、
盗賊用の小道具を取り出して細々とした作業を始める。
慎重に、ゆっくりと。時間を掛けて。
しばしの時が経過した後。
「罠は無いみたいだね、よし」
道具を全てしまい、頷くとおもむろに壁の一角を押し込んだ。
ずずずず...
すると壁の一部が重々しい音を立てながら横へとずれていくではないか。
「ありがちな隠し部屋さ。部屋と言うか収納場所って感じだけどね!」
ベティは自慢げに語る。
さて、現われたのは正しく収納空間、と言った風情であった。
こぢんまりとして殺風景なその場所に置かれていた物は。
「これは...額冠?」
ベティが呟く。
置かれて居たのは、金色に輝く額冠だった。
裏側には下位古代語で『好奇心は、進化の原動力である』と刻まれている。
「金かねえ、これ?それにしてもあっさりしてるねえ」
額冠は小振りで、装飾も殆どない。質素もいいところだ。
つまり、材質分の価値はあるだろうがそれ以上の物では無いと言う事。
レイフィアは額冠を見て思う。
感覚的なもの、霊感と呼んでもいいかも知れない。
これは、この塔を進むにあたって大切な意味を持つ品では無いだろうか?
===================================
【GMより】
①エントランスの調査結果です!
こちらはBルート、レイフィア・ミユ・ルーイのルートになります。
-隊列-
ベティ-ミユ・ルーイ-レイフィア
-明かりその他の事前準備-
○ルーイは4倍《ライト》ダガーをしまう
○ルーイはローエを外で待機させる
○ミユは《コンスピ:シルフ》(笛)
【各種判定結果】
○文言<知識>ルーイ6ゾロ
→本分の通りの情報を得る。遺跡の主の人となりを類推。
○窪み<知識>ルーイ11、レイフィア14
→本文の通りの情報を得る。目だった成果は無し。
○床石を削り取る
→本文の通り。出来ませんでしたっ!
○<聞き耳>ミユ14、ベティ12
→気になる物音一切無し!
○指定ダイス1=<捜索>ベティ16、ルーイ4、レイフィア6、ミユ6
→壁に仕掛けがあるのを発見する
※ベティのダイスは指定1の出目9を採用しました
○指定ダイス2=額冠の価格決定 ルーイ11、ミユ7、レイフィア7、ベティ7
→純金製の額冠、価格2200ガメル(売却価格:1100ガメル)
○指定ダイス3=額冠の<宝物鑑定>ルーイ1ゾロ、レイフィア6ゾロ、ミユ8、ベティ9
→レイフィアが遺跡攻略に役立つ物だと思った
○ミユの予備ダイス1&2は破棄しました!
ダイスが乱舞過ぎる件。ルーイ君は経験点10点をどうぞ(笑)
-次回投稿に際して皆様ヘのお願い-
○次に向かう行き先を決定してください!
○GM指定のダイスを振り、添付してください!
指定ダイスも含めてベティの代振りをお願いします!
この記事への返信は「1階」にチェックを入れて投稿してください。
上位カテゴリ「B.塔」へのチェックは不要です。
外に置いてきたローエとのリンクを確かめつつ、部屋を調べる。
窪みは3つ、部屋の数と合う。
どこにどれを嵌める、という決まりもあるかもしれないけど、オレにはちょっと分からなかった。
実際に鍵となるモノを見つけたら分かるだろう。
ここは楽観的に考えとくに限るね。
文章の書き方、言い回しを見て、ピンとくるものがあった。
きっと「私の研究成果を見よ」って感じなんだろうな。
分かるよ、自慢したくなるの。
しっかり見届けるから、待ってて。
「遺跡の主は、オレたちにここを見せびらかしたいみたい。
思う存分、見せてもらおうよ」
つつ、と文字をなぞりながら、皆に伝える。
一方でベティさんが、隠された金の額冠を見つけた。
「わぉ、そんなところに動く場所が?
言われても全然分からないや」
動いたブロックの場所を見ても、継ぎ目とかまったく分からない。
・・・ついでに言うと、冠がどういうものかもさっぱり分からない。
こういう時は先輩に任せて、知った振りをして頷いてよう。
うんうん。
---------------------------
PLより:
わーい1ゾロ1回!
次は先に決めた通り2の遊戯の間でいいですよね。
指定ダイスは10,10,7でした。
ベティさんの分も振りました。
指定ダイスは6,8,4
罠発見・解除・鍵開けのダイス目は順に 8,10,7 でした!
11:51:21 たいまん@ルーイ 遊戯の間、指定ダイス3つ 6d
Dice:6D6[5,5,4,6,2,5]=27
11:51:31 たいまん@ルーイ ベティ分 6d
Dice:6D6[1,5,4,4,3,1]=18
11:52:33 たいまん@ルーイ ハニーチェック(順に罠発見・解除・鍵開け) 6d
Dice:6D6[6,2,5,5,5,2]=25
ふむ。
やはり、削り取れはしなかったか。
となれば、この遺跡にはきちんとした《保護》がされていると言う事だ。
しかも、遺跡全体に。
>「遺跡の主は、オレたちにここを見せびらかしたいみたい。
> 思う存分、見せてもらおうよ」
ルーイがいきなり何を言い出すのかと思ったが、どうやらこの遺跡の製作者の人となりを読み解いたようだ。
良くもまぁ、気がつくものだ。
同時に、この遺跡をしっかりと保存している事にも合点が行く。
「・・・私の方は、余り芳しくありませんね。
ルーイ君は、凄いですね、よく気がつきました。
流石ですね」
等と言葉を交わすうちに、ベティの方に何かあったようだ。
見てごらん、と言われてもあいにく幾何学の文様があるだけではないか?
この辺りは、技術的なものなのか・・・はたまた、穴熊としての"勘"なのか、私には判断が付かない。
そして・・・彼女の流れるような作業を見ているうちに、それは現れた。
>「ありがちな隠し部屋さ。部屋と言うか収納場所って感じだけどね!」
「・・・ありがち、と言うのはそうかもしれませんが・・・よく見つけましたね。
入り口に罠がなかったとは言え、中もそうとは限りませんが・・・」
こぢんまりとしたその部屋には、罠も特には無かった様だ。
>「これは...額冠?」
ふむ?
額冠か・・・
古代王国期の魔術師の額には、魔力の塔から魔力を受け取る受信機のような宝石が埋め込まれていたと聞く。
つまり、最も大切な部位を保護するそれだ。
頭脳にも近く、権力を誇示するものにも使われただろう。
ある意味、最もポピュラーな装飾品の筈だ。
「・・・ベティさん、ちょっと貸してくださいね?
・・・『好奇心は、進化の原動力である』・・・ですか。
この額冠を見つけた事への賞賛のようにも思えますが・・・足りませんね」
そうだ、足りない。
何が?
私たちの行動が、この言葉に追いついていない。
そして何よりも、先の見解だ。
額冠という、アイテムに対する認識を考えると・・・
「・・・この額冠。
この後の【鍵】になるかもしれません。
確保しておきましょう。 ・・・ええ、ただの"勘"ですけれど」
ハンカチーフに包み、曲がらない様に注意しながら保管する。
「・・・取り敢えず、次の部屋の探索に移行しましょう。
次は"遊戯の間"です」
さぁ、いきましょう。
------------------------------------------------------------------------------------------------
PLより
サークレットへのレイフィアの見解は・・・
プレイヤーの妄言だ!公式じゃないから、鵜呑みにはしないようにッ!!!(笑)
いやまぁ、それなりに考えた上での見解ですけどね?(笑)
と言うわけで、遊戯の間へレッツらゴー、と言う日記です。
しかし、塔と言う割には2階までしかないのか...はたまた開示して無いだけなのかw
以下、指定ダイス
Cyphiss@レイフィア : ま、悪くないのぜ。
(04/25-13:49:41)
Cyphiss@レイフィア : 2D6 → 3 + 6 = 9
(04/25-13:49:33)
Cyphiss@レイフィア : 2D6 → 3 + 3 = 6
(04/25-13:49:32)
Cyphiss@レイフィア : 指定ダイスを振るのぜー 2d6を3回だ! 2D6 → 6 + 4 = 10 (04/25-13:49:30)
聞き耳をしましたが、入り口付近には特に物音はしなかったようです。
重要なものは、奥の部屋にあるのでしょう。
ベティさんが玄関周辺をいろいろ調べた結果、隠し扉がありそこには
古代魔法王国時代のものと思える額冠(サークレット)が見つかりました。
レイフィアさんの鑑定では、何かのキーアイテムだそうです。
ルーイさんやレイフィアさんは、3つの扉のうち、『遊戯の間』から先に調べると言ってきました。
「わかりました。ではベティさん、扉の解除はお願いします。
開けた後に何があるかわかりませんので、備えはしておいたほうがいいですね。」
この場合、すぐに武器を構えることができるようにするか、魔法を唱える準備をするかですね。
PL:
2d6 <Dice:2D6[4,2]=6>
2d6 <Dice:2D6[3,2]=5>
2d6 <Dice:2D6[2,1]=3>
1ゾロは出ないですが、低い目が多い
さて中はどうなっているか気になりますね。
4人は「遊戯の間」と刻まれた部屋へと進む。
ベティが扉を調べようとしたその時、すぅっと扉が開いた。
「入れ。無粋な罠など仕掛けておらぬ」
中から乾いた男の声が響く。
「ありゃ、招かれちまったよ」
これにはさしものベティも驚いた。
***********************************
招かれる形で入った部屋は、娯楽室のようだった。
調度は古代魔法王国時代の典型的な様式だ。
部屋の中央には、小振りな机。
その上には、木製の遊戯盤が置かれていた。
ぱっと見、魔法はかかっていないようだ。
からん、からん、からん。
その盤の上で、指を忙しく動かしている影。
弄んでいるのはビロード製と思われる玉だ。それなりの価値があるだろう。
「...ずっと、退屈していたのだ」
影は、魔術師の長衣を纏っていた。
フードを深く被っており、素顔は見えない。
袖から突き出て、玉を摘む指は枯れ枝のように干からびている。
この場ではミユだけが感じ取る事が出来たであろう。
部屋に満たされた不死の精霊力を。
「私の相手をして貰おう。勝てば、「証」を授ける。
言っておくが私は強いぞ。2人がかりで挑むのも許そう。
とにかく2回勝てばよい。但し、機会は1人につき一度だ...
意味は、分かるな?」
ばさりとフードが後ろへ倒れる。
現われたのは、落ち窪んだ眼窩、骸骨同然に朽ちた顔だ。
レイフィアは所持している怪物図鑑の知識から、
ルーイは己の知見の中から男の正体を突き止める。
―――あれは亡霊、ゴーストだ!
===================================
【GMより】
お待たせしました、②「遊戯の間」の調査結果です!
こちらはBルート、レイフィア・ミユ・ルーイのルートになります。
さあ、ゴーストさんとの楽しいマンカラ3本勝負の開始です!
【各種判定結果】
○ベティのシーフ関連=全て使用せず、破棄!
○指定ダイス1=<怪物判定>ルーイ18、レイフィア17、ベティ6、ミユ10
→ゴーストと判明!
○指定ダイス2=遊戯盤の<宝物鑑定>ルーイ18、レイフィア13、、ミユ9、ベティ14
→2000ガメル相当の価値と判明!(売却価格1000ガメル相当)
○指定ダイス3=遊戯の<知識>ルーイ15、レイフィア16、ミユ6、ベティ4
→マンカラと判明!
【解説:マンカラ勝負!!】
※マンカラは世界最古のボードゲームと言われています!以下参照URL。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%A9
実際に遊んでいる様子の動画は此方です。(マンカラ・ベーシック)
http://www.youtube.com/watch?v=u2HYkRhVNT8
これを厳密にやる事は勿論不可能ですので、ダイスに置き換えます。
-基本ルール-
①PC側とゴースト側には24の「ポイント」が与えられます。
②任意のPC1人の「冒険者Lv+知力B」を基準値とし2d6を振ります。
③ゴーストの「モンスターLv+知力B=7」を基準値とし2d6を振ります。
④両者を比較し、「高い方の達成値-低い方の達成値」を計算します。
⑤算出された数値を「高い方の達成値」の側の「ポイント」から引きます。
⑥①~⑤を繰り返し、先に「ポイント」を0にした方が勝利です!
※ゴーストのダイスも全てPLが振ってください!
-PCの勝利条件-
3回戦行い、通算2勝する事。
-注意点-
①1ゾロ、6ゾロは単に達成値に+2、+12の扱いとする
②同達成値の場合は双方差し引きゼロとする
③1PCは1回戦しか参加出来ない
④不参加キャラを「セコンド」として付ける事が可能(ベティ含む)
セコンドの付いたPCは基準値を2上昇させられる。
但しセコンドとして付いたキャラは「参加済み」として扱う
例)ガラフ対ゴースト
①ガラフは出目5で達成値11、ゴーストは出目8で達成値15
→ガラフ24P、ゴースト20P
②ガラフは出目8で達成値14、ゴーストは出目7で達成値14
→ポイント変化無し。ガラフ24P、ゴースト20P
③ガラフは出目1ゾロ!で達成値8、ゴーストは出目11で達成値18
→ガラフ24P、ゴースト10P
④ガラフは出目11で達成値17、ゴーストは出目6で達成値13
→ガラフ20P、ゴースト10P
⑤ガラフは出目3で達成値9、ゴーストは出目9で達成値16
→ガラフ20P、ゴースト3P
⑥ガラフは出目6ゾロ!で達成値18、ゴースも出目6ゾロ!で達成値19
→ガラフ20P、ゴースト2P
⑦ガラフは出目4で達成値10、ゴーストは出目5で達成値12
→ガラフ20P、ゴースト0P。この勝負、ゴーストの勝ち!
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上位カテゴリ「B.塔」へのチェックは不要です。
さて、つぎは遊戯と記された部屋。
何か、ゲーム的なことを要求されると言うことだろう。
・・・そういう物に関しては、正直なところあまり触れたくは無いというか。
なに、自らを駒に見立て盤上の思索を巡らせる等、よくある遊戯ではないか。
悪い方向には考えまい。
次があれば、へまなどする・・・
「・・・招かれましたね」
余りのことに、驚いた。
(」・ω・)」 (/・ω・)/ (」・ω・)」 (/・ω・)/ (」・ω・)」 (/・ω・)/ \(>ω<)/
これは、また。
しっかりとした古代王国期の調度品で設えられた娯楽室。
なのに遊戯盤は、それこそ"普通"の品だろう。
そして・・・
>「...ずっと、退屈していたのだ」
ぞくり、と怖気が走る。
>「私の相手をして貰おう。勝てば、「証」を授ける。
> 言っておくが私は強いぞ。2人がかりで挑むのも許そう。
> とにかく2回勝てばよい。但し、機会は1人につき一度だ...
> 意味は、分かるな?」
わからいでか。
こいつは亡霊だ。 それも、趣味に没頭したタイプの・・・
こういった手合いは、しつこいぞ・・・
「・・・わかりました、お相手します。
皆さん、まぁ、どういうものか見ていてください」
\(・ω・\) (/・ω・)/ \(・ω・\) (/・ω・)/ \(・ω・\) (/・ω・)/
「・・・・・・・・」チーン
------------------------------------------------------------------------------------------------
PLより
ルールをよく見てないとか、寝起きだったとかで、ダイスログがぐっだぐだですが
1t、2tと、ピンゾロふり続けたレイフィアに勝ち目などなかった。
一体どんなプレイングミスをしたのか、とか、経験てくれとか言いたい事は多々ありますが!wwwwww
清々しく負けたぜ・・・(笑)
茫然自失で魂が口からでてるレイフィアと言う、珍しいものが見れたよ!!!wwwww
ちくしょーめwww
中へ入ると、目の前に骸がありました。
そしてその手前に机と何やら板の上に駒みたいのがありました。
何かの遊び板でしょうか。
しばらくすると骸から声がしてきました。
黄色いオーラを発していることから、どうやらアンデッドらしいのですが、
態度はそれほど敵対的でなく、中立のような感じです。
そして机の上に置かれた遊びの相手をしてほしいみたいです。
この手のアンデッドの場合は、条件を満たせば満足して消える場合があります。
無理に戦う必要もないのであればそれでいいでしょうね。
まずは、レイフィアさんが対戦してみましたが、相手側の方が勝ったみたいです。
次にルーイさんが対戦してみて、今度はルーイさんが勝ったようです。
これで1勝1敗。
次にわたしですが、ルーイさんからベティさんをサポートとしてつけたほうがいいとのことなので、
「ではベティさんもよろしくおねがいしますね。」
初めて行う遊びですが、他の方からのルールの説明もあって、とりあえずは行えそうです。
PL:
ルーイさん側の書き込みがまだなので、話は前後していますが、
チャットの書き込みなどから、ルーイさんの後ということでいきますね。
冒険者LV+知力ボーナスで6
ベティさんをセコンドにつけて+2で、2D6+8ですね。
ゴーストは2D6+7
ダイスチャット1で、けっこう長丁場になりました。
ターン数、ミユ(+ベティ)、ゴースト、差、ミユP、ゴーストPの順です。
01 18、16、2、24、22
02 15、14、1、24、21
03 14、14、0、24、21
04 15、12、3、24、18
05 15、13、2、24、16
06 15、13、2、24、14
07 12、11、1、24、13
08 13、14、1、23、13
09 15、17、2、21、13
10 17、12、5、21、8
11 16、09、7、21、1
12 16、15、1、21、0
合計12ターンでゴースト側がきっちり0になりました。
序盤は僅差、中盤でやや押されましたが、終盤は一気に優位に進めましたね。
ダイス目自体はわりと平均値ですけど、ほとんどゴースト側が低い値でした。
これでルーイさんの分とあわせて2勝しましたね。
さてどういう展開になるでしょうか。
扉の中から、意志のある声が聞こえた。それだけでも驚いたけど、更にはゲームに付き合えという。相手は古代王国の魔術師だろうか、ゴーストだ。初めて見る。いろいろ話を聞いてみたい。得られるものは計り知れないだろう。そのためには。
彼を、負かすしかないってわけだ。
この好奇心を刺激される部屋を調べ回りたい欲求を抑えて、先陣を切るレイフィア先輩を見守る。先輩は、ゲームのやり方を身をもって示してくれた。結果は負けたけど、これでいい。オレたちはチームなんだから。
「後は任せて下さい、先輩。
おかげで攻略法が見えました」
少し魂が抜けかけてる気もしたけど、にっこり笑い、ぱん、と先輩の手を打って交代した。
「ルーイです。あなたの名前を聞いても?」
対面に座する。
「オレも魔術師の端くれです。カストゥールの先輩からは、学びたいことがたくさんあるんです」
じゃら、とキレイな玉を掴み、感触を楽しむ。
「さあ、やりましょう」
-------------
PLより
スマホから!
ダイス添付はご容赦下さい。
無事2勝ですね!
先輩を立ててみるテスト(笑)
初めに亡霊の相手となったのはレイフィアだった。
「・・・わかりました、お相手します。
皆さん、まぁ、どういうものか見ていてください」
亡霊の威圧感に気押されたのか、はたまた緊張のせいか。
初手から悪手を連発してしまい、大きく開いた形勢を覆せなかった。
結果、見るも無残な敗北。
「相手にならぬ。遊戯と思って軽く見ていたか」
「・・・・・・・・」
意気消沈するレイフィアに無情な言葉を投げつける亡霊。
「さあ、次なる相手は誰じゃ。もう後が無いぞ」
「後は任せて下さい、先輩。
おかげで攻略法が見えました」
前へ進み出たのはルーイだった。
***********************************
「ルーイです。あなたの名前を聞いても?」
対面に座わりながら、尋ねる。
「...カラハだ」
無愛想に、亡霊は生前の名前を語った。
「オレも魔術師の端くれです。カストゥールの先輩からは、
学びたいことがたくさんあるんです」
「先ずは勝つ事だな」
亡霊の声に変化は無く、表情も分からない。
「さあ、やりましょう」
こうして始まった戦い。
ルーイは先の戦いで、カラハと名乗った亡霊の手癖を掴んでいた。
また、ルールから、この遊戯の要所も、すぐに理解した。
運の要素は全く働かない事。
徒に穴に玉を落とすのでは無く、溜め込んで相手に押し付ける事。
自分が上がろうとするのでは無く、相手を上がらせない事。
少しずつ優位を広げ、最後には捻じ伏せるように大差をつけて勝利した。
「...見事」
淡々と、カラハは敗北を認めた。
***********************************
「ではベティさんもよろしくおねがいしますね。」
「分かった。私もこう言うのは苦手だけど、無い頭を振り絞って頑張るよ」
最後の相手はミユとベティ。
「2人で来るか。人数が多ければよいと言うものではないぞ」
ミユもベティ先の2局を冷静に、客観的に見ていた。
そのお陰で、始終、無駄の無い差し回しを見せる。
結局、危なげの無い立ち回りで、此方も勝利を納める。
***********************************
「...負けを認めよう。お前達は、「証」を得る資格を証明した」
カラハはそう言うと、懐から浮き彫りが為された1枚の金属板を出した。
レリーフには、遊戯盤を囲み、興じる魔術師達の姿が刻まれている。
素材は...鉄では無い。銀でも無いだろう。
「私の役割は終わった。楽しかったぞ...」
そう言い終わると、カラハの肉体はさらさらと崩れ始める。
「遊戯盤はやろう。魔力は無いがドワーフの職人が手がけた逸品だ」
手に取って眺めれば、
背面に『遊戯は智恵を育む』と刻まれているのが分かるであろう。
「ルーイと言ったか...学びたい事がたくさんあると言ったな...」
肉体を半ば風化しながら、ルーイへと声を掛ける。
「この世界には、学ばない方が良い事もある...
知ると...戻れなくなるぞ...この私のようにな...」
ルーイが何か問い掛けても、これ以上の返答は無かった。
===================================
【GMより】
お待たせしました、②「遊戯の間」の対戦結果です!
こちらはBルート、レイフィア・ミユ・ルーイのルートになります。
結果は2勝1敗で見事PCの勝利!おめでとうございます!
と言う訳で『遊戯』のレリーフとマンカラ盤GETです。
レイフィアは経験点20点も貰っておいてくださいね(笑)
【対戦結果】
○第1回戦・レイフィア→ゴーストの勝利!
○第2回戦・ルーイ→ルーイの勝利!
○第3回戦・ミユ&ベティ→ミユ&ベティの勝利!
結果=2勝1敗でPC側の勝利!
【獲得物】
○マンカラ盤...売却価格1000ガメル
○『遊戯』のレリーフ...非売品
-次回投稿に際して皆様ヘのお願い-
○次に向かう行き先を決定してください!
○GM指定のダイスを振り、添付してください!
指定ダイスも含めてベティの代振りをお願いします!
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上位カテゴリ「B.塔」へのチェックは不要です。
・・・甘くなど、みていないっ・・・!
こう、その、皿がですね・・・?
右と左に分かれているから・・・こう、自分のほうが右ので・・・
手前の一列と、右の皿で勘違いしただけでっ・・・
「・・・か、勝ったのだから、よろしいのです」(震え声)
ぐ、ぬぬぬぬっ・・・
ルーイの慰めが、余計に身に沁みますッ・・・
「・・・と、取り敢えず・・・次は隣の部屋でしたね。
確か、芸術の間。行きましょう、ええ」
_________________________________
PLより
ぐぬぬ。
と言うわけで、ぐぬぬ日記(笑)
隣の芸術の間へれっつら、GO。
以下、三つのダイス。
Cyphiss@レイフィア : 2D6 → 3 + 6 = 9
(05/05-21:43:12)
Cyphiss@レイフィア : 2D6 → 5 + 4 = 9
(05/05-21:43:12)
Cyphiss@レイフィア : 2D6 → 3 + 5 = 8 (05/05-21:43:11)
「やたっ、ミユ、ベティさん!」
2勝目を得て、ミユとベティさんにハイタッチ。
ゴーストのカラハさんからもらった金属板は、なんだか分からない材質だった。
なんだろ、これ。
とか、しげしげと板を眺めていたらカラハさんが成仏しはじめちゃった。
「私の役割は終わった。楽しかったぞ...」
「あっ!?ちょ、ちょっと待って!
まだ聞きたい事がたくさん」
「この世界には、学ばない方が良い事もある...
知ると...戻れなくなるぞ...この私のようにな...」
「そんなの!
知ってからどうするのかを考えるのが魔術師の役目じゃないですか!」
と、叫んでみたものの。
止めることもできずに、彼は砂になってしまった。
ああー。
がっくり。
一生をかける研究対象を見つけるだけでも、幸せなことだと思うんだけどな。
残された遊戯盤を手に取る。
裏には、『遊戯は智恵を育む』の文字。
「子供の頃に色んな遊びをして、色々覚えるんだもんね」
古代王国期の骨とう品だ。
魔法がかかってるわけでもないみたいなのに、よく形が残ってると思う。
「遊べたくらいなんだから、簡単に壊れたりはしないと思うけど、ちょっと心配だなあ」
とりあえず、オレが持っておこう。
袋に入れて、と。
「・・・と、取り敢えず・・・次は隣の部屋でしたね。
確か、芸術の間。行きましょう、ええ」
先輩は悔しそうだ。
「はい、行きましょう、先輩!
次は何があるのかな。
芸術って言われてもピンとこないけど、」
手先の器用さを求められたらもうどうしようもないよオレ。
「ミユって物作りとか得意?
ベティさんは器用そうだよね。
なにがあるんだろうなあ」
新しい扉を開けるのは、単純に、わくわくする。
-----------------
PLより:
既に@700ガメルの黒字・・・素晴らしい素晴らしい($ω$)
れいひあ先輩かわいいなあw
次は芸術の間ですね!
指示ダイスは6,6,6でーす。
2d6だよ!
13:59:01 携たいまん@る 指定ダイス3つ 6d
Dice:6D6[3,3,1,5,3,3]=18
こちらはベティさんのサポートもあり、骸との勝負に勝ちました。
これで、骸の方は納得してくれたようで、消え去りました。
黄色いオーラもなくなっています。
「ベティさんのサポートがありましたので、勝つことができました。
なければ負けていたかもしれません。」
ルーイさんが聞いてきた質問ですが、
「そうですね。普段は狩りに出ていますから、革の加工や薬草の採取や矢の準備でしたら。」
そして残る2つの部屋ですが、まずは『芸術の間』の方から向かうことになりました。
次はどのような対応がいるのでしょうか。
PL:
次の「芸術の間」、了解です。
2D6 → 2 + 3 = 5
2D6 → 1 + 3 = 4
2D6 → 6 + 6 = 12
3つ目が6ゾロ。出目が極端。
ベティさんの分
2D6 → 5 + 4 = 9
2D6 → 2 + 3 = 5
2D6 → 2 + 6 = 8
罠発見 2D6 → 6 + 1 + (6) = 13
罠解除 2D6 → 1 + 6 + (6) = 13
鍵開け 2D6 → 2 + 3 + (6) = 11
「ベティさんのサポートがありましたので、勝つことができました。
なければ負けていたかもしれません。」
「そんな事無いよ。ミユがよく見ていたお陰さ」
ミユの言葉に、ベティは照れ気味の返答を返した。
恥ずかしそうに、鼻の頭を掻いている。
「それにしてもルーイ、あんたって凄い奴なんだね!」
レイフィアには敢えて話し掛けない。
彼女はそういう優しさも持っている。
***********************************
「うわっ、危ない!何てやらしいんだ」
「芸術の間」と刻まれた扉を調べているベティが悲鳴を上げた。
「この握りを不用意に回すと仕掛けが作動してどかん!って寸法さ。
こんな派手な罠を仕掛ける奴の感性が分からないよ」
曰く、罠には設置者の性格や理念というものが反映されるそうだ。
幾つもの遺跡を渡り歩いた、彼女ならではの見解だろう。
「...これでよしっ、と。鍵は掛けて無いのかい。
随分と大雑把で派手なもんだね」
罠の解除を終え、ベティは扉を用心深く開いた。
その先で待っていたのは...
************************************
「芸術は、爆発だ!!」
部屋中に響き渡る怒声。
声の主は、部屋の奥で一身に何かをしていた。
最奥の壁面は一面に分厚い塗料が塗りたくられている。
フラスコ画である事がルーイとレイフィアには分かるだろう。
抽象的極まりなく派手な事この上無い。
注視していれば気持ち悪くなる代物だ。
「芸術は、爆発だ!!」
声の主は、絵筆を握り、必死に塗料を塗りたくる。
声の低さと声量、体格から察するに男性だろうか。
先の「遊戯の間」の亡霊カラハと異なり、衣類は短衣だ。
袖の先から覗く手や顔には肉が付いている。
だが、肌が異様に白い。
ぎろり。
一瞬、4人の方を見やる。が、すぐに作業に戻る。
まるで視界に入っていない様子だ。
その時、白濁して濁った眼球を確認する事が出来るだろう。
ミユは入室した時から、またしても感じる不死の精霊の源に気付く。
眼と眼が合った瞬間、ルーイとレイフィアは正体に思い到った。
―――あれは妄執に囚われし怨霊、シン。
「炎が、炎が足りぬ...」
怨霊は再度振り向き、机の上に乱雑に置かれた壷を手に取り、筆をつける。
どうやら、壷の中に染料が入っているらしい。
だが、数百年の時を経て干からびているものばかりだ。
「芸術は、爆発だ!!」
怨霊は壁に向かい、一心不乱に筆を振るう。
レイフィアとミユは怨霊の一連の行動を見て思った。
この怨霊は、壁画を完成させようとしている。
だが、塗料が乾いていてこれ以上筆を進める事が出来ない。
...ならば、塗料の入った壷を渡してやれば、満足するのではないか?
机の上には、何十個もの壷が置かれている。
しかし、この中から、どれを渡せばよいのだろうか?
怨霊が求める色は、どれだろうか?
===================================
【GMより】
ノートパソコンが不調でアクセス出来ず申し訳ありませんでした!
埃を取ったりゴミ箱整頓したり放っていた更新を全部行った所、
ようやくご機嫌が戻ってくれましたw
では③「芸術の間」へと進みましょう。
こちらはBルート、レイフィア・ミユ・ルーイのルートになります。
怨霊シンこと、○本太○さんの狂気のアトリエへようこそ!
入口には爆発罠が仕掛けてありましたが無事に解除されました。
目標値12じゃサービスでしたね!
【各種判定結果】
○ベティの<罠発見>13=扉に触れると爆発する罠を発見!
○ベティの<罠解除>13=解除成功!
○ベティの<鍵開け>11=鍵はかかっていなかった。
○指定ダイス1=<怪物判定>ルーイ14、レイフィア15、ミユ13、ベティ6
→シンと判明!
○指定ダイス2=壁面の<知識>ルーイ14、レイフィア16、ミユ9、ベティ5
→壁面の絵画がフラスコ画である事が判明!
○指定ダイス3=シンの行動観察<知識>ルーイ14、レイフィア15、ミユ6ゾロ!、ベティ8
→シンを成仏させる方法に気付いた!
【塗料を探せ!】
皆さんにはシンの成仏のキーアイテムとなる塗料の壷を探して頂きます。
皆さんはPC毎+ベティの合計4回、ダイスを振る事が出来ます。
皆さんの中で一番高い達成値のダイスを適用します。
基準値は冒険者技能+知力B、目標値は14です。
但し、発見した塗料がシンの求める色かは分かりません。
1d6を振って頂き、1が出た場合は外れとなります。
ルーイかレイフィアが《センス・マジック》を使用した場合、
塗料の入った壷を全て確実に見分ける事が出来ます。
(塗料に魔力や精霊力の篭った材料を使っている、と思ってください)
但し、その場合は全ての壷を発見してしまうので、
2d6を振って8以上を出さないと正解には辿り着きません。
《センス・マジック》を使用する場合は各々が宣言してください。
シンに塗料の壷を渡せるチャンスは1回です。
この1回で正解のものを渡せないと、近づく者=邪魔する者とみなし、
問答無用で戦闘突入となります。
勝利すればレリーフを入手出来る事はお約束しますが、
プラスアルファのボーナスは得られない事になります。
その他、質問があればどうぞ。
よく考えて挑戦してくださいね!
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優しさが身に沁みるとはこのことか・・・
ううむ、うぬぬ。
ともあれ、私以外の者のおかげで勝てた。それは事実だ。
「・・・足を引っ張りました。
皆さんのおかげで、次に進めますね」
・・・取り敢えず、この遊戯の間の状況再現は出来ないだろうが、メモは取っておくとしよう。
(」・ω・)」 (/・ω・)/ (」・ω・)」 (/・ω・)/ (」・ω・)」 (/・ω・)/ \(>ω<)/
次は芸術。
芸術か・・・まぁ、多少なりとは齧ったが・・・
ハイウィンド家は部門の家だ。余り期待はされないようにしておく。
「・・・どうにも、芸術には疎いんですよね
みなさんはどうですk」
>「うわっ、危ない!何てやらしいんだ」
「なにごとですか?!」
罠は迂闊に触ると爆発するもののようです。
確かに、危ない。
・・・ぬ?
爆発?
まさか・・・
\(・ω・\) (/・ω・)/ \(・ω・\) (/・ω・)/ \(・ω・\) (/・ω・)/
まさかだった。
フラスコ画、か?
この書き方は。技法だったか?
だが、私の記憶とは違い、なんとも派手で・・・酔いそうだ・・・
絵筆を振るうのは・・・怨霊のようだ。
あまり係わり合いになりたい相手ではない。
「・・・ええと、あまり関わらないほうが良い類の怨霊です。
二つの意味で、ですが・・・
取り敢えず、ここはあの絵を完成させてしまえば良い様に思いますね・・・
たぶん、求めている色を渡せればよいのでは、と思います」
そこまで言い置いて、もう一度フラスコ画に目をやる。
・・・違和感を感じるのだ。
・・・・・・
?
・・・あぁ、もしや。
『万物の根源たる魔力よ...
我に己が力を指し示せ!
CODE:SENSE MAGIC!』
指輪に魔力を籠め、呪を紡ぐ。
そして、魔力が私に様々なものを教えてくれる。
「・・・なるほど、やっぱりですね。
この壁画、やけに"あたらしい"と思ったのです。
魔力による絵画への最適化とでも言いますか・・・劣化を最低限に抑えるような付与魔力がかけられています。
これらの塗料に、ね」
これで、どれが生きている壷かはわかった。
後は、この中から塗料を選び出すだけだ。
「・・・問題は、アレが何を求めているか・・・ですね。
コレとかどうですか?」
炎、と言っていたのだし安易に赤を選んでみた。
________________________________________________
PLより
1足りない! ッて感じなのです。
Cyphiss@レイフィア : ぐ、ぐぬぬ・・・
(05/11-17:15:37)
Cyphiss@レイフィア : 次は、普通に2d6、と8以上 2D6 → 4 + 3 = 7
(05/11-17:15:25)
Cyphiss@レイフィア : まずはセンスマジック。 どなるどーまj(ry 2D6 → 1 + 6 = 7 (05/11-17:15:11)
「それにしてもルーイ、あんたって凄い奴なんだね!」
ベティさんが褒めてくれた。
褒められるとやっぱり嬉しい。
「ありがとうございます」
そう答えて、鼻をかいた。
ちょっと顔が赤かったかもしれない。
「革の加工や薬草の採取や矢の準備でしたら。」
「へー、革の加工かあ。
難しそうだなあ。
・・・ね、帰りのキャンプででも、やり方教えてよ」
ミユに言う。
革を自由な形に切ることすらうまくいかない気がするけど、そこは訓練だろ。
うん。
「うわっ、危ない!何てやらしいんだ」
「わぁ!?」
ベティさんの声に、思わず声が出た。
爆発する罠が仕掛けられていたらしい。
んでもって、鍵はかかっていないと。
「部屋の主がここにもいるのかな?」
さっきの部屋にゴーストがいたんだ。
この部屋にも誰かいておかしくない。
そして、案の定。
「芸術は、爆発だ!!」
「・・・」
えー。
ヘンなのがいる・・・
シンだ。
見るのは初めてだ。
レイフィア先輩の解説を聞いて、頷く。
絵、か。
「フレスコは、下地が乾かないうちに描かなきゃいけない技法なんだって本で読んだよ。
だから、絵の具はきっと魔法がかかってるものだと思うんだよね」
記憶をたどってたら、先輩は既に魔法を使っていた。
さすが、早いなあ。
「どれが魔法がかかってるやつですか?」
先輩に聞いて、候補を絞る。
うへえ、結構数があるな。
先輩は赤を選んだ。
「ふふふ、浅はかですね先輩!
シンみたいな偏執狂が選ぶ『爆発』の塗料ですよ?
きっと、これに違いありません」
赤の補色。
緑なんかどうだ!
----------------
PLより:
ベティの代振りもしてしまいました。
結果、二人ともアウトー。アウトー。
KIMさん、あとは任せました・・・ッ!
そしてルーイ自信満々で間違えるの図。
シンと戦闘になったら先輩とベティさんにお任せします・・・(笑
15:39:58 たいPad@る
ベティさんからも 2d
Dice:2D6[2,5]=7
15:38:42 たいPad@る 塗料を探せ
2d
Dice:2D6[1,5]=6
次の部屋、『芸術の間』に入ってみると、そこには別の屍が動いていました。
オーラから間違いなくアンデッドです。
その存在は、どうやら芸術に執着しているようです。
レイフィアさんとルーイさんから話を聞いて、死んでもなお執着している存在だそうです。
どうやら何か材料が足りないらしく、それを探しだして渡せば収まるようです。
とはいえ、乱雑に並べられたいろいろな材料の中から、必要なものを探しだすのは大変ですね。
みんなで手分けして、探してみますが、なかなか対応するものは出てこないですね。
PL:
冒険者LV+知力ボーナス=6
2D6 → 3 + 4 + (6) = 13
やっぱり1足りないですね。ダイス目は平均値ですが。
とりあえず戦闘準備ですが、アンデッド専門家ですので、
対応策はいろいろありますね。
フォース、ホーリーライト、ホーリーウェポン、ターンアンデッド
ホーリーウェポンがほしいのであればお願いしますー
相手はどうやら毎ターン3ずつHP回復なので、倒すなら速攻で。
レイフィアが選んだ赤。
ルーイが選んだ緑。
ベティとミユも、それぞれに色を選んだ。
だが、そのどれも、怨霊を満足させる事は適わなかった。
「違う... 違う...」
差し出された塗料をしばし見つめるが、
次第に声は荒く大きくなっていく。
「芸術は、こんなものでは、無いっ!!!」
怒りも露わに、襲いかかってきた!!
===================================
【GMより】
ではシンとの戦闘開始になります!ダイス残念でしたw
こちらはBルート、レイフィア・ミユ・ルーイのルートになります。
-戦闘について-
○敵は固定値使用、セミオート戦闘を用いて処理します。
○事前準備無しで第1ラウンドから始まります。
○前列と隊列を分けておいてください。
前列・後列それぞれ2人まで選べます。
○働いている精霊力は光・土・精神です。火は明かり次第でしょう。
○ベティの行動宣言も決めてください。
○第1R以降の行動宣言は、
「前列の誰かを攻撃する(ダイスで決定)」
です。食い止める前列が居なければ後列を攻撃します。
質問があればどしどしどうぞ!
この記事への返信は「1階」にチェックを入れて投稿してください。
上位カテゴリ「B.塔」へのチェックは不要です。
「芸術は、こんなものでは、無いっ!!!」
「ぅえっ!?」
切れた!このひと切れたよ!
「やばっ、逆上しちゃったよ!」
傷が再生するから面倒なんだよな、確か。
「わわっ、ベティさん、先輩、お願いしますっ」
慌てて下がる。
「先輩、ベティさん、武器に魔法をかけるよ!」
銀のワンドを構えて、詠唱の準備に入る―――
---------------
PLより:
\(^o^)/
ヒャッハー、戦闘だぁ。
っても、基本的にはフリーな方が強打してれば勝てると思います。
れいひあさんは魔法盾があるから防御専念する必要すらないですねw
ベティもシミター+スモシであれば防御専念いらない感じかなあ。
というわけで、ベティは攻撃対象でなければ強打(クリ-1)。攻撃対象なら通常攻撃で。
異論ありましたら、あとから出た案に従いまーす。
ミユは精神点温存して下さい。
ルーイが使い魔からエンチャを2人にかけます。
これも異論ありましたら、あとから出た案に従います!
エンチャすらいらないかもしれませんし。
エンチャの後は応援してます\(^o^)/
火は赤だと思ったが...たしかに、橙色や、他にも...
高温域だと、青も考えられたか。
「・・・ともあれ、こうして戦うことになった以上は対処しましょう。
無駄な戦いですが」
すぐさま退いたルーイの判断の早さには驚嘆する。
このあたりは見習わねばならないだろう。
「・・・まぁ、男の子としてどうかとは思いますが・・・
御伽噺というわけでも在りませんしね」
少し、からかっておこう。
そのあまりの見事な飛びずさり様に対して。
「・・・前線は私が支えますから、皆さん遊撃を」
蒼翼を展開し、槍を構える。
さて、まともな白兵戦など久しぶりですからね...勘を取り戻せれば良いですが。
________________________________________________
PLより
と、言うわけでれいひあは前線でーす。
たいまんさんの言うように、前線は狙われたら通常攻撃、狙われなかったら強打で安定かと思います。
リソース消費しなくてもいいのよ?とは思わなくはない(笑)
全員で探しだしたものを提示しましたが、屍の方は納得がいかなかったようです。
邪魔された怒りで襲いかかってきました。
とっさに迎え撃つつもりでしたが、
レイフィアさんが前に進んでレイフィアさんとベティさんが、隣接して攻撃するようです。
屍ですので、聖なる力を使おうかと思っていましたが、
ルーイさんの魔法付与とレイフィアさんとベティさんの武器での攻撃で事が足りるようですね。
近づいてきたときだけ、銀のレイピアを使って、守りの薄いルーイさんを守ることでしょうか。
「危険になったら加勢しますね。ルーイさんも十分気をつけてください。」
PL:
とりあえず他の方が大丈夫そうなので、今回は特にすることなないですね。
接近してきたときだけ、銀のレイピアを抜いて攻撃するぐらいですか。
攻撃 2D6+4
ダメージ R14+3
回避 2D6+5
防御 R7+3 (冒険者LVが3なので)
この値でダイス目よろしくお願いします。
己の芸術活動を邪魔されると思い込んだ怨霊は、
がむしゃらに襲いかかってくる。
その動きは、以外に素早く力もあった。
相手が一般人、素人であったらすぐに捕まり、引き千切られていただろう。
しかし、相手は練達の冒険者であった。
ましてや、レイフィアは魔法の盾まで装備している。
防御に関しては全く危なげ無い。
問題は、攻撃の方だ。
レイフィアの得物は槍だ。盾を持つ為に片手で使っている。
槍は片手で扱うにはバランスが悪い。どうしても切っ先は鈍る。
そして、怨霊は予想以上の体捌きを見せていた。
加えて、怨霊は傷を与えてもすぐに回復してしまう。
妄執の成せる業か、これには手こずった。
初撃で幾らか打撃を与えたが、その後しばらくは膠着状態が続いた。
ルーイの《魔力賦与》の援護を受けても、なかなか倒せない。
だが、均衡は崩れる。
何回か切り結んでいる内に動きを見切ったベティが、
狙い済ました斬撃を胴に叩き込む。
もう少しで一刀両断という所まで切り裂いた。
これには当のベティ本人も驚いたようだ。
すぐに傷が塞がれようとするが、其処を見逃すレイフィアでは無い。
鋭く踏み込み、槍を捩じ込む。
怨霊の胴体は真っ二つに裂ける。これが決定打となった。
***********************************
「芸術は...爆発だ...」
裂かれた肉体は少しずつ風化し、怨霊が朽ちていく。
「ああ...刻が見える...」
最期に彼が見た光景は、一体何だったのだろうか。
「ふう、斬っても斬っても回復するなんてゾッとする相手だったよ」
三日月刀にこびり付いた汚れを布で拭き取り、
鞘に収めながらベティはやれやれと言った表情をする。
「だけど、アンタの魔法のお陰で助かったよ、ルーイ。感謝する」
そう言って片目を瞑って見せた。
「レイフィアも凄かったね...魔術だけじゃなくて武芸も達者だなんて、
恐れ入るよ」
レイフィアの技量にも感心しているようだ。
「それにしても...散々だねえ」
ベティが残念そうに辺りを見回す。
塗料が置かれていた机は、今の戦いの余波でぐちゃぐちゃになってしまった。
壷は割れ、塗料も全てぶち撒けられてしまっている。
回収出来るものは無さそうだ。
「...でも、まあ。これだけは入手出来たから、幸いとするべきかね」
怨霊が朽ちた残骸から、レリーフがひょっこりと顔を覗かせていた。
拾い上げると、絵や彫刻に勤しむ魔術師達の姿が彫られているのが分かる。
背面には『芸術は朽ちる事の無い悠久の美である』と刻まれている。
===================================
【GMより】
セミオート処理終了です!期せずベティが大活躍した件。レイフィアは危うくドジッ娘になる所だった...(笑)こちらはBルート、レイフィア・ミユ・ルーイのルートになります。
-次回投稿に際して皆様ヘのお願い-
○次に向かう行き先を決定してください!
○GM指定のダイスを振り、添付してください!
指定ダイスも含めてヘリオンの代振りをお願いします!
-入手アイテム-
○『芸術』のレリーフ...非売品
-戦闘結果-
○第1ラウンド
A24ミユ :待機
A15ルーイ :レイフィアとベティに《エンチャ》→発動!
A14ベティ :シンに強打D+2→7点ダメージ!
A14シン :レイフィアに近接攻撃→回避!
A 0レイフィア:シンに近接攻撃→回避!
○第2ラウンド
A24ミユ :待機
A21レイフィア:シンに強打D+2→3点ダメージ!
A15ルーイ :待機
A14ベティ :防御専念
A14シン :ベティに近接攻撃→回避!
○第3ラウンド
A24ミユ :待機
A21レイフィア:シンに近接攻撃→回避!
A15ルーイ :待機
A14ベティ :シンに強打D+2→6点ダメージ!
A14シン :レイフィアに近接攻撃→回避!
○第4ラウンド
A24ミユ :待機
A21レイフィア:シンに強打D+2→回避!
A15ルーイ :待機
A14ベティ :防御専念!
A14シン :ベティに近接攻撃→回避!
○第5ラウンド
A24ミユ :待機
A21レイフィア:シンに近接攻撃→回避!
A15ルーイ :待機
A14ベティ :シンに強打D+2→回避!
A14シン :レイフィアに近接攻撃→回避!
○第6ラウンド
A24ミユ :待機
A21レイフィア:シンに近接攻撃→回避!
A15ルーイ :待機
A14ベティ :シンに強打D+2→14点ダメージ!
A14シン :レイフィアに近接攻撃→回避!
○第7ラウンド
A24ミユ :待機
A21レイフィア:シンに近接攻撃→6点ダメージ!撃破!
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【ダイスチャットからの添付】
10:04:26 テッピン@GM シン戦始めます!
10:04:36 テッピン@GM 第1ラウンド。
10:04:59 テッピン@GM A24ミユ待機。
10:05:52 テッピン@GM A15ルーイ、ローエからMP使用してレイフィアの槍とベティのレイピアにエンチャ 2d6 Dice:2D6[1,6]=7
10:06:03 テッピン@GM 発動。ローエMP1/3
10:06:38 テッピン@GM 忘れてた。シンの攻撃対象決定。1レイフィア、2ベティ 1d2 Dice:1D2[1]=1
10:06:43 テッピン@GM レイフィア。
10:07:37 テッピン@GM A14ベティ、強打D+2 2d6+6 Dice:2D6[5,2]+6=13
10:07:47 テッピン@GM 命中! r17@9+6 Dice:R17@9[2,5:5]+6=11
10:08:07 テッピン@GM 5点貫通。HP11/16
10:08:27 テッピン@GM A14シン、レイフィアを攻撃 2d6+8 Dice:2D6[4,3]+8=15
10:08:30 テッピン@GM 回避!
10:08:54 テッピン@GM A0レイフィア、行動遅延で通常攻撃 2d6+4 Dice:2D6[5,2]+4=11
10:09:01 テッピン@GM 回避!
10:09:09 テッピン@GM 第2ラウンド。
10:09:20 テッピン@GM シン、HP回復。HP14/16
10:09:33 テッピン@GM 攻撃対象決定。 1d2 Dice:1D2[2]=2
10:09:38 テッピン@GM ベティ。
10:10:03 テッピン@GM A24ミユ待機。
10:10:25 テッピン@GM A21レイフィア、強打D+2 2d6+4 Dice:2D6[6,2]+4=12
10:10:39 テッピン@GM 命中! r25@10+7 Dice:R25@10[1,2:2]+7=9
10:10:56 テッピン@GM 3点貫通。HP11/16
10:11:20 テッピン@GM A14ベティ、防御専念
10:11:31 テッピン@GM A14シン、ベティを攻撃 2d6+8 Dice:2D6[5,4]+8=17
10:11:35 テッピン@GM 回避!
10:11:40 テッピン@GM 第3ラウンド。
10:11:50 テッピン@GM シン、HP回復。HP14/16
10:12:01 テッピン@GM 攻撃対象決定。 1d2 Dice:1D2[2]=2 Dice:1D2[1]=1
10:12:06 テッピン@GM レイフィア。
10:12:16 テッピン@GM A24ミユ待機。
10:12:29 テッピン@GM A21レイフィア、通常攻撃 2d6+4 Dice:2D6[6,2]+4=12 Dice:2D6[2,2]+4=8
10:12:33 テッピン@GM 回避!
10:12:59 テッピン@GM 忘れてた、このラウンドも前のラウンドもルーイは待機でしたね。
10:13:19 テッピン@GM A14ベティ、強打D+2 2d6+6 Dice:2D6[3,4]+6=13
10:14:28 テッピン@GM 此処で間違いに気付きました。ベティの強打分のダメージが入ってなかったので加算、HP11/16でした。
10:14:40 テッピン@GM 違う、12だ。
10:15:16 テッピン@GM では改めて... r17@9+8 Dice:R17@9[2,4:4]+8=12
10:15:31 テッピン@GM 6点貫通!シンHP6/16
10:15:52 テッピン@GM A14シン、レイフィアを攻撃! 2d6+8 Dice:2D6[4,2]+8=14
10:15:56 テッピン@GM 回避!
10:16:05 テッピン@GM 第4ラウンド。
10:16:28 テッピン@GM シン、HP回復。HP9/16
10:16:41 テッピン@GM A24ミユ待機。
10:16:54 テッピン@GM 攻撃対象決定。 1d2 Dice:1D2[2]=2
10:17:02 テッピン@GM ベティ。
10:17:14 テッピン@GM A21レイフィア、強打D+2
10:17:28 テッピン@GM A21レイフィア、強打D+2 2d6+4 Dice:2D6[6,1]+4=11
10:17:40 テッピン@GM 回避...
10:17:48 テッピン@GM A15ルーイ、待機
10:18:07 テッピン@GM A14ベティ、防御専念
10:18:22 テッピン@GM A14シン、ベティを攻撃 2d6+8 Dice:2D6[2,2]+8=12
10:18:26 テッピン@GM 回避!
10:18:32 テッピン@GM 第5ラウンド。
10:18:46 テッピン@GM シン、HP回復。HP12/16
10:18:59 テッピン@GM 攻撃対象決定。 1d2 Dice:1D2[1]=1
10:19:09 テッピン@GM レイフィア。
10:19:17 テッピン@GM A24ミユ待機。
10:19:33 テッピン@GM A21レイフィア、通常攻撃 2d6+4 Dice:2D6[4,1]+4=9
10:19:39 テッピン@GM 回避...
10:19:53 テッピン@GM A15ルーイ、待機
10:20:09 テッピン@GM A14ベティ、強打D+2 2d6+6 Dice:2D6[2,3]+6=11
10:20:20 テッピン@GM 回避。
10:20:35 テッピン@GM A14シン、レイフィアを攻撃! 2d6+8 Dice:2D6[4,2]+8=14
10:20:41 テッピン@GM 回避!
10:20:46 テッピン@GM 第6ラウンド。
10:20:57 テッピン@GM シン、HP回復。HP15/16
10:21:12 テッピン@GM 攻撃対象決定。 1d2 Dice:1D2[1]=1
10:21:17 テッピン@GM レイフィア。
10:21:27 テッピン@GM A24ミユ待機。
10:21:36 テッピン@GM A21レイフィア、通常攻撃 2d6+4 Dice:2D6[6,1]+4=11
10:21:43 テッピン@GM 回避...
10:22:02 テッピン@GM A15ルーイ、待機
10:22:12 テッピン@GM A14ベティ、強打D+2 2d6+6 Dice:2D6[1,6]+6=13
10:22:37 テッピン@GM 命中! r17@9+8 Dice:R17@9[5,6:7][5,3:5]+8=20
10:22:52 テッピン@GM 惜しい,
10:23:12 テッピン@GM 1点残し!HP1/16
10:23:27 テッピン@GM A14シン、レイフィアを攻撃! 2d6+8 Dice:2D6[2,5]+8=15
10:23:36 テッピン@GM 回避!
10:23:45 テッピン@GM 第7ラウンド。
10:24:10 テッピン@GM シン、HP回復。HP4/16
10:24:19 テッピン@GM 攻撃対象決定。 1d2 Dice:1D2[1]=1
10:24:33 テッピン@GM レイフィア好かれてるなあ...
10:24:42 テッピン@GM A24ミユ待機。
10:24:52 テッピン@GM A21レイフィア、通常攻撃 2d6+4 Dice:2D6[4,5]+4=13
10:25:15 テッピン@GM 命中! r25@10+5 Dice:R25@10[6,2:7]+5=12
10:25:34 テッピン@GM 6点貫通!シンHP-2/16
10:25:47 テッピン@GM 撃破、これにて戦闘終了!
「・・・まぁ、男の子としてどうかとは思いますが・・・
御伽噺というわけでも在りませんしね」
Σ
「こ、これはですね!
彼我の戦力を冷静に分析した結果の即断であって最も効率的な戦い方を検討した結果オレは邪魔にならないように引いた方がいいというアレであって怖いからとかじゃないんですよ!」
嘘です怖いです。
「危険になったら加勢しますね。ルーイさんも十分気をつけてください。」
「ありがと、ミユ。
でも大丈夫、先輩とベティさんが抜かれることはないよ」
そこは信頼してるんだ。
問題は、別の魔物が湧く可能性。
「むしろ、他に何か出ないか気を付けよう。
例えばホラ、オレの後ろの扉とかから、ね」
扉から襲撃されたらオレ死んじゃうし。
* * *
『剣よ、槍よ。魔力を纏いてその輝きを増せ。【エンチャント・ウェポン】』
二人の武器に光が宿る。
あとは見守るだけだ。
* * *
そして、思ったよりかかったけど、無傷で撃退できた。
よかった。
「先輩、カッコいいなー。
避け方見てると惚れぼれしますね!」
自分の身体の使い方がうまいんだ。
羨ましい。
「ベティさんもお疲れ様でした。
ヘンな亡霊だったけど、これで解放されたって思うべきなのかな。
魔法のかかった絵具は興味あるけど、持って帰るには向かないよなあ・・・」
散らかった部屋を歩き回る。
ベティさんが、シンの身体からレリーフを見つけた。
また、見せてもらう。
『芸術は朽ちる事の無い悠久の美である』
だ、そうだ。
シンが描いていたらしい壁画を見る。
「これが、芸術、なの?
オレ、分かんないなあ。
目がちかちかする」
ホント、なんなんだろ。
「次、行きましょう。
謎解きの部屋だって。
どんな謎なのか、楽しみだ」
-------------
PLより:
無傷勝利ひゃっほう!
エンチャいらなかったw
さて次は順番通り謎解きの部屋です。
指定ダイスは 9,8,10 でした!
すごいいいよ!?
ベティさんの分は今回さいさんにお任せしまーすw
13:35:57 たいまん@る 指定ダイス3つ 6d
Dice:6D6[4,5,3,5,5,5]=27
「・・・まぁ、どうしてもこうなりますか」
長柄武器である槍は元来片手で扱うには難しい代物だ。
それを私は自らの技量を超えて使っている。
>「先輩、カッコいいなー。
> 避け方見てると惚れぼれしますね!」
・・・そろそろ、考えるべき時期だろう。
ルーイには小さく苦笑いを返しておく。 私の技量と言うよりは、この魔盾の恩恵が素晴らしいのだ。
「・・・私の場合、実家の方の方針ですね。
魔法騎士の家系といいますか。
おかげで、あっちにフラフラ、コッチにフラフラ。 魔術師としての努力量は、ルーイのほうが濃密です。
きちんと仕上げねば、半端者なのは私のほうです」
ベティの賞賛は嬉しいが、実感としてまだまだだ、と言う考えがどうしても先に立つ。
>「それにしても...散々だねえ」
>「...でも、まあ。これだけは入手出来たから、幸いとするべきかね」
「・・・そうですね・・・
少々難しいですが、価値がなかったとは思えません。
ところでルーイ、判らないと切り捨てるのは良く在りませんよ。
もしこれで、この絵画の価値が数万ガメルと言うものだったら、あなた、仲間に恨まれるかもしれませんし」
この子は、どうしてこう、おもしろいのだろう。
「・・・さ、ルーイのいうとおり次に行きましょう。
休憩はその後です」
______________________________________________
PLより
はーい、能力値の上昇の余地があるレイフィア的独白(笑) いや、非効率だからやりたくは無いんだけど...
レイフィアとはSwww5の終焉まで付き合うつもりなんで、これはこれで在りかなとも思うしだい。
さて、ダイス。
Cyphiss@レイフィア : ま、こんなものか。ちょっと出目が宜しくないが。
(05/19-13:20:21)
Cyphiss@レイフィア : ベティ鍵開け 2D6 → 3 + 2 + (6) = 11
(05/19-13:20:05)
Cyphiss@レイフィア : ベティ罠解除 2D6 → 1 + 5 + (6) = 12
(05/19-13:19:52)
Cyphiss@レイフィア : 吸いおったな?! ベティ罠発見 2D6 → 4 + 4 + (6) = 14
(05/19-13:19:37)
Cyphiss@レイフィア : べてぃ3 2D6 → 6 + 5 = 11
(05/19-13:18:50)
Cyphiss@レイフィア : べてぃ2 2D6 → 1 + 6 = 7
(05/19-13:18:45)
Cyphiss@レイフィア : べてぃ1 2D6 → 5 + 5 = 10
(05/19-13:18:40)
Cyphiss@レイフィア : れいひあ3 2D6 → 3 + 5 = 8
(05/19-13:18:35)
Cyphiss@レイフィア : おうふ。 れいひあ2 2D6 → 5 + 1 = 6
(05/19-13:18:29)
Cyphiss@レイフィア : 例の3回 + ベティの3回。 まずれいひあ1 2D6 → 1 + 2 = 3
(05/19-13:18:23)
System : Cyphiss@レイフィアさんが入室しました。 (05/19-13:16:44)
こんなかんじー。
さ、次いこう、次。
れいひあはどぢっこじゃないもん・・・
芸術の間にいた屍は速攻で倒すことができました。
本来なら要求を満たせばよかったのですが、
うまく満たせなかったので仕方ありません。
そして、ベティさんがこの部屋でレリーフを見つけたようです。
残る1つは、『謎解きの間』です。
今までの事例と内容からすると、おそらく何らかの思考を試されるのでしょう。
玄関の間で見つかったものを含めて4つの必要なものを揃えれば、
さらに奥へ進むことができるのでしょう。
PL:
残りの部屋④『謎解きの間』へ進みます。
隊列はそのままですね。
指定ダイス
2D6 → 6 + 6 = 12 6ゾロ
2D6 → 1 + 3 = 4
2D6 → 6 + 5 = 11
やっぱり出目が極端。
それぞれが胸に去来するものを秘めながら、口にする事は無く。
4人は残された最後の間へと進んで行く。
「まあ、大体此処の構造ってものは分かってきたつもりだけどさあ...」
そうぼやきながらも、罠の有無はしっかりと調べ上げるベティである。
「...今度も罠つきかい」
どうやら、罠を見つけたらしい。
「鍵穴の奥から針が飛んでくる仕掛けさ。
仕掛け自体は単純なものだよ。
なんだか嫌な気分がするねえ...さっきの爆発する罠と言い、
遊ばれてる気がしてならないのさ」
まるで『これ位は出来るでしょ?』と馬鹿にされているようさ、
と肩を竦める。
「とまれ、仕事はするよ。ちょっと待ってな...」
罠が外され、行動の安全が確保される迄、そう時間は掛からなかった。
だが。
「...ありゃ?」
眉をしかめる。
改めて、工具を差しこんで苦悶する事しばし。
「...ごめん、失敗しちゃった」
両手を合わせ、申し訳無さそうに詫びる。
古代語魔術の《開錠》を唱えたのは、ルーイとレイフィア何方だったろうか。
***********************************
「随分と手間取っておったな」
入室するなり、くぐもった声が響いた。
声質は老人男性のそれだが、声量は豊かだ。耳がきんきんとする。
部屋は薄暗い。意図的に照明を落としているのだろうか。
がらんとした殺風景な部屋だ。中央やや奥には、祭壇がある。
その前に、鎮座している存在が、声の主だ。
「我が任はレリーフの守護。故に、貴様等を無碍には襲わぬ。
だが、試練を課す事は出来る」
暗さに眼が慣れてくれば、その奇怪な容姿に驚きを隠せなかっただろう。
何よりルーイには嫌な記憶を呼び起こされたに違いない。
老人の顔、獅子の肉体。蠍の尾に蝙蝠の羽。
邪悪なる知識の守護者、魔獣マンティコアだ...
「我、汝らに問う。心して答えよ。
正解すれば、祭壇のレリーフを授けよう」
マンティコアは、顎で祭壇を示した。
祭壇の上には、レリーフが安置されている。
レリーフの横には、分厚い本が一冊。
ミユ以外の3人には、本の保存状態が極めて良好な事が分かる。
装丁も金箔を用いた精巧なもので、それだけでも価値は高いと思えた。
それと、マンティコアが首から下げているもの。
よく見れば、それは鎖に通された指輪であった。
4人はそれが「解毒の指輪」という魔法の品である事を思い出す。
ルーイ、レイフィア、ミユは、それが副作用を伴う品である事に気付いた。
「では聴け...」
マンティコアが姿勢を正し、4人を見据えて問い掛けを始める。
「一つ。其は不要な種もあれば、必要な種もある。
一つ。其は長き短きは個々により、早き遅きは種により異なる。
一つ。其は時として、時を選ばずにやって来る。
一つ。其は世を形造りし力の一柱。
―――其は何ぞ?」
===================================
【GMより】
④「『謎解き』の間へと進みました!
こちらはBルート、レイフィア・ミユ・ルーイのルートになります。
ベティが<鍵開け>失敗してますので、ルーイかレイフィアは
《アンロック》お願いします(笑)
【各種判定結果】
○ベティの<罠発見>14=鍵穴から針が飛び出す罠を発見!
○ベティの<罠解除>12=解除成功!
○ベティの<鍵開け>11=鍵開け失敗!
○指定ダイス1=<怪物判定>
ルーイ機知、レイフィア自動成功、ミユ6ゾロ!、ベティ10
→マンティコアと判明!
○指定ダイス2=本の<宝物鑑定>
ルーイ16、レイフィア13、ミユ8、ベティ13
→本が売却価格1400ガメル相当である事に気付く。
○指定ダイス3=指輪の<宝物鑑定>
ルーイ18、レイフィア15、ミユ15、ベティ11
→マンティコアが首から下げているのは解毒の指輪だと気付いた。
ルーイとレイフィアとミユは完全な知識を取得出来る。
【リドル!】
今回は文面を元にPLの皆さんで考えてみてください!
回答は、PC毎1回ずつです。正解が出た場合はすぐに一行でレスします。
ベティの分の回答は、PC3人が不正解の場合に皆さんで話し合い、
最終回答として使用出来る事にします。
全員不正解確定した場合は...マンティコアとの戦闘になります!
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壁画を眺めて唸ってたら、先輩が声をかけてきた。
ところでルーイ、判らないと切り捨てるのは良く在りませんよ。
「うーんでもこれ見て下さいよ、どう見てもただペンキをぶちまけてるとしか!」
見えないんだもの!
「でも・・・確かにそうです。
『分からない』で思考停止したら、魔術師として負けですよね。
あの芸術家のアタマの中身を想像して、解析するくらいじゃないと。
うん、勉強になりました、さすが先輩!」
って感心してたら。
もしこれで、この絵画の価値が数万ガメルと言うものだったら、あなた、仲間に恨まれるかもしれませんし」
「えっ」
「あははっ、そうですね!
気を付けます!」
価値を見極めるのも、オレたち魔術師のウデのひとつだもんね。
* * *
今度の扉には、ベティさんも苦労したみたいだ。
鍵を開けるのはうまくいかなかったみたい。
「ん、じゃあオレやりますよ。
そういうこともあります。
罠さえ外してもらえれば、オレでも危なくないですから助かります」
ぱん、ベティさんとハイタッチして交代。
『錠となす魔力よ、我が命に従いて扉を開けよ。【アンロック】』
ホラ開いた。
「随分と手間取っておったな」
アンロックの魔法は、扉も勝手に開ける。
だから、この部屋の主も、それに合わせて声を出せるってわけだ。
う、暗いな。
今度はなんだろう。またアンデッド?
懐から明かりを取り出す。
暗くていいことなんて何もないからね。
「―――!!
マンティコア!」
身体が硬直した。
ぶわっと脂汗が出る。
ゾルグアルグを退治出来たのは、オレの力じゃない。
カスターさん。バルカ兄。シオンさん。アウロラ。(あとバリスタ)。
みんながいたから倒せた相手だ。
サーバントもロクな壁に出来ない強敵。
それも、回復なんか考えないキチガイだから倒せたんだ。
「我が任はレリーフの守護。故に、貴様等を無碍には襲わぬ。
だが、試練を課す事は出来る」
「―――それはありがたいな。
オレはルーイ。
あなたの名を聞いても?」
刹那的だとしても、話が通じる相手なら、話で済ますに越したことはない。
呪いを使う相手に名乗るなんて愚かだけど、これはきっかけだ。
「我、汝らに問う。心して答えよ。
正解すれば、祭壇のレリーフを授けよう」
魔獣は、謎かけをしてきた。
「今度はオレが先に答えるね。
傾向とかが見えるかもしれない。
間違えたらあとはよろしく」
一歩出る。
質問を待つ。
「一つ。其は不要な種もあれば、必要な種もある。
一つ。其は長き短きは個々により、早き遅きは種により異なる。
一つ。其は時として、時を選ばずにやって来る。
一つ。其は世を形造りし力の一柱。
―――其は何ぞ?」
少し考えて、口を開く。
「答えは、眠り。
あなたは睡眠を必要としない。オレたち人間には必要だ。
必要な睡眠時間はひとによって違う。
人間は夜眠り、妖魔は朝眠る。
眠りは魔法や薬による力で、不意に訪れる。
世を形作る力とは精霊。眠りを司る精霊もいるよね」
じわり、と手に汗がにじむ。
---------------------
PLより:
一番のりー。
「早き遅き」の部分がううーーん??となるところ。
柱は神の単位なので、「死」の方がそれっぽいかなー、と思ったんですが、ま、トップバッターってことで!
あとアンロックやっちゃいました。
MP19/20 ローエMP1/3
12:21:54 たいまん@る アンロック~ 2d
Dice:2D6[1,5]=6
「―――それはありがたいな。
オレはルーイ。
あなたの名を聞いても?」
名乗るも自由、名乗らぬも自由。全ては我が心の侭に。
我が神は選択の自由を肯定されておられる」
「答えは、眠り。あなたは睡眠を必要としない。オレたち人間には必要だ。必要な睡眠時間はひとによって違う。人間は夜眠り、妖魔は朝眠る。
眠りは魔法や薬による力で、不意に訪れる。
世を形作る力とは精霊。眠りを司る精霊もいるよね」
ルーイの回答を受けて、マンティコアはにやりと笑った。
だが、喋らない。
だが我としては痛く残念でもある...
不正解であれば、汝らを嬲る自由を得られる所であったのだが」
尤も、我をその名で呼ぶ者など居ないが」
その隣にある本も好きにして構わん」
其処には、『謎は世界に奥行きを与える』とあった。
こちらはBルート、レイフィア・ミユ・ルーイのルートになります。
○『芸術』のレリーフ...非売品
○豪華な装丁の本...売却価格1400ガメル
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上位カテゴリ「B.塔」へのチェックは不要です。
『謎解きの間』へ入ると、一匹の魔獣がいました。
よく見ると、一見ライオンのように見えますが、老人の顔とコウモリの翼そして尻尾がサソリ、すなわちマンティコアです。
邪悪な知識の守護者らしく、まずは謎かけでこちらを試してきました。
その謎かけに、ルーイさんがさっそく答えてました。
そしてどうやら正解だったようです。
マンティコアの強さはかなりのもので、闇魔法や毒の攻撃は大変です。
戦わずに済んだことに感謝ですね。
そしてアイテムを受け取って、これで隠し部屋を含めて1階はすべて行きました。
「これで1階の全部の部屋はまわりましたね。
入手した4つのアイテムをどこでどう使うのでしょうか?
2階へ上がる階段はどこにあるのでしょうか?」
PL:
ルーイさんが早々に正解を出したので、
次は上へ上がる方法を考えることですね。
おそらく入手したアイテムをどこかで提示なり使うなりするのでしょうが、
どこになるでしょうね。
なんだか、気がつけば次の間へ というような状況だ。
いろいろと考えていたら、ルーイがさらっと答えてしまった。
失敗しちゃった、とかわいらしく言うベティに、問題ないとつげている間にルーイは〈開錠〉の魔法を使い。
中で出会った魔獣とのやり取りもルーイが済ませてしまう。
「・・・これでは先輩形無しですね。
お見事です、ルーイ君」
流石に、契約に縛られているのであれば、危害も加えられまいが・・・
さて・・・
みなが奥の祭壇の間へ動き出す
「・・・ガルーシュ、と言いましたか。
貴方の役目はこれで終わりなのですか?
このレリーフ、他の部屋で入手敬意の再現性はありえるとは思えません」
実際、隣の部屋は戦闘の余波で崩壊しているし、あの芸術馬鹿も滅した。
このまま、この場にとどまるのだろうか?
もし、この遺跡に留まるのであれば、うまく使えるやも知れぬ。
後進の魔術師にとっての、ではあるが。
・・・いや、危険に過ぎるか。 どの道、今後ここを使うのであれば駆除の必要性はあるだろう。
_______________________________________________
PLより
はい、ちょっとだけ気になったことをたずねただけです。
行動としては、この問いかけのあとはさくっと進みマース。
つーか、リアルで問題考えてたら・・・(笑)
たいまんさん、さすがっす!
重苦しい沈黙ののち。
「正解だ」
マンティコアはそう言った。
まったく、じらすよなあ。
ふう、と息を吐く。
わざわざ謎かけをしてくるんだ。
アレは強力な魔力で縛られているに違いない。
なら、安全と考えてもいい。
「人間にも色々いるように、マンティコアにも色々いるんだね、ガルーシュ。
これは信仰の違いなのかな。
前に会ったゾルグアルグは、ミルリーフの眷属だったよ」
名乗ったマンティコアは、ファラリスを信仰しているみたい。
信仰、か。
魔術に殉ずるのも、信仰みたいなもんなんだろうな。
黒髪の魔術師を思い出す。
――アルマ。
オレが死ぬのが先か、彼女と分かり合えるのが先か。
「・・・これでは先輩形無しですね。
お見事です、ルーイ君」
そんなことを考えていたら、レイフィア先輩が褒めてくれた。うれしい。
自然と顔がほころぶ。
「ありがとうございます。
オレ、先輩を追い抜く気満々ですからね」
にっ、と笑って、先輩の顔を見た。
祭壇には、例のレリーフと、装飾された本。
「何の本だろう。
見た目だけでも、飾っておきたくなるね」
ぺらぺらと中を眺める。
内容によっては、とても貴重な品だ。
学院に納めれば、喜ばれるだろう。
レリーフには、『謎は世界に奥行きを与える』と書いてあった。
貴方の役目はこれで終わりなのですか?
先輩がガルーシュに尋ねている。
そうなんだよね。
これで解放されちゃっても困るわけで。
魔力で縛られたままなら、あとで来る本格調査隊に処遇は任せればいいんだけどさ。
「先輩、しっかりレポートにしとかないと、イライジャ導師がうるさそうですよ」
そのあと、こそっと耳打ちした。
「これで1階の全部の部屋はまわりましたね。
入手した4つのアイテムをどこでどう使うのでしょうか?
2階へ上がる階段はどこにあるのでしょうか?」
ミユが言う。
「うん、サークレットが分からないけど、3つのレリーフは最初の部屋の窪みに嵌めるんだと思うよ」
考えながら答える。
『好奇心は、進化の原動力である』
『遊戯は智恵を育む』
『芸術は朽ちる事の無い悠久の美である』
『謎は世界に奥行きを与える』
この4つの文は、たぶん何かの意味を持つんだろう。
「サークレットを着けて、レリーフを嵌めこんでみようか。
順番は・・・さっき窪みを調べてもよく分からなかったけど、もう一度、レリーフと見比べてみると何か分かるかもしれないよ」
みんなに、そう提案してみた。
そうとくれば、最初の部屋に戻らなきゃね。
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PLより:
本をペラペラめくってどんな内容か調べてみまーす。
20:03:37 たいまん@る 本チェック(既に済みなのかしら?) 2d+8
Dice:2D6[3,6]+8=17
出目よかった!
ガルーシュの返答にもよりますが、一旦1の部屋に戻って、レリーフと窪みの関係を調べてみたいと思います。
特に違いが分からないようなら、額冠を着けてレリーフを部屋順に嵌める!
「人間にも色々いるように、マンティコアにも色々いるんだね、ガルーシュ。
これは信仰の違いなのかな。
前に会ったゾルグアルグは、ミルリーフの眷属だったよ」
「誰がどの神に仕えるかは、個々の自由。
我が神は他者の信仰を束縛などされぬ」
ガルーシュはククク、と声を漏らした。笑っているのだろうか。
「何の本だろう。
見た目だけでも、飾っておきたくなるね」
ルーイは本を手に取り、ざっと中身を流し読みしてみる。
流暢な下位古代語で綴られていたその内容は、
いわゆる古今東西の雑学や豆知識を一問一答形式にまとめたものであった。
「・・・ガルーシュ、と言いましたか。
貴方の役目はこれで終わりなのですか?
このレリーフ、他の部屋で入手経緯の再現性はありえるとは思えません」
レイフィアの発した問いに、ガルーシュこうは答えた。
「汝が気にする事では無いな、人間の娘よ。
我は我の心の赴くままに行動する。
今は約定を守り、主の次なる命を待つのが我の望み」
その言葉に嘘は無いように思える。
「これで1階の全部の部屋はまわりましたね。
入手した4つのアイテムをどこでどう使うのでしょうか?
2階へ上がる階段はどこにあるのでしょうか?」
ミユの言葉に応えたのはルーイだった。
「うん、サークレットが分からないけど、
3つのレリーフは最初の部屋の窪みに嵌めるんだと思うよ」
「サークレットを着けて、レリーフを嵌めこんでみようか。
順番は・・・さっき窪みを調べてもよく分からなかったけど、
もう一度、レリーフと見比べてみると何か分かるかもしれないよ」
ルーイの発言に、ベティも賛同する。
「ルーイの言う通りだね。試しにやってみようじゃないか」
4人のやり取りを見てガルーシュが笑顔でこう付け加えた。
「汝らの前途に、ファラリスの祝福があらん事を」
ガルーシュの真意は果たして何処にあるのか...
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4人はエントランスに戻った。
窪みの何処にどのレリーフを当て嵌めるかは、容易に推測出来た。
それぞれの形が特徴的だったからだ。
ルーイは額冠を着け、3つのレリーフを嵌め込んだ。
すると...
―――全ての証を持つ者に、道を開こう―――
声が4人の脳裏に響き渡る。
3つのレリーフが輝き出した。
輝きは次第に強まり、4人を包み込む...
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【GMより】
それでは2階に進みましょう!
こちらはBルート、レイフィア・ミユ・ルーイのルートになります。
○豪華な装丁の本の<知識>判定:達成値17
→いわゆる一問一答型のクイズブックと判明!
カテゴリを移動します。
「2階」に記事を投下しますのでお待ちくださいませ。
ガルーシュはそのまま留まるらしい。
ファラリスの祝福をって言われたけど、まぁ、どうでもいい。
光の神と闇の神については、どうにも定義があいまいだ。
ファラリスが悪神だなんて、誰にも分からない。
そんなこと、ミユには言えないけどね。
バルカ兄に言ったら、なんて言われるかな。
意外と、肯定されるような気もするから面白いよね。
とりあえず、オレがサークレットを着けて、レリーフを嵌めることにした。
サークレットって女のひとが着けるもんだと思ってるから、ちょっと恥ずかしいけど。
危ないかも知れないし、言い出したのもオレだし、一応、オレがやる。
「似合う?」
サークレットを着けて、仲間に見せる。
古代の魔術師っぽく見えたりするかな?
「レリーフの嵌め間違いはなさそうだよ。
これだけはっきり形が決まってれば」
一枚ずつ、嵌めて行く。
すべて嵌め終わった時、声が聞こえた。
「わ」
光り出した。
あ、これって―――
「・・・成る程。
契約は重いですね」
ガルーシュというマンティコアの言う主は、既に亡いだろうに。
判っているだろうが、まぁ、私が言ったところで詮無き事だ。
振り返れば、ミユやベティにルーイがこの後を話していた。
私のことを追い抜くと豪語する少年の前途に幸あれ。
私は、私の歩調で進むのみ。
後、レポートに関しては、忘れるはずもない。 順次追記している。
概観、エントランス、遊戯の間、芸術の間、謎解きの間。
今のところ5枚に分けた。
次はエントランスに戻るので、2枚目への追記になるだろう。
・・・ガルーシュの最後の言葉には、顔をしかめるのみだ。
お陰で、あれの安全性が一気に下がる。
これは、曹操に討伐を考えるほうがいいだろう。
(」・ω・)」 (/・ω・)/ (」・ω・)」 (/・ω・)/(」・ω・)」 (/・ω・)/ (」・ω・)」 (/・ω・)/
さて、エントランスだ。
現状では特に変わりはないが・・・
サークレットを嵌めたルーイを見るに、どうやら気に入ったのかもしれない。
周囲を確認しているうちに、頭に響く声、そして・・・