C.帰還
あの、瞬間転移独特の浮遊感の後。
オレたちは、森の中の空き地にいた。
「あ、ロイド。
みんな、ただいま」
相棒たちの首を叩いて、無事を確認する。
「高度な幻覚だったのかな。
すごいなあ」
空き地を眺めて、うろうろ。
何の痕跡もない。
「ベティさん、なんか残ってる?
オレ、なんも見つけられないや」
「この場所は、全く分かりませんね。一体どの辺りなのか...」
帰りは人数が倍だ、テントはある?
ロイドたちがいるから、荷物運びは楽できるよ」
地図が消えちゃったから、具体的には説明しにくいけど。
(だって、オレが地図を描いてもなんだか分からないモノになっちゃうからね!)
もちろん、オレたちは塔の話だ。
スケルトン・ウォリアーとストーンサーバント、それにボーンサーバント。
危なかったんだよ、ベティさんもレイフィア先輩も倒れちゃってさ。
オレ?ああ、オレはあはははは」
ミスリル製だってさ。
オレ、ミスリルなんて初めて見たよ」
これをいじくりまわしてるだけでも、何日か過ごせそうだ。
ルーイ君にも協力を頂きたいのだが、よいかな?」
れぽー・・・と?
オレの字が、フツーのひとには読めないくらいヒドいからだ。
勿論字を書くのは習慣になってるし、記録は逐次羊皮紙に取ってる。
ジゼルに手紙を書く時は物凄く丁寧に書こうとがんばってる。
でもね・・・ひとに見せるための字をたくさん書くのはね・・・うう・・・
うん、全然ないですね!」
楽しかった!
感想は別途!
セッション評価は10点!
それではお疲れ様でした、ありがとうございました!
報酬:600ガメル
・愛玩従者の触媒
世界最古のボードゲームと言われるゲーム盤。
ドワーフ製の精緻な作りとなっている。
ビロード製の球が付属している。
魔力はないが、保存状態はいいらしい。
知名度=12
魔力付与者=不明、多数
魔力=ストーン・サーバントをデフォルメされた動物の形で作成する
この石で作成された石従者は、彫りこまれた動物を抽象化した姿となる。
熊、兎、犬、狐、ペンギン、猿、鼠、猫、虎などが確認されている。
但し、能力に一切の強化は無く、単なる外見の変化に留まる。
古代魔法王国時代に様々な種類のものが作られ、
可愛らしいと言う事で主に女性の魔術師から好評を博したらしい。
現在では比較的多くの数が発見されている。
楽しみにしている、か。
本当に、強者というものは度し難いな...
天に手を伸ばす。ここに存在した塔は霞の如く消え失せた。
伸ばした手にアーデルハイトが舞い降りる。
ルーイ"旅団"もそこに在り彼は持ち前の性格で、燕尾の依頼主とおもしき少年と友誼を結ぶ。
「・・・さて、私たちの仕事は帰って報告するところまで、です。
もう後ひと踏ん張りしましょうか」
ミユとベティに声を掛ける。
さぁ、帰ろう。
(」・ω・)」(/・ω・)/ (」・ω・)」(/・ω・)/ (」・ω・)」(/・ω・)/ (」・ω・)」(/・ω・)/
帰途は随分と賑やかになった。
単純に人数が増えたのもあるが、ヘリオンという少年とルーイのやりとり。
その飛び火が私にまで飛んでくると言うのも理由のひとつだろう。
主観的なものだ。
「・・・別に、私やベティさんが倒れたことは事実です。
ミユのお蔭で助かりましたしね。適材適所、何も問題は在りませんよ、ルーイ君。
あなたたちもそうは思いませんか?」
燕尾の者たちにも声を掛ける。
せっかく、他の冒険者と利害関係もなく同道する幸運に恵まれたのだ。
お互いの体験談を用い、次の糧にするのは有意義だ。
そうだ・・・
「・・・そういえば、エレアノールさん?
私も槍を使います、今度お手合わせでもどうでしょう」
戦士としての未熟さは、身に沁みている。
専門の戦士というのがどういうレヴェルにあるのか、見極めるのも一興だろう。
「・・・ところで、あの人は良い人なのですか?」
魔法学院で見かけた事のあるあのオートという魔術師に視線がいく。
どうにも、すれ違った事はあるのだが、視界に入っていなかった風に感じる...
(」・ω・)」(/・ω・)/ (」・ω・)」(/・ω・)/ (」・ω・)」(/・ω・)/ (」・ω・)」(/・ω・)/
>「...何とも面白い報告だ」
渋い顔をする導師。こちらとて、それは同じだった。
むしろ、隠しているという事は判ったのだろう時点で、察して欲しいものだ。 言えないのだ、と。
言葉を選ぶと言うのは、存外難しい。
>「要は、消失した2枚の地図の他に似たような地図がたくさん眠っていて、
愚かであれば、その経験は永劫に悔恨になるだろう。
いや、そうなったのであれば、それはひとつの勝利かもしれない。
>「各地にまだ「生きた」遺跡が点在する証拠の根拠にはなるだろう。
> うん、全然ないですね!」
(」・ω・)」(/・ω・)/ (」・ω・)」(/・ω・)/ (」・ω・)」(/・ω・)/ (」・ω・)」(/・ω・)/
数日後、認定が降りた。
_______________________________________________
PLより
はい、これにてレイフィアも終わりになりますルー
何で時間かかったかって?
報告文考えてたんだよ・・・あきらめたよ・・・wwwwwwww ごめんちゃいw
絡み足りなかった、スワローテイルの皆さんには、代表してエレ子に接触。恋ばなですよ、恋ばな!(こら
さて、此度は色々ありました。 ピンゾロとかピンゾロとか。 2.0だったらすばらしい点数ですよ?w
多彩なモンスターが地下迷宮、塔と出ましたね。
やはりダンジョンとモンスターが一杯出るとwktkですわ。
セッション評価は9+1点。
まだまだ上があるぜ、的な意味で9点!
そして満足度ぼーなすの1てんですねww
リザルトまとめ
経験点:1628+50点
報酬:4100ガメル
愛玩従者の触媒 ←猫だっけ?
以上ですねー。
みなさん、おつかれさまっした!
どうやら皆さんも玉座の主人の誘いには加わらなかったようです。
皆さんもまだ修行や冒険を行いたい気持ちが強いようです。
そして謁見が終わり、転移の魔法で塔の入り口へ戻って来ました。
来るときに比べてシオンさんのパーティメンバーも加わりましたので、かなり人数が増えています。
オランへ戻る道中は特に戦いになることはありませんでした。
これだけの人数の冒険者と技能があれば、よほど強力な相手でなければ攻撃してくることもありませんでしょうから、
必要以上に戦わずに済むのは助かります。
論議の方では、古代語魔法を使う方が多く、この依頼もそういう方々のための依頼でしたので、
いろいろと白熱しているようです。
「適所適材ですが、司祭と精霊と野外活動に関しては育った環境が基礎にありましたが、
剣を使うことになるとは思わなかったですね。
1つは依頼内容、もうひとつは皆様たちとの交流の結果でしょう。」
そして、レイフィアさんの師匠とも言える方の依頼の報告に同行します。
レイフィアさんは二人の生徒の受け持ちになるようですね。
報告内容に関しては、レイフィアさんやルーイさんが専門なので、そちらにまかせます。
そうしてすべての事柄が終了して、皆さんがそれぞれの帰路へつくときに挨拶。
「それでは皆様、またどこかでお会いしましょう。」
PL:
経験点 1678点
報酬
500ガメル
紋章の盾(スモール・シールド+1)(回避力2UP)
魔晶石6点
以上を受け取ります。
セッション評価は9点ということで。
では皆様お疲れ様でした。
>「―――でね、魔法を使っちゃいけない部屋に入っちゃったんだよ。
> スケルトン・ウォリアーとストーンサーバント、それにボーンサーバント。
> 危なかったんだよ、ベティさんもレイフィア先輩も倒れちゃってさ。
> オレ?ああ、オレはあはははは」
ルーイたちの塔での話を聞いてみる。
やっぱりそっちも色々大変だったんだね。
「そっか、わたしも『槍を使っちゃダメ』っていう部屋があったら
すごく大変だったんだろうなぁ。
でもみんな無事でよかったね」
>「・・・別に、私やベティさんが倒れたことは事実です。
> ミユのお蔭で助かりましたしね。適材適所、何も問題は在りませんよ、ルーイ君。
> あなたたちもそうは思いませんか?」
「うん!
『誰かの目が届かないところは誰かが見てくれるし、
誰かのできないことは誰かがカバーしてくれる』ってウードも言ってたし。
そのための仲間なんじゃないかな」
そうだ、今度はわたしたちのことも話さないと!
「そうそう、こっちも色々あったんだよ!」
「例えばーそうだ!ヘンなモヤモヤしたのと戦った時は大変だったんだよ。
息吸うだけで苦しかったし、
それに槍も効かなかったし、わたしだけじゃぜったいに勝てなかったよ。
そうだ!後はね、おっきな百足とか魔神とも戦ったんだよ!
ね、ヘリオン!」
ーーーーーーーーーー
>「・・・そういえば、エレアノールさん?
> 私も槍を使います、今度お手合わせでもどうでしょう」
先に言われちゃった。
「うん、喜んで!
・・・えへへ、じつはわたしもお願いしようかなーって思ってたんだ」
「レイフィアは戦うだけじゃなくて魔法を使うこともできるんだよね。
すごいなあ、わたしは戦うのしかできないもん」
「でも槍なら負けないよ!
よろしくね、レイフィア!」
そういえばレイフィアっていくつなのかな。
わたしよりちっちゃいけど、すごく落ち着いてるしもしかするとわたしよりお姉さんなのかも。
>「・・・ところで、あの人は良い人なのですか?」
あの人って・・・そっか、オートのことか。
「うん、もちろん!」
「すっごくいい人だよ。
とっても優しいし、物知りだし。
いつもわたしを助けてくれるんだよ!」
「もちろんオートだけじゃなくてウードもシオンもヘリオンも、
みんなみんないい人だよ!」
だからこそ、あの遺跡をみんなで無事に出られたんだと思う。
次またあの遺跡に行くことがあったら、またみんな揃って行くことができたらいいな。
「シオン、今回はありがとね!
鍵開けたり、罠外したり、すごく助かったよ!」
「次もこうやっていっしょに冒険できるといいよね。
えへへ、その時はまたよろしくね!」
シオンはすごかったなぁ。
鍵の開け方とかわたしにはぜんぜんわからないもん。
こういう場所なら罠の場所はなんとなーくわかるけど、ああいう場所だと何か鈍くなっちゃって。
だから大きな街とかで迷子になっちゃったりするのかな。
ーーーーーーーー
夜。
わたしは寝る番だけど、その前に。
「ねえ。オート、ウード。
ちょっとだけいい?」
「その・・・ごめんね。
あの時、勝手に飛び出そうとして。
わたしひとりで何とかできる相手じゃないのに」
あの時、御方って人と初めて会った時。
わたしたちなんて一瞬で倒しちゃうくらい強いってわかったけれど、どうしてもそうしたかったの。
「わたしが囮になって他のみんなが助かればそれでいい、って思ってたけど
そういうのってちょっと違うよね」
1人が犠牲になって他の人が助かるよりも、
みんなでがんばってみんな生き残ったほうがいいって思う。
「色々考えたけどやっぱりわたしはみんないっしょがいいな。
なにがあっても、3人いっしょ。
どんな時もはなれない、誰かが犠牲になるよりもそういうのがいい。」
「もうわたし、二度と無茶なことはしないから。
だからふたりも無茶はしないでね。
約束だよ、約束」
「・・・眠くなってきちゃった。
おやすみ、ふたりとも」
ーーーーーーーー
オランに帰ってきて、賢者の学院にわたしたちもいっしょに行った。
あの御方って人は自分のことは内緒にしてーって言ってたから、
ちょっとわかりづらい話になっちゃったみたい。
>「やりました、やりましたよ皆さん!」
でも、ヘリオンのやったことはちゃんと認められたみたい。
「よかったね、ヘリオン!」
>「それにしても、こうして皆が無事に帰ってこれたのは戦乙女の加護によるの>かもな。
>というのもな、エレアノール。ヘリオン君がお前のことを、まるでヴァルキリー>だと...」
>「要するに、強くて綺麗で可愛いって言われたんだよ。
> そんなことを言われて、お前はどう思うんだ?
> エレアノール」
そういえばシオンもわたしのこと戦乙女って呼んでくれてたっけ。
わたしもあんな風に強くかっこよく見えてた、ってことなのかな?
そんなにすごかったのかな、わたし。
「・・・ちょっと照れくさいけれど、もちろんうれしいよ。
えへへ、ありがとうヘリオン」
綺麗で可愛いかぁ、えへへへ。
「でもヘリオンだって、わたしが知らないような事をたくさん知っててすごいよ!」
「わたしたちもヘリオンの知識にはよく助けられたし。
ヘリオンはきっといい賢者さんになれるよ!」
ヘリオンが今よりもっと偉くなってる頃には、わたしも今よりすごい戦士になれてるといいな。
本当のヴァルキリーみたいなすごい槍使いに。
ーPLー
うーん長い!
ではお疲れ様でした!
評価、感想等は別記事に!
ー報酬ー
基本1364点+1ゾロ30点+PT経験点100点+クリティカル御祝儀100点=1594点
・400ガメル(前金込み)+1080ガメル=1480ガメル
・銀製トライデント(11/16):売却価格900ガメル
頂きます!
○呼称不明(銘はご自由にお決めください!)
形状 :トライデント
製作者 :不明
材質 :銀
必要筋力/本来筋力:11/16
魔力 :なし
取引価格 :1800ガメル(売却価格900ガメル)
謎の遺跡で宝物として安置されていた三叉槍。
長年置かれていたにも関わらず、黒ずみは全く見られ無い。
小ぶりながらも研ぎ澄まされた刃を持ち、高い殺傷能力を持つ。
冗談だ--そう笑い、生命なきものの王の魔力で俺たちは外へと転移させられた。
ルーイ達と合流をした俺達は、行きの倍の人数となり帰路へと就く。
ベティの話に相槌を打ちながら、皆の、特に別働班だった者達の様子を聞く。
「エースの親分か・・・近々挨拶に行った方がいいのだろうか」
しかし、何の面識もない下っ端の俺が会いに行って大丈夫なのか?
・・・正直、今はまだ闇の奥へと踏み入れたくはないのだがな。
>「シオン、今回はありがとね!
> 鍵開けたり、罠外したり、すごく助かったよ!」
>「次もこうやっていっしょに冒険できるといいよね。
> えへへ、その時はまたよろしくね!」
「こちらこそ、エルの槍には助けてもらったからお互い様だな。
また一緒に仕事する時はよろしく頼む。」
道中のエルの賞賛に、こちらも賞賛で返す。
どこまでもまっすぐなエルは、見ていて時々眩し過ぎるくらいだ。
・・・特に俺のような裏の人間には。
オートはこういうところに強く魅かれたのかもしれないな。
賢者の学院へとルーイ達やヘリオンと共に報告へ向かうことになった。
・・・王との約束は勿論守っている。
アレは人の手に負える存在じゃない。・・・少なくとも俺達のようなひよっ子には。
導師に評価され、ルーイ、レイフィア、オートと共に報告書を作成するように求められる。
--要は学院に評価されたということだ。
「よかったな、ヘリオン。
報告書の作成、頑張れよ。」
喜びの表情を俺達へと向けるヘリオンに、笑顔で賞賛を送った。
-PL-
皆様お疲れ様でした&ありがとうございました!
☆経験点:1384点
☆ガード・グラブ(スモール):売却価格750ガメル
頂戴いたします。
セッション評価は8点とさせていただきます。
感想はまた後日という事で!
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学院と後にして、一人郊外へと向かい、白騎士を鞘から解き放つ。
・・・俺はまだまだ未熟だ。
火炎魔神を貫いたエルの槍の軌跡を思い描き、突剣を振るう。
弱点を的確に貫く迷いの無い一撃。
いつかあれを自分の技術にできるように。
何度も何度も、身体に沁み込ませるように、剣を振るい続けた---