【進行A03】非力を嘆く。

GM [2013/04/13 00:05]

「じゃあ、私は部屋からテントを持ってくるよ。
 出発したら部品は分担させてくれ。私一人だと重い」
 
「じゃあわたしが持つ!
 みんな持っていくものあって大変でしょ?」

荷物持ちを力強く宣言するエレアノールに、ヘリオンは驚く。

「ええ!?エレアノールさんが持つんですか?」

とは言うものの、自分の非力を重々承知しているだけに、次の言葉が出ない。

「...《石従者》を永続出来たら便利でしょうね。
 遺跡に残ってないかなあ、ねえオート先輩」

思わずオートに同意を求めてしまうのであった。

「とにかく、契約は成立だな。おめでたいこった!
 今夜の晩餐は、このジョージが持たせて貰おうか。奮発するぜ!」

ジョージが手を叩いて宣言する。

「本当ですか?有り難うございます!」

思わぬ計らいにヘリオンが喜ぶ。
それはこの上ない景気付けであった。

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事前準備を素早く終えた5人は、晩餐で大いに英気を養った。
2日酔いしない程度に抑えたのは、冒険者としての嗜みだ。

そして翌朝、朝もやが立ち込める中、ジョージの店の前に集まる。

「お早うございます。皆さん、眠くはないですか」

目の下に隈を作り、やや疲れ気味の様子のヘリオン。
昨晩騒いだ事もあろうが、興奮して眠れなかった事も大きいだろう。
その手にはしっかりと地図が握られている。やる気は十分だ。

「では皆さん、少し長い旅になると思いますが宜しくお願いします」

ぺこりと頭を下げる。

「道中、宿場村を幾つか通ります。
 食料や必需品は適宜買い足していきましょう。
 荷物はなるべく軽い方がいいですからね」

その視線の先には、エレアノールがあった。
だが、すぐに視線を逸らし、気付かれないようにする。
昨日の会話を受けての、彼なりの気遣いだろうか。

「では、出発しましょう。我々の前途に、ラーダの祝福がりますように!」

こうして、探索行が始まった。

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【GMより】

お待たせしました、では進行です!
こちらはAルート、スワローテイル・シオンのルートになります。

ヘリオン君にエレアノールへのフラグを立ててみるテスト。

○スキュラさん
・オークの触媒を3つ入手
・到着の前夜に4倍拡大《ライト》をソードブレイカーにかける

以上、受領です!
 
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「入口」に記事を投下しますのでお待ちくださいませ。