遺体よ、語り給え

オート・メララ [2013/05/22 11:46]
>『この先、実験領域』


「この先、実験領域...っと、そういえば
 今日は全員、古代語が読めるんだったな」


古代王国の建造物で実験となれば、それはやはり魔法関連の実験になるのだろう。
呪文の研究か、アーティファクトの開発か、魔獣の類の合成か。

多くの場合、この手の研究施設は厳重な警備が敷かれている。
罠、守護者、さらには研究対象そのものが、敵として立ちふさがって来るかもしれない。


>「内から出ようした奴にやられたにしては鉄格子が閉まってるし、
> 外からの侵入者にやられたにしてはさっきの骸骨戦士は残ってた。
> うーん。まさか外との連絡を断たれて餓死したとかじゃあるまいな?」


「かつてこの遺跡で餓死者が発生したというには、
 今まで通ってきた場所には、そのような痕跡は見当たらなかった。
 内部での出来事だと思うが...ううむ」


施設内に一人閉じ込められての餓死・渇死となれば、
普通の人間は正気ではいられない。土を掘り返そうとしたり、普通なら
食べられないような物を食べようとしたり、なにかしら異常な行動に走るはずだ。
そしてそのような痕跡は、今のところ見つかっていない。


「扉や鍵を開け閉めできる何かが、この遺跡の中に住んでいるとか...
 まだ分からんが、この守衛の死体は何かを表している気がするよ」


その意味が明らかになった時には手遅れ...なんて事にならなければ良いのだが。


「せめて、何が原因で死んだのか分かればいいんだが」


普段、内ポケットに隠してある星の聖印を握りながら
錆を退け衣を剥がし、朽ちた守衛の遺体を調べてみる。


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>「皆、臭わないか?何かが腐ったような...」


「んん、よく分からんが...
 するのか、なにか?」


常々「盗賊になっていれば大成しただろう」と思うウードの感覚は
信用するに値する。ウードがそう言うなら、それはそうなのだろう。


「腐敗臭か...しかし一体、何が腐敗しているんだ?
 守衛の亡き骸なら完全に干からびていたが」


建設・放棄から数百年たったであろうこの遺跡だ。
腐るような肉を持った存在がいたとしても、それは時の流れで
すっかり乾燥するか、塵に帰っているはずだ。

となれば、魔法の力が働いた何かがあるのかもしれない。


「死霊魔術の不死人か、あるいは不浄の存在か...
 守衛といい、きな臭くなってきたな」


鉄格子、2枚の扉、そして奥へと続く通路と階段を見渡す。
このいずれかに、守衛を殺すような何かがあるのだろうか。


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>オート、その手鏡は値打ち物かい?」


「あ、ああ。
 古代王国の銀鏡だな。
 好事家ならそれなりの値段で買い取ってくれるだろう」


鏡、鏡か。

私も鏡は持っているが、それは主にヒゲを剃るときに使う物で、
この守衛のように、仕事中に持ち歩くような物ではない。


「まさかそういう趣味の持ち主...いやいや、芝居が凝り過ぎだな」


去年の5月祭の悪夢を思い出し、身震いする。

しかし、仕事中も鏡を手放さないような人物では無いのだとすれば、
彼はなぜ手鏡など持って守衛の任についていたのか?


「多分、仕事に必要だから手鏡を持ち歩いていたんだと思うが...?」


なにか、あと一歩で何かが分かる気がする。
あともう一つ、情報が手に入れば...


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鏡と遺骸を前にウンウン唸っていると、
ウードが次の方針を話し始めた。


>「この遺跡はどうやら何かの研究所みたいだ。
> とすると管理室とか資料室のたぐいがあるんじゃないかと思うんだけどね。


「ふむ、確かに」


そのような部屋を見つけて情報を手に入れる事が出来れば、
無用な危険を冒さずに済むかもしれない。


> そうじゃないにしても、『危険』な部屋やら『失敗作』がある部屋に宝は置かんだろう。
> 退路を断たれちゃ困るから、鉄の扉が簡単に開かないことを調べてもらってからだけど、
> 先に地下三階を調べないかい?」

>「俺たちは何か目的の品を求めてとか、魔物退治しに来たってわけじゃない。
> 後で行くかどうかは置いといてさ、わざわざ警告されてる部屋にいきなり行かんでもいいんでないかい?


「この階層は飛ばす、ということか。
 後背の安全を確保できるなら、それもいいかもしれんな...」

「実際にどうするかはともかく、
 シオン、ザッと調べてみるか?」


扉と、扉の周辺。
それから階段への通路。
このあたりが、手がかりにしても罠にしても怪しい気がした。


> ...と思ったんだが、エル、どうしようか?」


「どうするんだ、エレアノール?」


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-PLスキュラ-

どうしましょうかーリーダー|д゚)ジジジー

失敗作ってアレかなーとか、手鏡ってアノ人かなーとか、
嫌な予感がビンビンしますね!
GMの事だから、そういう部屋にこそ思いもかけぬ何かがあるような気もしますが...(ゲフンゲフン
あと溶かされノールも面白くて良い気もしますが...(ゲフンゲフンゲフン


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以下、行動宣言。


・守衛の遺体の調査。
 骨に傷や折れがないか、何が原因で死んでいたのかを調べられませんでしょうか。
11:40:14 スキュラ@オート 守衛の遺骸を調べる 2d6+3 Dice:2D6[6,4]+3=13


・②と③の扉に聞き耳。
11:41:09 スキュラ@オート ②に聞き耳 2d6+3 Dice:2D6[1,5]+3=9
11:41:19 スキュラ@オート ③に聞き耳 2d6+3 Dice:2D6[4,2]+3=9


・②と③付近の床を捜索。
 扉の隙間からネバネバした何かが滲み出てないかとか、
 何かのウロコが剥がれ落ちてたりしないかとか。
11:41:30 スキュラ@オート ②周辺を捜索 2d6+3 Dice:2D6[4,6]+3=13
11:41:41 スキュラ@オート ③周辺を捜索 2d6+3 Dice:2D6[6,2]+3=11


・②と③の扉に『ロック』の魔法。
 自動的にドアが開いちゃう罠などがあると困るので、ロックで封鎖します。
 MP16/20。
23:42:58 スキュラ@オート ②にロック 2d6 Dice:2D6[2,3]=5
23:43:04 スキュラ@オート ③にロック 2d6 Dice:2D6[2,4]=6


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『ロック』を掛けるまで無事進めたら、隊列を組んで④に向かいます。
とりあえずオートとヘリオンは後衛に。
殿はどうしましょうかー前衛の御三方?

移動に際しての調査はシオンにお願いし、シオンの達成値が⑩未満の時のみ
オートもシーフロールを行います。


・④の罠発見、罠解除。
1:41:54 スキュラ@オート ④で罠発見 2d6+3 Dice:2D6[5,3]+3=11
23:39:42 スキュラ@オート 罠解除 2d6+3 Dice:2D6[2,5]+3=10


オートの指定ダイス
23:43:17 スキュラ@オート 指定ダイス 2d6 Dice:2D6[3,2]=5
23:43:27 スキュラ@オート 指定2 2d6 Dice:2D6[5,4]=9
23:43:34 スキュラ@オート 指定3 2d6 Dice:2D6[3,1]=4


ヘリオンの指定ダイス
23:43:51 スキュラ@ヘリオン 指定1 2d6 Dice:2D6[6,2]=8
23:43:56 スキュラ@ヘリオン 指定2 2d6 Dice:2D6[2,5]=7
23:44:01 スキュラ@ヘリオン 指定3 2d6 Dice:2D6[2,6]=8


以上、修正したのでした。
GM、確認のお手間を取らせてしまいまして申し訳ありません!