【進行A24】貫く。

GM [2013/06/13 10:58]
戦いは熾烈を極めた。

初撃を放ったのはシオンであった。
だが、魔界獣の分厚い毛皮にはばまれ貫けない。
反撃に、鋭い鉤爪で切り裂かれてしまう。

エレアノールは鎖帷子の頑丈さに身を任せ、
最初から防御を捨てた格好だ。
しかし、相手も魔界の生物。
鎧で守りきれず、激しく切り裂かれる。

共に、ウードの《癒し》が無ければ大変な事になっていたであろう。

そのウードも、ザルバードに執拗につけ狙われる事になる。
魔神は高い知能を持つ。ウードが一行の生命線なのを承知しているのだ。
炎で焦がされ、魔法に襲われる。
だが、堪えた。

オートは《魔力付与》と《抗魔》の呪文で仲間を援護する。
前線には立たない。自分が足手まといになるのを分かっているのだ。

それはヘリオンも同様。
真っ先に狙われた所を、仲間に庇われる形で部屋の外へ逃げる。

一進一退の攻防が繰り返される。
危うい瞬間も何度もあった。
だが、均衡はやがて崩れる。

エレアノールの槍が、魔界獣を捕らえた。
立て続けに魔界獣を串刺しにし、葬る。
シオンもこれで行動の自由が確保された。
3人でザルバードに挑む。

そして、遂に!

ぐしゃあっ!!

自身を槍と一体化させたような苛烈な一撃がザルバードを貫いた。
余りの衝撃に、壁に槍が突き刺さる。
ザルバードは木っ端微塵の肉片と化した。
ヘリオンはその光景を見て呆然とした事だろう...

「凄い...まるでヴァルキリーだ...」

精一杯の、それは褒め言葉であった。

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守護者を退治した後、宝物庫を改めて探る。
部屋の奥には小ぶりだが魔方陣が描かれていた。

魔方陣の真後ろに、宝箱が置かれている。
結構な大きさだ、エレアノールが横になった位はあるだろうか。
鍵は掛かっていないようだ。守護者が居るので手抜きをしたのか。

開けると、三叉槍が置かれているのが分かった。
隣には弓が置かれている。
それと、手袋。不思議な事に、片手分しかない。

5人がそれぞれの宝物を手に取っていると、突然声が鳴り響いた。

―――素晴らしかったぞ―――

すると背後の魔方陣が輝き出した。
淡い虹色の光が明滅する。

―――お前達に会いたくなった。魔方陣に乗るがいい―――
   
気がつけばペンダントの紋章が魔方陣と同じように輝いている。

「これは...」

ヘリオンが輝きをじっと見入る。

「どうやら、この遺跡の主から招かれているようですね。
 皆さん、どうしますか?」

そう尋ねながらも、ヘリオンは興奮が抑えられない。
恐怖もあるだろうが、それを好奇心が上回っているようだ。

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【GMより】

結果は御承知とは思いますが、宝物庫戦闘終了です。
こちらはAルート、スワローテイル・シオンのルートになります。

エレアノール...恐ろしい子...(笑)

さて、遺跡の主らしき人物からお呼ばれされました。
魔方陣に乗って頂ければエンディングへと向かいます!
合流!合流!

【入手アイテムについて】

○トライデント
○ロングボウ
○手袋(片手)

の3つです!詳細については<宝物鑑定>の結果を受けて公開します。

-次回投稿に際して皆様ヘのお願い-

○<宝物鑑定>を3回振ってください。
○それとは別に2d6を3回振ってください。
 何方かヘリオン君の代振りをお願いします!

-HP及びMPの管理-

エレアノール:HP 13/15 MP13/13 
ウード   :HP 15/15 MP 4/13
オート   :HP 11/11 MP 3/20
シオン   :HP 16/17 MP12/18
ヘリオン  :HP 12/12 MP 4/11
ザルバード :HP-26/25 MP 6/18【放映禁止】
アザビーA :HP- 6/14 MP16/16【放送自粛】
アザビーB :HP-15/14 MP16/16【放送禁止】

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「4階」に記事を投下しますのでお待ちくださいませ。

【ダイスチャットからの添付】

今回は無し!