遺された手記

シオン [2013/06/03 19:03]

研究室へ入る前に、辺りを注意深く調べる--

この分なら急に崩れるという事は無さそうだな。

 

特に部屋の中から音も聞こえなかった。

となると、部屋は空か。

 

地震で拉げたと思われる鉄の扉には、何の仕掛けも無かった。

この分だと、反対の扉も多分仕掛けはないだろうな。

 

部屋の中で目立つのは、散乱している多数の本と、倒れた棚・・・恐らくは本棚だろう。

天井から落ちる水滴のせいで、その大半が読む事すら出来ない状態だった。

 

「・・・もったいないな」

 

思わず声が零れる。

きっとオートやヘリオンは、俺よりも残念に思っているに違いない。

古代の貴重な資料が水浸しなのだからな。

 

「無事な物もあるかもしれない。調べてみるか。」

 

本を調べる事、半刻--

 

まだ保存状態の良い一冊の本を見つける事が出来た。

研究日誌、か。

この遺跡の事が少しは解るといいのだが。

 

ヘリオンが、内容を読み上げる---

 

魔法生物の研究施設-

研究所の主ですら近づかない2階の"失敗作"-

3階の宝物庫とその番人-

そして地震。

 

この遺跡の概要が何となく見えてきた、か。

 

一番気になるのは、読み解けた部分の最後。

魔方陣起動の鍵、か。

一緒に見つかったペンダントを見つめ、考え込むヘリオン。

「まぁ、その魔方陣とやらが見つかったら、また調べてみればいいさ。

地図が遺跡発見の鍵だったように、魔方陣に近づけないと解らないかもしれないしな」

 

ヘリオンの肩を軽く叩き、仲間へと声をかける。

 

「さてどうする?精製室へいってみるか?」

 

-PL-

①精製室へれっつごー

 

19:06:51 シオン 扉罠解除 2d6+5 Dice:2D6[4,1]+5=10

19:06:41 シオン 扉前罠発見 2d6+5 Dice:2D6[2,6]+5=13

19:05:04 シオン 指定D3 2d6 Dice:2D6[2,2]=4

19:04:56 シオン 指定D2 2d6 Dice:2D6[5,3]=8

19:04:50 シオン 精製室指定D1 2d6 Dice:2D6[5,2]=7