【進行B09】太古の遊戯。
4人は「遊戯の間」と刻まれた部屋へと進む。
ベティが扉を調べようとしたその時、すぅっと扉が開いた。
「入れ。無粋な罠など仕掛けておらぬ」
中から乾いた男の声が響く。
「ありゃ、招かれちまったよ」
これにはさしものベティも驚いた。
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招かれる形で入った部屋は、娯楽室のようだった。
調度は古代魔法王国時代の典型的な様式だ。
部屋の中央には、小振りな机。
その上には、木製の遊戯盤が置かれていた。
ぱっと見、魔法はかかっていないようだ。
からん、からん、からん。
その盤の上で、指を忙しく動かしている影。
弄んでいるのはビロード製と思われる玉だ。それなりの価値があるだろう。
「...ずっと、退屈していたのだ」
影は、魔術師の長衣を纏っていた。
フードを深く被っており、素顔は見えない。
袖から突き出て、玉を摘む指は枯れ枝のように干からびている。
この場ではミユだけが感じ取る事が出来たであろう。
部屋に満たされた不死の精霊力を。
「私の相手をして貰おう。勝てば、「証」を授ける。
言っておくが私は強いぞ。2人がかりで挑むのも許そう。
とにかく2回勝てばよい。但し、機会は1人につき一度だ...
意味は、分かるな?」
ばさりとフードが後ろへ倒れる。
現われたのは、落ち窪んだ眼窩、骸骨同然に朽ちた顔だ。
レイフィアは所持している怪物図鑑の知識から、
ルーイは己の知見の中から男の正体を突き止める。
―――あれは亡霊、ゴーストだ!
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【GMより】
お待たせしました、②「遊戯の間」の調査結果です!
こちらはBルート、レイフィア・ミユ・ルーイのルートになります。
さあ、ゴーストさんとの楽しいマンカラ3本勝負の開始です!
【各種判定結果】
○ベティのシーフ関連=全て使用せず、破棄!
○指定ダイス1=<怪物判定>ルーイ18、レイフィア17、ベティ6、ミユ10
→ゴーストと判明!
○指定ダイス2=遊戯盤の<宝物鑑定>ルーイ18、レイフィア13、、ミユ9、ベティ14
→2000ガメル相当の価値と判明!(売却価格1000ガメル相当)
○指定ダイス3=遊戯の<知識>ルーイ15、レイフィア16、ミユ6、ベティ4
→マンカラと判明!
【解説:マンカラ勝負!!】
※マンカラは世界最古のボードゲームと言われています!以下参照URL。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%A9
実際に遊んでいる様子の動画は此方です。(マンカラ・ベーシック)
http://www.youtube.com/watch?v=u2HYkRhVNT8
これを厳密にやる事は勿論不可能ですので、ダイスに置き換えます。
-基本ルール-
①PC側とゴースト側には24の「ポイント」が与えられます。
②任意のPC1人の「冒険者Lv+知力B」を基準値とし2d6を振ります。
③ゴーストの「モンスターLv+知力B=7」を基準値とし2d6を振ります。
④両者を比較し、「高い方の達成値-低い方の達成値」を計算します。
⑤算出された数値を「高い方の達成値」の側の「ポイント」から引きます。
⑥①~⑤を繰り返し、先に「ポイント」を0にした方が勝利です!
※ゴーストのダイスも全てPLが振ってください!
-PCの勝利条件-
3回戦行い、通算2勝する事。
-注意点-
①1ゾロ、6ゾロは単に達成値に+2、+12の扱いとする
②同達成値の場合は双方差し引きゼロとする
③1PCは1回戦しか参加出来ない
④不参加キャラを「セコンド」として付ける事が可能(ベティ含む)
セコンドの付いたPCは基準値を2上昇させられる。
但しセコンドとして付いたキャラは「参加済み」として扱う
例)ガラフ対ゴースト
①ガラフは出目5で達成値11、ゴーストは出目8で達成値15
→ガラフ24P、ゴースト20P
②ガラフは出目8で達成値14、ゴーストは出目7で達成値14
→ポイント変化無し。ガラフ24P、ゴースト20P
③ガラフは出目1ゾロ!で達成値8、ゴーストは出目11で達成値18
→ガラフ24P、ゴースト10P
④ガラフは出目11で達成値17、ゴーストは出目6で達成値13
→ガラフ20P、ゴースト10P
⑤ガラフは出目3で達成値9、ゴーストは出目9で達成値16
→ガラフ20P、ゴースト3P
⑥ガラフは出目6ゾロ!で達成値18、ゴースも出目6ゾロ!で達成値19
→ガラフ20P、ゴースト2P
⑦ガラフは出目4で達成値10、ゴーストは出目5で達成値12
→ガラフ20P、ゴースト0P。この勝負、ゴーストの勝ち!
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