虚ろな勝利
「・・・まぁ、男の子としてどうかとは思いますが・・・
御伽噺というわけでも在りませんしね」
Σ
「こ、これはですね!
彼我の戦力を冷静に分析した結果の即断であって最も効率的な戦い方を検討した結果オレは邪魔にならないように引いた方がいいというアレであって怖いからとかじゃないんですよ!」
嘘です怖いです。
「危険になったら加勢しますね。ルーイさんも十分気をつけてください。」
「ありがと、ミユ。
でも大丈夫、先輩とベティさんが抜かれることはないよ」
そこは信頼してるんだ。
問題は、別の魔物が湧く可能性。
「むしろ、他に何か出ないか気を付けよう。
例えばホラ、オレの後ろの扉とかから、ね」
扉から襲撃されたらオレ死んじゃうし。
* * *
『剣よ、槍よ。魔力を纏いてその輝きを増せ。【エンチャント・ウェポン】』
二人の武器に光が宿る。
あとは見守るだけだ。
* * *
そして、思ったよりかかったけど、無傷で撃退できた。
よかった。
「先輩、カッコいいなー。
避け方見てると惚れぼれしますね!」
自分の身体の使い方がうまいんだ。
羨ましい。
「ベティさんもお疲れ様でした。
ヘンな亡霊だったけど、これで解放されたって思うべきなのかな。
魔法のかかった絵具は興味あるけど、持って帰るには向かないよなあ・・・」
散らかった部屋を歩き回る。
ベティさんが、シンの身体からレリーフを見つけた。
また、見せてもらう。
『芸術は朽ちる事の無い悠久の美である』
だ、そうだ。
シンが描いていたらしい壁画を見る。
「これが、芸術、なの?
オレ、分かんないなあ。
目がちかちかする」
ホント、なんなんだろ。
「次、行きましょう。
謎解きの部屋だって。
どんな謎なのか、楽しみだ」
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PLより:
無傷勝利ひゃっほう!
エンチャいらなかったw
さて次は順番通り謎解きの部屋です。
指定ダイスは 9,8,10 でした!
すごいいいよ!?
ベティさんの分は今回さいさんにお任せしまーすw
13:35:57 たいまん@る 指定ダイス3つ 6d
Dice:6D6[4,5,3,5,5,5]=27