勝利と
「アテム」
名前を聞いて、にっこり笑った。
「よろしく」
* * *
「っよし!」
ライトニングが決まって、アテムが倒れた。
死んじゃいないだろう。
我ながらうまくいった!
「ミユ、アテムを回復してやって・・・」
と言いかけたら。
―――闇にして自由なるファラリスよ、此の者の傷を癒し給え―――
「!?」
声が聞こえた。
そして、アテムが起きあがる。
「塔の主」
ぞわぞわする。
姿も見せずに、しもべを回復する。
つまり。
「―――」
高位の魔術師であり、暗黒魔法の使い手である存在がいるってことだ。
それも、グルネルなんて比じゃない、あのアルマさえ凌駕する――――そんなの、
そんなの、文献でさえまともに書いた物がどれだけあるか。
でも、直接害を与える気は、今のところ、ないみたいだ。
平然としていよう。
せめて、表面的にだけでも。
提示された品物に興味を移して、気分を変えよう。
「―――竜の牙だ。
貴重品だね。
これは?キミのストーンサーバントはこれで作ってるの?」
石ころじゃないんだ。
面白いな。
こういうところに凝ってみるのも、大魔道士には必要かもしれないなあ。
でも使い捨てるにはもったいない・・・。
・・・とか言ってるうちは小物だよな。
「魔晶石、いいサイズだね」
やっぱり竜の牙が珍しくていいけど、まだオレには当分使えないだろう。
* * *
4階、最上階。
オレたちは、そこに進む。
『4階は「謁見」の間。資格を認められた者が"御方"にお目通りする部屋さ』
アテムが言う。
「まさか、塔の主が存在してるなんてね」
生きてる、とは言わない。
きっと生きてはいないから。
文献で見ただけの、恐ろしい名前が脳裏をちらつく。
「知りたいことがたくさんあるんだ。
古代のことを、直接聞ける機会なんて、普通ないもんね」
恐怖より好奇心。
オレも大概だよな。
そのせいでヒドイ目に合ってるのにさ。
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PLより:
やっほう、合流!
次も今日中に書きます!
指定ダイスは 7,9,9 でした!
ベティも振って、8,7,10 でした!
出目すげえ!
13:58:10 たいまん@る 指定ダイス3つ 6d
Dice:6D6[1,6,4,5,4,5]=25
13:58:22 たいまん@る ベティの分 6d
Dice:6D6[4,4,4,3,4,6]=25