拝謁至極

ルーイ [2013/06/13 14:50]

 

「・・・問題は、塔の主が、この塔のことを他言することを許してくれるか、だよなあ・・・」

 

階段を昇りながら、そんなことを考える。

 

ギアスが使えるレベルの相手だろうから、オレたちに制約を課すことだって簡単なはずだ。

 

「レポートが無駄にならないことを祈るしかないですね」

 

先輩に言う。
報告できなかったら、報酬だってもらえないし。

 

* * *

 

「うぁ」

 

すごいなここ。
玉座か。
王、か。

 

「名前を覚えてくれて光栄です、王さま」

 

薄布の向こうにいる、ソレに言う。

 

「もらえるものはありがたくもらいます。
 冒険者ですから」


実際、生活に貧窮してるし。
あいつらも食わせてやらなきゃいけないし。


で、
もうひと組いるらしい。
まさか。

 

魔法陣が光って、ひとが現れた。

 

「エル!?
 オートさんにウードさんに、・・・シオンさんまで!」

 

目を丸くした。
だってまさか、ねえ。

 

 

 

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PLより:

ヒャッハー、合流だあ!