幕は降り、そして
冗談だ--そう笑い、生命なきものの王の魔力で俺たちは外へと転移させられた。
ルーイ達と合流をした俺達は、行きの倍の人数となり帰路へと就く。
ベティの話に相槌を打ちながら、皆の、特に別働班だった者達の様子を聞く。
「エースの親分か・・・近々挨拶に行った方がいいのだろうか」
しかし、何の面識もない下っ端の俺が会いに行って大丈夫なのか?
・・・正直、今はまだ闇の奥へと踏み入れたくはないのだがな。
>「シオン、今回はありがとね!
> 鍵開けたり、罠外したり、すごく助かったよ!」
>「次もこうやっていっしょに冒険できるといいよね。
> えへへ、その時はまたよろしくね!」
「こちらこそ、エルの槍には助けてもらったからお互い様だな。
また一緒に仕事する時はよろしく頼む。」
道中のエルの賞賛に、こちらも賞賛で返す。
どこまでもまっすぐなエルは、見ていて時々眩し過ぎるくらいだ。
・・・特に俺のような裏の人間には。
オートはこういうところに強く魅かれたのかもしれないな。
賢者の学院へとルーイ達やヘリオンと共に報告へ向かうことになった。
・・・王との約束は勿論守っている。
アレは人の手に負える存在じゃない。・・・少なくとも俺達のようなひよっ子には。
導師に評価され、ルーイ、レイフィア、オートと共に報告書を作成するように求められる。
--要は学院に評価されたということだ。
「よかったな、ヘリオン。
報告書の作成、頑張れよ。」
喜びの表情を俺達へと向けるヘリオンに、笑顔で賞賛を送った。
-PL-
皆様お疲れ様でした&ありがとうございました!
☆経験点:1384点
☆ガード・グラブ(スモール):売却価格750ガメル
頂戴いたします。
セッション評価は8点とさせていただきます。
感想はまた後日という事で!
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学院と後にして、一人郊外へと向かい、白騎士を鞘から解き放つ。
・・・俺はまだまだ未熟だ。
火炎魔神を貫いたエルの槍の軌跡を思い描き、突剣を振るう。
弱点を的確に貫く迷いの無い一撃。
いつかあれを自分の技術にできるように。
何度も何度も、身体に沁み込ませるように、剣を振るい続けた---