幕は降り、そして

シオン [2013/06/22 12:32]

冗談だ--そう笑い、生命なきものの王の魔力で俺たちは外へと転移させられた。

ルーイ達と合流をした俺達は、行きの倍の人数となり帰路へと就く。

 

ベティの話に相槌を打ちながら、皆の、特に別働班だった者達の様子を聞く。

「エースの親分か・・・近々挨拶に行った方がいいのだろうか」

 

しかし、何の面識もない下っ端の俺が会いに行って大丈夫なのか?

・・・正直、今はまだ闇の奥へと踏み入れたくはないのだがな。

 

 

>「シオン、今回はありがとね!

> 鍵開けたり、罠外したり、すごく助かったよ!」

>「次もこうやっていっしょに冒険できるといいよね。

> えへへ、その時はまたよろしくね!」

 

「こちらこそ、エルの槍には助けてもらったからお互い様だな。

また一緒に仕事する時はよろしく頼む。」

 

道中のエルの賞賛に、こちらも賞賛で返す。

どこまでもまっすぐなエルは、見ていて時々眩し過ぎるくらいだ。

・・・特に俺のような裏の人間には。

オートはこういうところに強く魅かれたのかもしれないな。

 

 

 

賢者の学院へとルーイ達やヘリオンと共に報告へ向かうことになった。

・・・王との約束は勿論守っている。

アレは人の手に負える存在じゃない。・・・少なくとも俺達のようなひよっ子には。

 

導師に評価され、ルーイ、レイフィア、オートと共に報告書を作成するように求められる。

--要は学院に評価されたということだ。

 

>「やりました、やりましたよ皆さん!」

 

「よかったな、ヘリオン。

報告書の作成、頑張れよ。」

 

喜びの表情を俺達へと向けるヘリオンに、笑顔で賞賛を送った。

 

-PL-

皆様お疲れ様でした&ありがとうございました!

 

☆経験点:1384点

☆ガード・グラブ(スモール):売却価格750ガメル

☆現金1130ガメル

 

頂戴いたします。

セッション評価は8点とさせていただきます。

感想はまた後日という事で!

 

 

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学院と後にして、一人郊外へと向かい、白騎士を鞘から解き放つ。

 

・・・俺はまだまだ未熟だ。

 

火炎魔神を貫いたエルの槍の軌跡を思い描き、突剣を振るう。

 

弱点を的確に貫く迷いの無い一撃。

いつかあれを自分の技術にできるように。

 

何度も何度も、身体に沁み込ませるように、剣を振るい続けた---