終末神話。
ガラフ
[2013/06/22 00:38]
「...思い出した。そう言えば、以前そんな文献を読んだ事があったの」
終末の巨人は今ある世界を滅ぼした後、新たな世界の始源の巨人となる。
どうにも眉唾な説だと、流してしまったが故になかなか思い出せなかったのだ。
「その終末神話がたとえ今となっては不要の知識だとしても、古代語に繋がる知識である限り、僕は真剣に学びたいと思ったのです。知識は歴史の中にある・・・そういう、ラーダの信徒としても。調べました。すると疑問にあたり、ひらめきが浮かび上がってしまったのです」
「成る程。調べていたのだな...
して、どのような霊感が降りたのだ?」
ヘリオンは好奇心と向学心に溢れる聡明な若者だ。
そんな彼の閃き、大いに関心が沸く。
「その終末伝説は古代において、ファリス信徒の間に広がった・・・。ファリス神が説かれるのは法です。法は秩序・・・それは流れるように連続した根拠のことではないでしょうか。根拠なき"噂"を、ファリスの信徒は受け入れるでしょうか・・・?それは古代だったからという"時代のせい"だとは僕には思えません。世界はいつか滅びる。そのような人の志気を削ぐ伝えが広まらないことはわかります。だとしても、ファリス信徒以外にそれを知った者達は、どういう態度を示したのでしょう?僕は、もし実際その伝えを聞いたとき嘲るようなことはしないでしょう。むしろ終末神話は、ファリス神が受けた、運命からの神託のような気がするのです。記録――歴史の神でもあるラーダは、どうお考えになられたのか。そしてその時代、ラーダの信徒はどういう意識の流れの中にいたのか」
ヘリオンは淀みなく話を続ける。
こう言う時の彼は、正しくラーダが乗り移ったが如く、だ。
「真理を追い求めるラーダの信徒が、"終末神話"について深く考えず軽んじていたとは思いたくないのです。・・・これはきっと、僕のエゴイズムでそう感じるのでしょうが・・・」
「確かに。星王の信徒がどう言う立場で終末神話に対していたか。
傍観をしていたとは思い難いものがあるのう...」
明確な根拠など勿論無い。だが、何か秘匿されたものを感じるのだ。
そう思える位、ヘリオンの言には理がある。
「ガラフ神官。いつかたくさんの冒険の中で、僕の疑問に当てはまるような事柄を発見した時、是非、お教え下さいますか」
「無論。その時には、一番にお前に教えるよ」
頷く。
「ああ...そう言えば少し前に変わった遺跡を探索したのう。
色々あって踏破は叶わなかったが、今思えばかなり怪しい遺跡じゃ」
レックスの"死城"について、急に閃くものがあった。
「レックスの中に展開される"磁場"に隠された遺跡じゃ。
中には始源の巨人と6大神になぞらえた中庭が作られていたよ。
頭に位置する"ラーダの間"から地下神殿に転送されたのじゃ...」
尤も、すぐに追い出されたがの、と苦笑する。
「あの時に記録した地図もあるぞ。
どうじゃ、せっかくだから見て見るか?」
せっかくの機会だ。ヘリオンの好奇心を満たしてやるのも悪く無いだろう。
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【ステータス】
HP22/22 MP23/24 インスピ:未使用 体調:健康
支援魔法:無し
【装備品】
武器1=銀製最高品質モール【精霊鎚】(必要筋力26-5):
攻撃力 7 打撃力16 Cr値36 追加D 7
武器2=銀製ハンドアクス【フューネラルアクス】(必要筋力11):
攻撃力 6 打撃力16 Cr値11 追加D 7
武器3=銀製高品質ダガー【シルバームーン】(必要筋力5-2):
攻撃力 6 打撃力 5 Cr値10 追加D 7
武器4=最高品質ロングボウ【ラク・ダーレィ】(必要筋力26-5)
攻撃力 6 打撃力31 Cr値10 追加D 7
盾=なし:回避力 5
盾=銀製スモールシールド【ランパート】(必要筋力1):回避力 6
鎧=最高品質ラメラー・アーマー【ガレスの鎧】(必要筋力22-5):
防御力27 D減少 4
その他=ジュリアンのリュート
【消耗品管理】
矢19 銀の矢24
魔晶石3・3・1・1 暗晶石3・2・1・1
保存食42 羊皮紙17 松明6 ロープ30m くさび30個
【PLより】
長くなりましたが、ヘリオンに"死城"での体験を話します。
そして"死城"の地図を見るかい?と誘います。
きっと、こういう流れでいい筈だ...!
【ダイスチャットからの添付】
今回は無し!