魔法実験棟

GM [2013/08/05 14:03]
4人は腐ったゴーレムの背後にある階段をくだる。
あまり深くはない。地下4階というよりは、中3階程度に感じる。


センスマジックで感知するものは『魔術研究室』と書かれた扉を開ければあちらこちらにあった。
それはこの研究室の機能が生きているということでもある。


この研究室に足を踏み入れるなら、足元に気をつけなければならない。
なぜならこの部屋は上下二部屋分の吹き抜けがあり、足場は階段とキャットウォークで構成されているからだ。

B3F_M.png

①・・・入ってきた扉。
②・・・人の顔に似せた石造りの頭部。この設備の一部と思われる球は、別の素材でできている。ここからコードが伸びており、④に繋がっている。
③・・・箱型の設備が乗っているデスク。膨大な上位古代語の資料や研究結果がある。読むことができる。ここからコードが伸びており、④に繋がっている。
④・・・金属製の縄梯子が垂れた籠。人がひとり入れるほどの大きさ。透明素材の壁がある。上部にはコードが這っており、それは②と③に繋がっている。
⑤・・・書類棚。上位古代語で書かれた書類や報告書、過去の研究結果などがある。
⑥・・・重要そうなデスク。鍵がかかっている。物理的・魔法的に両方の性質を持った鍵のようだ。
⑦・・・『第二シェルター』と書かれた扉。だが『非常用』とも書かれている。


モンスターの気配はここにはなかった。


魔法感知に反応するのは、②、③、④、⑥、そして⑦の扉からも弱く感じる。
そして、ここにある資料は全て上位古代語で書かれていた。



―――――――――――――――――――――――――――
GMより

大変、おっそくなりましたー!!!お待たせいたしました!

そして、魔法実験棟です。
モンスターさんはここにはいないようですね^^

書類については全て上位古代語です。
センスマの結果は本文にあるように、石頭装置、箱型装置、宙に設置された籠、なんか重要そうなデスク、非常用扉、から感知することができます。


☆こちらへの返信は『魔法実験棟』のみへチェックをいれてください

ルーイ [2013/08/05 14:25]

「あ、ちょっと待ってアレル。
 センスマジック使ってみるから。
 ストーカーがいたら、・・・またクサイんだろうなあ・・・」

『顕在せし魔力の姿、光となりて両の眼に映れ。【センス・マジック】』

 

アレルが扉を開ける前に、魔法を使う。
でも。

 

「うわあ・・・!」

 

それは杞憂だったって言うか、それどころじゃない。

 

「なにこれ!
 すごいな!」

 

吹き抜けの真ん中にでーんとある、透明な籠。
メカだよメカ。メカって何?まあいいやメカ!

 

「あの変な顔と、あそこの机、真ん中の籠と、一番したの机。
 一番奥の扉もかな、魔力があるよ」

 

きょろきょろ。

 

ざっと全体を見る。
もちろんアレルのあとから行くよ。

 

「非常用かぁ・・・逃げ道の確保ってことかな。
 っても、奥に逃げちゃったら帰れなくなるけど」


突当たり、一番下の扉は、非常用出口みたいだ。

 

「とりあえず、オレの仕事は書類を漁ることかな。
 この実験棟の、使い方が書いてあるかもしれないし。
 あ、でもこの机の鍵を先にどうにかした方がいいかな」


一番下にある机。
ここがきっと憧れの何とか先輩の机に違いない。
あ、あれは工学棟の方だっけ。

 

 

------------------------
PLより:

立体的な地図!!すごい!!

というわけで、行動宣言というか行動予定宣言を。
ひととおり見て回るまではアレルの金魚のフンします。

1.見ただけでセージチェックできそうなものをセージチェック。
 (②とか④とか?)

2.⑥の机、アレルが罠とか鍵開けとかに挑戦したあとで、アンロック。

3.③の書類調査。

4.⑤の書類調査。

②と④に触れるのは、③と⑤の調査が終わってから。


センスマ発動、使い魔から消費。MP2/3
アンロックを使うなら、同じく使い魔から消費。MP1/3

ダイスは使用順に、10、6、8、6、7、8、でした。(すごい!!!)

14:22:42 たいまん@る センスマ発動 2d Dice:2D6[6,1]=7

14:24:48 たいまん@る ダイスどうしたらいいだろ。とりあえず②-⑦をそれぞれ1つずつ振っとく 12d Dice:12D6[4,6,2,4,4,4,4,2,5,2,2,6]=45

アレル=リリー [2013/08/06 20:41]
話し合いの末、全員で魔実棟に行く事に。
自分を先頭にして短い階段を下りれば、扉はすぐそこだ。

>「あ、ちょっと待ってアレル。
> センスマジック使ってみるから。
> ストーカーがいたら、・・・またクサイんだろうなあ・・・」


「ん、了解しました。
 清掃用魔法生物とかいないんですかね。
 ここが現役だった頃は動かなくなった屍巨人はどうしていたのでしょうか。」

そもそも動かなくなる事がなかったのかな。





>「うわあ・・・!」


「おぉ...これは...」

扉を開けてすぐ、ルーイさんと共に感嘆の声を漏らす。
そこは今までの場所とはまるで別次元だった。
吹き抜けの構造、その中央にある透明な籠。
そこにコードを伸ばす物体。下には書棚やデスクがある。
その全てが、自分の知的好奇心を刺激した。

>「あの変な顔と、あそこの机、真ん中の籠と、一番したの机。
> 一番奥の扉もかな、魔力があるよ」


「コードで繋がっている箇所と、厳重なデスクですね。
 非常用扉の魔力はなんでしょう。弱い魔力...低級のロック?
 気にはなるところですが...」

しかし、浮かれ足で行くには、ここは少し足場が悪すぎる。

「...駆け寄りたいのは山々ですが、ここは慌てず、慎重に降りましょう。
 金属鎧のガラフさんやダンテさんは特に気をつけて。
 自分が先頭を歩くので、同じように歩いてきてください。」

さて、まずはあの像までかな。








PL
とりあえず最初は先頭歩いて部屋の探索などを!
ある程度探索終わったら自由...といってもやる事は限られそうですが!

アレルは
1.見てわかる範囲でセージチェック。
2.⑥のデスクの罠捜索、解錠
3.部屋中の探索(危険な足場がないかとかのチェックも)

をやろうかなと。
あとは情報が開示されたらまた追々やってく感じで!

セージは②~⑦まで1個ずつ振って、
1ゾロ、8、7、6、1ゾロ、8でした!ルーイが好調でよかった・・・!

罠捜索は14、罠解除は18、鍵解除は22でしたー。
部屋中の探索は14!


セージ:12d6 Dice:12D6[1,1,4,4,5,2,5,1,1,1,2,6]=33
罠捜索:2d6+9 Dice:2D6[4,1]+9=14
罠解除:2d6+11 Dice:2D6[1,6]+11=18
鍵解除:2d6+11 Dice:2D6[6,5]+11=22
部屋探索:2d6+9 Dice:2D6[3,2]+9=14

ダンテ [2013/08/06 23:03]

全員一致で魔法実験棟とやらに進むことになった。

>「あ、ちょっと待ってアレル。
> センスマジック使ってみるから。
> ストーカーがいたら、・・・またクサイんだろうなあ・・・」

>「ん、了解しました。
> 清掃用魔法生物とかいないんですかね。
> ここが現役だった頃は動かなくなった屍巨人はどうしていたのでしょうか。」

「しっかし、くせえなあ・・・・やられて魔法が解けて腐ったみてえだが・・・・
なあ、誰か腐り具合からどのくらいの日数がたってるかわかるかい?」

そいつがわかれば『先客』がいつここに来たかわかるかもしれねえな。


*************************

>「うわあ・・・!」

>「おぉ...これは...」

「なんじゃ、こりゃあ・・・」

吹き抜けの竪穴に螺旋階段、真ん中に吊るされた透明な箱。

賢者たちにゃあ、よだれもんだろうなあ。

吊るされた箱ってのは怪しい感じだ。危険なにおいがプンプンするぜ。

魔力感知の呪文を使ったルーイが魔力を帯びた場所を教えてくれる。

>「あの変な顔と、あそこの机、真ん中の籠と、一番したの机。
> 一番奥の扉もかな、魔力があるよ」

>「コードで繋がっている箇所と、厳重なデスクですね。
> 非常用扉の魔力はなんでしょう。弱い魔力...低級のロック?
> 気にはなるところですが...」

>「...駆け寄りたいのは山々ですが、ここは慌てず、慎重に降りましょう。
> 金属鎧のガラフさんやダンテさんは特に気をつけて。
> 自分が先頭を歩くので、同じように歩いてきてください。」

「オッケイ、下まで落ちたら死ぬ自信はあるぜ。
しっかし、箱から出た顔ってのもシュールだよなあ。
まさか、実験台とかじゃねえだろうな」

 

【PLより】

GM、マップ作成お疲れ様です。

探索順等了解です。

フレゴの腐れ具合で何日経過してるかわかりますでしょうか?

じわっと近づきながら顔の表情とかみたいです。


【ステータス】
ダンテ:HP22/22 MP13/13
所持金:4428

武器:島揺らし、魔法のファルシオン+1、ダガー
防具:プレートアーマー(24)、パリーパリー

ランプ、油×1、保存食39

【ダイス】

玄武@ダンテ : 肉の腐り具合チェック(レンジャ) 2D6 → 1 + 5 + (3) = 9 (08/06-23:01:02)
玄武@ダンテ : 予備 (08/06-23:01:14)
玄武@ダンテ : 2D6 → 6 + 5 = 11 (08/06-23:01:18)
玄武@ダンテ : 2D6 → 2 + 4 = 6 (08/06-23:01:19)
玄武@ダンテ : 2D6 → 5 + 6 = 11 (08/06-23:01:20)

【怪物遭遇】
マンティコア/シー/フレッシュゴーレム

ガラフ [2013/08/06 23:31]
「しっかし、くせえなあ...やられて魔法が解けて腐ったみてえだが...
 なあ、誰か腐り具合からどのくらいの日数がたってるかわかるかい?」

「ではワシが診てみよう...」

ダンテの問い掛けに応えて【屍肉彫像】を調べる。
腐臭に鼻がひん曲がりそうだが、腐敗が進行して何日経つのかが分かれば、
彼の女戦士達の足跡を知る手掛かりとなる。

***********************************

「うわあ...!」

「おぉ...これは...」

「なんじゃ、こりゃあ...」

「何と...」

壮観。

「なにこれ!
 すごいな!」

立体的に構築された研究所は、見る者を圧倒させる迫力に満ちていた。

「あの変な顔と、あそこの机、真ん中の籠と、一番したの机。
 一番奥の扉もかな、魔力があるよ」

「コードで繋がっている箇所と、厳重なデスクですね。
 非常用扉の魔力はなんでしょう。弱い魔力...低級のロック?
 気にはなるところですが...」

ルーイは水を得た魚のように活き活きとしている。

「...駆け寄りたいのは山々ですが、ここは慌てず、慎重に降りましょう。
 金属鎧のガラフさんやダンテさんは特に気をつけて。
 自分が先頭を歩くので、同じように歩いてきてください。」

「承知。本職の言う事に素直に従いますぞ」

この高さから落ちたら、まず助からない。
些細な理由で転落死した冒険者はそれこそ数知れず居るのだ。

「オッケイ、下まで落ちたら死ぬ自信はあるぜ。
 しっかし、箱から出た顔ってのもシュールだよなあ。
 まさか、実験台とかじゃねえだろうな」

「有り得る。
 実験の最中に放置された哀れな被験者の成れの果てかも知れぬぞ...」

アレルとルーイが居るから余計かも知れないが、
自分でも研究所内の様々な物を観察してみる。

「とりあえず、オレの仕事は書類を漁ることかな。
 この実験棟の、使い方が書いてあるかもしれないし。
 あ、でもこの机の鍵を先にどうにかした方がいいかな」

「そうじゃな、此処は貴殿の力を大いに頼りたい所じゃ。
 ワシも一応調べては見るが...期待はせんでくれよ?」

一緒に研究室を探りながらも、周囲への警戒は怠らないようにする。
外敵の排除。それが自分に出来る最大の仕事だからだ。

===================================

【ステータス】

HP22/22 MP24/24 インスピ:未使用 体調:健康 
支援魔法:無し

【装備品】

武器1=銀製最高品質モール【精霊鎚】(必要筋力26-5):
    攻撃力 7 打撃力36 Cr値12 追加D 7
武器2=銀製ハンドアクス【フューネラルアクス】(必要筋力11):
    攻撃力 6 打撃力16 Cr値11 追加D 7
武器3=銀製高品質ダガー【シルバームーン】(必要筋力5-2):
    攻撃力 6 打撃力 5 Cr値10 追加D 7
武器4=最高品質ロングボウ【ラク・ダーレィ】(必要筋力26-5)
    攻撃力 6 打撃力31 Cr値10 追加D 7

盾=なし:回避力 5
盾=銀製スモールシールド【ランパート】(必要筋力1):回避力 6

鎧=最高品質ラメラー・アーマー【ガレスの鎧】(必要筋力22-5):
  防御力27 D減少 4

その他=ジュリアンのリュート

【消耗品管理】

矢19 銀の矢24 
魔晶石3・3・(2) 暗晶石3・2・1・1
保存食42 羊皮紙17 松明6 ロープ30m くさび30 油2

【購入物管理】

ランタン1個&油2個=30ガメル

【消費アイテム管理】

魔晶石1・1

【PLより】

・ダンテに倣ってフレゴの腐乱経過日数等を調べます。達成値は15です
・1~7番、セージ振りました。
 14、17、10、13、14、14、9です。
 いかん、全く役に立ってない...

【ダイスチャットからの添付】

23:15:24 テッピン@ガラフ フレゴのチェック(セージ) 2d6+6 Dice:2D6[6,3]+6=15
23:15:48 テッピン@ガラフ ①<知識> 2d6+6 Dice:2D6[3,5]+6=14
23:16:02 テッピン@ガラフ ②<知識> 2d6+6 Dice:2D6[5,6]+6=17
23:16:16 テッピン@ガラフ ③<知識> 2d6+6 Dice:2D6[2,2]+6=10
23:16:34 テッピン@ガラフ ④<知識> 2d6+6 Dice:2D6[6,1]+6=13
23:16:45 テッピン@ガラフ ⑤<知識> 2d6+6 Dice:2D6[3,5]+6=14
23:16:56 テッピン@ガラフ ⑥<知識> 2d6+6 Dice:2D6[2,6]+6=14
23:17:08 テッピン@ガラフ ⑦<知識> 2d6+6 Dice:2D6[1,2]+6=9
23:17:19 テッピン@ガラフ 予備1 2d6 Dice:2D6[2,1]=3
23:17:25 テッピン@ガラフ 予備2 2d6 Dice:2D6[5,3]=8
23:17:33 テッピン@ガラフ 予備3 2d6 Dice:2D6[3,1]=4
GM [2013/08/07 23:55]
>「しっかし、くせえなあ...やられて魔法が解けて腐ったみてえだが...
> なあ、誰か腐り具合からどのくらいの日数がたってるかわかるかい?」

>「ではワシが診てみよう...」


ダンテとガラフは腐ったフレッシュゴーレムを検分する。
これは地下1階で見たフレッシュゴーレムより比較的融解は進んでいない。
とはいうもの、完全に腐っている。
地下1階のフレッシュゴーレムが死後1月半だとすれば、このゴーレムは死後2週間程度だろう。


          ---------------


4人は研究室内を調査をする。


人の顔を模した大きな置物に、大きめの玉石が取り付けられている像。(②)
まぶたは閉じられている。

古代語魔法の種類のなかに、神聖魔法のようなオーラも感知できる。

丸い宝石のようなものは、これも乳白色だった。
魔力が宿っていた、もしくは魔力を宿すことができるのだろう。



入り口下の作業机には、金属製の箱が乗っている。(③)
箱の上面にはスリットがあり、羊皮紙が挟まっていた。

その羊皮紙には上位古代語が記されている。
筆跡はすべて同じ。
横に積まれている羊皮紙の筆跡もそうだ。
この金属製の箱が、羊皮紙に文字を書き起こしているのだと、憶測がつく。
ルーイが読む。


"xxx月 xxx日 xxx'xxx
マナバッテリー 残量100
動作開始・・・・・・実験ポッドのログを開始
生体反応確認(蛮族)
精霊反応確認(生命)(精神)
魔法感知
 外部から:フィジカルエンチャントクイックネス(成功)
しきい値(42)
魔法感知
 外部から:ヘイスト(成功)
しきい値(51)
魔法感知
 外部から:ディクリースウェイト(無効)
しきい値(54)
魔法感知
 内部から:フライト(成功)
しきい値(71)
   ・
   ・
   ・     "


"xxx月 xxx日 xxx'xxx
マナバッテリー 残量56
動作開始・・・・・・実験ポッドのログを開始
物質反応確認(鉄)
精霊反応未確認
魔法感知
 外部から:ティンダー(成功)
しきい値(15)
魔法感知
 外部から:エンチャントウェポン(成功)
しきい値(55)
*実験ポッドがオープンされました
物質反応確認(鉄)
精霊反応未確認
   ・
   ・
   ・     "


もう少し、気分の良くない実験の記録もある。



壁に設置された本棚に残されている資料を読む。(⑤)

そのうちの一枚は強調されたような文字で書かれている。

"マナバッテリーの残量に注意!!使用後は必ず充填しましょう"

他の資料には、新人向けと思われる研究室のガイドが記された束などがあった。

"――――――ポッドの使いかた

マナバッテリー上部の球が青色であることを確認してください。
白い状態であればマナ欠です。要トランスファー。

次に、ログライターのスイッチを入れてください。
ログライターには紙をセットします。
このログライターを起動しなくてもポッドは使用できますが、記録を取れません。

マナバッテリーの球が青色であれば、いつでもポッドを使用できます。
資材をポッド内に置き、実験を開始します"



部屋の底にある大きめのデスクにも資料があった。(⑥)

"身体強化の研究は進まない。魔力は一時的に宿るが、命の力によりどうしても元に戻ってしまう。またこれは下地素材の能力にも大きくよるので、個体差あるものを一律の能力に仕立て上げることは難しい。だが、付与魔術の応用を研究する余地はある"

"ティンダーにエンポンを合成するとファイポン"


アレル=リリーは抽斗の鍵を調べた。
手持ちのシーフツールだけでは反応しない。
ルーイのアンロックにも反応しなかった。
シーフツールと魔法の合成が必要なのかもしれない。



この研究室の中心装置ともいえる、宙に設置された籠。(④)
壁の一部が開閉式になっている。
魔法は壁を透け、この籠の内部に届くようになっているのだろう。



非常用口の魔力は、ぼんやりとしていた。(⑦)
それでいて大きな力を感じる。
この部屋ではないところで管理されている魔法なのかもしれない。
施設の一部といったところか。



床には細かい破片が落ちている。
使い終わった魔晶石が砕けたようなものや、魔力の宿った魔晶石がそのまま砕け散ったような色の破片もあった。


そして、部屋の片隅には欠けた体の妖精がいた。
青色に光って結晶化している。
シーフギルドで耳にした『結晶化した妖精さん』なのだろう。

ガラフとダンテは、かつて片腕を失い、その傷口が結晶化した男を知っている。
何らかの条件が揃いながら過剰なマナに触れたとき、それ自体がマナを持ってしまうのかもしれない。魔晶石のように。



―――――――――――――――――――――――――――
GMより:

こんな感じになっております。

鍵をあけるためには、一工夫必要そうですね!
ポッドを使用するためにも、何か手順が必要そうです。

ここでみた結晶化した妖精はウンディーネです。
ややフレーバーちっく。

出た1ゾロ・・・!おめでとう10点*2。おめでとう、ブービーボーナス。

本文と書面を見やすくしてみました。

☆こちらへの返信は『魔法実験棟』のみへチェックをいれてください

ルーイ [2013/08/08 11:24]

「オッケイ、下まで落ちたら死ぬ自信はあるぜ。

「はは、落ちても助けられますから大丈夫です。
 っても、一番落ちそうなのはオレだけど」

 

下を覗き込むと、ひゅっと身が縮む感じがした。
高いところは別に苦手じゃないけど、やっぱり、ね。

 

* * *

 

「開かない。
 魔力が足りない、って感じじゃないねこれ」


アレルと協同で机の鍵を開けてみようとしたけど、反応が悪い。
いや、そりゃすごい強力な魔力なら開くのかもしれないけど、そういうことじゃなくて。


「・・・先に書類を調べてみるよ―――あれ、なにこれ?」

 

青い、きれいな妖精―――精霊?の彫像があった。

「キレイだなあ。
 持って帰れないかな?」


触ってみる。

 

* * *

 

 

「なんで顔なんだよ・・・」


取り扱いのメモ、通称取り説を調べながら、石の顔を改めて見た。


「この球体に、魔力を籠められるみたい。
 具体的には、トランスファーメンタルパワーで精神力を貯めておける装置だよ」


魔力を籠めると目が開いたりするんだろうか。


「うまく使えば、魔晶石を作り放題なんじゃないか、これ」


透明の籠に目を移す。


「アレの中に入れたモノに、魔法の力を籠める装置、みたいだね」


モノ―――には、生物や、精霊さえ含まれる。

 

血の気が引いた。

 

「つまり、さっきのウンディーネの置物は、合成に失敗した成れの果て、ってわけだ」

 

羊皮紙のデータを見る。


「たぶん、籠めた魔力を上限として、魔法を注ぐとしきい値が上がって行き、オーバーすると、ああなる」

 

数字を見ても、法則性はよく分からない。
生物の方が、しきい値が上がり易い、のかな。

 

「アレルの鍵開け道具に、アンロックを合成する、って実験をやってみるのも面白いかもしれない、けど――」


「ここで事故があって一時閉鎖した、っていう記録があった割には、」

―――何かがあったようには見えない。


「あの記録が最後で、その後の報告がないってことは、閉鎖された状態でレックスが落ちたのかと思ってたけど、そうでもないのかな」

ただその後の記録が見つからなかっただけで。

 

  蛮族を使用した新規実験


ソレが、どうなったんだ。
下の扉の奥に、ソレがいるのか。

 

「どっちにしろ実験してみるには、ガラフさんにやってもらわなきゃいけないわけで」


あの小人たちが被ってた装置があれば、誰でも出来るのかもしれないけど。

 

「判断は、ガラフさんにお任せします」

 

 

---------------------------
PLより:

>GMさま
・結晶化したウンディーネってどんなサイズなんでしょうか。
キレイっぽいので、持って帰ったら高く売れそうですよね!!!(ゲス顔
人間サイズだったら持って帰るの諦めます(笑
・また、精霊を何かと合成したという記録は、見つかりますか?

・魔力を籠められそうな球体(マナバッテリー?)は外して持ち帰れそうですか?

・『ログライターのスイッチ』は見つかりますか?また、簡単に操作できそうですか?

・ログライター(金属製の箱?)は持って帰れそうですか?



■みなさまにご相談!

シーフツールとアンロックの合成をやってみるかどうか。

しきい値の動き方の法則が僕には分からないので、消費精神点が同じティンダーの「しきい値15」を参考にします。

・球体に16点のトランスファーを行う
・シーフツールを籠に入れる
・外からアンロックをシーフツールに使ってみる

という感じで実験してみるのも面白そうですが、いかがでしょうか。
15ぴったりだと失敗になるかもしれないので・・・w

ぼくはやってみたいなーと思ってますが、MPの消費が大きいですし、ガラフの判断に乗ろうと思います。
仮に成功しても、引き出しの中にいいモノがあるかどうかはとても微妙なセンですが(笑
アンロック付きのシーフツールとか、盗賊さん超欲しがりますよねーw

あと、ダガーにエンチャントウエポンとかもやってみたい!!(

ガラフ [2013/08/11 07:46]
「...先に書類を調べてみるよ―――あれ、なにこれ?」

部屋の片隅で輝くのは、欠けた身体の裸体の女性の彫像。
水の精霊の、ウンディーネのように見える。

「ダンテよ、これは...似ているとは思わんか?」

嘗てこの"死城"を共に探索した隻腕の盗賊の姿が、
脳裏を過ぎる。

「実験に失敗すると、こうなると言う事か...」

身に過剰な魔力を受けた結果、肉体が変質してしまったらしい。

「キレイだなあ。
 持って帰れないかな?」

ルーイが即物的な呟きを漏らした。

「かなりかさ張るが、持って帰れん事も無いじゃろう。
 気は進まぬが、此処で陽の目を見ないよりかは、
 好事家に愛でられたり研究対象となった方が幾らかマシじゃろうしな...」

好奇心も先立つが、物欲もそれなりに先立つものだ。

***********************************

「この球体に、魔力を籠められるみたい。
 具体的には、トランスファーメンタルパワーで精神力を貯めておける装置だよ」

「成る程、上の階で見つけたこの義眼もその球体に類する品か」

「アレの中に入れたモノに、魔法の力を籠める装置、みたいだね」

ルーイが説明するには、大掛かりな魔法装置を駆動させる為の物だそうだ。

「つまり、さっきのウンディーネの置物は、
 合成に失敗した成れの果て、ってわけだ」

「ああはなりたくないものじゃのう...」

半ば予想はしていたが、改めて分かった所で何の嬉しさも生じ得ない。 

「たぶん、籠めた魔力を上限として、魔法を注ぐとしきい値が上がって行き、
 オーバーすると、ああなる」

「ふむ、このしきい値をどう解釈するかで結果は大きく変わりそうじゃな」

この辺り、随分と悩む。

「アレルの鍵開け道具に、アンロックを合成する、
 って実験をやってみるのも面白いかもしれない、けど――」

「ふむ、それはワシも考えていた所じゃ。
 ただ、どの程度の魔力をその球体に注げばいいのかがよく分からんが」

おそらく、ルーイの推論通りならば、
アレルもルーイも開けられなかった抽斗を開けられるかも知れない。
...失敗する可能性も高いが。

「あの記録が最後で、その後の報告がないってことは、
 閉鎖された状態でレックスが落ちたのかと思ってたけど、
 そうでもないのかな」

「そう言えば気になっているのだが、
 "死城"はこの手の遺跡にしては珍しく、
 不死生物の類が全く見当たらないのじゃ...」

無念を抱えたまま成仏出来ない古代人が数多く住み着いてる遺跡は、 
数多いと聞いている。それがこの静寂ぶりはどうか。
 
「どっちにしろ実験してみるには、
 ガラフさんにやってもらわなきゃいけないわけで」

「判断は、ガラフさんにお任せします」

「やるしかあるまいよ。
 このまま何もせずに帰ったら、冒険者の名折れじゃ。
 失敗も1つの成果。智恵の源になる。何を恐れようか」

頬をばしん、と叩いて気合いを入れ直す。

ふぅ。

大きく深呼吸をした後で球体を握り締め、呪文の詠唱を始める。

―――賢明にして深遠なる星王ラーダよ、
   此の物に我が気力を分け与え給え―――

===================================

【ステータス】

HP22/22 MP07/24 インスピ:未使用 体調:健康 
支援魔法:無し

【装備品】

武器1=銀製最高品質モール【精霊鎚】(必要筋力26-5):
    攻撃力 7 打撃力36 Cr値12 追加D 7
武器2=銀製ハンドアクス【フューネラルアクス】(必要筋力11):
    攻撃力 6 打撃力16 Cr値11 追加D 7
武器3=銀製高品質ダガー【シルバームーン】(必要筋力5-2):
    攻撃力 6 打撃力 5 Cr値10 追加D 7
武器4=最高品質ロングボウ【ラク・ダーレィ】(必要筋力26-5)
    攻撃力 6 打撃力31 Cr値10 追加D 7

盾=なし:回避力 5
盾=銀製スモールシールド【ランパート】(必要筋力1):回避力 6

鎧=最高品質ラメラー・アーマー【ガレスの鎧】(必要筋力22-5):
  防御力27 D減少 4

その他=ジュリアンのリュート

【消耗品管理】

矢19 銀の矢24 
魔晶石3・3・(2) 暗晶石3・2・1・1
保存食42 羊皮紙17 松明6 ロープ30m くさび30 油2

【購入物管理】

ランタン1個&油2個=30ガメル

【消費アイテム管理】

魔晶石1・1

【PLより】

ずっとお待たせしてすみませんでした。
閾値の計算方法について色々考えたのですが結論が出せず...
なのでたいまんさんの案に乗っかり16点トランスします。
結果は成功です。

ウンディーネの<怪物判定>もさせて頂きました。
結果は成功です。

【ダイスチャットからの添付】

21:47:03 テッピン@ガラフ <怪物判定>ウンディーネ 2d6
GM [2013/08/11 14:14]
玉が転がって、瓶を倒した。

「3セットやって、今んとこオレが28ポイントのトップスコア。
 次点、23ポイントのイアン兄貴。ヒースとヘリオンくんがそれぞれ22ポイントと13ポイントだ」

地下2階の男性用大部屋で、ジミー=ジェイクがそういう。
ヒースは黙って両手を頭の後ろで組み、イアンは「つまんねえ!」と叫ぶ。

「フィルさんもどうですか、」

ヘリオンが暗い顔のフィルを気にかけて声をかけた。
そこにイアンが続けた。

「うじうじしたって始まらねえよ。しょうがねえじゃん、お前だけのせいじゃねえって。
 それともなんだ、お前の頑張りは全っ部あの一本の杖に依存してたってのか?
 そんなにガキだったのか、お前ってやつはよ。
 ヒースなんか見てみろよ、今まで稼いできた数千ガメルがどっかいったけど涼しい顔してるぜ」

「無口で表情に乏しいヒースの悪口はやめるんだッ」

「たしかに落ち込んではいるけど、別に、モノなくしたからってわけじゃないよ。
 いや・・・そうなのかな。
 じっとしていたくないのにじっとしているしかない、っていうのがさ。
 僕だって、色々見て回りたい・・・。せっかく来たのに。
 楽しみにしていたんだ。それがこんな形で終わってしまったことが、すごく・・・悔しくて」

「なんだ、それでいじけてたのか」

イアンがあっけらかんと返す。

「僕も、他の部屋に興味があります」

ヘリオンもそう言った。
するとヒースは立ち上がりダンテから借りたソードを確認し、ジミー=ジェイクは入口の扉に背をつけ、廊下の様子に聞き耳を立てた。

「医務室と、工房以外な」

行ってみよう、とイアンが言った。

          ---------------

「あーここっ!ここ入りたい!」

一番奥まった表札のない部屋の前で、フィルが扉を指さした。
するとジミー=ジェイクが「しっ」と声を上げ、扉に耳をそばだてる。

「(これ多分、誰かいるよ)」

「(は?誰だ・・・?)」

隙間を開け中を覗くシーフに、ヒースが声をかける。
ジミー=ジェイクはしばらく覗いていたかと思うと、こわばった顔で振り向いた。

「(会いたくないやつがいた!)」

5人は扉を離れ、向かいの魔実棟寮とある部屋に入った。

「誰だ?」

イアンが問う。それにジミー=ジェイクが答える。

「ほら、話しただろう。スッキンヘッドのお兄さんダヨ!
 それにあの酒場の給仕してたお姉ちゃんも一緒だ。
 エプロン姿が鎧姿になっちゃってるけど、あの背の高さと髪の結い方は間違いない。
 ・・・スキンヘッドが一緒のテーブルで話してた男もいる。
 あとは知らない、ローブの男・・・」

「どうすっかな・・・」

「・・・まずは、下に行ってる4人に知らせたほうがいい」

ヒースの言葉にイアンが頷いた。


          ---------------


ガラフが石像に精神力を送る。
精神力に自信あるガラフでもかなり消耗する程度に。


球の色は青に染まってゆき、石像の目が開いた。
口も、開いた。


『システム復旧』


この部屋に明かりがともされた。


アレルがシーフツールを籠に入れる。


ルーイがアンロックの呪文を籠に向かって放てば、合成は完了するだろう。


アンロックの魔法がかかったシーフツールは不思議な輝きを放っている。
時間がたてば輝きは消え、それとともにシーフツールは使い物にならなくなってしまうだろう。



―――――――――――――――――――――――――――
GMより:

寸劇などをしこみつつ(笑)
とってもブリリアントなシーフツールができました。
ストサバと同じく、1時間程度でそれは壊れてしまうでしょう。

なにやら、上の階層が不穏のようです。

【追記】
紙をセットする記述がありませんのでログライターは使用無しで進めてしまいました。
しきい値は主に研究者魔術師たちが使用するもので、現在ではよく注視しなくても問題ありません。
ちなみに魔法合成システムはまだ稼働可能です。あと2-3回の使用でシステムはダウンしそうです。
(ダガーにエンポンしてもいいのじゃよ。ストサバになんか混ぜるとか)
合成するとき放つ魔法は、通常通り消費をお願いします。


☆こちらへの返信は『魔法実験棟』のみへチェックをいれてください

ダンテ [2013/08/13 11:29]

箱に顔の付いたシュールなオブジェは魔法装置だったようだ。

なんかようわからん単語が飛び交ってるが・・・・

>「ダンテよ、これは...似ているとは思わんか?」
ガラフのおっさんからの問いかけに記憶の糸を辿る・・・・
「えーと・・・・どこの飲み屋のねーちゃんだったかな・・・・?

>「実験に失敗すると、こうなると言う事か...」

ああ、前の依頼人のことか!

「そうだな・・・しかし、あの男が、この魔法装置に手え突っ込んだとは聞いてないからなあ。
この仕組みを使った仕掛けがあちこちにちりばめられてるとなるとやっかいだな。」

最初から気づいていたかのように真顔で応対する。

>「キレイだなあ。
> 持って帰れないかな?」

>「かなりかさ張るが、持って帰れん事も無いじゃろう。
> 気は進まぬが、此処で陽の目を見ないよりかは、
> 好事家に愛でられたり研究対象となった方が幾らかマシじゃろうしな...」

「あー、確かに金にはなりそうだが・・・・精霊使い関係者がみたらブチギレそうな代物だよなあ」

**************************

アレル、ルーイ、ガラフの三人の賢者の間でよくわからない単語が飛び交う。
賢者たちにとっちゃあ、面白いネタなんだろうなあ。

>「そう言えば気になっているのだが、
>"死城"はこの手の遺跡にしては珍しく、
> 不死生物の類が全く見当たらないのじゃ...」

やっと口をはさめそうな話題が出てきた。

「んー、つうことはこの先の非常口からうまく脱出したか、先にまとめていらっしゃるか。
それとも・・・・落ちる前にすでにいなくなってるか。
ここを破棄しなくちゃなんねえような事態が起こってたかとすればあれだな。」

後の二つの推測はあたってたらいやだな。

【PLより】

アレルのブリリアントシーフツールがダメになった後は、
ダンテのシーフツールはアレルにお貸しします。


【ステータス】
ダンテ:HP22/22 MP13/13
所持金:4428

武器:島揺らし、魔法のファルシオン+1、ダガー
防具:プレートアーマー(24)、パリーパリー

ランプ、油×1、保存食39

【ダイス】


【怪物遭遇】
マンティコア/シー/フレッシュゴーレム

アレル=リリー [2013/08/13 20:24]
話し合いの結果、自分のツールに鍵開けの魔法を掛けてみることに。
ガラフさんが魔力を注ぎ込み、ルーイさんが呪文を唱え始める。
こういう時、魔力が無いのを少し残念に思ってしまう。
いや、呪歌でいいならいけますけど。

「......で、出来上がったのがこちら、ですかね。」

不思議な輝きを放つ以外は、見た目にそれほどの変化は無い。
手に持った感触もそう差異はないようだ。
しかし、本来想定されてない物に無理やり魔法を掛けたのだから、
まさか何も代償がないなんて事はないだろう。
それは、結晶化したウンディーネの姿を見ても明らかだ。

「よし、ツールがツールでいるうちに、さっさと使ってしまいます。
 帰ったら新しいの買わないとなぁ...。
 まぁ、帰る頃にはシーフツールを数百個は買える程度に稼ぐつもりですけどね。」

なんて、大口を叩いてみたり。
...よし、今度こそ開けて見せます。








PL
鍵開けは一回挑戦してるんですけどもう一回挑戦できるという認識でいいのかしら!
良いなら鍵開けの達成値は18でーす。デーモンフィンガー!

鍵開け:2d6+11 Dice:2D6[5,2]+11=18

GM [2013/08/14 02:52]
ガラフが口にした、この古代遺跡に見当たらないものについて、ダンテが予測をする。
その間アレルは"魔神の指"を手にはめ、新しく生まれ変わった道具で机の抽斗を開ける。
ルーイはぽつんと見守る。くしゃみを我慢しているかもしれないし、お腹がすいた、もしくはトイレにいきたいと思っているかもしれない。


抽斗は開いた。


そこには、一つの魔法のスクロールと、それの取扱説明書のような紙があった。


この魔法のスクロールは、おそらくまだ誰も知らない呪文が書かれていた。

『コマンド・バグベアード』

古代語魔術のなかには"コマンド・ゴーレム"という呪文が存在する。
命令を与えられていないゴーレムに命令を与えるというものだ。
このスクロールに記されている呪文は、そのコマンド・ゴーレムの呪文とどう違うのか、別紙の取扱説明書に書いてある。


―――――――"コマンド・バグベアード"
組み立てたバグベアードは生物実験棟の最奥に格納されていきます。
このスクロールはバグベアードを正しく覚醒させるために必要です。
また、何らかの原因により覚醒が自動で行われてしまい知覚をもったバグベアードにこの呪文は作用しません。

命令は、目標となるものがいる場合は非対象となるものも明確に指定しましょう。
攻撃ではない命令の場合も、矛盾なく簡潔に与えます。


と、記されてあった。


          ---------------


この魔法実験棟はもう目ぼしいところがない。
さらなる手がかりや重要そうな研究のレポートなどがない。
高位の魔術師たちがレックス墜落の前に、持てる分のそれらを持っていったのかもしれない。


上にあがって第一シェルターへ戻ることができる。
その場合、ガラフ、ダンテ、アレル、ルーイの4人は
降りてきたイアンやヘリオンら5人の後ろに、見たことない男女4人の姿を見る。


―――――――――――――――――――――――――――
GMより:
中の人がいない間にやりたい放題PCを勝手に描写する悪いひと、しょうです。

ここではバグベアさんに命令を出せる魔法を手に入れました。
この魔法は、この施設で眠っている状態のバグベアードにしか効果はないそうです。
他の遺跡のものや起きて意識のあるバグベアには命令できません。
ちなみに命令の内容は、◎◎を攻撃しろとか、△△を敵の手から守れとか、できそうです。
命令を与えられた場合でもそのバグベアードの知能に変化はありません。


ちょっとイベントが入るので一旦切りまーす!

ルーイ [2013/08/17 22:44]

「すごいな、これ。
 本当だったらかなり期待できるよ」


魔法の機材で精製したアレルの盗賊道具によって、開けた引き出し。
中にあったのは、バグベアードを支配できるっていう代物だ。
高位の魔獣を支配できるとか、ワクワクするな。


「ガラフさん、ありがと。
 ごめんなさい、オレの読みが甘かったみたい。
 過剰でしたね」

もっと省エネでもいけたらしい。
でも、日を改めればまた試せるってのは、うずくものがある。
問題は、生成されるものに永続性がないことだ。

「生物だけじゃなくて非生物も一時的なんだ。
 アレルの道具、ダメになりそう。
 ごめん」

愛用の道具は、金で代えられない意味があったりするしなあ。

結局この部屋ではこれ以上収穫ナシってことになって、一旦戻ることにした。

そこで、イアンさんたちと、動きの謎だった女冒険者たちに、会うことになる。