草影館で調査

GM [2013/06/28 20:50]

アレルは盗賊ギルドに戻り、地図の最終更新者を調べる。


昼間でも草影館には数人がたむろしている。
むしろ今は休憩時間なのかもしれない。


「遺跡の地図?どこのよ」


顔の利くアレルは、より情報を持っていそうな人物に接触することができる。


「あぁー、はいはい。ペブルが息巻いて商売してるやつね。
 紙とペンがあればいくらでも複製できるんだから、いいウリモノだってんだな。
 
 何が知りたい?」


もし、地図が誰のオリジナルか、と問うならば。


「パダの女。
 冒険者だな。
 長い髪で目はヘーゼル。
 
 って書いてあったらしいな学院の報告書には!
 
 もうパダに帰っちゃってるんじゃないの」


入手経路については、教えてもらえない。


「行くのか?
 "遺跡でなにか拾ったら、持ってこいよ"
 そこそこの値段は付けてやる。
 
 素直に学院に売るなんて真似はすんじゃねえぞ。
 まっ、アレルリリーちゃんならご存知のはずだ」


もちろん、脅しのおまけくらいはついてくる。



―――――――――――――――――――――――――――
GMより:

こちらでは、別の方向から見た情報などを。

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アレル=リリー [2013/06/28 21:48]
香草の香りが、鼻をくすぐる。
地下へと続く少し暗い階段は、やっぱりちょっと苦手だ。
 
階段の終点に降り立って、そのまままっすぐ歩く。
パダの遺跡に聡そうなのは・・・・・・あぁ、いますね。
 
「休憩中だったらすみませんね。
 ちょっと遺跡の地図について聞きたい事があるんですが。」
 
>「遺跡の地図?どこのよ」

「ほら、レックスの方の、死城でしたっけ?
 磁場がなんとかってところの。」
 
>「あぁー、はいはい。ペブルが息巻いて商売してるやつね。
> 紙とペンがあればいくらでも複製できるんだから、いいウリモノだってんだな。
 
> 何が知りたい?」
 
どうやら市場で地図を売りさばいていたのは、身内の人だったらしい。
まぁ、そりゃあただの商人がそんなもの売ってたりしませんよね。
 
「とりあえずは地図の提供者の情報を知りたいんですけれど。」
 
>「パダの女。
> 冒険者だな。
> 長い髪で目はヘーゼル。
 
> って書いてあったらしいな学院の報告書には!
 
> もうパダに帰っちゃってるんじゃないの」
 
パダの冒険者、か。名前は・・・分からないかな。
 
「んー、もう出ちゃってますか。残念。
 まぁいいです、あとは・・・・その遺跡からこちらに転売された品の概要とか価値とか、分かりません?
 転売されてないのなら、別にいいんですけど。」
 
出土品でその遺跡のランクとか雰囲気とか、分からないかな。
 
「それと・・・その遺跡でどんな魔物がどのくらい出てきて、どんな罠があって・・・とかも
 分かると良いんですけど・・・それはそのパダの冒険者に聞いた方が良さそうですかね。」
 
実際に入った人に聞くのが、一番確実ですしね。
でもとりあえず聞いてみよう。
 
 
 
 
>「行くのか?
> "遺跡でなにか拾ったら、持ってこいよ"
> そこそこの値段は付けてやる。
 
> 素直に学院に売るなんて真似はすんじゃねえぞ。
> まっ、アレルリリーちゃんならご存知のはずだ」
 
「はいはい、了解しましたよ。
 あぁ、学者なのに学院の発展に貢献できないなんて、
 なんて酷い世の中なのでしょう。」
 
なんて、冗談混じりに言ってみたり。







PL
とりあえず質問追加!
・その遺跡から出てきたお宝の概要とか価値は分かる?
・遺跡内の魔物や罠の種類とか数とかわかる?

です!
 



GM [2013/06/28 23:21]

>「その遺跡からこちらに転売された品の概要とか価値とか、分かりません?」


人物はしばし黙った。
それは、このところギルド資金の動きが乏しく、やり取りに注意を施し過ぎたせいで逃した何かがあるともとれる。


「まあ、あるにはあったかな。
 それはペブルがほとんど持っていったがな。あいつ・・・
 
 魔法の品らしきものは学院に売った。まあ相応の買値でな。
 でもそれも普通のやつ、魔晶石とか、古いデザインの装飾品とか。
 それらはやっぱり通常の値で売れたわな。
 
 他には・・・ちょっと見たことないものがあったんだが、こわくて断った。
 "冒険"資金の枯渇だねこりゃ。ハッ」


>「それと・・・その遺跡でどんな魔物がどのくらい出てきて、どんな罠があって・・・とかも
> 分かると良いんですけど・・・それはそのパダの冒険者に聞いた方が良さそうですかね。」


「前提として言い訳するが、路上で地図買って実際乗り込むやつってのは多くない。
 見て、ロマン馳せて、枕に敷く。そんな感じだ。
 もし行ったとして実際に、露天商に報告してくれるなんざ、ほぼ無いといっていい。
 
 だがなあ!ペブルは頑張ってるよ。自分の商売頑張ってるな。
 いいことだ」


男の口角が上がった。


「罠はやはり魔法が主体、その種類も魔法陣とかしか報告はないがな。
 ロックの暗号ともなっちゃうとこっちはお手上げだ。
 
 今のところ、魔法を使わない画期的な罠の報告は受けていない。
 
 んー・・・。敵は魔法生物だらけだろうか。それも憶測でしかないがな。
 ああおっかねえな!」


男はふざけて笑う。


>「はいはい、了解しましたよ。
> あぁ、学者なのに学院の発展に貢献できないなんて、
> なんて酷い世の中なのでしょう。」


「ハッハ!
 ったく、まいっちゃうよなぁ!」


このギルドの人物は、アレルの皮肉をいたく気に入ったようだった。
空気が一変して機嫌の良いものになる。
そして、声をひそめた。


「街ん中じゃ視ることができる。が、別んところじゃ自分らは視ることできない。
 変なところ行くなよ、アレル=リリー。
 ・・・行ってもいいが帰って来い。
 そして、ついででいい、モノ持って来い」



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GMより:

<公開されている情報>の、少し突っ込んだ版です。
といってもやはり、伝聞でしかないので曖昧にはなっております。


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アレル=リリー [2013/06/30 18:48]
>「まあ、あるにはあったかな。
> それはペブルがほとんど持っていったがな。あいつ・・・
 
> 魔法の品らしきものは学院に売った。まあ相応の買値でな。
> でもそれも普通のやつ、魔晶石とか、古いデザインの装飾品とか。
> それらはやっぱり通常の値で売れたわな。
 
遺跡から出てきた品には、どうやら特徴的なものはないようだ。
品から遺跡の特徴を探るのは無理そうかな・・・と思っていると。
 
> 他には・・・ちょっと見たことないものがあったんだが、こわくて断った。
> "冒険"資金の枯渇だねこりゃ。ハッ」

どうやら、そうでもなさそうだ。

「見たことないもの?それは気になりますね。
 ・・・自分、冒険の準備は欠かさないもので。」
 
知りえる情報はすべて知りたいし、そのための出費だって準備済みですよ?
 
 

 
>「罠はやはり魔法が主体、その種類も魔法陣とかしか報告はないがな。
> ロックの暗号ともなっちゃうとこっちはお手上げだ。
 
> 今のところ、魔法を使わない画期的な罠の報告は受けていない。
 
> んー・・・。敵は魔法生物だらけだろうか。それも憶測でしかないがな。
> ああおっかねえな!」

「あぁ、時代遅れな遺跡なんですね。いまどき魔法を使うなんて。
 敵は・・・魔法生物、まぁそうでしょうね。
 でもなんか魔神とかも出てきたらしいですよ?」
 
罠と敵についてには、そう返す。
この人はやけにペブルさんの肩を持つようだけど、友人か何かなのだろうか。
 
「しかし・・・魔法の罠かぁ。それはお手上げですねぇ・・・。
 我々は最新鋭しか習ってませんからねぇ。」
 
んー、これはルーイさんに頼る事になりそうかなぁ。
 



>「ハッハ!
> ったく、まいっちゃうよなぁ!」
 
自分の冗談をこの人はどうやら気に入ってくれたようで。
機嫌よく笑う。・・・かと思ったら今度は声を潜めて
 
>「街ん中じゃ視ることができる。が、別んところじゃ自分らは視ることできない。
> 変なところ行くなよ、アレル=リリー。
> ・・・行ってもいいが帰って来い。
> そして、ついででいい、モノ持って来い」
 
そう言った。
 
「あはは、任せてください。自分の特技は死なないことですから。
 それこそ死ぬ気で、死なないように頑張りますよ。」
 
余裕があったらお宝もね、と付け加えて、自分は踵を返した。








PL
情報貰った!
危なそうなものの情報って、200ガメルくらい払ったら分かるかな?
とりあえず200ガメルチラチラさせておきます!
 
その他特に聞きたいこともないので、それだけ分かったら合流しに行きます!




GM [2013/07/01 01:27]

ギルドが断った<見たことないもの>について、アレルは詳細を尋ねる。


>「見たことないもの?それは気になりますね。
> ・・・自分、冒険の準備は欠かさないもので。」


「それは、ガラスみたいな石の中に黒い液体が満タン入ってるものだった。
 石は透明で筒状、中の黒い液体は・・・よくわからんかった。
 インクか泥水か、毒かそれ以外か。わからんかったから買わなかった。
 
 あとは、結晶化した妖精さんっぽいの。
 興味なかったから断った。コレクターに売ればいいんだが万が一、作動するようなモノだった可能性も否めない。もし、を考えて買わなかった」


魔神が出てくる、についての話は、男が笑った。


「何いってんだよ、散々魔神殺してきたお前がいまさら、1匹や2匹でビビったりしないだろ。
 
 て話じゃないのはわかってる。
 そこはこっちもまだよくわかってないところが多くてな。
 
 温故知新で新しい鍵の発想が生まれちゃうかもしれない。
 リリーちゃん、ギルドのこと頼んだ」


男はアレルがちらつかせた200ガメルに手を伸ばす。


「俺はこれもらったら盗賊家業を引退します。
 この200ガメルで足を洗う」


どうせ香草亭の風呂でだろ、という他のシーフの合いの手にくだらない会話を返して、人物の意識は輪に戻っていった。



―――――――――――――――――――――――――――
GMより:

見たことないもの、の石については独特すぎて、ちょっと今は判定出来ない感じです。
結晶化した妖精については、セージ知力12で<レプラコーン>だとわかります。

それ以上の事は聞き出せませんでした。
この遺跡についてギルド人も興味が無さそうです。
200ガメルは頂いておきます。


っていうところですね!


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アレル=リリー [2013/07/01 21:32]
>「それは、ガラスみたいな石の中に黒い液体が満タン入ってるものだった。
> 石は透明で筒状、中の黒い液体は・・・よくわからんかった。
> インクか泥水か、毒かそれ以外か。わからんかったから買わなかった。

よく分からないものに対しては、そう答えが返ってくる。
たしかに記憶を探ってみても似たようなものは思い当たらない。
分からないものほど怖いものはない。触らぬ神に祟りなし。
この人の判断は正しいものであるといえる。
 
> あとは、結晶化した妖精さんっぽいの。
> 興味なかったから断った。コレクターに売ればいいんだが万が一、作動するようなモノだった可能性も否めない。もし、を考えて買わなかった」

「結晶化した妖精?うーん・・・・・・なんでしょう。ちょっと分かりませんね。
 喉元まで来てるんだけどなぁ・・・」
 
これは、あとで帰って他の人にも聞いたほうが良さそうですね。
とりあえずは羊皮紙に特徴をメモしておく事にする。
 
 
 
 
>「何いってんだよ、散々魔神殺してきたお前がいまさら、1匹や2匹でビビったりしないだろ。
 
> て話じゃないのはわかってる。
> そこはこっちもまだよくわかってないところが多くてな。

魔神については、まだ向こうもよく分かってないらしい。
まぁ、オラン内の出来事でもないし、仕方のないところかな。
ギルドが万能だなんて、最初から思ってませんし。
 
「んー、まぁどんな敵が出てきても今回の面子では早々遅れは取らないでしょうし・・・
 精々伝説級の魔物が出ないように祈りましょう。」
 
伝説級の魔物が出てきたら逃げるしかないけど・・・
果たして今回の面子で逃げ切れるかどうか・・・
 
 
 
>温故知新で新しい鍵の発想が生まれちゃうかもしれない。
> リリーちゃん、ギルドのこと頼んだ」
 
「了解しました。
 オランの盗賊は古代の魔術師に勝るということを、証明してきますよ。」
 
なんて会話をしながら、情報代として200ガメルを渡す。
とりあえずここでできることはもうなさそうかな。
 
「朱に交われば赤くなりますよ。
 香草亭のお風呂が盗賊になる日も近いですね。」
 
最後にそんな事を言って、別れの挨拶をした。
 
 
 
 
 
 
PL
情報収集完了!
レプラコーンは分からなかったので特徴をメモって他のPCに聞きまするー
すぐに合流のほうにも上げます!