第一シェルター

GM [2013/08/01 18:15]
階下の静寂を破るのは、オランからきた4人の冒険者。
規格外の筋力を持つもの、人知を超える頭脳を持つもの、魔神の指先を持つ半妖精に、ずんぐりむっくりのドワーフ。


階段がある理由は、工学実験棟寮Aで見た手記によって推測できる。
魔術を持たない者も自分の足で階下へ行けるようにとのことだろう。


地下3階へ下りれば、今までのような"通路と建物"の構造が一切なくなった。
この階層まるまる、広い。
全ての壁をぶちぬいた階層であった。


そして、臭う。
これは地下1階で嗅いだ悪臭と似通う。


階段を下りてすぐ左右を見渡せば、生実棟の前にあった階段、工実棟の前にあった階段がそれぞれ確認できる。
ここまでは、どこから下っても一緒だった。


ところどころに柱があり、それはこの空間を支える目的の他に、何かありそうだ。
今まで調べた書き置きから推測するに、ここは第一シェルターと呼ばれる階層なのだろう。


前へ進んでいくと、悪臭が強くなる。


明かりをかざすと―――――フレッシュゴーレムが3体いる。
中央に1体、その左右に1体づつ。そして、中央のフレッシュゴーレムは倒れている。
そして3体のフレッシュゴーレムの後ろには階段があった。


倒れたフレッシュゴーレムのそば、
その下の床には大きく、誇張するように『魔術実験棟』の文字がでかでかと記されており、
文字の向こうにまた階段が伸びている。


フレッシュゴーレムはうつ伏せで動かず、刃物や鈍器のようなもので倒されたとわかる。
血だらけの、今となっては腐食が甚だしいその背には、下位古代語で烙印のようなものがあった。


"入出認証用 マジックラボ・ゴーレム
 研究室に入る場合はゴーレムの視界にキーまたは棟サインを翳すこと
 非常用キー内蔵"


倒れたフレッシュゴーレムの脇腹が、漁られたような状態の傷口になっていた。
体液や肉片がぐずぐずと散らかっている。


足跡がある。主にフレッシュゴーレムの体液や肉片を踏んで進んだための跡で、それは黒い石の床に嫌な艶を残している。
艶は、フレッシュゴーレムが守っていたであろう下の階段へと続いている。


          ---------------


その足あとを辿ってさらに階下へ行くことができる。
踊り場などはなく、短い階段になっているようだ。
明かりをかざせばシンプルな、主張しない『魔術研究室』と上位古代語でかかれた看板の扉を確認できる。


扉は、半開きになっている。
その扉の取っ手がまた、ぬらぬらとした嫌な艶で汚れている。


          ---------------


西、もしくは東の生きているフレッシュゴーレムに近寄ることができる。


もし、生実棟寮前から降りた階段の、まっすぐ先にいるゴーレムに近寄れば下位古代語で


『注意!危険生物アリ 細菌注意 光線注意
 関係者以外 立チ入リ禁止
 入室ニハ 許可証ヲ オ願イシマス』


という警告を受ける。


工実棟寮前からの階段を進んだゴーレムに近寄れば、


『コノ先 きゃんせれーしょんしすてむアリ
 関係者以外 立チ入リ禁止
 入室ニハ 許可証ヲ オ願イシマス』


という。



―――――――――――――――――――――――――――
GMより:

慎重にいただきましたがここはぶち抜きフロアです。

地図は↓

map_s_030.png

☆こちらへの返信は『第一シェルター』のみへチェックをいれてください

ルーイ [2013/08/01 20:18]

 

「うへぁ」

 

階段を降りて、最初に思った事。

 

くさい。

 

くさいよぉ・・・・

 

「ほら、フツーさ。
 遺跡って、もう500年以上も前のものじゃない。
 だから、ホコリ臭かったりカビ臭いことはあっても、中々腐ったニオイって多くないと思うんだよね」


鼻をつまみながら言う。

 

「うん、ごめん、なんでもない」

 

くさいよ・・・

 

「階段は全部つながってたのか」


広い場所に出た。
階段ひとつにつき、フレッシュゴーレム一体。
フレッシュゴーレムはもう覚えたよ!さすがに!
くさいって。

 

* * *

 

「鍵、開いてたの?」


魔法実験棟の入口は開いてたらしい。
開けっぱなしで帰ったの?
閉じて下さい。

 

「細菌・・・って響きがヤダなあ。
 光線・・・光線ねえ」


ヘンな魔法生物がいたよな、確か。

 

「工学棟の方はパーフェクトキャンセレーションの注意だけか」

 

ふむ。

 

「このまま魔法実験棟を覗いてみてもいいけど、どうする?」

 

オレ、どこでもいいな。

 

------------------
PLより:

まさかの大広間w

細菌と光線からモンスターを予想してセージチェックしてみます。
ダメならキャンセルで。
細菌13、光線19でした。
この辺りになると15ないと絶望的である。

どこでもいいですよ、あれりー戦いたいなら、生物棟行きましょうかw
生物棟行くなら、認証キーをゴーレムさんに見せる、ってことで。

各実験棟に入る場合の行動は以下の通りです。

■生物棟に入る場合
カンタマかけてから入ります。
入っていきなり戦闘になった場合、視線とかそういう類のが怖いのでw

■魔法棟に入る場合
センスマかけてから入ります。
ストーカー対策。

■工学棟に入る場合
マジックアイテムを全部預かって、ルーイは一旦この階層で待機してます。
誰か見張ってないとシーに全部持って行かれそうで・・・(笑

 

20:26:19 たいまん@る 光線 2d+8 Dice:2D6[6,5]+8=19

20:26:12 たいまん@る 知名度判定 細菌 2d+8 Dice:2D6[4,1]+8=13

アレル=リリー [2013/08/01 20:52]
階段を下りると、そこは大広間。
迎えるのは腐臭。どこかデジャヴだ。

「せっかくだったら、アイアンゴーレムにしとけば良かったのに。
 昔も物資不足と言うものはあったのでしょうか。」

魔力が足りなくて作れませんでしたーなんてことは無いだろうし。
鉄と死体だったらやっぱり死体のほうが集めやすいですしね。

「...さて、少し先を見てきますね。少々お待ちください。」

死体は幅跳びで乗り越えます。こんなの踏みたくないし。




で、調べた事の報告。

>「鍵、開いてたの?」

「元から開いてた...わけではないでしょうねぇ...
 取っ手にしっかり最近開けた跡が付着してましたし。」
 
つやつやと光る、想像したくない液体が。

>「このまま魔法実験棟を覗いてみてもいいけど、どうする?」

「細菌と光線は、なにやら危なそうですね。
 かといってマジックアイテムを置いていくのも心もとありません。
 やはり魔実棟からが良いでしょうか?」

魔実棟で予想される危険は...ガストでしたっけ。
まぁ見えない程度ならどうって事ありません。
ようは暗闇の中で暗視を持った相手と戦うのと同じ事ですし。
その程度だったら何回か乗り越えてきてます。






PL
予定通り魔実棟から行きましょう!
戦うのは余力があったらで!命大事にや。


ガラフ [2013/08/02 02:04]
「うへぁ」

下りた階段の先は、がらんどうの空間だった。
第1避難所、と言うのも頷ける。
だが、それにしても。

「せっかくだったら、アイアンゴーレムにしとけば良かったのに。
 昔も物資不足と言うものはあったのでしょうか。」

「この悪臭には辟易するのう...」

腐敗臭は何度嗅いでも慣れるものでは無い。
ましてや【屍肉彫像】の腐った臭いなど。

「...さて、少し先を見てきますね。少々お待ちください。」

「宜しく頼む」

汚れ役を引き受けてくれるアレルに、内心で詫びておく。

「ほら、フツーさ。
 遺跡って、もう500年以上も前のものじゃない。
 だから、ホコリ臭かったりカビ臭いことはあっても、
 中々腐ったニオイって多くないと思うんだよね」

「うん、ごめん、なんでもない」

「確かに。骸骨の類にはよくお目にかかるがのう...」

そう言いたくなる気持ちも、よく分かる。

***********************************

「鍵、開いてたの?」

どうやら、先客がごく最近に訪れていたようだ。

「元から開いてた...わけではないでしょうねぇ...
 取っ手にしっかり最近開けた跡が付着してましたし。」

「まだ漁られてはいなさそうかの」

件の女戦士とその相棒、の姿を想像してみる。

「細菌・・・って響きがヤダなあ。
 光線・・・光線ねえ」

「響きからしてろくでも無さそうだのう...
 それらの相手をたまりかねて踵を返した、という所では無いか」

先客の動きを予想してみる。

「工学棟の方はパーフェクトキャンセレーションの注意だけか」

「発見した《魔力隠蔽》の札を使えば、1つは持ち込めるだろうが...
 其処までして入る必要が、現時点であるかじゃな」

しかし、一番何かがありそうなのも、この工実棟のように思えるのだ。

「このまま魔法実験棟を覗いてみてもいいけど、どうする?」

「細菌と光線は、なにやら危なそうですね。
 かといってマジックアイテムを置いていくのも心もとありません。
 やはり魔実棟からが良いでしょうか?」

「異論無い。先ずは行ける所から着実に地歩を固めようでは無いか」

===================================

【ステータス】

HP22/22 MP24/24 インスピ:未使用 体調:健康 
支援魔法:無し

【装備品】

武器1=銀製最高品質モール【精霊鎚】(必要筋力26-5):
    攻撃力 7 打撃力36 Cr値12 追加D 7
武器2=銀製ハンドアクス【フューネラルアクス】(必要筋力11):
    攻撃力 6 打撃力16 Cr値11 追加D 7
武器3=銀製高品質ダガー【シルバームーン】(必要筋力5-2):
    攻撃力 6 打撃力 5 Cr値10 追加D 7
武器4=最高品質ロングボウ【ラク・ダーレィ】(必要筋力26-5)
    攻撃力 6 打撃力31 Cr値10 追加D 7

盾=なし:回避力 5
盾=銀製スモールシールド【ランパート】(必要筋力1):回避力 6

鎧=最高品質ラメラー・アーマー【ガレスの鎧】(必要筋力22-5):
  防御力27 D減少 4

その他=ジュリアンのリュート

【消耗品管理】

矢19 銀の矢24 
魔晶石3・3・(2) 暗晶石3・2・1・1
保存食42 羊皮紙17 松明6 ロープ30m くさび30 油2

【購入物管理】

ランタン1個&油2個=30ガメル

【消費アイテム管理】

魔晶石1・1

【PLより】

魔実棟行き賛成、の投稿です!

手に入れた《シール・エンチャントメント》のカードって、
工実棟に魔法の品を持ち込む為に使うのかな?などと予測。

たいまんさんに倣って怪物判定振ってみました。
どっちも失敗だと...

【ダイスチャットからの添付】

02:03:11 テッピン@ガラフ <怪物判定>細菌 2d6+6 Dice:2D6[6,1]+6=13
02:03:28 テッピン@ガラフ <怪物判定>光線 2d6+6 Dice:2D6[2,6]+6=14
02:03:45 テッピン@ガラフ どっちも分からないw
ダンテ [2013/08/02 23:25]

意を決し、真ん中の階段を選ぶ。

こういう遺跡では選択一つが命に関わるからな・・・・

「・・・・って、つながってるのかよ!」

大広間にでた。

しかも、くせえ。

異臭の正体は"ふれっしゅごーれむ"とかいうやつ。
なーんか、腐ったやつばっかりだな。

>「せっかくだったら、アイアンゴーレムにしとけば良かったのに。
> 昔も物資不足と言うものはあったのでしょうか。」

「むしろこっちの素材が余ってたからじゃねえか?人体実験が趣味みたいだしな。」
自分で言ってて胸くそ悪くなってきた。

*******************

>「...さて、少し先を見てきますね。少々お待ちください。」
と、アレル。
>「宜しく頼む」

「ああ、頼むわ。」
見た目優男だが、実に頼もしいぜ。

*******************

>「鍵、開いてたの?」

>「元から開いてた...わけではないでしょうねぇ...
> 取っ手にしっかり最近開けた跡が付着してましたし。」
 


>「このまま魔法実験棟を覗いてみてもいいけど、どうする?」

>「細菌と光線は、なにやら危なそうですね。
> かといってマジックアイテムを置いていくのも心もとありません。
> やはり魔実棟からが良いでしょうか?」

>「異論無い。先ずは行ける所から着実に地歩を固めようでは無いか」

「んー、最近とか鉱泉とかよくわかんねえけどさ、賢者殿たちを信じるぜ。
まあさ、まず魔実棟を調べとくのも悪くねえ。
先客に背後を突かれるってこともねえこともねえしな?」

知識や探索はプロに任せて、戦士は戦士の仕事をしとこうかね。


【PLより】

遅くなりました!
主体性がないようですが、魔実棟で異論なし。


【ステータス】
ダンテ:HP22/22 MP13/13
所持金:4428

武器:島揺らし、魔法のファルシオン+1、ダガー
防具:プレートアーマー(24)、パリーパリー

ランプ、油×1、保存食39

【ダイス】

【怪物遭遇】
マンティコア/シー/フレッシュゴーレム

GM [2013/08/05 12:11]
生物実験室の入口を守るゴーレムの警告から、ルーイは自分の知識から何が該当するかを考える。


細菌というキーワードからはまだ何も浮かばないが、光線という言葉からは、魔法実験室で見つけたあの乳白色の石の事を思い出すだろう。
あの、おそらくは義眼として作成されたものではないだろう瞳の石に蓄えられていた、アイスコフィンの作用。それは古代魔術師が創りだしたモンスターのうちの一つ、バグベアードが持つ能力の一つでもある。


生物実験室ないしこの施設では、バグベアードの作成を試みていたと考えることができる。


>「細菌と光線は、なにやら危なそうですね。
> かといってマジックアイテムを置いていくのも心もとありません。
> やはり魔実棟からが良いでしょうか?」

>「異論無い。先ずは行ける所から着実に地歩を固めようでは無いか」

>「んー、最近とか鉱泉とかよくわかんねえけどさ、賢者殿たちを信じるぜ。
>まあさ、まず魔実棟を調べとくのも悪くねえ。
>先客に背後を突かれるってこともねえこともねえしな?」


そうして4人は中央の階段を進む。
その中の現代に生きる魔術師が、魔法感知の魔法を使った。



―――――――――――――――――――――――――――
GMより:

ひとまずは、怪物判定についてお答え!
ガラフン・・・イチタリナイ(笑)

センスマを使った人は、発動ダイスの転載とMP管理をお願いしますー。

続けてカテゴリを移動しますので、お待ちくださいませー

GM [2013/08/14 02:55]

「げ」


イアンがそう言って後ろを振り向く。
地下2階から下がってきた階段には、真っ赤な紅を唇にひいた長身の女がいる。
女の視線はボロ布のローブ姿の5人を飛び越えて、ガラフやルーイたち4人の方を見据えている。


「あら。賑やかね」


女の後ろにはダンテと同じくらいの体格をした―――だが筋力はそれより低いだろう―――スキンヘッドの男がいる。また、その後ろにいる小柄な男とローブの男はそれぞれ盗賊と魔術師だろうとわかる。


「ねえ。なにかお宝は手に入ったのかい?
 ちょっと見せておくれよ。興味があるんだ。
 コワイ怪物を制御できる呪文を手に入れたんだろう?
 どんなものなのか、ウチの魔術師にも見せてあげたいんだよ」


女は赤い唇を上げた。


「そうそう、それとさあ。自己紹介も兼ねて、あんたらが冒険者なのか略奪者なのか、教えてくれるかい?」



―――――――――――――――――――――――――――
GMより:
カテゴリ戻ります。

そして、全員集合しました。ヘリオンチームとセルマチームです。
セルマさん来ました。そう、やっぱり来る予定だったんです彼女は。
ちなみに彼女らのパーティは中立~悪です。意味のない挑発とかしちゃうんです。

手に入れたものを見せろっていっています。
時間的にこれが最後のシーンになりますね!
どうしましょう。


☆こちらへの返信は『第一シェルター』のみへチェックをいれてください

ダンテ [2013/08/14 23:47]

アレルのスーパーシーフツールのおかげで、なんか珍しいもんが手に入ったようだね。

これ以上はみるところはねーってんで、戻ることにした。

**************************

戻ってる途中でイアンたちに出会う。

その後ろには見たこともない男女がいた。

特徴からいって例の連中で間違いないだろうね。

>「ねえ。なにかお宝は手に入ったのかい?
>ちょっと見せておくれよ。興味があるんだ。
>コワイ怪物を制御できる呪文を手に入れたんだろう?
>どんなものなのか、ウチの魔術師にも見せてあげたいんだよ」

別嬪さんだが嫌な笑い方だ・・・・好みじゃねえな。

>「そうそう、それとさあ。自己紹介も兼ねて、あんたらが冒険者なのか略奪者なのか、教えてくれるかい?」

「そうさなあ・・・・あ、ちょっとごめん。」

ずいと前にでながら、イアンたちに自分の後ろに回るように促す。

「ま、冒険者なんざ、多かれ少なかれ、略奪者なんじゃねえか?
遺跡作った連中やモンスターから見りゃあよ。

じゃ、あんたたちゃあ、どうよ?」

連中がどの程度の腕前か観察する。

ま、フレッシュゴーレム倒すぐらいのうでは最低もってるんだろうがね。


【PLより】

危ないので無防備な連中は後ろに。
人質にとられたら面倒なので。
できるだけ自然な流れで後ろに回ってもらう。

まずは当り障りのないところで。
コンセンサスがとれれば明確に行動宣言しましょう。

一応、地図は渡さない。戦闘は辞さないというスタンスに一票。

【ステータス】
ダンテ:HP22/22 MP13/13
所持金:4428

武器:島揺らし、魔法のファルシオン+1、ダガー
防具:プレートアーマー(24)、パリーパリー

ランプ、油×1、保存食39

【ダイス】


【怪物遭遇】
マンティコア/シー/フレッシュゴーレム

アレル=リリー [2013/08/15 01:04]
ツールが変わったからといって、やる事は変わらない。
指先の感覚を頼りに、鍵穴を探る。
そうして弄っていれば、次に聞こえてくるのはガチャリという耳障りの良い音だ。



「バクベアードに命令を与える...
 本当、古代の魔術師は見境がないですね。」

引き出しから出てきたのは、『コマンド・バクベアード』と言う魔法のスクロール。
ルーイさんによれば、どうやらこれでバクベアードに自由に命令を与えられるらしい。
ゴーレムといいこれといい、上のマンティコアたちといい、
古代の魔術師は何かと使役するのが好きなようですね。
そのうちコマンド・ドラゴンとかも出てくるんじゃないでしょうか。

「...さて、ここでめぼしい物はもうなさそうですね。
 あそこの扉は開かないし...それに、何やら上の方から誰かが降りてきているようです。
 一度戻るのが吉だと思いますが。」

盗賊の耳の良さは折り紙つきですよ。





で、上から現れたのは予想以上に......いえ、予想通りの面々で。
イアンさん達がヘタに挑まず、こちらまで来てくれた事に心の中で安堵する。
せっかく助けた人たちが、戻った頃に血まみれで倒れてたら嫌だし。

>「ねえ。なにかお宝は手に入ったのかい?
> ちょっと見せておくれよ。興味があるんだ。
> コワイ怪物を制御できる呪文を手に入れたんだろう?
> どんなものなのか、ウチの魔術師にも見せてあげたいんだよ」

「さぁ、どうでしょう。
 魔法のシーフツールなら見つけましたよ。
 後数分以内に売ればきっと良い値がつくでしょう。要ります?」

言葉だけは友好的。その実はただの冷戦。
それは向こうもこちらも違いない。
どうせ向こうも話し合いなどする気はないのだろう。

>「そうそう、それとさあ。自己紹介も兼ねて、あんたらが冒険者なのか略奪者なのか、教えてくれるかい?」

>「ま、冒険者なんざ、多かれ少なかれ、略奪者なんじゃねえか?
>遺跡作った連中やモンスターから見りゃあよ。

>じゃ、あんたたちゃあ、どうよ?」

「まさにその通りですね。
 遺跡内に置いて、冒険者と略奪者に違いがあるとは思えません。
 ...ところで、良い装備をしてますね。高かったんですか?」

残念ながら、自分は正真正銘の略奪者なのです。
それも遺跡からじゃなくて、人から奪うのが本業です。





PL
実際良い装備してるんですかね?
目に見えて分かりそうなら教えていただければ!

スクロールは渡す気はないし、戦闘に厭いもありません!
相手の実力とかぱっと見で判断できます?
ダイスが必要なら、8、6、3、5です!
GMの本文の順番に従うと女性、スキンヘッド、盗賊、魔法使いの順番かしら。



ガラフ [2013/08/15 07:14]
装置は無事に起動し、アレルが抽斗から巻物を入手する。
その中身は...

「バクベアードに命令を与える...
 本当、古代の魔術師は見境がないですね。」

「何ともとんでも無い物があったのものじゃな...」

見つけてしまって、よかったのか否か。
彼の女戦士の一団が、この遺跡の地図をばら撒く理由が分かった。
抽斗にこの巻物が入っているのを知っており、
且つ装置を起動させる事が出来なかったからだ。

「...さて、ここでめぼしい物はもうなさそうですね。
 あそこの扉は開かないし...それに、
 何やら上の方から誰かが降りてきているようです。
 一度戻るのが吉だと思いますが。」

「むう、遂に招かれざるお客人の到着かの。
 困ったもんじゃな、茶も菓子も用意出来とらん」

冗談を言って雰囲気を和らげようとしたが、
無論心の中では来るべき戦いに向けて意識を研ぎ澄ませておく。

***********************************

そして現れた者達。

「そうそう、それとさあ。自己紹介も兼ねて、
 あんたらが冒険者なのか略奪者なのか、教えてくれるかい?」

「そうさなあ・・・・あ、ちょっとごめん。」

ダンテはイアン達に背後に回るよう指示を出している。
流石の心配りだ。

「ま、冒険者なんざ、多かれ少なかれ、略奪者なんじゃねえか?
 遺跡作った連中やモンスターから見りゃあよ。

 じゃ、あんたたちゃあ、どうよ?」

「まさにその通りですね。
 遺跡内に置いて、冒険者と略奪者に違いがあるとは思えません。
 ...ところで、良い装備をしてますね。高かったんですか?」

「これは仲間が無礼を働き失礼致しました」

苦笑を交えつつ。

「ですが人に名前を尋ねるなら、最初に自分から名乗るのが
 礼儀と言うものでありましょうな」

目は相手を見据えて動かさない。

「ところで先程の問いにお答え致しますとな...
 残念ながら仲間達と見解は一緒ですじゃ

===================================

【ステータス】

HP22/22 MP07/24 インスピ:未使用 体調:健康 
支援魔法:無し

【装備品】

武器1=銀製最高品質モール【精霊鎚】(必要筋力26-5):
    攻撃力 7 打撃力36 Cr値12 追加D 7
武器2=銀製ハンドアクス【フューネラルアクス】(必要筋力11):
    攻撃力 6 打撃力16 Cr値11 追加D 7
武器3=銀製高品質ダガー【シルバームーン】(必要筋力5-2):
    攻撃力 6 打撃力 5 Cr値10 追加D 7
武器4=最高品質ロングボウ【ラク・ダーレィ】(必要筋力26-5)
    攻撃力 6 打撃力31 Cr値10 追加D 7

盾=なし:回避力 5
盾=銀製スモールシールド【ランパート】(必要筋力1):回避力 6

鎧=最高品質ラメラー・アーマー【ガレスの鎧】(必要筋力22-5):
  防御力27 D減少 4

その他=ジュリアンのリュート

【消耗品管理】

矢19 銀の矢24 
魔晶石3・3・(2) 暗晶石3・2・1・1
保存食42 羊皮紙17 松明6 ロープ30m くさび30 油2

【購入物管理】

ランタン1個&油2個=30ガメル

【消費アイテム管理】

魔晶石1・1

【PLより】

戦闘止む無し、というかラスボス確定でしょう。やりましょう!
ダンテと同様、イアン達には背後に行って貰います。
戦闘開始したら、ヘリオンにはトランスをして欲しい所ですね。
現状、MPに乏しいので魔術師は速攻で潰したいです。
絶対4Lvはあるでえ、アイツ...

アレルと同様にチェックしてみたいと思います。
装備や実力が分かれば幸い。出目は8、6、4、11でした。
ルーイとダンテもダイス振って欲しいですね!

【ダイスチャットからの添付】

07:11:44 テッピン@ガラフ 女 2d6 Dice:2D6[6,2]=8
07:11:55 テッピン@ガラフ スキンヘッド 2d6 Dice:2D6[2,4]=6
07:12:06 テッピン@ガラフ 盗賊 2d6 Dice:2D6[3,1]=4
07:12:12 テッピン@ガラフ 魔術師 2d6 Dice:2D6[6,5]=11
GM [2013/08/16 18:03]
>「そうさなあ・・・・あ、ちょっとごめん。」

ダンテの仕草に気がついたフィルは、ヘリオンにわざとぶつかり押すようにして二人で皆の後ろへと回る。何かを言いたそうに女たちのほうを見ているイアンは、ヒースがそのローブを引っ張ってこちら側へ来た。ジミー=ジェイクは何を考えているかわからない飄々としたふうで、頭の後ろで腕を組んで歩いてくる。


>「さぁ、どうでしょう。
> 魔法のシーフツールなら見つけましたよ。
> 後数分以内に売ればきっと良い値がつくでしょう。要ります?」


そのアレルの言葉に反応したのは、盗賊の男だった。


「魔法のシーフツールぅ!? そんなもんあったら、どこでも開けたい放題じゃねーか!
 そんなもん本当にあるのか、見せてみろ!」


甲高い声で興奮を表した。



>「ま、冒険者なんざ、多かれ少なかれ、略奪者なんじゃねえか?
>遺跡作った連中やモンスターから見りゃあよ。
>
>じゃ、あんたたちゃあ、どうよ?」

>「まさにその通りですね。
> 遺跡内に置いて、冒険者と略奪者に違いがあるとは思えません。
> ...ところで、良い装備をしてますね。高かったんですか?」


これらの台詞にニヤリとしたのは、スキンヘッドの大男と長身の女。


「アタシたちは略奪者じゃない、"冒険者"だもん。
 略奪者なんていなくなっちゃったほうが世の中は良くなるんだよお。
 冒険を邪魔する略奪者は、いなくなってもらわなきゃ・・・ねえ?」


大男は階段をしっかり下まで降り、背から大振りのウォーハンマーを手にとった。


>「これは仲間が無礼を働き失礼致しました」
>「ですが人に名前を尋ねるなら、最初に自分から名乗るのが
> 礼儀と言うものでありましょうな」


女はガラフの視線から目を外さない。
それは単なる感情的な反射のために過ぎない。


>「ところで先程の問いにお答え致しますとな...
> 残念ながら仲間達と見解は一緒ですじゃ」


「あんたらみーんな略奪者かい?
 まあったく、虫けらみたいに蔓延ってるんだね!」


と、女が言う。
イアンがさっきから、女が喋るごとに震えている。


「・・・てめえなあ。自分を棚に上げて何言ってんだ?」


イアンがそういったからかその前からか、
女の後ろにいた盗賊の男が横に大きく移動し、武器を構えて9人にそれを向けた。



―――――――――――――――――――――――――――
GMより

遅くなりました!進行です。
セルマさんみたいなこと実際に言われたらしょうはキレます。


先にパラメータ公開です。知名度判定14以上でわかります。
盗賊がちょっとみなさんわかりませんでした。
エネミーはダイスを振りません。2d6は7固定で計算します。

これらはモンスターと同じように、同値の場合PC有利です。

■ギド(戦士)ファイター5
器:16 敏:12 知:13 筋:20 生:22 精:15
 ウォーハンマー2H(20)攻撃12 攻撃16
 プレートアーマー(20)回避13 防御11

■セルマ(戦士)ファイター4 レンジャー4
器:16 敏:17 知:13 筋:14 生:17 精:18
 メイス2H(14)攻撃14 攻撃12
 リングメイル(14)回避13 防御8

■グラール(盗賊)?
器:? 敏:? 知:? 筋:? 生:? 精:?
 ボーラ(3)攻撃? 攻撃?
 クロスボウ2H(?)攻撃? 攻撃?
 カトラス(?)攻撃? 攻撃?
 ハードレザー(?)回避? 防御?

■リノーディド(魔術師)ソーサラー4、セージ4
器:12 敏:15 知:18 筋:13 生:15 精:19
 -
 ※魔法強度15 魔力7
 スモールシールド(1)
 ソフトレザー(7)回避8 防御7


バトル開始で!
人外ズの知能担当がいるので、エネミー側が先宣言です。
準備時間はなし、いきなり1Rからです。


【1R】
A19アレル :
A?グラール:ガラフにボーラ
A17セルマ :アレルにメイスで通常攻撃
A15リノーディド:アレルにフィジカルエンチャント・スロウネス
A15ダンテ :
A15ルーイ :
A12ガラフ :
A12ギド  :ダンテに通常攻撃

この子たちも戦えます・・・↓
※装備データ作成中

■イアン(戦士)ファイター3
器:14 敏:14 知:13 筋:16 生:16 精:10

■ヒース(戦士)ファイター3
器:12 敏:13 知:14 筋:18 生:18 精:12

■JJ(盗賊)シーフ3 レンジャー2
器:18 敏:16 知:15 筋:14 生:15 精:13

■フィル(魔術師)ソーサラー2
器:11 敏:11 知:18 筋:9 生:12 精:16

■ヘリオン(僧侶)セージ3 プリースト1 ソーサラー1
器:12 敏:15 知:20 筋:8 生:12 精:11

☆こちらへの返信は『第一シェルター』のみへチェックをいれてください

ダンテ [2013/08/17 16:45]

>「アタシたちは略奪者じゃない、"冒険者"だもん。
> 略奪者なんていなくなっちゃったほうが世の中は良くなるんだよお。
> 冒険を邪魔する略奪者は、いなくなってもらわなきゃ・・・ねえ?」

はげが背中から大振りのウォーハンマーを手にとった。
やる気満々ってわけね。

>「これは仲間が無礼を働き失礼致しました」
>「ですが人に名前を尋ねるなら、最初に自分から名乗るのが
> 礼儀と言うものでありましょうな」

>「ところで先程の問いにお答え致しますとな...
> 残念ながら仲間達と見解は一緒ですじゃ」

女と禿がいやらしく笑う。

>「あんたらみーんな略奪者かい?
> まあったく、虫けらみたいに蔓延ってるんだね!」

>「・・・てめえなあ。自分を棚に上げて何言ってんだ?」
イアンはだいぶキレてるみたいね。

「なーるほど、なるほど。『勝てば官軍』『死人に口無し』ってやつね。
ま、おれは別に正義の味方ってつもりもねえし、略奪者でもなんでもいいんだがね。」

キレかけたイアンを制すように口をはさむ。熱くなってちゃあ勝てるもんも勝てねだろ?

「ま~、確かにあんたらは『冒険者』かもしれないね。おれら倒すって、けっこう冒険だと思うぜ?」

ハゲの向うを張って、"島揺らし"を構える。

「かかってきな、ハゲちゃびん。」


【PLより】

挑発しつつ戦闘開始です。

【行動宣言】

敏捷度15でハゲ頭に『島揺らし』で通常攻撃。

攻撃11 回避10、防御13、3点通され。
大口叩いた割には振るわない。
いつも通り(笑)

【ステータス】
ダンテ:HP19/22 MP13/13
所持金:4428

武器:島揺らし、魔法のファルシオン+1、ダガー
防具:プレートアーマー(24)、パリーパリー

ランプ、油×1、保存食39

【ダイス】
玄武@ダンテ : ハゲに通常攻撃! 2D6 → 6 + 2 + (3) = 11 (08/17-16:34:09)
玄武@ダンテ : 回避! 2D6 → 1 + 2 + (7) = 10 (08/17-16:38:31)
玄武@ダンテ : 防御 13 = 9 (5 + 4 = 9) + 【4】 キーNo. : 29 (08/17-16:41:57)
玄武@ダンテ : 予備 2D6 → 5 + 2 = 7 (08/17-16:42:24)
玄武@ダンテ : 2D6 → 2 + 1 = 3 (08/17-16:42:24)
玄武@ダンテ : 2D6 → 6 + 6 = 12 (08/17-16:42:25)

玄武@ダンテ : 一応打撃ロール!! 0 (1 + 1 = 2 ファンブル!) キーNo. : 50 (08/17-20:01:46)

 

【怪物遭遇】
マンティコア/シー/フレッシュゴーレム

ルーイ [2013/08/17 22:56]

「あなたがセルマさん?
 オレも聞きたいな、下の部屋で得られそうなものをどうやって知ったのか。
 あと、」

仲間たちが既に戦闘態勢にはいってるから、オレも準備にかかる。


「オレ、魔力には自信あるんだ。
 睡眠不足には、よーく効くよ」


詠唱を始める。


聞きたいことはあるんだ。
だから、無力化を優先するよ。

ーーーーーーーーーー
PLより

スリープクラウド、達成値に+2します。
MP12/20

達成値は20!
ダイチャ2をご参照下さい。
スマホからなのでコピペはお許しをー。

ガラフ [2013/08/18 07:46]
「アタシたちは略奪者じゃない、"冒険者"だもん。
 略奪者なんていなくなっちゃったほうが世の中は良くなるんだよお。
 冒険を邪魔する略奪者は、いなくなってもらわなきゃ・・・ねえ?」

「小手先の言葉遊びを星王は好まれませんぞ」

にべも無く返しておく。
この女性は余程自分に自信があるのか、もしくは自分に酔っているのか。

「あんたらみーんな略奪者かい?
 まあったく、虫けらみたいに蔓延ってるんだね!」

「残念ながら虫ではありませんな。
 ほれ、見ての通り足は2本しかありませんし、
 目も複眼では無いのが2個しかついておりませんぞ」

こうした輩には皮肉を返しておくに限る。
皮肉が分からなければその程度の頭の主、取るに足りないだろう。

「...てめえなあ。自分を棚に上げて何言ってんだ?」

「なーるほど、なるほど。『勝てば官軍』『死人に口無し』ってやつね。
 ま、おれは別に正義の味方ってつもりもねえし、
 略奪者でもなんでもいいんだがね。」

ダンテがイアンに軽く掣肘をかける。

「ま~、確かにあんたらは『冒険者』かもしれないね。
 おれら倒すって、けっこう冒険だと思うぜ?」

「上手く言ったものだの」

ダンテの言葉に笑みが零れる。やはり彼には諧謔の天性がある。

「かかってきな、ハゲちゃびん。」

ダンテが【島揺らし】を構える。

「あなたがセルマさん?
 オレも聞きたいな、下の部屋で得られそうなものをどうやって知ったのか。
 あと、」

「オレ、魔力には自信あるんだ。
 睡眠不足には、よーく効くよ」

ルーイも魔法の詠唱の準備に入った。

「では拳で語り合いますかな...」

盗賊風の男が此方へ向けてボーラを構えている。
【葬送の斧】と【城壁】を構え、防御を優先させた姿勢を取る。

「イアン氏、ヒース氏、JJ氏よ。
 ルーイ、ヘリオン、フィル氏への援護をお願いする。
 慌てる必要は無い...」

敢えて大らかな声で、出来るだけ穏やかに言い放つ。

「数では此方が勝ってるのだ。
 順繰りに1人ずつ、確実に包み込んでしまえばよい...

===================================

【ステータス】

HP22/22 MP07/24 インスピ:未使用 体調:健康 
支援魔法:無し

【装備品】

武器1=銀製最高品質モール【精霊鎚】(必要筋力26-5):
    攻撃力 7 打撃力36 Cr値12 追加D 7
武器2=銀製ハンドアクス【フューネラルアクス】(必要筋力11):
    攻撃力 6 打撃力16 Cr値11 追加D 7
武器3=銀製高品質ダガー【シルバームーン】(必要筋力5-2):
    攻撃力 6 打撃力 5 Cr値10 追加D 7
武器4=最高品質ロングボウ【ラク・ダーレィ】(必要筋力26-5)
    攻撃力 6 打撃力31 Cr値10 追加D 7

盾=なし:回避力 5
盾=銀製スモールシールド【ランパート】(必要筋力1):回避力 6

鎧=最高品質ラメラー・アーマー【ガレスの鎧】(必要筋力22-5):
  防御力27 D減少 4

その他=ジュリアンのリュート

【消耗品管理】

矢19 銀の矢24 
魔晶石3・3・(2) 暗晶石3・2・1・1
保存食42 羊皮紙17 松明6 ロープ30m くさび30 油2

【購入物管理】

ランタン1個&油2個=30ガメル

【消費アイテム管理】

魔晶石1・1

【PLより】

味方NPCにルンマスを庇うよう指示を出します。
ルーイのスリクラで決着つきそうですが一応。

ガラフは斧と盾構えて防御専念、達成値は18でした。

【ダイスチャットからの添付】

20:27:37 テッピン@ガラフ 盾と斧構えて防御専念 2d6+8 Dice:2D6[4,6]+8=18
20:27:56 テッピン@ガラフ モールでよかったやん。
アレル=リリー [2013/08/18 16:53]
繰り返される皮肉の応酬。一触触発の気配。
...よし、そろそろ準備をしよう。
隣ではルーイさんが、何かの詠唱を唱えている。
魔法には疎い自分ですが、その呪文は知ってますよ。
自分が2番目に嫌いな呪文です。

>「オレ、魔力には自信あるんだ。
> 睡眠不足には、よーく効くよ」


「あはは、それは健康に良い魔法です。
 誰か、あとで自分を起こしに来て下さいね」

仲間には予めそう伝えておく。




ぐぐぐっと脚を床に沈め、脚のバネを極限まで折りたたむ。

「3」

確かあの呪文は半径4,5mまで作用したはずだ。
今の状態なら全員巻き込めるはず。
しかし、魔法が発動するまで今の状態が維持されるとは限らない。

「2」

敵の面子に目を滑らせる。
ルーイさんはそこそこ魔法の詠唱は早かったはず。
とすればルーイさんより早く動けそうなのは...盗賊風の男性と女性の人か。
しかし、盗賊風の男はボーラを構えている。
とすれば、彼はあそこから大幅に動く事はないだろう。

「1」

つまり自分が抑えるべきはあの女性。
あっちも自分を狙っているようだけど...自分の方が、すこしだけ速い。
そのすこしだけが、大きな違いだ。
......よし、決めた。

「―――スタート!」


開幕一番、脚のバネを開放して敵陣に飛び込む。
健やかな眠りが訪れるまであと数秒かな。








PL
というわけで、通常移動して抵抗専念します!
出来ない場合は普通に移動して戦線離脱宣言かな!
どちらの宣言にしてもスリクラの抵抗は失敗して、スロウネスの抵抗と回避は成功してます!


スリクラ抵抗:2d6+13 Dice:2D6[1,4]+13=18
メイス回避:2d6+8 Dice:2D6[1,6]+8=15
スロウネス抵抗:2d6+13 Dice:2D6[3,3]+13=19


GM [2013/08/19 22:11]
一番に体を動かしたのはアレル。
階段から降りてきて敵意を見せる者達に向かってくる。
が、そこで武器を抜くことはせず、意識を保つようじっと集中している。

盗賊がガラフに投げたボーラは外れる。
ガラフはそれが来ることをわかって避ける準備をしていたからだ。

長身の女は、こちらに飛び込んできたアレルをちょうどいいとばかりにメイスを振るうが当たることはなかった。

次は3人が同時に動いた。
ダンテが大男対決を仕掛けるとともに、両陣の魔術師の術が完成する。

目の細い長髪の魔術師―――女の後ろにいる魔術師が唱えたアレルに対する魔法は、失敗した。
スキンヘッドの大男は"島揺らし"の打ち面を避けるが、ルーイの呪文により崩折れた。
それはアレルもダンテも巻き込んでいる。


このフロアの静寂は一瞬にして取り戻された。


ガラフに言われルーイの前に出ていたイアンとヒースは、何事かと後ろの小柄な魔術師を見た。


「・・・君か?」


イアンが変な声を上げる。


上の階から降りてきた女たち4人は、武器を抜いたまま不自然な眠りで倒れていた。
そこにはアレルの姿もダンテの姿もある。


短いか長いか、しんとしたあと、ホッとしたほうな息をついてフィルが小さく言った。


「僕たちは、帰ります」


その口調はあまりに穏やかで感情が見えなかった。



―――――――――――――――――――――――――――
GMより:

撃沈ですね!

【1R】
A19アレル :接敵後、抵抗専念
A?グラール:ガラフにボーラ>>はずれ
A17セルマ :アレルにメイスで通常攻撃>>はずれ
A15リノーディド:アレルにフィジカルエンチャント・スロウネス>>抵抗され
A15ダンテ :島揺らしでハゲに通常攻撃>>はずれ!
A15ルーイ :達成値+2スリクラ>>成功
A12ガラフ :防御専念
A12ギド  :ダンテに通常攻撃>>キャンセル

※スリクラで寝たのはアレル、グラール(盗賊)、セルマ、リノーディド(魔術師)、ダンテ、ギド(ハゲ)です。向こう4人全滅+アレルダンテ


フィルたちが遺跡の外まで送ってもらいたそうにしています。
そして今後もエネミー4人は抵抗に成功しません。値が20だもんね!
ですので、この4人をどうするか方針をお願いします。
放って眠らせておくのか、起こして話しかけるのか。

よろしくお願いしまーす!

ルーイ [2013/08/20 11:36]

 『変幻せし魔力の大気よ、汝を纏う者共に安らかなる眠りを。【スリープ・クラウド】』

あっ、すごい集中出来た。
オレすごい。
魔力上げる必要なかった。

あんまりうまくいったものだから、ドヤ顔で銀のワンドをくるりと回して懐に入れようとしたら、失敗してからんと床に落ちた。
そそくさと拾って懐にしまう。

で、
アレルとダンテさんを巻き込んで、6人が全員寝ちゃった。
これ、結果オーライなだけでスリープクラウドの運用方法としては最悪だよね?
ダメだよね?


 

「イアンさん、ヒースさん、ありがと。
 おかげで魔法に集中できました」


にっと笑って、前に出る。アレルとダンテさんを起こさなきゃ。

 

「アレルー、朝だよー」

 

ぺしぺしと頬を叩いて、起こす。

 

「うまい縛り方ってあるんでしょ。
 かなり深く寝たはずだから、ひとりひとり縛れる?
 あーでも、頭殴って気絶させちゃった方が安全かもね」


オレがやったら間違いなく縛ってる途中で目が覚めるし。

 

「フィル、このひとたちの扱いを決めたら、送るよ。
 発動体くらいもらって帰れるかも」

 

* * *

 

「えーと、魔法使いのひとは杖がないから発動体の指輪があるはずだけど」

「随分装備の派手なひとたちだね。
 稼ぐのがうまいんだ。
 冒険者じゃなくて商人すればいいのに」


寝ている4人を眺める。
実力は確かなんだし、逆恨みされるのもバカバカしい。
かといって命を取る必要もない。
こっちは狙われたんだから、別に構わないけどね。

 

 

-------------------
PLより:

わーいスリクラつよーい。

なんか頭殴って金目の装備奪って放置しておいてもいいんじゃないかなーみたいな気になってます(笑
おかねもちっぽい装備、っていうのがどういうのか興味津々です。
マジックアイテムがいっぱいあるんでしょうか(わきわき


あと、よーく考えたら、わざわざ起こして顔を覚えられる危険を冒してまで聞きたいことって大してないなーと思うので、処置はみなさんにお任せしまーす。


工房から装備取り返せなかったなぁ。

アレル=リリー [2013/08/22 02:43]
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・。





>「アレルー、朝だよー」

「......んぅ。」

意識が戻ったとき、そこに先ほどの緊張感は無くて。
目をゆっくりと開ければ、ルーイさんが顔を覗き込んでいた。

「...ん......あぁ、そうか、もう終わったんですね...
 まったく、だからこの魔法は嫌いなんです。」

今度はもう少し手加減して撃ってくださいね、なんて冗談口調で言いつつ、
すぐ傍らで寝ている4人を見つめる。

>「うまい縛り方ってあるんでしょ。
> かなり深く寝たはずだから、ひとりひとり縛れる?
> あーでも、頭殴って気絶させちゃった方が安全かもね」


「んー......そうですねぇ。
 わざわざ縛ってから何かするのかと言うと、特に何もしませんしね。
 だったら最初から気絶させた方が安全そうです。
 ...それに、縛ってしまうと武装解除が出来ません。」

あぁ、いっそ縛ってから気絶させてもいいかもしれませんね。

>「えーと、魔法使いのひとは杖がないから発動体の指輪があるはずだけど」

>「随分装備の派手なひとたちだね。
> 稼ぐのがうまいんだ。
> 冒険者じゃなくて商人すればいいのに」

「どうでしょう。この人達は他者を省みないようですので、
 信用が命の商人には向いていないのではないでしょうか。」

なんて、そんな分析をしつつ。
さて、後は彼らからお宝を頂戴して、帰るだけですね。









PL
縛る→気絶するまで頭殴り続ける→気絶(or死亡)したら縄を解いて装備剥ぎ取り。
がいいんじゃないですかね!
ダンテさんの島揺らしで殴ればおおむね気絶するはずなので判定は省略してもいいんじゃないかと
思いますが、そこはGMにお任せします!
イアンサンたちのグループ...特にフィルくんはあまり見たくない光景だと思いますので、
ガラフさんあたりが先に上のほうまで連れてってあげたほうがよろしいでしょうか!


装備はとりあえず目に見える範囲のものは全て剥ぎ取ります。
目に見えないところにあるものを探すのに判定がいるようなら達成値14で!

2d6+9 Dice:2D6[2,3]+9=14



全部終わったら帰宅だ!オランまで飛んでも良さそう。


ダンテ [2013/08/22 15:14]

禿頭めがけて島揺らしを振り下ろすが、上手くかわされる。

「やるじゃない!しかし、次は・・・・・・・・・・・・・・ぐう。」

およそ耐えられそうにない猛烈な眠気に襲われて意識が飛ぶ・・・・・

*********************

ルーイに起こされて、目が覚めた時には戦いは終わっていた。

>「...ん......あぁ、そうか、もう終わったんですね...
> まったく、だからこの魔法は嫌いなんです。」

「ははは、いいところなかったなあ。やっぱ魔法ってすげーな。」

とにかく眠ってる連中を縛りあげるということになった。

>「うまい縛り方ってあるんでしょ。
> かなり深く寝たはずだから、ひとりひとり縛れる?
> あーでも、頭殴って気絶させちゃった方が安全かもね」

>「んー......そうですねぇ。
> わざわざ縛ってから何かするのかと言うと、特に何もしませんしね。
> だったら最初から気絶させた方が安全そうです。
> ...それに、縛ってしまうと武装解除が出来ません。」

>「えーと、魔法使いのひとは杖がないから発動体の指輪があるはずだけど」

「とりあえず、ふんじばってから考えようぜ。
武器さえ取り上げとけばとりあえずなんとかなるっしょ。」

*********************

>「随分装備の派手なひとたちだね。
> 稼ぐのがうまいんだ。
> 冒険者じゃなくて商人すればいいのに」

>「どうでしょう。この人達は他者を省みないようですので、
> 信用が命の商人には向いていないのではないでしょうか。」

「そうそう、人間地道にやるのが一番だ・・・・って全く他人のことをいえないけどな!」

【PLより】

縛り上げてる間に武器は取り上げておきましょう。
起こして反応をみましょうかね。

【ステータス】
ダンテ:HP19/22 MP13/13
所持金:4428

武器:島揺らし、魔法のファルシオン+1、ダガー
防具:プレートアーマー(24)、パリーパリー

ランプ、油×1、保存食39

【ダイス】


【怪物遭遇】
マンティコア/シー/フレッシュゴーレム

ガラフ [2013/08/22 23:46]
勝負は一瞬にしてついた。
ルーイの《眠りの雲》が炸裂したのだ。

「...君か?」

イアンは驚愕、といった表情だ。

「全く、恐ろしい魔術師になったものじゃのう」

余りの凄さに溜め息が出てしまう。
嘗ての知略が先走る少年は、今や実力も兼ね備えた一流の魔術師となった。

「...にしても、少々やり過ぎじゃ」

アレルとダンテまで眠ってしまったのでは。

***********************************

「僕たちは、帰ります」

「了解した。入り口まで送りましょうぞ」

フィル達は帰る決心がついたようだ。
無理はしない。大切な事だ。

「では、ワシは彼らを送る故、後の事は頼んだぞ」

残る3人にちらりと視線を送る。
世慣れたアレルとダンテが居るし、ルーイも居るので問題無いだろう。

「ダンテよ、傷は戻ってから癒す故、しばし我慢せよ。
 酒で消毒でもしておくがよいぞ」

軽口を叩いてから、

「さ、行こうかの」

とヘリオン達の背中を押す。

===================================

【ステータス】

HP22/22 MP07/24 インスピ:未使用 体調:健康 
支援魔法:無し

【装備品】

武器1=銀製最高品質モール【精霊鎚】(必要筋力26-5):
    攻撃力 7 打撃力36 Cr値12 追加D 7
武器2=銀製ハンドアクス【フューネラルアクス】(必要筋力11):
    攻撃力 6 打撃力16 Cr値11 追加D 7
武器3=銀製高品質ダガー【シルバームーン】(必要筋力5-2):
    攻撃力 6 打撃力 5 Cr値10 追加D 7
武器4=最高品質ロングボウ【ラク・ダーレィ】(必要筋力26-5)
    攻撃力 6 打撃力31 Cr値10 追加D 7

盾=なし:回避力 5
盾=銀製スモールシールド【ランパート】(必要筋力1):回避力 6

鎧=最高品質ラメラー・アーマー【ガレスの鎧】(必要筋力22-5):
  防御力27 D減少 4

その他=ジュリアンのリュート

【消耗品管理】

矢19 銀の矢24 
魔晶石3・3・(2) 暗晶石3・2・1・1
保存食42 羊皮紙17 松明6 ロープ30m くさび30 油2

【購入物管理】

ランタン1個&油2個=30ガメル

【消費アイテム管理】

魔晶石1・1

【PLより】

気絶させる+縛る作業は3人に任せてNPCズを入り口まで送ります。
その間に剥いだり脅したりをお願いします。

PL的には4人が持っている"死城"に関する情報(特に残り2つの実験棟)
について一応確認したいと思ってますが、その辺はお任せします。

【ダイスチャットからの添付】

今回は無し!

GM [2013/08/23 18:28]
>「フィル、このひとたちの扱いを決めたら、送るよ。
> 発動体くらいもらって帰れるかも」


フィルはただ、控えめな様子でわずかににこりとして何も言わなかった。


「意外と肉食なんだな」


ルーイの言葉へ驚いたふうに笑ってそういったのはイアン。
アレルとダンテが揺さぶり起こされてから、ガラフが言う。


>「では、ワシは彼らを送る故、後の事は頼んだぞ」
>「さ、行こうかの」


ヘリオンは肩を押されたままそれに従う。
イアンは何も気にする様子なくガラフについていき、
少し遅れてヒースも

「ダンテ、さん。剣、貸してくれて、助かった。
 ......ここの出口で、ガラフさんに渡します。それまでもう少し......預からせてもらいます」

とダンテに残してついていく。
ジミー=ジェイクは「えっ?あれっ?OKなの?もーいいの?」と、この場に残るルーイたち三人とガラフを交互に見やりながらも、階段を上がっていった。
最後となったフィルはなにか言いたそうだったが、言葉が見つからなかった様子で何も言わず去った。


          ---------------


寝ている者たちを三人は縛り上げ、ダンテは武器と発動体を取り上げる。
発動体はその通り、装飾ある指輪だった。
体に刺激を与えられ、さすがに寝ていた四人は全員目覚めた。


「ギャッ」
「なんだよッ これ!」


盗賊と女が声を上げる。
大男はダンテやアレル、ルーイを順番に睨みながら縄を解こうと体に力を入れている。
魔術師は何やらじっと目を閉じ、考えている。


「なんでこんなことにならなくっちゃいけないんだい!?
 自分らがやってることわかってるのかい!」


女が吠えている。



―――――――――――――――――――――――――――
GMより:

とりあえず縛りました。ささーっと処理!
ロープはどなたか5mを消費してください。縛ってるのはアレルかな?

魔法の品類は片手武器と、主に背負い袋の中ですね。
言っちゃいますと、魔晶石ライトのコモン・ルーンエクスプロージブブリット程度です。
所持金は4人全員あわせてで現金10000ガメルです。
詳しくいえば、禿1500G・女2300G・盗2200G・魔4000G

聞きたいことがあればそれを、なければ装備品をどこまで剥ぎ取るのかをお教え下さいませっ。全部かしら・・・w
それを教えてもらえれば、ズババっとエピローグですね。

ガラフンは少々お待ちを(笑)


☆こちらへの返信は『第一シェルター』のみへチェックをいれてください

ルーイ [2013/08/23 20:15]

 

「なんでこんなことにならなくっちゃいけないんだい!?
 自分らがやってることわかってるのかい!」
 
セルマさんが怒鳴る。
 

「襲われたからやり返しただけだよ。
 手を出そうとしたのはそっちのひとでしょ?
 傷一つ付けてないんだから、むしろ感謝してほしいなあ」
 
 
彼女たちの前にしゃがみこむ。
 
 
「で、聞かせてほしいな。
 あなたはどうやって、ここの実験棟にあったものを知ったの?
 オレたちも上の階層は調べたけど、そんな情報は見つからなかったんだ。
 もしかして、他のことも色々掴んでる?」
 
 
このひと、結構挑発的なんだよなあ。
 
「セルマさん、これは不幸なすれ違いかもしれない。
 セルマさんが挑発的に過ぎるから、喧嘩を売られたものだと思ってオレたちは対応してたわけだけど、実際、どうなの?」
 
 
じっと見る。

「オレたちは見ず知らずの関係で、遺跡の中で出会えばライバルだ。
 それでいきなり『手に入れたものを見せろ』じゃ、奪いますよ、って言ってるようなもんだと思わない?
 まして、セルマさんは2層までの地図だけしか学院に売らなかったってことが分かってるんだ。
 地図の出どころが気になって調べたんだよ。
 だから、3層以降の情報を悪意で隠したとしか思えないんだよね」
 

冷静そうな魔術師のひとより、激昂してそうなセルマさんの方が正直にしゃべるかもしれない。
 
 
「オレは冒険者だから、ひとから無闇な略奪なんてしないけど。
 相手が山賊の類なら別だよ。
 今度はオレが聞きたいな。
 あなたたちは一体なに?」
 
 
 
 
------------------------
PLより:
ちょっと視点を変えることにしました。
記事の書きなおしスミマセン。
 
セルマたちが「中立―悪」なのはメタ情報で把握したのですが、出会ってからの遣り取りを読み直すに、『冒険者』と答えてたら違ったのかな?という疑念が一応沸きまして。
その辺を見極めたいと思いました。
 
本当にタチの悪い小悪党なら、予定通り追剥でいいと思いますし、セルマが単に挑発的過ぎるキャラなだけなら、更生を約束させるのもいいかなーと思ってます。
会話の目的は、彼女たちが、追剥やっても全然OKだと思える悪党なのかどうか見極めたいから、でーす。
ついでに遺跡の情報とか聞ければそれはそれでOKw
GM [2013/08/24 00:03]
>「襲われたからやり返しただけだよ。
> 手を出そうとしたのはそっちのひとでしょ?
> 傷一つ付けてないんだから、むしろ感謝してほしいなあ」


それに答えたのは髪の長い魔術師だった。


「物は言いようだな」


掴んでいる情報がどこからきたかの質問にも、この魔術師が答える。


「全部読めって言われたのさ。この男と女に。
 魔術師長の部屋にある資料を根気よく読んだんだ。
 あそこを特に意識して重要に思い、丹念に時間をかけ、隅から隅まで資料読み上げればわかる。
 生物実験棟にはバグベアードが眠り、魔術実験棟では新魔術の開発が、工学実験棟では金属合成とマナではない代用エネルギーの実験が行われていた。
 
 実際、目で見るほうが易しだろうがな」


文書を読ませられるだけのつまらない作業は全く骨が折れる、とも付け足した。
そんな魔術師の横顔を、スキンヘッドの大男は笑いもせず、冗談もない様子でじっと眺めていた。何かあれば取って食おうという気配がある。


>「セルマさん、これは不幸なすれ違いかもしれない。
> セルマさんが挑発的に過ぎるから、喧嘩を売られたものだと思ってオレたちは対応してたわけだけど、実際、どうなの?」


やや置いて、これは女が答える。


「・・・挑発的?
 アタシはよく知らない人間に馴れ馴れしくなんてしない。
 ハハッ!それともアンタは何、笑顔見せない初対面の人間は、全部敵なわけ。
 それでもいいけど?アタシもそうだし。
 アタシが思いやるのはアタシが仲間って認めた人間たちだけだ。
 なんで知らない人間へ気を遣わなきゃいけないの?大事なのは仲間だ!
 勝手に過敏に反応してきたのはそっちさ」


>「オレたちは見ず知らずの関係で、遺跡の中で出会えばライバルだ。
> それでいきなり『手に入れたものを見せろ』じゃ、奪いますよ、って言ってるようなもんだと思わない?
> まして、セルマさんは2層までの地図だけしか学院に売らなかったってことが分かってるんだ。
> 地図の出どころが気になって調べたんだよ。
> だから、3層以降の情報を悪意で隠したとしか思えないんだよね」


「アタシはアンタなんか知らない。ヘッ、勝手に嗅ぎまわってるのかい。
 このフロアの地図を、アタシが悪意で隠した?
 見てご覧よ!この―――3層を!
 何がいる?あそこに突っ立ってるゴーレムがぽつんといる。
 アンタは何をもって"善意"とするんだい?
 そんな人それぞれのこと、アンタは他人に押し付けてる。自分がわからないことを他人のせいにしてる・・・!
 アタシはアタシの仲間たちを守ることでいっぱいなのさ!
 自分が自分の利益を守って何が悪い!」


>「オレは冒険者だから、ひとから無闇な略奪なんてしないけど。
> 相手が山賊の類なら別だよ。
> 今度はオレが聞きたいな。
> あなたたちは一体なに?」


「冒険者って言っただろう!?
 アンタは何者?
 ・・・ああ。聞いたよ。略奪者だろう?
 このっ鬼!悪魔!吸血鬼!
 許さないから!!」


女に悪びれる様子はない。
それが自分にとって心からの本心なのだろう。



―――――――――――――――――――――――――――
GMより:
ルーイにお返事。
あー残念だなー。
ルーイが面と向かってるセルマさんがしょうなら簡単に説得されてしまいます。
コロッ。

セルマさんは保守的なほうらしく、その性格を前面に出してきます。
その分、復讐心もあるでしょう。

判断はお任せします。
ただ、力がモノを言うという考え方は根本的にセルマチームにはあります。
そしてこのチームは雇われ魔術師、雇われ盗賊ということがすっかり伺えます。

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ダンテ [2013/08/24 09:55]

「あー、なんか哲学的な話になってるみたいだけどさあー」

ルーイとセルマのやりとりに口をは挟む。

いくつか質問させてもらおうか。

「簡単に聞くが、あんたらこの巻物を強奪するつもりだったんだよね?」

「ぶっちゃけ、なんで地図をながしたの?自分らで取ればよかったじゃない?」

「さて、最後の質問。どうする?このままここに放置がいい?そしたらおれらは『落し物』拾って帰るけど。
それとも助けて欲しい?もちろん、有料だけど。」

【PLより】

いくつか質問します。
善人ではないけど、無抵抗の人らを惨殺というのもちょっとね(笑)
助ける対価に身ぐるみはがすのはいかがかな。
盗賊と魔術師は雇われのようですし。

【ステータス】
ダンテ:HP22/22 MP13/13
所持金:4428

武器:島揺らし、魔法のファルシオン+1、ダガー
防具:プレートアーマー(24)、パリーパリー

ランプ、油×1、保存食39

【ダイス】


【怪物遭遇】
マンティコア/シー/フレッシュゴーレム

アレル=リリー [2013/08/24 13:55]
女性の言い分は支離滅裂だけど。
でも、自分の仲間を守るという意思があるだけ、
まだマシかもしれない。
これで他の3人が使い捨て要員だったら、
さすがにちょっと救いようがないですからね。

「まぁ、仲間を大事に思っているというのだったら
 なおさらその態度は改めるべきだと思いますけどね。
 大事に思うあまり、逆に仲間を危険に追いやっているように思えますが。」

とりあえず自分の率直な意見を述べておく。
どうせこれも聞き入れられはしないのだろうけど。

「それと・・・自分と仲間を守るので精一杯。
 自分の利益を守って何が悪い...でしたっけ?
 ......まさに自分も、同じことを考えて貴方達を捕らえましたよ。」

そういう信念を持つのなら。
自分がやられたときの覚悟も持っていなければいけません。
覚悟のない信念に、価値など微塵もありません。







PL
ダンテさんの案でいいと思います!
放置がいいなら身包み剥がして帰る。
助けてほしいなら身包み剥がしてから助けます(キリッ

GM [2013/08/25 01:35]
>「簡単に聞くが、あんたらこの巻物を強奪するつもりだったんだよね?」


体格とは反対に軽々とした風体のダンテを、女はきつく睨む。


「アタシは"見せてほしい"って言っただけさ。
 強奪?フン、被害妄想だね」


つい数秒前に指摘された『挑発的』な態度を繰り返す。
根本的に省みることはしないようで、認めたら負けの姿勢が伺える。


>「まぁ、仲間を大事に思っているというのだったら
> なおさらその態度は改めるべきだと思いますけどね。
> 大事に思うあまり、逆に仲間を危険に追いやっているように思えますが。」


女は聞き入れないとばかりに横を向く。
つかれている図星をそうではないと言い訳考えているふうにも取れる。


>「ぶっちゃけ、なんで地図をながしたの?自分らで取ればよかったじゃない?」


「"売れる"んだ。カネになるものはもらっといて損無いだろう・・・?
 こんなにわんさか来るとも思わなかったし―――・・・」


そう言って、眉間にしわを寄せる。
普段自分の生活圏とオランの違いをいま体感したとでもいう顔だった。


「いっつもは、護衛とかゴブリン退治さ。
 アタシ、酒場で働いてるんだ。でもそれだけじゃ人生持て余してる感じしてね、
 冒険者のマネはじめて、そういう小金稼いでるのさ。
 この、デカイ、アンタに似た男と一緒にさ」


いくつかの会話で気が落ち着いたのか、女は喋り出す。


「アタシは、パダから来たんだ。でもパダで生まれたわけじゃあない。
 たまたまあそこで縁があって、なんとなくで、ずっと働いてる。
 でもアタシ・・・パダの街はあんまり好きじゃない。
 右見ても左見ても、遺跡、遺跡、遺跡の文字ばっかりだ。
 パダにくるやつの目は油みたいにギトついてて、どの会話も上の空。
 わかるかい、競争の雰囲気。
 あわよくばの夢を見ながら、しっかり他人の足を引っ張るっていう空気。
 
 ・・・でもある意味、居心地いいよ。無理してまで他人に愛想まかなくていいんだ。
 アタシはアタシのままでいいんだ。そう肯定されてる気がしてさ」


>「さて、最後の質問。どうする?このままここに放置がいい?そしたらおれらは『落し物』拾って帰るけど。
>それとも助けて欲しい?もちろん、有料だけど。」


「ア アタシ、たすk」


女が泣き出し、その顔を上げたのとは反対に、怒りを顔に表したのはスキンヘッドの大男だ。


「なに言っとんじゃ!!ふざけとんか!!!」


頭部をすっかり赤く充血させ、目を剥き出してダンテを見る。


「助けなんかいらんわ!はよ去れや!」
「アンタぁ!!」
「なんじゃ!お前もう、黙れや!!」


その二人の怒声に盗賊は苛ついたふうに細かく動き、魔術師の男はすっかり横を向いている。
だが何を決したのか、魔術師の男が縛られたまま前へ動き、背を出した


「ここに」


わずか自由になる体をうまく動かし、硬貨の音を鳴らす。
魔術師の腰袋からそれは聞こえる。


「4000ガメルあるはずです。
 安すぎるかもしれないが、今ここでのことをすべて忘れて、
 そして、何もなかったと、離れてもらえるでしょうか」


頭を赤くした大男はまた黙した。
女はぐす、と鼻をすすって、1人欠けた3人の反応を待った。



―――――――――――――――――――――――――――
GMより:

こう、もう、すみません!
深夜ドキュメンタリーな気分でお届け。


セルマさんたちは半降参というか「剥がさないでー!殺さないでー!」ときます。
ですがこれはもう、PCたちのロールプレイタイムです。

・魔術師(リノーディド)の提案にそって、彼の4000Gだけ持って行く
・気絶させ、持ち物をまるっと持っていく ※難しくないので判定はすべて端折ります
・その他!

ですね。
お手数ですがよろしくお願いしますm(__)m


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ルーイ [2013/08/25 22:23]

「そうなの。
 じゃ、誤解でよかった。
 お互い怪我もないしね」


セルマにそう言って、立ち上がる。


「なるほど、文献の調査に時間を費やしたんだ。
 正しいなあ。
 ...大変なひとの仲間やってるね」


魔術師のひとが得た知識を教えてくれた。
このひとには同情を禁じ得ないけど、オレたちにはわからない何かがあるんだろう。
ただの雇われなら、運が悪かったね。


「魔術師のひとの縄だけ解いて、あとはそのひとに任せちゃっていいんじゃないかな。
 【仲間】同士で解決するでしょ」


オレはもういいや。


「バグベアードが見たいな。
 実物はまだ見たことないんだ」


興味は、次に移った。


「魔力に代わるエネルギーってなんだろ。
 精霊力を利用しようっていうのかな。
 良いこと聞いた。ありがと」

魔術師のひとにお礼。

さ、次に進もう!

---------------------
PLより
魔術師だけ解放するのを提案しておきます。
追い剥ぎはどうでもよくなりました(笑)

ここから撤収する流れになるには遺跡崩壊とかが起こらないと難しいなあw
調査続けたい(笑)

アレル=リリー [2013/08/26 16:27]
ほう、この魔術師さんは冷静なんですね。
タダの雇われなら、この状況に激昂してもおかしくないのに。
...いや、ただの雇われだからこそ、今の状況を客観的に見れるのかな。
さらにこの人は、物事の損得勘定がしっかり出来る。
自分の命にどれくらいの価値があるかを知ってる。
...もったいないなぁ。うちのパーティにほしいくらいです。

>「魔力に代わるエネルギーってなんだろ。
> 精霊力を利用しようっていうのかな。
> 良いこと聞いた。ありがと」


「おや、もう良いんですか?
 うーん...まぁ、襲ってきた事を帳消しにするくらいの情報は貰った...か。
 そうですね、ではあとは、貴方にお任せしていいですか?魔術師さん。」

彼ならきっと、馬鹿な考えはしないだろう。
仮に馬鹿な考えを起こしても、それを抑えれるだけの実力差が、こちらにはある。
次襲ってきたらどうなるか...なんて、別に彼じゃなくたって分かるはずだ。

「んー、しかしバクベアード...嫌ですねぇ。
 避けられない攻撃は全部苦手です。」

さてさて、気分一新、次の場所に行きましょうか。









PL
次行くロールですけどGMの都合よく終わらせていただいて結構です!
剥ぎ取りはやめておきましょうか、魔術師さんに免じて。
ダンテ [2013/08/27 00:02]

泣き出すセルマに、キレるハゲ。

何?この二人夫婦だったの?まさに美女と野獣。
夫婦喧嘩は犬も食わねえぜ。

そんな中、冷静に取引を求める魔術師。

>「魔術師のひとの縄だけ解いて、あとはそのひとに任せちゃっていいんじゃないかな。
>  【仲間】同士で解決するでしょ」

>「バグベアードが見たいな。
> 実物はまだ見たことないんだ」

> 「魔力に代わるエネルギーってなんだろ。
>  精霊力を利用しようっていうのかな。
>  良いこと聞いた。ありがと」

>「おや、もう良いんですか?
> うーん...まぁ、襲ってきた事を帳消しにするくらいの情報は貰った...か。
> そうですね、ではあとは、貴方にお任せしていいですか?魔術師さん。」

この戦いに一瞬で終止符を打った、天才魔術師の奔放ぶりに思わず吹き出しちまった。

「なーんか、気が削がれたねえ。おれもそれでいいや・・・・魔術師さん、あんたに任せるわ。

・・・・・・・ただし・・・・・・。」

ずんっと、島揺らしを地面に打ち付ける。
一瞬にらんだあと、にこやかに一言。

「・・・・次はないからさ。」

ふっと肩の力を抜いてセルマとハゲのほうへ問いかける。

「まー、いろいろあるかもしんないけどさー。
周りが殺伐としてるからって、自分らも殺伐としなくていいじゃん。

おれも仕事って割り切ってやってるけどさー。
せっかくするなら楽しくお仕事した方がいいじゃない?

この魔法少年とさっきの知識神官のドワーフ見てよ。
楽しそうだろー。見てるこっちも楽しくなるよ。

『冒険』ってそんなもんじゃないの?」

言う必要もないことかもしれないけどね。


>「んー、しかしバクベアード...嫌ですねぇ。
> 避けられない攻撃は全部苦手です。」

「あー、おれもややこしい相手苦手だなあー。」

とりあえずアレルの尻馬に乗ってみる。

【PLより】

ルーイ、アレルに賛同です。
ちょこっとだけ脅しておきます。保険の意味で。

【ステータス】
ダンテ:HP22/22 MP13/13
所持金:4428

武器:島揺らし、魔法のファルシオン+1、ダガー
防具:プレートアーマー(24)、パリーパリー

ランプ 保存食39

【ダイス】


【怪物遭遇】
マンティコア/シー/フレッシュゴーレム

GM [2013/08/28 23:03]
>「まー、いろいろあるかもしんないけどさー。
>周りが殺伐としてるからって、自分らも殺伐としなくていいじゃん。


「・・・うん」


ダンテの言葉に、女は素直に頷いた。


「変なの。なんか散々、普段そう言われてきた気がしたんだけどさ、
 やっと本当に、今目の前で見て・・・意味がわかった気がする」


そう言ってからすっかり落ち着いた様子で女は、自ら雇った魔術師に礼を述べた。


          ---------------


>「魔力に代わるエネルギーってなんだろ。
> 精霊力を利用しようっていうのかな。
> 良いこと聞いた。ありがと」


>「んー、しかしバクベアード...嫌ですねぇ。
> 避けられない攻撃は全部苦手です。」


>「あー、おれもややこしい相手苦手だなあー。」


3人は、この遺跡にとどまるようだ。



―――――――――――――――――――――――――――
GMより:

シーン変えて続きます!