そして噂

GM [2013/08/28 23:57]
ガラフとヘリオンたちは、地下2階まで上がる。


「・・・・・・」


フィルは何も言わない。


一行は大部屋の前まで来て、しばし待った。
イアンやジミージェイクはヘリオンとガラフの間柄を尋ねるように雑談を振っている。


「遅いな・・・」


ヒースが改めて口にする。


「そうだな。何かあったのかもしれん」


イアンはガラフをちょっと見て、真剣な顔で言葉を続けた。


「ガラフ。皆の元へ戻ってくれて構わない。
 俺たちより3人の心配をしてくれ。
 ここまでありがとう」


続いて「これをあの美男子に返してくれるか?」と、アレルから借りていた槌をガラフに渡す。
ジミー=ジェイクはルーイから借りたダガーを、ヒースもダンテから借りた剣をガラフに渡した。


「さっき下行ってみたら立ってるゴーレムとかいたよな。
 動かなかったけど生きてるのか?まだ調べるところはありそうだな。
 このまま待って世話になり続けるのもなんだし、
 かと言って今すぐ送ってくれなんてバチが当たっちまう。
 ここでお別れだ、ガラフ。ありがとう」


イアンはガラフにそう言って笑った。


「なあに、運良く身軽だからな!さっと走って地上の遺跡群を抜けていくさ。
 なっ、ヘリオンくんも走れるか?」


「はい、もちろんですよ。
 その前に僕からもお礼として、ガラフ神官に祈りを捧げさせてください。
 ラーダのご加護がありますように」


ヘリオンはトランスファーメンタルパワーを使用する。


ガラフはここで、ヘリオン、イアン、ヒース、ジミー=ジェイク、フィルらと別れることができる。


          ---------------


地下3階、第一シェルターの捜索をルーイ、アレル、ダンテは続ける。
生物実験棟にも工学実験棟にも、入手したそれぞれのキーをゴーレムにかざすことで入れるだろう。

だが生物実験棟はシステムが動いておらず、中扉が開かない。
工学実験棟に入ればヒントがあるかもしれないが、入っただろうか。


どちらにせよ、イアン率いるローブ姿の冒険者達は、既にこの死城を離れた。


          ---------------


その後、イアンたちの事を風のうわさで耳にすることも、その姿を見ることも、出会うこともなかった。
彼らが無事にレックスを通り抜けることが出来たのか出来なかったのかは、誰にもわからない。


そしてオランにはヘリオンが帰っていなかった。
イアンやフィルたちについて行ったのか、それとも別の理由があったのかは、
誰にもわからない。



―――――――――――――――――――――――――――
GMより:

探索を続ける、というお答えが出ていまして、こうなりました。
残念ながらヘリオンは以降、使用できるNPCのリストからは外れるでしょう。


エピローグです!!
こちらがエピローグになります。

それぞれ締めの日記を頂いた後、経験点と入手ガメルを発表です。
大変心苦しいのですがあともう少し、お付き合いくださいませ。


☆こちらへの返信は『そして噂』のみへチェックをいれてください

ガラフ [2013/08/30 10:50]
「・・・・・・」

道中、フィルは一言も語らない。
彼なりに思う所があったのだろう。
今回の冒険は、彼らには精神的負担が大き過ぎたのか。

大部屋で3人の合流を待つ。しかし来ない。

「遅いな・・・」

「そうだな。何かあったのかもしれん」

「なあに、心配無用じゃ。
 3人共、修羅場を潜り抜けてきた歴戦の兵じゃて」

とは言うものの、多少の不安は拭えない。

「ガラフ。皆の元へ戻ってくれて構わない。
 俺たちより3人の心配をしてくれ。
 ここまでありがとう」

イアンはそう言い、仲間共々借用していた武具を手渡してきた。

「...おい、貴殿ら?」

「さっき下行ってみたら立ってるゴーレムとかいたよな。
 動かなかったけど生きてるのか?まだ調べるところはありそうだな。
 このまま待って世話になり続けるのもなんだし、
 かと言って今すぐ送ってくれなんてバチが当たっちまう。
 ここでお別れだ、ガラフ。ありがとう」

「......」

悩ましい。
未熟なりに、彼らにも冒険者としての矜持はあろう。
だが、鎧はまだしも武器を持たないのは危険過ぎる。

「なあに、運良く身軽だからな!さっと走って地上の遺跡群を抜けていくさ。
 なっ、ヘリオンくんも走れるか?」

「はい、もちろんですよ。
 その前に僕からもお礼として、ガラフ神官に祈りを捧げさせてください。
 ラーダのご加護がありますように」

ヘリオンは自分に《精神賦活》の奇跡を行使しようとする。

「すまんが、奇跡は大丈夫じゃよ」

ヘリオンの詠唱を止める。

「貴殿らの心遣いには深く感謝する。
 じゃが、貴殿らが無事にパダなりオランなりに到着せねば、
 ワシにとっては意味が無い。

 ワシにとってルーイ、アレル、ダンテは大切な仲間じゃが、
 貴殿らも最早他人では無いのじゃ...」

自分の腰と背中に手を回す。

「持っていけ。ワシと共に幾多の戦いを生き抜いてきた品々じゃ。
 ワシは幾度となく救われたよ...貴殿らに使えそうな物はこれ位か。
 ワシには鎧とこの鎚があれば事足りるでの」
 
【葬送の斧】、【銀月】、【城壁】を差し出す。

「勘違いするなよ?返して貰うからの。
 ヘリオンは知っておるじゃろうが、
 ワシはオランのラーダ神殿かジョージの角無しミノタウロス亭に居る。
 ワシが不在でも言伝を残しておいてくれれば構わないでな」

それから背負い袋から食料や松明などを袋に入れて分ける。

「ダンテが以前此処に探索に来た時に食料を買い込み過ぎてな...
 ワシの分は全てやろう。これは返せとは言わんから安心せい!
 それと心配性で買い込んだ松明と火口箱、ランタンもやろう。
 そもそもがワシには不要なものじゃてな」

何か言いたげな5人に釘を刺す。

「恩に思う必要は無い。只、生きて在れ。
 そして貴殿らが生き延び経験を積んだ後、
 道に迷う若者達が居たら、手を差し伸べてやるのじゃ」

ニヤリと笑う。

「ヘリオンよ。ワシは間もなく司祭位を得る。
 連絡を寄越す故、祝いの品を持って駆けつけてくれよ?
 そしてまた礼拝堂で酒を酌み交わすのじゃ」

本来なら、そうした行為を戒めるのが司祭の仕事なのだが。

===================================

【ステータス】

HP22/22 MP07/24 インスピ:未使用 体調:健康 
支援魔法:無し

【装備品】

武器1=銀製最高品質モール【精霊鎚】(必要筋力26-5):
    攻撃力 7 打撃力36 Cr値12 追加D 7
武器2=最高品質ロングボウ【ラク・ダーレィ】(必要筋力26-5)
    攻撃力 6 打撃力31 Cr値10 追加D 7

盾=なし:回避力 5

鎧=最高品質ラメラー・アーマー【ガレスの鎧】(必要筋力22-5):
  防御力27 D減少 4

その他=ジュリアンのリュート

【消耗品管理】

矢19 銀の矢24 
魔晶石3・3・(2) 暗晶石3・2
羊皮紙17  ロープ30m くさび30 

【購入物管理】

ランタン1個&油2個=30ガメル

【消費アイテム管理】

魔晶石1・1、暗晶石1・1
保存食42、松明6、ランタン、油2
火口箱、背負い袋(革製)、食器(1セット)、調理道具(1セット)
銀製ハンドアクス【フューネラルアクス】
銀製高品質ダガー【シルバームーン】
銀製スモールシールド【ランパート】

【PLより】

進行を受けて色々と悩みましたが、出来る事をと思い、
色々あがかせて頂きます。きっとガラフならこうする筈...!

行動宣言の中で不可、とGMが裁定される物は破棄してくださいませ。

・ヘリオンからの《トランスファー・メンタルパワー》を拒否します。
・銀製ハンドアクス、銀製高品質ダガー、銀製スモールシールドを渡します。
・暗晶石1×2を渡します。
・保存食42、松明6、ランタン、油2、火口箱、食器(1セット)、
 調理道具(1セット)を背負い袋(革製)に詰めて渡します。
・ダンテ、アレル、ルーイから貸与された武具の返却も合わせて拒否します。
 
 ※この件については3人からの承諾無しで宣言しております。
  掛かる費用の弁償は行うつもりですが、他PLの方からストップが
  掛かった場合は破棄をお願いします。

これらの行動宣言の目的は、「ヘリオンらNPCの生存確定」です。
この目的を達成する為なら、何でも差し出します。

本来ならば、GM裁定が出た後のこのような行いがマナー違反であるのは、
重々承知の上ですが、敢えて宣言させて頂きました。

繰り返しますが、これらの行動宣言は全てテッピンの独断によるものです。
たいまんさん、アレルさん、玄武さんからストップが掛かった場合は、
その部分の行動宣言については破棄をお願い致します。

二度と会えなくてもよいのです。只、生存を確定させたい...!
こんな後味の悪い別れ方だけは許容出来ないのです。

【ダイスチャットからの添付】

今回は無し!
ルーイ [2013/08/30 15:36]

「イアンさんたち帰っちゃったの?」


ガラフさんが戻ってきたと思ったら、イアンさんたちは待ち切れずに帰っちゃったらしい。


「武器は一応あるし、魔法も使えるだろうし、大丈夫かな」


あのひとたちもちゃんとした冒険者だ。
無闇な心配は失礼にあたる。と、オレは思う。

 

* * *

 

「むー」

 

ぽりぽりと頭をかく。

 

「ダメかー」

 

成果なし!

 

「残念だけど、引き返すしかないね」

 

ふー、と大きく息を吐いた。

 

「アレルに呼び捨ててもらうのは、また次の機会だなー」

 

面白い遺跡だった。
またいつか訪れることがあるだろうか。
そうしたら、このスクロールを試してみたい。
それまで、これを、じっくり調べてみることにしよう。

見たことも聞いた事もない魔法の刻まれたスクロールを手にとって。

 

オレたちは、とっても臭かった遺跡を後にした。

 

 

-------------------
PLより:

テッピンさんが男前です。

現時点での戦利品の状況を相談所に投下しました。
が、最終レスで入手ガメルを発表してもらえるという話でしたねw
それを待った方がいいのかな。

あと一回、みなさんの記事を受けてから月曜に投下するつもりでーす。

アレル=リリー [2013/08/30 16:53]
結局、あのあと特に見つかるものはなかった。
本当になかったのか、それとも自分の探し方が悪かったのか。
それはわからないけど、とりあえず何も見つからなかったという事実だけは残った。

「あぁ、ガラフさん、イアンさんたちは......
 そうですか、もうお帰りに。」

途中、こちらに戻ってきたガラフさんから、イアンさんたちがもう帰ったことを知らされる。
少し探索に時間をかけすぎただろうか。

>「武器は一応あるし、魔法も使えるだろうし、大丈夫かな」

「そう...ですね。ガラフさんも随分と助力したようですし、
 自分たちが渡した武器だって、決して欠陥品じゃありません。
 ...きっと大丈夫ですよ。」

そう笑顔で、みんなに言う。
自分たちが彼らの無事を信じなかったら、誰が信じるというのだろうか。

「さぁ!自分達も帰りましょう!
 せっかく彼らが帰っても、自分たちが無事じゃなかったら意味がありません!
 冒険は帰るまでが冒険。勝って兜の緒を締めよ、です。」

>「アレルに呼び捨ててもらうのは、また次の機会だなー」

「あはは、そんなことはありません。
 今回はとても頼りになりましたよ......ルーイ.........さん。」

今はこれが精一杯だけど。
きっといつか呼び捨てにする日が来そうですね。










PL
一足早めにおつかれさまです!
報酬がまだ確定してませんが、とりあえず要望だけ。

アレルは「氷の瞳」が欲しいです!
それ以外の物品、ガメルの受け取りを積極的に拒否します!
アレルの分はガラフさんにでも受け取ってもらえると嬉しいかなと。

ルーイの返金も別に拒否してもいいんですが、多分それはルーイが許さないと思うので
そちらは受け取っておきます!226ガメルかしら!

以上です!
ダンテ [2013/08/30 23:20]

あの後、遺跡をちょっと調べてみたが、成果はなかった。残念。

上に戻ってみると、イアンたちはもう帰った後だった。

>「武器は一応あるし、魔法も使えるだろうし、大丈夫かな」

>「そう...ですね。ガラフさんも随分と助力したようですし、
> 自分たちが渡した武器だって、決して欠陥品じゃありません。
> ...きっと大丈夫ですよ。」

ありゃあ、タンポポソード持っていかれちまったかー

まー、丸腰で返すわけにもいかんしなー

ま、いっか。そのうち返してくれるだろうさ。

>「さぁ!自分達も帰りましょう!
> せっかく彼らが帰っても、自分たちが無事じゃなかったら意味がありません!
> 冒険は帰るまでが冒険。勝って兜の緒を締めよ、です。」

>「アレルに呼び捨ててもらうのは、また次の機会だなー」

>「あはは、そんなことはありません。
> 今回はとても頼りになりましたよ......ルーイ.........さん。」

あー、なんか、おれが呼び捨てで呼んでたら気まずい感じだなー。

「まー、思ってたより、実入りは少なかった気もするが、楽しかったからよかったするか!

・・・・・実際、おれ今回なんにもしてないしな!」

笑いあえる仲間と冒険を楽しめた、それでいいさね。


【PLより】

タンポポソード持っていかれるのはちと困るんだが・・・・まあ、人命には代えられないからね!(強調)よしとします。

報酬は特に必要なものはありません。
現金だけでもいいし、なくてもいいです。
賢者の皆様、好きなのとっていいよー

【ステータス】
ダンテ:HP22/22 MP13/13
所持金:4428

武器:島揺らし、魔法のファルシオン+1、ダガー
防具:プレートアーマー(24)、パリーパリー

ランプ 保存食39

【ダイス】


【怪物遭遇】
マンティコア/シー/フレッシュゴーレム

GM [2013/09/01 12:34]


黒い壁に囲まれた地下の遺跡で。

既に5人が去ったあとガラフの脳裏には、
さっそくランタンに火をつけた後の嬉しそうな5つの顔と、
(ありがとう)(これは必ず返すから信じて待っていて)(こんなに、たくさん)
などという5人それぞれの戸惑いの声が浮かんだかもしれない。



          ---------------



死城を離れてもまだ"堕ちた都市"は続く。
舗装された広い道、公園だっただろう自然がある場所は今や何が出てくるかわからない。
この都市の中には竜が潜むという噂もある。

残暑の季節のお陰で、夜も寒くはない。



          ---------------


オランは魔術師ギルド。
手に入れたものを相談役室で見せる。


「これがストーカーのガス、ですか。製造方法の資料は不明、と...わかりました。
 はい。
 結構新しい発見が多いのですね。
 ・・・・・・失った魔術復活の参考とさせていただきます。
 これからもご助力くださいますように」


だが高い値はつかなかった。


          ---------------


こちらもオラン、盗賊ギルド。


「何かいいもんなかったのか」


アレルが顔を出せばそう言われるだろう。


「まっ、でもナイフとかじゃしゃあねえわな。
 いいさ、ご苦労さん。次に期待だ」


なぜかバレている。


          ---------------


そして路上では。


「森にふっるーいドワーフの洞窟があったよ!
 これ、地図!ど?
 洞窟ん中ぁ暗いから、ほらランタンもセットにしてこの価格!
 そこのお兄さん地図買わない!?ど?」


はたから見るペブルは相変わらず商売に励んでいた。



―――――――――――――――――――――――――――
GMより:

お疲れ様です!
以上をもって終了です。

一人あたり経験点1600点(+1ゾロボーナス)を発行です。

厩代ですが、1頭につき50ガメルです。
日数では計算しないので、連れて行った頭数で計算してくださいませ。
ラバだけかな?50ガメルです。

報酬につきましてはGMから関与はありません。
お話し合いの上、お持ちかえりください。

セッション内でやりとりしたものについては明記しますね。
こちらでお間違いないでしょうか。


ルーイ:
入手=長い針、1点魔晶石
消費=厩代、ダガー(1)

アレル:
入手=地図の写し(B2Fまで)、
消費=魔晶石代500G、ライトメイス(8)、シーフツール、

ダンテ:
入手=ランタン、ランタン用油*2、地図の写し(B2Fまで)
消費=ランタン用油*2、たんぽぽソード

ガラフ:
入手=ランタン、ランタン用油*2、2点魔晶石
消費=ランタン、ランタン用油*2、保存食42、暗晶石1回*2、火口箱、食器(1セット)、背負い袋、銀製ハンドアクス、銀製高品質ダガー、銀製スモールシールド


です!!

感想などはぼちぼち投下させてもらいます。
セッション中にすこーし書きためていました。
今回は色々とネタバレしたいです(笑)

それでは2ヶ月半の間、お付き合いいただきましてありがとうございました!!

ルーイ [2013/09/02 11:47]


「ロイド、お待たせ!
 お世話になりました、これ飼葉代の後金です」


パダの宿で、ロイドを回収する。

「こういうひとたち来てないですか?」

 

イアンさんたちにはここを伝えておいた。
先に帰ったなら来ててもおかしくないはずだ。

 

「来てないですか。
 じゃ、もし来たら、オランに帰ります、って伝えといて下さい」


金貨を置いて、伝言を頼む。
ヘリオンはミノ亭とかも知ってるだろうし、詳しい場所を言う必要はないだろう。
ロケーションでダガーの行方を探ろうと思ったけど、なんとなく、やめておいた。
もしかしたら、帰って来られなかったのかもしれない。
充分にあり得る話。
それを確定する必要を感じなかったから、やめておいた。
なぜって、もしパダに反応を見つけても、探しに行く気はないからだ。
冷たいかもしれないけど、そういうものだと、オレは考えてる。

 

* * *

 

「えー、そんなに安いんですかー」


学院での引き取り価額は微々たるものだった。
地図も安かったし、そんなもんだろうとは思ってたけど。


「じゃ、これとこれは売ります。
 仕組みが解明したら、結構な知識が得られると思うんで、楽しみにしてますね」


コマンド・バグベアードは持っておこう。
使う機会なんて無いだろうけど、暇を見て研究するのも面白い。
とにかく、折角魔力が籠ってるものなんだしね。
コマンド・ゴーレムを理解する役には立つと思うんだ。

 

* * *

 

慰謝料で得た金はあぶく銭だ。
こういうのは使っちゃうに限る。

だから、馬たちの飼葉代とかを前払いして、パーっとなくした。
あとは、ジゼルに手紙を書いた。
自分で言うのもなんだけど、オレの字ってどうして丁寧に書いてもこう、ミミズみたいなんだろう。
あの、字が上手に書けるペン、欲しかったなあ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
水晶の原石を送ることにして、アンセルム子爵の屋敷を訪ねる。
手紙を水晶と一緒に革袋に入れて、預けた。

 

「レックス、か」


酒場でグラスを傾けながら、ぽつんと漏らす。
目の前には、マンティコアとかに刺さってた針。


「また行きたいな。
 それで、また帰って来たい」


針をいじる。
面白い遺跡だった。
ああいうのがごろごろしてるんだろうと思うと、わくわくする。
それと同時に、どんなに実力が付こうが、ひとりじゃどうしようもないことも、よく分かってる。

マルドル姉とバルカ兄、今度こそふたりを誘おう。

今度は、そうしよう。

 

 

--------------------------

PLより:

それでは〆!
しょうGM、あれりーテッピンさん玄武さん、どうもお疲れ様でした!


戦利品は、
【コマンド・バグベアードのスクロール】と【水晶の原石】をいただきます。
水晶の原石はNPCにプレゼントして消費。
分配は一人当たり2130として、アレルに226、ラバ代50、戦利品2点220、端数を使ったりして1500を現金収入とします。
余った分はきっとどこかで適当に使いきったんでしょう!
今年12月までの馬代を払っておいて、事実上300の収入。

ごあいさつは改めて相談所に投下しようと思います!

ガラフ [2013/09/11 23:31]
オランへと帰還を果たし、事後処理を行う。
"死城"で獲得した物品を売却したが、大した額にはならなかった。

特に感慨は沸かない。
往々にして、遺跡探索とはそんなものだ。
成功を納める方が稀なのである。

それよりも気になったのは、ヘリオンとイアン一行の消息が掴めない事だ。
レックスは過酷な環境だ。無事に帰れる保障など何処にも無い。
鎧を身に着けていないのなら尚更だ。

「...心配していてもしょうがないの」

現実は過酷なのだ。
ヘリオンとて死の危険は承知で冒険に出ている。イアン達もだ。
死ねば力及ばなかっただけの事。

***********************************

結局、司祭位の話は時期尚早であると主張して固辞した。
いずれ、話は再燃するだろうが、その時に考えればよい。
今は、冒険者である事を優先させたいのだ。

「ふう...」

深夜の礼拝堂。
神殿に溜まっていた奉仕の処理に追われる日々、息抜きに忍び込む。
片手にはジュリアンのリュート、もう片方の手には酒。

「早く戻って来いよ、そして土産話を聞かせてくれ」

ぐびりと酒を啜る。
上手いが、何処か物足りない。

ぽろろん。

リュートを取り出し、爪弾く。

"少年は何時の日か、男の瞳をして旅立つだろう
 大海原へと船を漕ぎ出し、荒野へと髪をたなびかせて
 
 願わくば父よ、彼の歩みを見守って欲しい
 彼は何者でも無い、彼自身なのだから―――"

"男は何時の日か、少年の瞳をして戻るだろう
 大空に拳を突き出し、異国から歌を響かせて
 
 願わくば母よ、彼の帰りを待っていて欲しい
 彼は何者でも無い、貴方の子なのだから―――"

夜は今宵も静かに、柔らかく更けていく。

===================================

【ステータス】

HP22/22 MP07/24 インスピ:未使用 体調:健康 
支援魔法:無し

【装備品】

武器1=銀製最高品質モール【精霊鎚】(必要筋力26-5):
    攻撃力 7 打撃力36 Cr値12 追加D 7
武器2=最高品質ロングボウ【ラク・ダーレィ】(必要筋力26-5)
    攻撃力 6 打撃力31 Cr値10 追加D 7

盾=なし:回避力 5

鎧=最高品質ラメラー・アーマー【ガレスの鎧】(必要筋力22-5):
  防御力27 D減少 4

その他=ジュリアンのリュート

【消耗品管理】

矢19 銀の矢24 
魔晶石3・3・(2) 暗晶石3・2
羊皮紙17  ロープ30m くさび30 

【購入物管理】

ランタン1個&油2個=30ガメル

【消費アイテム管理】

魔晶石1・1、暗晶石1・1
保存食42、松明6、ランタン、油2
火口箱、背負い袋(革製)、食器(1セット)、調理道具(1セット)
銀製ハンドアクス【フューネラルアクス】
銀製高品質ダガー【シルバームーン】
銀製スモールシールド【ランパート】

【PLより】

随分と遅くなってしまいましたが〆の投稿です!(感想より後でどうする)

【ダイスチャットからの添付】

今回は無し!