そして噂
「・・・・・・」
「遅いな・・・」「そうだな。何かあったのかもしれん」
「ガラフ。皆の元へ戻ってくれて構わない。俺たちより3人の心配をしてくれ。ここまでありがとう」
「さっき下行ってみたら立ってるゴーレムとかいたよな。動かなかったけど生きてるのか?まだ調べるところはありそうだな。このまま待って世話になり続けるのもなんだし、かと言って今すぐ送ってくれなんてバチが当たっちまう。ここでお別れだ、ガラフ。ありがとう」
「なあに、運良く身軽だからな!さっと走って地上の遺跡群を抜けていくさ。なっ、ヘリオンくんも走れるか?」「はい、もちろんですよ。その前に僕からもお礼として、ガラフ神官に祈りを捧げさせてください。ラーダのご加護がありますように」
「イアンさんたち帰っちゃったの?」
ガラフさんが戻ってきたと思ったら、イアンさんたちは待ち切れずに帰っちゃったらしい。
「武器は一応あるし、魔法も使えるだろうし、大丈夫かな」
あのひとたちもちゃんとした冒険者だ。
無闇な心配は失礼にあたる。と、オレは思う。
* * *
「むー」
ぽりぽりと頭をかく。
「ダメかー」
成果なし!
「残念だけど、引き返すしかないね」
ふー、と大きく息を吐いた。
「アレルに呼び捨ててもらうのは、また次の機会だなー」
面白い遺跡だった。
またいつか訪れることがあるだろうか。
そうしたら、このスクロールを試してみたい。
それまで、これを、じっくり調べてみることにしよう。
見たことも聞いた事もない魔法の刻まれたスクロールを手にとって。
オレたちは、とっても臭かった遺跡を後にした。
-------------------
PLより:
テッピンさんが男前です。
現時点での戦利品の状況を相談所に投下しました。
が、最終レスで入手ガメルを発表してもらえるという話でしたねw
それを待った方がいいのかな。
あと一回、みなさんの記事を受けてから月曜に投下するつもりでーす。
本当になかったのか、それとも自分の探し方が悪かったのか。
それはわからないけど、とりあえず何も見つからなかったという事実だけは残った。
「あぁ、ガラフさん、イアンさんたちは......
そうですか、もうお帰りに。」
途中、こちらに戻ってきたガラフさんから、イアンさんたちがもう帰ったことを知らされる。
少し探索に時間をかけすぎただろうか。
>「武器は一応あるし、魔法も使えるだろうし、大丈夫かな」
「そう...ですね。ガラフさんも随分と助力したようですし、
自分たちが渡した武器だって、決して欠陥品じゃありません。
...きっと大丈夫ですよ。」
そう笑顔で、みんなに言う。
自分たちが彼らの無事を信じなかったら、誰が信じるというのだろうか。
「さぁ!自分達も帰りましょう!
せっかく彼らが帰っても、自分たちが無事じゃなかったら意味がありません!
冒険は帰るまでが冒険。勝って兜の緒を締めよ、です。」
>「アレルに呼び捨ててもらうのは、また次の機会だなー」
「あはは、そんなことはありません。
今回はとても頼りになりましたよ......ルーイ.........さん。」
今はこれが精一杯だけど。
きっといつか呼び捨てにする日が来そうですね。
PL
一足早めにおつかれさまです!
報酬がまだ確定してませんが、とりあえず要望だけ。
アレルは「氷の瞳」が欲しいです!
それ以外の物品、ガメルの受け取りを積極的に拒否します!
アレルの分はガラフさんにでも受け取ってもらえると嬉しいかなと。
ルーイの返金も別に拒否してもいいんですが、多分それはルーイが許さないと思うので
そちらは受け取っておきます!226ガメルかしら!
以上です!
あの後、遺跡をちょっと調べてみたが、成果はなかった。残念。
上に戻ってみると、イアンたちはもう帰った後だった。
>「武器は一応あるし、魔法も使えるだろうし、大丈夫かな」
>「そう...ですね。ガラフさんも随分と助力したようですし、
> 自分たちが渡した武器だって、決して欠陥品じゃありません。
> ...きっと大丈夫ですよ。」
ありゃあ、タンポポソード持っていかれちまったかー
まー、丸腰で返すわけにもいかんしなー
ま、いっか。そのうち返してくれるだろうさ。
>「さぁ!自分達も帰りましょう!
> せっかく彼らが帰っても、自分たちが無事じゃなかったら意味がありません!
> 冒険は帰るまでが冒険。勝って兜の緒を締めよ、です。」
>「アレルに呼び捨ててもらうのは、また次の機会だなー」
>「あはは、そんなことはありません。
> 今回はとても頼りになりましたよ......ルーイ.........さん。」
あー、なんか、おれが呼び捨てで呼んでたら気まずい感じだなー。
「まー、思ってたより、実入りは少なかった気もするが、楽しかったからよかったするか!
・・・・・実際、おれ今回なんにもしてないしな!」
笑いあえる仲間と冒険を楽しめた、それでいいさね。
【PLより】
タンポポソード持っていかれるのはちと困るんだが・・・・まあ、人命には代えられないからね!(強調)よしとします。
報酬は特に必要なものはありません。
現金だけでもいいし、なくてもいいです。
賢者の皆様、好きなのとっていいよー
【ステータス】
ダンテ:HP22/22 MP13/13
所持金:4428
武器:島揺らし、魔法のファルシオン+1、ダガー
防具:プレートアーマー(24)、パリーパリー
ランプ 保存食39
【ダイス】
【怪物遭遇】
マンティコア/シー/フレッシュゴーレム
ルーイ:入手=長い針、1点魔晶石消費=厩代、ダガー(1)
アレル:入手=地図の写し(B2Fまで)、消費=魔晶石代500G、ライトメイス(8)、シーフツール、
ダンテ:入手=ランタン、ランタン用油*2、地図の写し(B2Fまで)消費=ランタン用油*2、たんぽぽソード
ガラフ:入手=ランタン、ランタン用油*2、2点魔晶石消費=ランタン、ランタン用油*2、保存食42、暗晶石1回*2、火口箱、食器(1セット)、背負い袋、銀製ハンドアクス、銀製高品質ダガー、銀製スモールシールド
「ロイド、お待たせ!
お世話になりました、これ飼葉代の後金です」
パダの宿で、ロイドを回収する。
「こういうひとたち来てないですか?」
イアンさんたちにはここを伝えておいた。
先に帰ったなら来ててもおかしくないはずだ。
「来てないですか。
じゃ、もし来たら、オランに帰ります、って伝えといて下さい」
金貨を置いて、伝言を頼む。
ヘリオンはミノ亭とかも知ってるだろうし、詳しい場所を言う必要はないだろう。
ロケーションでダガーの行方を探ろうと思ったけど、なんとなく、やめておいた。
もしかしたら、帰って来られなかったのかもしれない。
充分にあり得る話。
それを確定する必要を感じなかったから、やめておいた。
なぜって、もしパダに反応を見つけても、探しに行く気はないからだ。
冷たいかもしれないけど、そういうものだと、オレは考えてる。
* * *
「えー、そんなに安いんですかー」
学院での引き取り価額は微々たるものだった。
地図も安かったし、そんなもんだろうとは思ってたけど。
「じゃ、これとこれは売ります。
仕組みが解明したら、結構な知識が得られると思うんで、楽しみにしてますね」
コマンド・バグベアードは持っておこう。
使う機会なんて無いだろうけど、暇を見て研究するのも面白い。
とにかく、折角魔力が籠ってるものなんだしね。
コマンド・ゴーレムを理解する役には立つと思うんだ。
* * *
慰謝料で得た金はあぶく銭だ。
こういうのは使っちゃうに限る。
だから、馬たちの飼葉代とかを前払いして、パーっとなくした。
あとは、ジゼルに手紙を書いた。
自分で言うのもなんだけど、オレの字ってどうして丁寧に書いてもこう、ミミズみたいなんだろう。
あの、字が上手に書けるペン、欲しかったなあ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
水晶の原石を送ることにして、アンセルム子爵の屋敷を訪ねる。
手紙を水晶と一緒に革袋に入れて、預けた。
「レックス、か」
酒場でグラスを傾けながら、ぽつんと漏らす。
目の前には、マンティコアとかに刺さってた針。
「また行きたいな。
それで、また帰って来たい」
針をいじる。
面白い遺跡だった。
ああいうのがごろごろしてるんだろうと思うと、わくわくする。
それと同時に、どんなに実力が付こうが、ひとりじゃどうしようもないことも、よく分かってる。
マルドル姉とバルカ兄、今度こそふたりを誘おう。
今度は、そうしよう。
--------------------------
PLより:
それでは〆!
しょうGM、あれりーテッピンさん玄武さん、どうもお疲れ様でした!
戦利品は、
【コマンド・バグベアードのスクロール】と【水晶の原石】をいただきます。
水晶の原石はNPCにプレゼントして消費。
分配は一人当たり2130として、アレルに226、ラバ代50、戦利品2点220、端数を使ったりして1500を現金収入とします。
余った分はきっとどこかで適当に使いきったんでしょう!
今年12月までの馬代を払っておいて、事実上300の収入。
ごあいさつは改めて相談所に投下しようと思います!