冒険者の宿

GM [2013/06/21 05:27]

ダンテがいつもの冒険者の宿に入ると、マリアが厨房から料理を持って出てきたところだった。
その女将はダンテを見つけて、声をかける。


「おやアンタ。何がいい? 今日はいい魚があるよ!
 肉ばっかりじゃあ太っちまうからね」


そう言うマリアは太っている。


今は多くの人が昼食を取る時間で、この店内は夜ほどではないが賑わっていた。
ニンニクを使った料理の注文があったのか、香ばしいニンニクのにおいがフロアに満ちていた。
テーブルには食事後の食器などが置かれたままになっているところもあり、人手の足りなさを語っている。


注文と厨房を切り盛りしていたのは、今日はマリアだった。
カウンター席、テーブル席、どちらも座る場所がある。



―――――――――――――――――――――――――――
GMより:

よおーしこちらも短いですが!
マリアさんがいました。


◎足並みのため、しばらくの間こちらへの返信はゆっくりになりそうです。

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ダンテ [2013/06/21 10:27]

自称「路上のペブル」から買い取った地図を手に『ジョージの角なしミノタウルス亭』にやってきた。
ちょうど、昼飯時で店は賑わってるが、おれのお腹も昼飯時だ。

>「おやアンタ。何がいい? 今日はいい魚があるよ!
>肉ばっかりじゃあ太っちまうからね」

えーと・・・これはギャグで言ってるのかな?
突っ込もうと思ったが、いらんこといってまた殴られるのもあれなのでやめておく。

「魚?いいねえ・・・・でも、まだ筋肉つけなきゃならんからお肉を頼むわ。」

でも、一応気にして、鶏肉とたっぷりの野菜を注文し、カウンター席に座る。

料理の来るのを待つ間、先ほど購入した地図を眺める。


【PLより】
誰かに絡みやすいようにカウンター席w

できるときにできるだけ進めております。

ごゆっくりどうぞ~。

GM [2013/06/23 09:22]

マリアはダンテの注文どおり、厚く切った肉料理をカウンターに置いた。
まるごと肉のかたまりをじっくり焼いて輪切りにしたもので、マッシュポテトが添えてある。


「まだ筋肉つけるのかい?まったく大したもんだよ!」


女将はカラッと笑ってから、水の入ったカップを横に置いた。



          ---------------



それからしばらくしてから。
このジョージの店にやってきたのはハーフエルフとドワーフ。
どちらもラーダ神官だ。


「こんにちは。お邪魔いたします」


ヘリオンが扉をくぐる際に挨拶をする。
新しい客だ、とマリアが二人の方へ向く。


「いらっしゃい。
 あらアンタ、今日は珍しいの連れてるねえ。
 久し振りじゃないか、そちらの男の子」


アンタ、というのはガラフを指している。


「ヘリオンです。お久しぶりです」


「掛けてゆっくりしてって。
 食べたいもの決まったら、おっきな声で教えとくれ!」


そう言ってマリアは厨房に戻っていった。
ヘリオンはキョロキョロして座る場所を探しながら、


「さて、そうですね・・・。
 どこまで行かれたかその時の状況を、教えてもらえますか?
 何の準備をしていけばよいのでしょう・・・」


もう話を始めようとしている。



          ---------------



そしてまたそののち。
がやがやしていたフロアの声も鎮まり、落ち着きを取り戻していたこの店内に入ってくる人影があった。


「ここか!
 どっかテーブルあいてるかな」


イアンが、アレルとルーイに連れられミノタウロス亭の扉を開けた。


マリアは皿洗いをしている。注文は耳に届くだろう。
イアンは手近なテーブルの前で、背負い袋を下ろして道具を取り出そうとしている。



―――――――――――――――――――――――――――
GMより:

ごりごり合流でーす!
ダンテ、ガラフ、アレリー、ルーイ、それとイアンとヘリオンが揃いました。

■状況
・ダンテ→ごはんが出されました
・ガラフ→ヘリオンが座りたそうにしています
・アレルーイ→イアンがよっしじゃあ地図書くぜー!と息巻いています

それではまず、どう絡んでいきましょうかっ。


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ごはん
gohan.jpg
ルーイ [2013/06/24 12:20]

 ・・・ルーイさんが自分の命を助けてくれるような出来事があったら、考えます。」

「えー。
 それは難しそうだなあ」


逆はたくさんありそうだけどね。

 

* * *

 

コピーを作ってやる、というイアンさんに、

 

「それはいいですね、オレも興味あったところですし。
 アレルがそういうの上手だ(と思う)から、アレルにやってもらいましょう」

 

と、返す。
オレと違って器用だし、何せ、盗賊ってそういうの得意っぽいじゃない。

 

「ミノタウロス亭、だね!」

 

アレルにそう合いの手を入れて、笑った。

 

* * *

 

「あれ、ヘリオン・・・とガラフさん?」

 

ついこの間の遺跡で会った、エルたちの依頼主がヘリオン。
そしてドワーフのガラフさんだ。

 

「ダンテさんもいるね」

 

ミノタウロス亭だから、顔見知りがいることは全く不思議じゃない。
2人と、ダンテさんにそれぞれ手を振って、オレたちはテーブルに着いた。

 

「で、これ、どこの遺跡なんですか?」

 

イアンさんに、肝心なことを聞いてない。
やっぱパダなんだろうか。

 

 

-------------------

PLより:

とりあえずミノ亭についたお!
地図は信頼性抜群のアレル先生に描いてもらいたいです!w

ダンテ [2013/06/24 14:57]

注文どおり、マリアが分厚い肉とポテトを持ってきてくれた。

>「まだ筋肉つけるのかい?まったく大したもんだよ!」

「ああ、まだまだ、〝相棒"と釣り合わねえもんでな・・・それよりもこいつぁ、旨そうだ。」

難しいことは後回しにして、手を合わせる。

「いただきます!」

*************************

食後。

さっき買った地図を眺めてると、聞きなれた声がする。

ガラフだ。

知識神の神官にして賢者。しかも、この遺跡を共に探索した仲間だ。

一緒に行くならうってつけだ。まさにお導きってやつかな。

「いよお!ガラフ、久しぶりだな。」

テーブルに近づく。

「そちらは神殿のお仲間?いやあ、ちょうど良かった。見てもらいたいもんがあってな。」

厚かましくどかりと椅子に腰を下ろす。

「さっき、路上で買ったんだが・・・・」

いきさつを説明する。

「以前、探索した遺跡の地図っぽいんだが・・・・興味ねえか?
魔術師ギルドから流れたもんらしいだけどさ・・・・やっぱ、学院の関係者に聞いた方がいいかな?」

うその情報を鵜呑みにして、いきなり大怪我ってのもしゃれになんねえからな。
できるだけ裏はとっときたい。

【PLより】

連れがいるのも構わずずかずかと参ります。
ガラフに地図を見せます。

その後、ルーイたちに振りますか。

【ステータス】

ダンテ:HP22/22 MP13/13
所持金:4458

ガラフ [2013/06/24 22:31]
「始源の巨人と6大神になぞらえた中庭、ですか・・・。
 これは、なんと・・・。
 古代人が、神々から賜った力―――魔術をふるうことに対して、
 何らかの考えを持っていたということを掴めるかもしれません。
 
 これは、中庭ですか?
 さらに深部に入り込むには・・・」

地図を貪るように読むヘリオンの表情は実に活き活きとしている。
自分への激しい劣等感に苛まされていたあの頃とはまるで別人だ。
彼の成長を、心より嬉しく思う。

「ガラフ神官。
 僕はこの場所を、調べたい。
 
 丁度明日、僕は暇を頂いております。
 ・・・実際にこちらへ赴くための事前準備を兼ね、
 冒険者の宿へ一旦参りたいのですが、ご同伴いただけますでしょうか」

そして、この或る種猪突とも取れる行動力。

「お主の気持ちは分かった。
 ではワシも明日は奉仕の都合をつける故、
 一緒にジョージの店へ行くとしようか...今晩はもう遅いでな」

よくよく考えて見れば、ヘリオンとの親交が深まったのは、
彼が神殿を辞してからだ。
こうして、一緒に外出するなど初めての事ではあるまいか?

***********************************

「いらっしゃい。
 あらアンタ、今日は珍しいの連れてるねえ。
 久し振りじゃないか、そちらの男の子」

ご夫人に声を掛けられる。
確かに自分が誰かを引き連れてこの店を利用する事は滅多に無い。

「掛けてゆっくりしてって。
 食べたいもの決まったら、おっきな声で教えとくれ!」

「承知致しました」

ヘリオンは落ち着き無く周囲をキョロキョロしている。

「さて、そうですね・・・。
 どこまで行かれたかその時の状況を、教えてもらえますか?
 何の準備をしていけばよいのでしょう・・・」

気持ちはどうやら早くもレックスの方へと飛びかけている様子だ。

「あれ、ヘリオン・・・とガラフさん?」

背後から見知った声がする。
声のした方向を見やると、ルーイが居た。
テクラル市の事件、ロンスマイア家の事件をその智謀で解決した才媛だ。
聞けば準導師級の魔術を修めたと言う。恐るべき成長速度だ。

「ルーイ氏よ、久しいな。息災なようで何よりじゃ」

手を振り返す。

「いよお!ガラフ、久しぶりだな。」

続けて別方向からの、別の聞き慣れた声。

「おお、ダンテでは無いか!」

盟友とも言えるこの気の置けない偉丈夫との再会に、
思わず頬が綻ぶ。

「そちらは神殿のお仲間?いやあ、ちょうど良かった。
 見てもらいたいもんがあってな。」

「さっき、路上で買ったんだが・・・・」

腰を下ろすなり、遺跡の地図らしき羊皮紙を広げて説明を始める。

「以前、探索した遺跡の地図っぽいんだが・・・・興味ねえか?
 魔術師ギルドから流れたもんらしいだけどさ・・・・
 やっぱ、学院の関係者に聞いた方がいいかな?」

「以前探索した遺跡...まさか"死城"の事か?
 丁度その"死城"への探索について、このヘリオンと話をしようと
 思っておった所なのじゃよ」

偶然とは重なるものだ。
しかも、ダンテとは以前一緒に"死城"へと挑んだ身。
これ以上の相棒はそうそう居まい。

「ヘリオンは学院関係者じゃし、
 丁度よいタイミングでルーイも現れた。
 あちらの話がひと段落したらルーイに尋ねてみるのも良さそうじゃな」

よく見ればアレルも同席しているでは無いか。

「...ひょっとしたら、この場に居る全員が、
 それぞれ別々に同じ物を目指しているのかも知れんぞ...」

こっそり、ヘリオンとダンテに耳打ちする。

===================================

【ステータス】

HP22/22 MP23/24 インスピ:未使用 体調:健康 
支援魔法:無し

【装備品】

武器1=銀製最高品質モール【精霊鎚】(必要筋力26-5):
    攻撃力 7 打撃力36 Cr値12 追加D 7
武器2=銀製ハンドアクス【フューネラルアクス】(必要筋力11):
    攻撃力 6 打撃力16 Cr値11 追加D 7
武器3=銀製高品質ダガー【シルバームーン】(必要筋力5-2):
    攻撃力 6 打撃力 5 Cr値10 追加D 7
武器4=最高品質ロングボウ【ラク・ダーレィ】(必要筋力26-5)
    攻撃力 6 打撃力31 Cr値10 追加D 7

盾=なし:回避力 5
盾=銀製スモールシールド【ランパート】(必要筋力1):回避力 6

鎧=最高品質ラメラー・アーマー【ガレスの鎧】(必要筋力22-5):
  防御力27 D減少 4

その他=ジュリアンのリュート

【消耗品管理】

矢19 銀の矢24 
魔晶石3・3・1・1 暗晶石3・2・1・1
保存食42 羊皮紙17 松明6 ロープ30m くさび30個

【PLより】

玄武さん提案の流れに乗ります!
先ずおっさんコンビ&ヘリオンで合流、情報交換。
その後でルーイ&アレル&イアンの所へ行きましょう!
ダンテの地図を調べてみます。達成値は10でした。

セージ4Lvって一体...(涙)

【ダイスチャットからの添付】

21:37:20 テッピン@ガラフ ダンテが買った地図のセージ・チェック 2d6+6 Dice:2D6[1,3]+6=10
21:37:32 テッピン@ガラフ 低い...
GM [2013/06/25 02:40]


>「そちらは神殿のお仲間?いやあ、ちょうど良かった。見てもらいたいもんがあってな。」


ガラフとダンテが言葉を交わすさまを見て、ヘリオンはダンテに「ヘリオン・イーグレッツです。ラーダ神に仕えております」と自己紹介を挟んだ。


ダンテはガラフに地図を見せる。
ガラフは見たところ、それは死城のものらしいこと、がわかった。


>「以前、探索した遺跡の地図っぽいんだが・・・・興味ねえか?
> 魔術師ギルドから流れたもんらしいだけどさ・・・・
> やっぱ、学院の関係者に聞いた方がいいかな?」

>「以前探索した遺跡...まさか"死城"の事か?
> 丁度その"死城"への探索について、このヘリオンと話をしようと
> 思っておった所なのじゃよ」


「・・・なんと・・・!御仁もガラフ神官と共に参られたのですね。
 僕も今度そこに向かおうと思っておりまして、今日こちらで準備する為に来たのです。
 
 御仁はこちらを、・・・路上で?」


ヘリオンもダンテの地図を覗こうとしている。



          ---------------



>「あれ、ヘリオン・・・とガラフさん?」


「ルーイさん!
 先日は大変お世話になりました。なかなか大変でしたね」


と会釈した後のヘリオンは、再びダンテとガラフに向き直る。


そんなやり取りをみてイアンは「なるほど、ここが例のあそこ・・・拠点ってわけか」と納得している。


「じゃーアレルくん!俺の羊皮紙を受け取ってくれ!
 あ、ペンがちょっと曲がってるがちゃんと書けるから」


インクはこれ、と、鞄から取り出す。


>「で、これ、どこの遺跡なんですか?」


「ああ。パダの方。
 レックスに"磁場"ってところがあるんだ。そこ。
 なんか荒野になってるんだけど、どうやらそれは幻影らしくてさ。
 その磁場にはまたなんか変な蜃気楼が浮いてるんだが・・・何だっけ・・・何だっけな。
 "何とか城"っていうのがあるところ。
 とりあえず"何とか城"っていうのが浮いてる遺跡さ。
 
 まあでも地下は普通だった」


アレルが地図を書き写している。
とてもうまく、きれいに写すことが出来ている。
曲がったペンで書いているとは思えない。


「何とか城。なんだっけなー。
 浮城?籠城? うーん。ケジョウ コジョウ サジョウ シジョウ
 
 !!
 
 死城!
 
 そうそう。死城ってとこ。そこそこ!」


あースキッリした、とイアンが言った瞬間。


「もしや」


ヘリオンは、後ろから聞こえた男の言葉に振り返るも、
ダンテの方とガラフの方に顔を戻して「あの、」と声を漏らし、
待ちきれないようにイアンに声をかけた。


「失礼します、お聞きしてよろしいでしょうか・・・。
 僕、今、"死城"について調べたいと思っているんです。
 そこで偶然にも、聞こえたもので・・・ええっと、」


「あん?ここだぜ」


イアンはヘリオンに、アレルが書き写している地図を指した。



          ---------------



イアンは、ダンテとガラフとヘリオンに自己紹介をした。
それは学院でルーイとアレルに話したことまでを含めていた。


出身はパダを越えた場所にある炭鉱の村。
冒険が趣味で、よく遺跡に潜っていること。
イアンは以前この遺跡の地下へ潜ったことがあること、
そのときは途中で引き上げ、今回再チャレンジしようとしていること。


それに加え、流れとして今後の話もした。


「俺、今後この磁場の遺跡に向かうんだよ。
 仲間たちに先駆けて、俺だけオランに来て準備進めてたんだ。
 メンバーとはパダで落ち合うことになってる。
 村で仕事してるあいつらも、そろそろパダに向けて発つ頃じゃないか」


「ここで地図を写し終わったら、俺はもうオランを出発するつもり」


とも付け加えた。


そのあとヘリオンもまた、全員に自己紹介をした。
ガラフに話したほどではないが、学びの延長としてこの遺跡に興味を持っていること、
機会があれば訪れる心構えはもうできていること、などを喋った。


するとヘリオンからかイアンからか、どちらともなく言い出した。


「イアンさん。僕も連れて行ってもらえませんでしょうか」
「ヘリオンくん神官さん?だったら一緒に来てみない?」


そうして二人の間では話がうまく進んだ。



          ---------------



それは差し置き、この場には一つの疑問点がある。


「ダンテくんが買ったのって、もしかしたら俺も見たやつかもしれない。
 だから魔術師ギルドに戻って取り替えてもらったんだよ。
 
 一度照らしあわせてみないか?」


と、イアンが言った。



―――――――――――――――――――――――――――
GMより:

冒頭の方、再度時系列をこちらで整えさせてもらいました。
  ダンテとガラフが顔合わせ→その後、アレルーイ登場
という形で進めました。

合流~自己紹介~地図を見せ合う手前、まで来ました。

地図を照らし合わせるなら、MAP公開となります!

ヘリオンとイアンは互いに都合が合い、共にゆくこととなりました。
(ちなみにイアンはダンガラ(ダンテとガラフですw)がこの遺跡最初の冒険者だとはまだ知っていません)


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ルーイ [2013/06/25 20:02]

 

「死城、死の城・・・。
 大層な名前だね、出来れば近寄りたくない感じの」


楽しそうだよね。

 

何より。

 

「ガラフさんも、ダンテさんも、同じ遺跡のことを話してたのかー」

 

それに驚いた。
これってつまり、競合が多いってことだよね。
これはきっと、偶然じゃない。

誰かが、競わせようとしてるのかな?

「まずは、地図を見てみたいね。
 そしたら、」


ガラフさんとダンテさん、そしてアレル。

 

「折角の縁だし、オレたちも、一緒に行かない?
 ちょうどびっくりするくらい、お互いを補えるパーティじゃない」

 

すごい戦士。
すごい神官戦士。
超すごい盗賊。
オレ。

 

ほらすごい。

 

「宝も勿論欲しいけど、古代の秘密を知るチャンスは、逃したくないんだよね」

 

だからほら、

地図を突き合わせてみようよ!

 

 

 

-------------------

PLより:

勧誘してみた。

地図の所有権がまだ微妙なので、とりあえず提案レベルw

ガラフ [2013/06/26 09:19]
「ルーイさん!
 先日は大変お世話になりました。なかなか大変でしたね」

「何と、お主達知り合いじゃったのか」

ヘリオンはルーイに挨拶を返す。
聞けば、遂最近一緒に遺跡探索をしたとか。
世間は思った以上に狭いものだ。

「何とか城。なんだっけなー。
 浮城?籠城? うーん。ケジョウ コジョウ サジョウ シジョウ
 
 !!
 
 死城!
 
 そうそう。死城ってとこ。そこそこ!」

ルーイと一緒に居る男は何やらすっとぼけた事を口にし、
アレルは黙々と地図を書き写している。
なかなか珍妙な光景だ。

「失礼します、お聞きしてよろしいでしょうか・・・。
 僕、今、"死城"について調べたいと思っているんです。
 そこで偶然にも、聞こえたもので・・・ええっと、」

気になったヘリオンが恐る恐る男に尋ねる。
躊躇しつつも止まらない。流石だ。

「あん?ここだぜ」

どうやら推測は当たったらしい。

***********************************

男はイアンと名乗った。

「イアン氏よ、お初にお目に掛かります。
 ワシの名はガラフ、ご覧の通りの鉱山妖精です。
 星王ラーダの神官にして吟遊詩人の端くれであります...」

此方も自己紹介をしておく。

「【退魔師】として不死生物に関する案件を請負いつつ、
 遺跡捜索にも力を入れている所であります、以後お見知りおきを」

イアンに握手を求める。

「...ふむ。それでこうして3人一緒に居る訳ですな」

学院での経緯について、イアンから説明を受ける。
こうもタイミングがよいのも、きっと何かの縁であろう。

「俺、今後この磁場の遺跡に向かうんだよ。
 仲間たちに先駆けて、俺だけオランに来て準備進めてたんだ。
 メンバーとはパダで落ち合うことになってる。
 村で仕事してるあいつらも、そろそろパダに向けて発つ頃じゃないか」

「ここで地図を写し終わったら、俺はもうオランを出発するつもり」

と、此処まで話し終えた時、ヘリオンが呟いた。

「イアンさん。僕も連れて行ってもらえませんでしょうか」

イアンも即答する。

「ヘリオンくん神官さん?だったら一緒に来てみない?」

ヘリオンもヘリオンだが、イアンもイアンだった。

「イアン氏よ、ワシも同行するに吝かでは無い所ですぞ。
 ワシと此方のダンテは嘗て共に"死城"に挑んだ仲でしてな。
 若干はあの遺跡についての前知識と経験がある故...

 ダンテ、お主はそれで異論無いかな?」

傍らに控える親友に声を掛ける。

「折角の縁だし、オレたちも、一緒に行かない?
 ちょうどびっくりするくらい、お互いを補えるパーティじゃない」

ルーイも随分と乗り気だ。
ヘリオンと同様、強烈な好奇心に突き動かされているのが見て分かる。
自分も好奇心は強い方だが、この2人には叶わない。

「ダンテくんが買ったのって、もしかしたら俺も見たやつかもしれない。
 だから魔術師ギルドに戻って取り替えてもらったんだよ。
 
 一度照らしあわせてみないか?」

イアンが提案する。

「そうですな。ダンテよ、地図を照らし合わせてみてはどうじゃ?」

自分もその提案には賛成だ。

===================================

【ステータス】

HP22/22 MP23/24 インスピ:未使用 体調:健康 
支援魔法:無し

【装備品】

武器1=銀製最高品質モール【精霊鎚】(必要筋力26-5):
    攻撃力 7 打撃力36 Cr値12 追加D 7
武器2=銀製ハンドアクス【フューネラルアクス】(必要筋力11):
    攻撃力 6 打撃力16 Cr値11 追加D 7
武器3=銀製高品質ダガー【シルバームーン】(必要筋力5-2):
    攻撃力 6 打撃力 5 Cr値10 追加D 7
武器4=最高品質ロングボウ【ラク・ダーレィ】(必要筋力26-5)
    攻撃力 6 打撃力31 Cr値10 追加D 7

盾=なし:回避力 5
盾=銀製スモールシールド【ランパート】(必要筋力1):回避力 6

鎧=最高品質ラメラー・アーマー【ガレスの鎧】(必要筋力22-5):
  防御力27 D減少 4

その他=ジュリアンのリュート

【消耗品管理】

矢19 銀の矢24 
魔晶石3・3・1・1 暗晶石3・2・1・1
保存食42 羊皮紙17 松明6 ロープ30m くさび30個

【PLより】

皆で行こう、という話に乗ります。
次第にヘリオンの保護者チックになってきた気がする(笑)

地図の公開が楽しみです!

【ダイスチャットからの添付】

今回は無し!
ダンテ [2013/06/26 14:55]

あれよあれよという間に人が集まってきた。

まあ、ご縁ってやつかね。

「ダンテだ、よろしく。」

>「折角の縁だし、オレたちも、一緒に行かない?
> ちょうどびっくりするくらい、お互いを補えるパーティじゃない」

「そうだな。
〝退魔師"ガラフ師は言わずもがな、アレルちゃんは超優秀な盗賊だし、
ルーイも腕力はおれの1/7ぐらいっぽいけど、頭は倍ぐらいよさげだしな。」

頭がいい人が多いのは助かるな。

 

>「ダンテくんが買ったのって、もしかしたら俺も見たやつかもしれない。
> だから魔術師ギルドに戻って取り替えてもらったんだよ。
> 一度照らしあわせてみないか?」

>「そうですな。ダンテよ、地図を照らし合わせてみてはどうじゃ?」


「ほんじゃ、賢者の皆様に地図の照合をお願いしようか。」

テーブルの上に〝路上のペブル"から購入した地図を広げる。


【PLより】

とりいそぎ、パーティ結成の賛成と地図照合の同意をば。


【ステータス】

ダンテ:HP22/22 MP13/13
所持金:4458

GM [2013/06/26 22:23]

「おう、ぜひそうしてくれよ。
 なかなか潜りにくいところでな、結構、モノあるかもしんねーぜ」


ルーイの台詞にイアンが反応する。


>「イアン氏よ、ワシも同行するに吝かでは無い所ですぞ。
> ワシと此方のダンテは嘗て共に"死城"に挑んだ仲でしてな。
> 若干はあの遺跡についての前知識と経験がある故...
>
> ダンテ、お主はそれで異論無いかな?」


それに目を丸くしたのはイアンだった。


「ははは!景気いい話だな。
 俺んとこには3人いるぜ。ヘリオンくんと俺を加えたら5人だ。
 さすがにそれ以上の大所帯だと機敏性が下がっちまう。
 
 俺んとこは無理しないから、ヘリオンくんも危ないことになったりはしねえつもりだ。
 ん、まあ俺も強くは言わねえよ。
 正直、神官さんは来てもらえるとありがたいがな」


な、とヘリオンを見る。
イアンは、資金に余裕あるときのみにしか神官を雇えない。


「ガラフ神官......」


ヘリオンはガラフを見上げるように顔を向けた。


          ---------------


>「ほんじゃ、賢者の皆様に地図の照合をお願いしようか。」


「見てみようぜ!俺も気になってたんだ。
 アレルくん、描けたか?それはもう君のものだ。しっかりしまっておくといいぞ」


テーブルに露天商の地図と学院の地図、2つを並べて比べる。
すると、質の差はあれどこの2つは全く同じ物を記しているということが明らかになる。


「こっちは3枚。そっちも同じく3枚。
 1枚目は地上部分、2枚目が礼拝堂部分」
 
map 01.jpg
map 02.jpg


「2枚目の東側にはなんにもなかった。懺悔室とか執務室?とか、そんなのかな。
 礼拝堂の南側、×ついてるところ。
 このポイントにデッカイ奴がいたんだよ、ゴーレムだってうちの魔術師が言ってた。いやぁ、あん時は大変だった。
 
 そんでその後ろにあるここ!この陣の動かし方がわからんくて帰ったんだ。
 戦いで疲れたってのもあるしな。
 
 ・・・ふーん。誰かがわかったんだな、すげえや。
 あ、ちゃんと書いてある。合言葉だな。
 俺は読めねえけど、うちの魔術師が読んでくれるかな」


「じゃあ・・・三枚目は、なんだこりゃ・・・。
 
 居住区か?」

map 03.jpg

「なんだ・・・これ。
 全然説明足りねえ。
 
 ん?これ、なんだ?
 ハハッ もしかして階段?」


3枚目には、小さな街のような構造が描かれている。
中央横に3つ並ぶ短い通路のようなものは、階段に思われた。


「じゃあなんで、この地図、ここで止まってるんだ。
 誰も下に行かなかったのかよ。そんなこと・・・あるのか?
 地下3階があるってことだろ・・・?」


イアンの顔には好奇心と、僅かな焦りが見えた。



―――――――――――――――――――――――――――
GMより:

アレリーの地図はもう完成しています。
もうPCたちのものにしちゃってくださいませ!

路上で購入したものと学院で(イアンが)購入した地図に差はありませんでした。


まずは、決めていただきたいことがあります!

・ヘリオンの行動
  →PCパーティに付いて行くのか?イアンに同行させるのか?
・イアンへの質問や会話
  →なければ、次の進行でイアンは退場します

です。


<マップ説明>

■ 1枚目:地上階
こちらはちょっと端折らせて頂きましたが、
『ラーダの間への最短ルート』が示されている、ということにしてくださいませ!

■ 2枚目:地下1階
礼拝堂部です。
北の点は、地上から来る場所です。
南の点は、イアンの言うとおりならば地下2階へ続く魔法陣となるでしょう。
この魔方陣の手前には、ゴーレムがいたようですね。

 △フレッシュゴーレムの知名度判定が行えます。
  セージ知力を振っていただき12以上の目標値で、
  イアンはフレゴと戦っていたとわかります。

■ 3枚目:地下2階?
地形から、どうやら生活する場所のように見えます。
どこが何なのかは、実際に訪れてわかるでしょう。
地下にくだる階段のようなものが見えます。
地下1階と繋がっているのは、南に記してある陣からのようです。

(あ、3枚目の地図にごじゃごじゃかいてあるのは進行に関係ないものだと思ってください)


質問などあれば!
現時点でお答えできる範囲ならばいくらでもー!

☆こちらへの返信は『冒険者の宿』にのみチェックをいれてください

アレル=リリー [2013/06/26 22:40]
地図を写す・・・・それだけだと簡単に聞こえるけど、本当は結構大変な作業だ。
本物に限りなく近く、忠実に、一切のミスなく書き写さないといけないから。
たとえば、ペンから跳ねた一滴のインクの、何てことない染みだって、
あとから見返せばまるでそこに何かがあることを示すような印に見えてしまうかもしれない。
道を一本描き間違えれば、そこで探索が終わる事だってあるのだ。
だから、地図を写すというのは、とても集中力を使う。
 
 
 
「はい?」
 
だから、自分は気付かなかった。
いつの間にこんなに人増えてたんですか。
 
 
 
 
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 
 
 
「えーと・・・大体話はわかりました。
 とりあえずヘリオンさんはイアンさんのほうに行った方が良さそうですね。
 こっちにはもう優秀な神官戦士の方がいますし。」
 
改めて説明をしてもらうと、どうやら自分達のグループと、
イアンさんたちのグループでそれぞれ分かれるという話のようだ。
自分達のグループにはダンテさん、ガラフさん、ルーイさん、そして自分が、
イアンさんのグループにはイアンさんとイアンさんの仲間3人、そしてヘリオンさんが、
それぞれ一緒に行くという感じかな。

>「見てみようぜ!俺も気になってたんだ。
> アレルくん、描けたか?それはもう君のものだ。しっかりしまっておくといいぞ」

「あぁ、そうだ。地図、写し終わりましたよ。
 ダンテさんの地図と照らし合わせるんでしたっけ?」
 
そう聞いてから、自分は学院の地図の方を皆の方に差し出す。
そして照らしあわされた地図を、覗き込んだ。
 
 
 
 
 
 
「イアンさんが戦ったのは、多分フレッシュゴーレムですね。
 生き物の死体を使って作られたゴーレム・・・そこそこの強さではありますが・・・
 地下一階でそのレベルですか・・・」
 
自分はこの遺跡には行ったことはないから、あんまり詳しい事は分からないけど。
それでも、この遺跡は結構難易度が高いところなのかな、と言う予感は出来る。
 
「そして2階は移住区のような空間・・・そしてここにあるのは階段ですか。」

>「じゃあなんで、この地図、ここで止まってるんだ。
> 誰も下に行かなかったのかよ。そんなこと・・・あるのか?
> 地下3階があるってことだろ・・・?」
 
「んー、それに2階までは魔法陣だったのに3階からいきなり階段になったのも気になりますね。
 しかも同じ階から3つも・・・全部違う場所に繋がっている・・・ということでしょうか。」
 
古代の魔術師達が、わざわざ自分の足で階段を登ってたとも思えないし、
何か意味があるのか・・・それに階段が3つもあるのも、気掛かりだ。
 
「あ、そういえば、地下一階の西側は、誰も探索してないんですか?
 探索する程度でもなかった、のかな?」
 
少し気になった事を聞きながら、思考を張り巡らせた。







PL
大変お待たせしました!ごめんなさい!
 

とりあえず気になった事をつらつらーと。
イアン・・・というか死城に行ったことある面子には、
「地下一階の西側は探索してないのか?」
と質問しますー。
ダンテ [2013/06/27 11:02]

>「ははは!景気いい話だな。
> 俺んとこには3人いるぜ。ヘリオンくんと俺を加えたら5人だ。
> さすがにそれ以上の大所帯だと機敏性が下がっちまう。
> 俺んとこは無理しないから、ヘリオンくんも危ないことになったりはしねえつもりだ。
> ん、まあ俺も強くは言わねえよ。
> 正直、神官さんは来てもらえるとありがたいがな」


>「えーと・・・大体話はわかりました。
> とりあえずヘリオンさんはイアンさんのほうに行った方が良さそうですね。
> こっちにはもう優秀な神官戦士の方がいますし。」

「ま、確かに9人ってのは多いな。
しかし、あそこはえげつない仕掛けが多いからな。別でパーティ組んで協力しあうってのはどうだい?」

財宝目当ての場合、遺跡の罠に加えて、冒険者同士の足の引っ張り合いってのも危険だからな。


【GMより】

生き残ることを第一として、情報交換を中心とした協力体制の提案です。
無論、成果は各パーティごとの実績です。

ルーイ [2013/06/27 14:37]

 

   アレルは、器用でいいなあ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

その手先が描き出す地図は、どうやってるのか分からないくらいに、キレイだった。
大体アレだ。
ペンは一本なのに、線が均一だったり、色々な太さに描き分けたり、ホントどうやってるの。
意味が分からない。
いや、理屈は分かってるけどさ。
身体がついて行かないんです。

 

出来た地図を覗き込む。

 

「あー、うん、ふれっしゅごおれむね、しってるしってる」

 

ヤバい知らない。
なにそれ?

 

「そうそう、死体をつなぎ合わせてってうわあ趣味悪い」


アレルの言葉に相槌を打ちつつついぽろりと感想が漏れる。

 

いや、しってるし?それくらいしってるし?

 

「うんごめん、本当は知らなかった。
 アレルが知ってて助かった。
 イアンさん、他にどんな魔物がいました?」

 

ふーやれやれ。

 

「階段までの地図があるのにその先がないってことは、前人未到ってことだもんね。
 楽しみだなあ」

 

地図を描いたひとは帰って来てるわけだから、問答無用で全滅するってケースじゃあなさそうだ。

 

「この地図を描いたひとに会って話を聞きたいところだけど・・・学院じゃ教えてくれなさそう。
 ダンテさん、これを売ってたひと、誰が描いたかなんて知ってそうだった?」

 

本人に会えればいいけどなあ。
あ、オレは情報集めするだけのおかねがないんだけどね。

 

「ヘリオンはイアンさんと行くの?
 気が合う人に会えるって幸せなことだよね」

 

ヘリオンとイアンさんは全然タイプが違うように見えるけど、意気投合したんなら、止める理由はない。
最初はガラフさんと話してたみたいだけど、それはいいのかな?

 

「うん、オレも協力体制で行ければいいと思うな。
 お互いに盗掘というよりは秘密の解明に重きがあるんだから、うまく出来そう。
 絡むチャンスがあれば、って程度の軽さでいいんじゃないかな」

 

 

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PLより:

ヘリオンはご自身の選択に任せてイアンとGOでいいんじゃないでしょうか。
ガラフと話してたのにw

イアンとは特にないかな。

出来れば、この地図を描いた人間と接触してみたいな!

GM [2013/06/28 02:54]


>「あ、そういえば、地下一階の西側は、誰も探索してないんですか?
> 探索する程度でもなかった、のかな?」


「ああいや、見てきたよ。
 広く取ったこの空間には、何か祀ってるような祭壇が一つあっただけだった。
 とってもシンプルでさ。他には何もなかった」


>しかし、あそこはえげつない仕掛けが多いからな。別でパーティ組んで協力しあうってのはどうだい?」

>「うん、オレも協力体制で行ければいいと思うな。
> お互いに盗掘というよりは秘密の解明に重きがあるんだから、うまく出来そう。
> 絡むチャンスがあれば、って程度の軽さでいいんじゃないかな」


「じゃあこの遺跡についたとき、わかりやすい目印を付けておくようにするよ。
 紐を結んだくさびを、通った扉に打ち付けておくようにするってのはどうだろう。
 俺たちのパーティは"白い紐"にしておく。
 もし良かったら、キミたちも別の色の紐でそうしておいてくれるとありがたい。
 それならば遺跡内で、どちらも行動を制限されないのに合流しやすく、情報の交換もうまく行きそうな気がするよ」



―――――――――――――――――――――――――――
GMより:

プチレスで!

◎協力体制:
遺跡内でイアンたちのパーティの動きがわかるように、印をつけておくとのことです。
白い紐が結ばれたくさびが目印です。

◎この地図を書いた人:
路上のペブル、または学院に戻って尋ねることもできます。


☆こちらへの返信は『冒険者の宿』にのみチェックをいれてください

ガラフ [2013/06/28 04:59]
「ははは!景気いい話だな。
 俺んとこには3人いるぜ。ヘリオンくんと俺を加えたら5人だ。
 さすがにそれ以上の大所帯だと機敏性が下がっちまう。
 
 俺んとこは無理しないから、ヘリオンくんも危ないことになったりは
 しねえつもりだ。
 ん、まあ俺も強くは言わねえよ。
 正直、神官さんは来てもらえるとありがたいがな」

それは懸念していた事だ。
人数が多くなり過ぎると機動性に欠ける。
探索行にとって、それは時に致命的な失敗に繋がる。

「ガラフ神官......」

ヘリオンは困った様子で此方を見つめてくる。

「えーと・・・大体話はわかりました。
 とりあえずヘリオンさんはイアンさんのほうに行った方が良さそうですね。
 こっちにはもう優秀な神官戦士の方がいますし。」

「ま、確かに9人ってのは多いな。
 しかし、あそこはえげつない仕掛けが多いからな。
 別でパーティ組んで協力しあうってのはどうだい?」

アレルとダンテがそれぞれの見解を述べる。

「ヘリオンよ、お主がどうしたいかじゃ。
 ワシはお主の決断を尊重するよ。
 イアン氏やダンテの言う通り、協力体制を取るに吝かでは無いでな」

ヘリオンは子どもでは無い、大人だ。
自らの意思と考えで行動を選択する必要がある。

それに、正直に言って自分やアレル、ダンテにルーイと同行するのは
彼には厳しいだろう。此方は踏破も視野に入れた面々なのだ。

***********************************

「あぁ、そうだ。地図、写し終わりましたよ。
 ダンテさんの地図と照らし合わせるんでしたっけ?」

「アレル氏よ、足労でしたな。
 そうして頂けると有難い」

そうしてダンテの地図とイアンの地図を照合する。
イアンは或る程度まで中に進んでいたようだ。
 
「イアンさんが戦ったのは、多分フレッシュゴーレムですね。
 生き物の死体を使って作られたゴーレム・・・そこそこの強さではありますが・・・
 地下一階でそのレベルですか・・・」

「ワシも戦った事がある。難儀な怪物ですな...
 先が思いやられるのう」

まあ、ダンテ、アレルと一緒なら容易いものだが。

「あー、うん、ふれっしゅごおれむね、しってるしってる」

傍らのルーイの口調が何処かぎこちない。
まさか、嘘をついてる訳ではあるまいが。
 
「そして2階は移住区のような空間・・・そしてここにあるのは階段ですか。」

「じゃあなんで、この地図、ここで止まってるんだ。
 誰も下に行かなかったのかよ。そんなこと・・・あるのか?
 地下3階があるってことだろ・・・?」
 
「んー、それに2階までは魔法陣だったのに
 3階からいきなり階段になったのも気になりますね。
 しかも同じ階から3つも・・・全部違う場所に繋がっている・・・
 ということでしょうか。」
  
「あ、そういえば、地下一階の西側は、誰も探索してないんですか?
 探索する程度でもなかった、のかな?」

地図を眺めながら、疑問点が次々と上がっていく。

「祭壇ですか...何が祭られていたかは気になりますな。
 以前の探索では地下神殿に入ってすぐの所で魔方陣に追い返されたのです。
 鏡像魔神がご丁寧にもワシに化けて出迎えてくれましてな...
 黒曜石犬も数多く配置されておりました。

 ...イアン氏よ、これらの怪物とは遭遇されましたかな?
 既に倒されましたか?」

自分の経験と照らし合わせながら質問を重ねる。

「じゃあこの遺跡についたとき、わかりやすい目印を付けておくようにするよ。
 紐を結んだくさびを、通った扉に打ち付けておくようにするってのはどうだろう。
 俺たちのパーティは"白い紐"にしておく。
 もし良かったら、キミたちも別の色の紐でそうしておいてくれるとありがたい。
 それならば遺跡内で、どちらも行動を制限されないのに合流しやすく、
 情報の交換もうまく行きそうな気がするよ」

イアンは気の利いた提案をしてくれた。

「それはいい案ですな。有難い事です。
 此方も目印をつけておきましょう。いいですかな?
 色は...希望のものはあるかな?」

確認を取る。自分には色へのこだわりは無い。

===================================

【ステータス】

HP22/22 MP23/24 インスピ:未使用 体調:健康 
支援魔法:無し

【装備品】

武器1=銀製最高品質モール【精霊鎚】(必要筋力26-5):
    攻撃力 7 打撃力36 Cr値12 追加D 7
武器2=銀製ハンドアクス【フューネラルアクス】(必要筋力11):
    攻撃力 6 打撃力16 Cr値11 追加D 7
武器3=銀製高品質ダガー【シルバームーン】(必要筋力5-2):
    攻撃力 6 打撃力 5 Cr値10 追加D 7
武器4=最高品質ロングボウ【ラク・ダーレィ】(必要筋力26-5)
    攻撃力 6 打撃力31 Cr値10 追加D 7

盾=なし:回避力 5
盾=銀製スモールシールド【ランパート】(必要筋力1):回避力 6

鎧=最高品質ラメラー・アーマー【ガレスの鎧】(必要筋力22-5):
  防御力27 D減少 4

その他=ジュリアンのリュート

【消耗品管理】

矢19 銀の矢24 
魔晶石3・3・1・1 暗晶石3・2・1・1
保存食42 羊皮紙17 松明6 ロープ30m くさび30個

【PLより】

ひゃっほう、手書き地図だあ!

○へっくんがどちらに同行するかは本人の意思に委ねます。
 PL的にはイアン側ですかね。こっちに居ても守りきれなさそうw
○イアンに前作ラスト(地下神殿入口)の出来事を話します。
 ダブラブルグやオブシディアン・ドッグは今どうなったのかな?
○地下1階の祭壇に何が祭られていたか思い出せる?とイアンに尋ねます。
○くさび紐の提案了承します。此方の色はその他の方のご意見に合わせます!

【ダイスチャットからの添付】

今回は無し!
GM [2013/06/28 10:08]

ヘリオンはガラフの言葉に身を縮めた。


>「ヘリオンよ、お主がどうしたいかじゃ。
> ワシはお主の決断を尊重するよ。
> イアン氏やダンテの言う通り、協力体制を取るに吝かでは無いでな」


「ありがたきお言葉、誠に恐縮です・・・。
 ガラフ神官へは僕の身勝手を受け入れてもらうばかりで・・・。
 これ以上のご迷惑をお掛けする訳にはいかないとの判断でしたが、もしやそれこそがさらなる僕の身勝手であるならば・・・」


「あ?話ついたか?
 よし、大丈夫だ。俺らなら怖いことにはならねえ。
 ヘリオンくんが途中でどうしても心細くなったら、その時もちゃんと対応するよ。
 な、ガラフ神官!少しの間、彼を借りるよ」


細かい配慮にかける――やや強引に話を進めたがるのは、この男の性格だろう。



          ---------------



>「祭壇ですか...何が祭られていたかは気になりますな。
> 以前の探索では地下神殿に入ってすぐの所で魔方陣に追い返されたのです。
> 鏡像魔神がご丁寧にもワシに化けて出迎えてくれましてな...
> 黒曜石犬も数多く配置されておりました。


「何だって!君たちも入ったことがあるのか!?
 ならば話は早そうだ。この地下は真っ暗で、それだけで消耗するんだよな。
 明かりが切れたら、やることは何もなくなっちまう。
 俺、今回も松明だけは十分に持ってく」


そして、ガラフの質問へと話が切り替わる。


「魔神・・・?は、いなかったな。
 石の犬・・・は、2匹いた。それはこの二枚目の東、小部屋が連なっている南側の二部屋に、それぞれ1体づつ。
 この真ん中の廊下にもきっといたんだよな?
 見たときは台座だけになってて肝心の像は乗ってなかった。誰かが散らしたんだろう。
 俺たちが引き返すとき、もう魔物の気配は全くなかった」


「さて、と。
 俺はそろそろ出発しようかな。
 ヘリオンくんはその格好でいいの?」


発つ前にラーダ神殿へ寄って連絡をしておきたい、とだけ、ヘリオンは言った。


冒険者がテーブルを囲んで話し合っているさまを見て、マリアはレモン水が入ったカップを持ってきてそれぞれの前に置いた。


「冒険の相談かい?いいことだ!
 だけど、ちゃあんと帰ってくるんだよ」


それだけ言って、料理の仕込みに戻っていった。



―――――――――――――――――――――――――――
GMより:

質問にお答えのターンッ。

◎ダブラブルグとオブシディアンドッグは?
→現在はすでにやっつけられており、いない、ということです。

◎ヘリオンくん
→出発は、イアンについていきます。

それでは一行はどうしましょうか!
もう少し情報を集める、か、それ以外(出発)かというところでしょうか。
ご希望に応じて場面を転換したいと思います。
よろしくお願いします!

☆こちらへの返信は『冒険者の宿』にのみチェックをいれてください

ルーイ [2013/06/28 11:41]

 

「じゃ、話はついたみたいだね。
 イアンさん、ヘリオン、お互い、うまくやろう」

 

にっ、と笑った。

 

「じゃあ、オレ、学院で最新地図を更新したひとについて聞いてくるね。
 そのひとが学院の人間だったら教えてくれるかもしれない。
 そうじゃなかったら多分無理だけど。
 期待しないで待ってて」

 

みんなにそう言って、オレはミノタウロス亭を出る。

 

「あ、またここで待ち合わせ、でいいよね」

 

出がけに、待ち合わせ場所の確認だけして。

 

---------------------
PLより:

階段についてのGM情報が、地図の提出者を探れってことだと判断しまして、学院に戻ります。
ただ、フツー教えてくれないと思うので、そのひとが学院の人間じゃなかったら即諦めるつもりです。
ダンテ先生方面の方が得られる可能性があると思いますが、金かかりそうだなあ・・・w

そして遺跡に入るまでにどんどん実時間が過ぎちゃう・・・!(笑

アレル=リリー [2013/06/28 18:18]
質問に、答えが返される。
そして話はどんどん進んでいって・・・もうここで得られる情報はなさそうだ。
 
「しかし魔神もいるんですか・・・
 出くわしたら面倒くさいなぁ・・・」
 
魔神と出くわして、良い思いをした事がありません。
 
「目印の紐は、赤とか黄色とか、そういう目立つ色の方がいいかもしれませんね。
 特に要望がなければ赤でいいんじゃないでしょうか。」
 
紅白色で、おめでたいですしね。
願掛け・・・とはちょっと違うかな?
 
>「冒険の相談かい?いいことだ!
> だけど、ちゃあんと帰ってくるんだよ」

「あはは、心配しなくても、数日後にはここで大宴会が開かれますよ。」
 
マリアさんの言葉には、そう大口を返す。
いつも通り、自分を奮い立たせるための大口だ。
嘘にならないように、頑張らないといけませんね。
 
 
>「じゃあ、オレ、学院で最新地図を更新したひとについて聞いてくるね。
> そのひとが学院の人間だったら教えてくれるかもしれない。
> そうじゃなかったら多分無理だけど。
> 期待しないで待ってて」

 
出発する前に、ルーイさんは学院で情報収集をするようだ。
 
「じゃあ自分はギルドの方でも尋ねようかなぁ。
 お値打ちな情報が落ちてるといいんですけど。」
 
>「あ、またここで待ち合わせ、でいいよね」
 
「えぇ、各自準備が終わり次第、またここに集まりましょう。」
 
さて、何かあるかな?








PL
盗賊ギルドに行きたいですー。
聞きたい情報は
・死城の地下二階まで到達した人って知ってる?知ってたらその人の居場所とか。
・その他、死城についての比較的新しい情報等

情報代についてはとりあえず各100ガメルくらいちらつかせてみます。
渋られたらそのとき考えます。