ふらふら
「っは!?」
どれくらい意識が飛んだんだろうと不安になったのは一瞬で、周りの様子からすると長くても数秒というところだと分かる。
ひとのぬくもり。
「あ、アルドノー・・・じゃなくてアレル」
キレイな銀髪のハーフエルフと、話しているのは戦士風の男のひとだ。
なんかまくしたててる。
オレ、このひとにぶつかったっぽい?
地図。
遺跡の地図?
その男のひとに話しかける。
「えーと、こんにちは。
50ガメル、それは痛いですね・・・痛い・・・その気持ち、滲みるほど分かります・・・!」
オレ今金貨1枚も持ってないし。
とりあえず挨拶して、よっこらしょ、立ちあがる。
「あなたが出した地図なんでしょ?
じゃあ購買行って交換してもらいましょう。
オレ、立ち会いますよ。
この地図を提出した本人だから最新版に更新してくれって。
学者が商売に疎いのはいいけど、こういうとこはキッチリしないと信用なくしちゃうもんね」
外で同じ地図が売ってた?
なんかメジャーな遺跡なんだろうか。
「でも、興味深いですね。
あなたが潜った遺跡の地図は2枚なのに、露天商が売ってたのは3枚。
ニセモノか、ホンモノか。
探ってみたくなるなあ。
ね、アレル」
じっ、と、アレルに差し出された地図を見る。
どこのだろ。
「あ、オレ、ルーイっていいます。
あなたは?」
名前を聞いてみる。
大丈夫かなこのひと。
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PLより:
アレルの献身的な看病のお陰で息を吹き返しました(キリッ
昔の日常ネタを交えつつ。
購買で最新の地図に替えてもらおうぜーっていう提案です。
一緒に行けるなら、以下の感じで交渉してみようと思いますー。
・この地図の提出者は戦士さん(仮名)なので、更新された最新版と交換して下さいと頼む。
・提出者を把握していないようなら、当時の担当者に確認してもらいます。
・ゴネるようなら、学院の信用問題に話しを持って行く。
・戦士さん(仮名)が事を荒立てないように気をつける。
戦士さん(仮名)がもうどうでもよくなっちゃってるなら、ありがたく地図をいただいて、購買で裏を取ろうかなと思ってます。