協力者
GM
[2013/06/21 06:56]
>「えーと、こんにちは。> 50ガメル、それは痛いですね・・・痛い・・・その気持ち、滲みるほど分かります・・・!」
「だ、だろ!?
金貨だぜ!銀じゃないほうのガメル伯爵だぜ!?」
さっき『金の問題じゃない』と言っていたのは明らかに取り繕いだったかのように、冒険者の男はルーイの同意に食いついた。
購買に立ち会うという提案に、男は感激に言葉が詰まったようだった。
「一緒に文句言いに行ってくれるのか!?
なんと!
一人だとどう言っていいかわかんなかったんだ。
すっげ怒る気持ちはあるんだけど、あんまり慣れてなかったしさ」
>「あ、オレ、ルーイっていいます。> あなたは?」
「俺はイアン。パダより向こうの鉱山で働いててさ。
金が溜まったらこうやって遺跡に挑戦するのが趣味なんだ。
本職の冒険者じゃないからあんまり前人未到の場所には挑戦できなくて。
こうやって資料があって、かつ宝がありそうなところをチョイスしてる」
>「自分はアレルと言います。> 一緒に購買まで言ってみますか?」
「あんたも来てくれるの!
やった!行こうぜ。すぐ行こう」
さっきまでホールに一人突っ立っていたのが嘘のように、イアンは動き出した。
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「普段は同じ炭鉱仲間と組んで出かけてるんだ。
それ以外にも、うちの村に一人ガリ勉のやつがいてよ。
そいつがちょっとマホウを使えるんだよ。んでそいつ連れてって。
野郎ばっかりだけど気が楽だ!
たまーに金あるときは、冒険者の宿で神官さんを雇ったりすることもあって、その時はどうしてもかわい~こ選んじゃうんだけどダメなんだよな。変にギクシャクしたり緊張したりで、その時の冒険はあんまうまくいかない。でもおっさん雇ったってなんかなあ。なんか、な。
お、ここだここだ。
昨日来たから俺でも覚えてるぞ」
イアンは味方がついたと思ったのか、気が大きくなったように喋っていた。
三人が歩いていったのは資料室の方だった。
その場所はややしんとした空気があった。
美術室や図書室などにみられる独特の静粛さだ。
購買といっても魔法の品などで賑やかなほうでなく、資料室の奥まったカウンターだった。
持ち出し禁止の資料のコピー、閲覧に許可がいる資料の許可申請。
それらが行われる部署だ。
カウンターを見つけ、イアンは緊張した様子で寄っていった。
「あのー」
ぶっきらぼうな口調でイアンが声を上げると、カウンターに一番近い、濃い色のローブを着た猫背の青年が振り向いた。
手にしたペンを置き、寄ってくる。
カウンターの向こうにはたくさんの机があるが、青年以外には二、三人程度しかいない。
「俺昨日、ここで地図の写しを受け取ったんだけどー、
なんかそれ、古いみたいなんだよね」
さっき、ルーイとアレルに喋っていたのとは違う、低い地声だった。
「えっ・・・と、
古い、ですか」
青年はイアンの取っつき悪い物言いにたじろぎながらも言葉の続きを待ったが、イアンはそれから何も言わないでただ詰め寄るようにカウンター前にいた。
どちらも説明待ちの間が一瞬あった後、口を開いたのは青年の方だった。
「あ、と、そうですね。
持ち寄られたレポートなどは、こちらで様式にそって書きなおすので、どうしても反映までに日数を頂いて、おります。コピーも手書きですので、資料コピーの作成と更新がバッティングしてしまうことも、ありまして・・・」
係員と思われる青年は、ルーイとアレルに目をやった。
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GMより:
男はイアンと名乗りました。
他にもペラペラと自分のことを喋ってくれます。
アレルー(アレルとルーイ)の随伴を受けたイアンは、取り替えてもらえるなら取り替えてもらいたい、といった態度です。
もしここで最新の地図と取り替えに成功したら、イアンは地図を手放す気はないようです。
そして目的の場所に来ました。係の人がタジタジしています。
この場面は細かくやり取りしていこうと思います。
(訳:どちらかの反応があったら進めたいなーです!)
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