弾かれるような出会い

アレル=リリー [2013/06/19 21:34]
3つの塔が正三角形を描くように建てられたここは、魔術師ギルド。
もしくは、賢者の学院と呼ばれることもある。
魔術を学ぶ目的で建てられたここには、様々な書物が集まる。
そして、魔術師ギルドはその一部を一般公開している。
書物は貴重だ。読める機会があるのなら、賢者や学者はこぞって訪れる。
そうしてここには、たくさんの賢者や学者が集まった。
だから、賢者の学院。
 
自分も、そういう風に集まった学者の一人で。
こういう仕事もなにもない暇な日は、ここで1日を過ごしたりもするわけで。
たまの休みくらい、こうして自分の趣味に費やしたいわけで。
だから、あまり渋い目で見ないでください。見回りの人。
 
 
 
 

くっ、結局お昼頃に一度追い出されてしまった。
いや、追い出されてはいないんだけど、無言の圧力に自分が勝てませんでした。
仕方ないのでまた時間を改めて行く事にしよう。
それより今はお昼です。
とりあえず、あそこの席に座って何か食べるとしようかな。
 

 
軽めの料理を食べ終えて、飲み物を飲んでふぅと一息。
この後はどこ行こうかなぁ。さすがにすぐ戻るのはまずいよなぁ。
と、色々悩んでいると、前方に見知った顔を見つける。
彼の方も自分を見つけたようで、こちらと目線が合った。
自分は最後の一口を飲み終えてから、あちらに近づこうとして―――
 
>「おーい、アレャーーーーーーー
 
「ぶふっ!?」
 
人とぶつかってきりもみ回転をしながら飛ばされる彼に、思わず噴き出してしまった。
 
 
「ル、ルーイさん!?大丈夫ですか!?」
 
口を拭いつつ、人ごみを掻き分けて弾き飛ばされた彼に近づく。
・・・よかった、息はあるようだ。
ルーイさんは最底辺レベルで虚弱だから、ちょっと本気で心配してしまった。
とりあえず無事を確認した自分は、ルーイさんとぶつかった人に目を向ける。
その人は、戦士のような格好をして、頭には埃を乗せた・・・
正直、あまりこの場所には縁がなさそうな人に見えた。

「あの・・・・見た所戦士の方のようですが・・・
 この場所には一体どのようなご用件で?」
 
あまりのミスマッチ具合に、ついそんな質問をしてしまう。
 
 
 
 
 
 
 
 
PL
開幕戦闘不能ワロタw
参加者の皆さんおよびGMはこれから2ヶ月よろしくおねがいします!
 
男の人に話しかけました!た!