顔見知り

GM [2013/06/25 02:40]


>「そちらは神殿のお仲間?いやあ、ちょうど良かった。見てもらいたいもんがあってな。」


ガラフとダンテが言葉を交わすさまを見て、ヘリオンはダンテに「ヘリオン・イーグレッツです。ラーダ神に仕えております」と自己紹介を挟んだ。


ダンテはガラフに地図を見せる。
ガラフは見たところ、それは死城のものらしいこと、がわかった。


>「以前、探索した遺跡の地図っぽいんだが・・・・興味ねえか?
> 魔術師ギルドから流れたもんらしいだけどさ・・・・
> やっぱ、学院の関係者に聞いた方がいいかな?」

>「以前探索した遺跡...まさか"死城"の事か?
> 丁度その"死城"への探索について、このヘリオンと話をしようと
> 思っておった所なのじゃよ」


「・・・なんと・・・!御仁もガラフ神官と共に参られたのですね。
 僕も今度そこに向かおうと思っておりまして、今日こちらで準備する為に来たのです。
 
 御仁はこちらを、・・・路上で?」


ヘリオンもダンテの地図を覗こうとしている。



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>「あれ、ヘリオン・・・とガラフさん?」


「ルーイさん!
 先日は大変お世話になりました。なかなか大変でしたね」


と会釈した後のヘリオンは、再びダンテとガラフに向き直る。


そんなやり取りをみてイアンは「なるほど、ここが例のあそこ・・・拠点ってわけか」と納得している。


「じゃーアレルくん!俺の羊皮紙を受け取ってくれ!
 あ、ペンがちょっと曲がってるがちゃんと書けるから」


インクはこれ、と、鞄から取り出す。


>「で、これ、どこの遺跡なんですか?」


「ああ。パダの方。
 レックスに"磁場"ってところがあるんだ。そこ。
 なんか荒野になってるんだけど、どうやらそれは幻影らしくてさ。
 その磁場にはまたなんか変な蜃気楼が浮いてるんだが・・・何だっけ・・・何だっけな。
 "何とか城"っていうのがあるところ。
 とりあえず"何とか城"っていうのが浮いてる遺跡さ。
 
 まあでも地下は普通だった」


アレルが地図を書き写している。
とてもうまく、きれいに写すことが出来ている。
曲がったペンで書いているとは思えない。


「何とか城。なんだっけなー。
 浮城?籠城? うーん。ケジョウ コジョウ サジョウ シジョウ
 
 !!
 
 死城!
 
 そうそう。死城ってとこ。そこそこ!」


あースキッリした、とイアンが言った瞬間。


「もしや」


ヘリオンは、後ろから聞こえた男の言葉に振り返るも、
ダンテの方とガラフの方に顔を戻して「あの、」と声を漏らし、
待ちきれないようにイアンに声をかけた。


「失礼します、お聞きしてよろしいでしょうか・・・。
 僕、今、"死城"について調べたいと思っているんです。
 そこで偶然にも、聞こえたもので・・・ええっと、」


「あん?ここだぜ」


イアンはヘリオンに、アレルが書き写している地図を指した。



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イアンは、ダンテとガラフとヘリオンに自己紹介をした。
それは学院でルーイとアレルに話したことまでを含めていた。


出身はパダを越えた場所にある炭鉱の村。
冒険が趣味で、よく遺跡に潜っていること。
イアンは以前この遺跡の地下へ潜ったことがあること、
そのときは途中で引き上げ、今回再チャレンジしようとしていること。


それに加え、流れとして今後の話もした。


「俺、今後この磁場の遺跡に向かうんだよ。
 仲間たちに先駆けて、俺だけオランに来て準備進めてたんだ。
 メンバーとはパダで落ち合うことになってる。
 村で仕事してるあいつらも、そろそろパダに向けて発つ頃じゃないか」


「ここで地図を写し終わったら、俺はもうオランを出発するつもり」


とも付け加えた。


そのあとヘリオンもまた、全員に自己紹介をした。
ガラフに話したほどではないが、学びの延長としてこの遺跡に興味を持っていること、
機会があれば訪れる心構えはもうできていること、などを喋った。


するとヘリオンからかイアンからか、どちらともなく言い出した。


「イアンさん。僕も連れて行ってもらえませんでしょうか」
「ヘリオンくん神官さん?だったら一緒に来てみない?」


そうして二人の間では話がうまく進んだ。



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それは差し置き、この場には一つの疑問点がある。


「ダンテくんが買ったのって、もしかしたら俺も見たやつかもしれない。
 だから魔術師ギルドに戻って取り替えてもらったんだよ。
 
 一度照らしあわせてみないか?」


と、イアンが言った。



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GMより:

冒頭の方、再度時系列をこちらで整えさせてもらいました。
  ダンテとガラフが顔合わせ→その後、アレルーイ登場
という形で進めました。

合流~自己紹介~地図を見せ合う手前、まで来ました。

地図を照らし合わせるなら、MAP公開となります!

ヘリオンとイアンは互いに都合が合い、共にゆくこととなりました。
(ちなみにイアンはダンガラ(ダンテとガラフですw)がこの遺跡最初の冒険者だとはまだ知っていません)


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