狭い世間。

ガラフ [2013/06/26 09:19]
「ルーイさん!
 先日は大変お世話になりました。なかなか大変でしたね」

「何と、お主達知り合いじゃったのか」

ヘリオンはルーイに挨拶を返す。
聞けば、遂最近一緒に遺跡探索をしたとか。
世間は思った以上に狭いものだ。

「何とか城。なんだっけなー。
 浮城?籠城? うーん。ケジョウ コジョウ サジョウ シジョウ
 
 !!
 
 死城!
 
 そうそう。死城ってとこ。そこそこ!」

ルーイと一緒に居る男は何やらすっとぼけた事を口にし、
アレルは黙々と地図を書き写している。
なかなか珍妙な光景だ。

「失礼します、お聞きしてよろしいでしょうか・・・。
 僕、今、"死城"について調べたいと思っているんです。
 そこで偶然にも、聞こえたもので・・・ええっと、」

気になったヘリオンが恐る恐る男に尋ねる。
躊躇しつつも止まらない。流石だ。

「あん?ここだぜ」

どうやら推測は当たったらしい。

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男はイアンと名乗った。

「イアン氏よ、お初にお目に掛かります。
 ワシの名はガラフ、ご覧の通りの鉱山妖精です。
 星王ラーダの神官にして吟遊詩人の端くれであります...」

此方も自己紹介をしておく。

「【退魔師】として不死生物に関する案件を請負いつつ、
 遺跡捜索にも力を入れている所であります、以後お見知りおきを」

イアンに握手を求める。

「...ふむ。それでこうして3人一緒に居る訳ですな」

学院での経緯について、イアンから説明を受ける。
こうもタイミングがよいのも、きっと何かの縁であろう。

「俺、今後この磁場の遺跡に向かうんだよ。
 仲間たちに先駆けて、俺だけオランに来て準備進めてたんだ。
 メンバーとはパダで落ち合うことになってる。
 村で仕事してるあいつらも、そろそろパダに向けて発つ頃じゃないか」

「ここで地図を写し終わったら、俺はもうオランを出発するつもり」

と、此処まで話し終えた時、ヘリオンが呟いた。

「イアンさん。僕も連れて行ってもらえませんでしょうか」

イアンも即答する。

「ヘリオンくん神官さん?だったら一緒に来てみない?」

ヘリオンもヘリオンだが、イアンもイアンだった。

「イアン氏よ、ワシも同行するに吝かでは無い所ですぞ。
 ワシと此方のダンテは嘗て共に"死城"に挑んだ仲でしてな。
 若干はあの遺跡についての前知識と経験がある故...

 ダンテ、お主はそれで異論無いかな?」

傍らに控える親友に声を掛ける。

「折角の縁だし、オレたちも、一緒に行かない?
 ちょうどびっくりするくらい、お互いを補えるパーティじゃない」

ルーイも随分と乗り気だ。
ヘリオンと同様、強烈な好奇心に突き動かされているのが見て分かる。
自分も好奇心は強い方だが、この2人には叶わない。

「ダンテくんが買ったのって、もしかしたら俺も見たやつかもしれない。
 だから魔術師ギルドに戻って取り替えてもらったんだよ。
 
 一度照らしあわせてみないか?」

イアンが提案する。

「そうですな。ダンテよ、地図を照らし合わせてみてはどうじゃ?」

自分もその提案には賛成だ。

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【ステータス】

HP22/22 MP23/24 インスピ:未使用 体調:健康 
支援魔法:無し

【装備品】

武器1=銀製最高品質モール【精霊鎚】(必要筋力26-5):
    攻撃力 7 打撃力36 Cr値12 追加D 7
武器2=銀製ハンドアクス【フューネラルアクス】(必要筋力11):
    攻撃力 6 打撃力16 Cr値11 追加D 7
武器3=銀製高品質ダガー【シルバームーン】(必要筋力5-2):
    攻撃力 6 打撃力 5 Cr値10 追加D 7
武器4=最高品質ロングボウ【ラク・ダーレィ】(必要筋力26-5)
    攻撃力 6 打撃力31 Cr値10 追加D 7

盾=なし:回避力 5
盾=銀製スモールシールド【ランパート】(必要筋力1):回避力 6

鎧=最高品質ラメラー・アーマー【ガレスの鎧】(必要筋力22-5):
  防御力27 D減少 4

その他=ジュリアンのリュート

【消耗品管理】

矢19 銀の矢24 
魔晶石3・3・1・1 暗晶石3・2・1・1
保存食42 羊皮紙17 松明6 ロープ30m くさび30個

【PLより】

皆で行こう、という話に乗ります。
次第にヘリオンの保護者チックになってきた気がする(笑)

地図の公開が楽しみです!

【ダイスチャットからの添付】

今回は無し!