三種の地図

GM [2013/06/26 22:23]

「おう、ぜひそうしてくれよ。
 なかなか潜りにくいところでな、結構、モノあるかもしんねーぜ」


ルーイの台詞にイアンが反応する。


>「イアン氏よ、ワシも同行するに吝かでは無い所ですぞ。
> ワシと此方のダンテは嘗て共に"死城"に挑んだ仲でしてな。
> 若干はあの遺跡についての前知識と経験がある故...
>
> ダンテ、お主はそれで異論無いかな?」


それに目を丸くしたのはイアンだった。


「ははは!景気いい話だな。
 俺んとこには3人いるぜ。ヘリオンくんと俺を加えたら5人だ。
 さすがにそれ以上の大所帯だと機敏性が下がっちまう。
 
 俺んとこは無理しないから、ヘリオンくんも危ないことになったりはしねえつもりだ。
 ん、まあ俺も強くは言わねえよ。
 正直、神官さんは来てもらえるとありがたいがな」


な、とヘリオンを見る。
イアンは、資金に余裕あるときのみにしか神官を雇えない。


「ガラフ神官......」


ヘリオンはガラフを見上げるように顔を向けた。


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>「ほんじゃ、賢者の皆様に地図の照合をお願いしようか。」


「見てみようぜ!俺も気になってたんだ。
 アレルくん、描けたか?それはもう君のものだ。しっかりしまっておくといいぞ」


テーブルに露天商の地図と学院の地図、2つを並べて比べる。
すると、質の差はあれどこの2つは全く同じ物を記しているということが明らかになる。


「こっちは3枚。そっちも同じく3枚。
 1枚目は地上部分、2枚目が礼拝堂部分」
 
map 01.jpg
map 02.jpg


「2枚目の東側にはなんにもなかった。懺悔室とか執務室?とか、そんなのかな。
 礼拝堂の南側、×ついてるところ。
 このポイントにデッカイ奴がいたんだよ、ゴーレムだってうちの魔術師が言ってた。いやぁ、あん時は大変だった。
 
 そんでその後ろにあるここ!この陣の動かし方がわからんくて帰ったんだ。
 戦いで疲れたってのもあるしな。
 
 ・・・ふーん。誰かがわかったんだな、すげえや。
 あ、ちゃんと書いてある。合言葉だな。
 俺は読めねえけど、うちの魔術師が読んでくれるかな」


「じゃあ・・・三枚目は、なんだこりゃ・・・。
 
 居住区か?」

map 03.jpg

「なんだ・・・これ。
 全然説明足りねえ。
 
 ん?これ、なんだ?
 ハハッ もしかして階段?」


3枚目には、小さな街のような構造が描かれている。
中央横に3つ並ぶ短い通路のようなものは、階段に思われた。


「じゃあなんで、この地図、ここで止まってるんだ。
 誰も下に行かなかったのかよ。そんなこと・・・あるのか?
 地下3階があるってことだろ・・・?」


イアンの顔には好奇心と、僅かな焦りが見えた。



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GMより:

アレリーの地図はもう完成しています。
もうPCたちのものにしちゃってくださいませ!

路上で購入したものと学院で(イアンが)購入した地図に差はありませんでした。


まずは、決めていただきたいことがあります!

・ヘリオンの行動
  →PCパーティに付いて行くのか?イアンに同行させるのか?
・イアンへの質問や会話
  →なければ、次の進行でイアンは退場します

です。


<マップ説明>

■ 1枚目:地上階
こちらはちょっと端折らせて頂きましたが、
『ラーダの間への最短ルート』が示されている、ということにしてくださいませ!

■ 2枚目:地下1階
礼拝堂部です。
北の点は、地上から来る場所です。
南の点は、イアンの言うとおりならば地下2階へ続く魔法陣となるでしょう。
この魔方陣の手前には、ゴーレムがいたようですね。

 △フレッシュゴーレムの知名度判定が行えます。
  セージ知力を振っていただき12以上の目標値で、
  イアンはフレゴと戦っていたとわかります。

■ 3枚目:地下2階?
地形から、どうやら生活する場所のように見えます。
どこが何なのかは、実際に訪れてわかるでしょう。
地下にくだる階段のようなものが見えます。
地下1階と繋がっているのは、南に記してある陣からのようです。

(あ、3枚目の地図にごじゃごじゃかいてあるのは進行に関係ないものだと思ってください)


質問などあれば!
現時点でお答えできる範囲ならばいくらでもー!

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