綺麗な地図

ルーイ [2013/06/27 14:37]

 

   アレルは、器用でいいなあ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

その手先が描き出す地図は、どうやってるのか分からないくらいに、キレイだった。
大体アレだ。
ペンは一本なのに、線が均一だったり、色々な太さに描き分けたり、ホントどうやってるの。
意味が分からない。
いや、理屈は分かってるけどさ。
身体がついて行かないんです。

 

出来た地図を覗き込む。

 

「あー、うん、ふれっしゅごおれむね、しってるしってる」

 

ヤバい知らない。
なにそれ?

 

「そうそう、死体をつなぎ合わせてってうわあ趣味悪い」


アレルの言葉に相槌を打ちつつついぽろりと感想が漏れる。

 

いや、しってるし?それくらいしってるし?

 

「うんごめん、本当は知らなかった。
 アレルが知ってて助かった。
 イアンさん、他にどんな魔物がいました?」

 

ふーやれやれ。

 

「階段までの地図があるのにその先がないってことは、前人未到ってことだもんね。
 楽しみだなあ」

 

地図を描いたひとは帰って来てるわけだから、問答無用で全滅するってケースじゃあなさそうだ。

 

「この地図を描いたひとに会って話を聞きたいところだけど・・・学院じゃ教えてくれなさそう。
 ダンテさん、これを売ってたひと、誰が描いたかなんて知ってそうだった?」

 

本人に会えればいいけどなあ。
あ、オレは情報集めするだけのおかねがないんだけどね。

 

「ヘリオンはイアンさんと行くの?
 気が合う人に会えるって幸せなことだよね」

 

ヘリオンとイアンさんは全然タイプが違うように見えるけど、意気投合したんなら、止める理由はない。
最初はガラフさんと話してたみたいだけど、それはいいのかな?

 

「うん、オレも協力体制で行ければいいと思うな。
 お互いに盗掘というよりは秘密の解明に重きがあるんだから、うまく出来そう。
 絡むチャンスがあれば、って程度の軽さでいいんじゃないかな」

 

 

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PLより:

ヘリオンはご自身の選択に任せてイアンとGOでいいんじゃないでしょうか。
ガラフと話してたのにw

イアンとは特にないかな。

出来れば、この地図を描いた人間と接触してみたいな!