綺麗な地図
アレルは、器用でいいなあ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
その手先が描き出す地図は、どうやってるのか分からないくらいに、キレイだった。
大体アレだ。
ペンは一本なのに、線が均一だったり、色々な太さに描き分けたり、ホントどうやってるの。
意味が分からない。
いや、理屈は分かってるけどさ。
身体がついて行かないんです。
出来た地図を覗き込む。
「あー、うん、ふれっしゅごおれむね、しってるしってる」
ヤバい知らない。
なにそれ?
「そうそう、死体をつなぎ合わせてってうわあ趣味悪い」
アレルの言葉に相槌を打ちつつついぽろりと感想が漏れる。
いや、しってるし?それくらいしってるし?
「うんごめん、本当は知らなかった。
アレルが知ってて助かった。
イアンさん、他にどんな魔物がいました?」
ふーやれやれ。
「階段までの地図があるのにその先がないってことは、前人未到ってことだもんね。
楽しみだなあ」
地図を描いたひとは帰って来てるわけだから、問答無用で全滅するってケースじゃあなさそうだ。
「この地図を描いたひとに会って話を聞きたいところだけど・・・学院じゃ教えてくれなさそう。
ダンテさん、これを売ってたひと、誰が描いたかなんて知ってそうだった?」
本人に会えればいいけどなあ。
あ、オレは情報集めするだけのおかねがないんだけどね。
「ヘリオンはイアンさんと行くの?
気が合う人に会えるって幸せなことだよね」
ヘリオンとイアンさんは全然タイプが違うように見えるけど、意気投合したんなら、止める理由はない。
最初はガラフさんと話してたみたいだけど、それはいいのかな?
「うん、オレも協力体制で行ければいいと思うな。
お互いに盗掘というよりは秘密の解明に重きがあるんだから、うまく出来そう。
絡むチャンスがあれば、って程度の軽さでいいんじゃないかな」
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PLより:
ヘリオンはご自身の選択に任せてイアンとGOでいいんじゃないでしょうか。
ガラフと話してたのにw
イアンとは特にないかな。
出来れば、この地図を描いた人間と接触してみたいな!