合わせられた地図。

ガラフ [2013/06/28 04:59]
「ははは!景気いい話だな。
 俺んとこには3人いるぜ。ヘリオンくんと俺を加えたら5人だ。
 さすがにそれ以上の大所帯だと機敏性が下がっちまう。
 
 俺んとこは無理しないから、ヘリオンくんも危ないことになったりは
 しねえつもりだ。
 ん、まあ俺も強くは言わねえよ。
 正直、神官さんは来てもらえるとありがたいがな」

それは懸念していた事だ。
人数が多くなり過ぎると機動性に欠ける。
探索行にとって、それは時に致命的な失敗に繋がる。

「ガラフ神官......」

ヘリオンは困った様子で此方を見つめてくる。

「えーと・・・大体話はわかりました。
 とりあえずヘリオンさんはイアンさんのほうに行った方が良さそうですね。
 こっちにはもう優秀な神官戦士の方がいますし。」

「ま、確かに9人ってのは多いな。
 しかし、あそこはえげつない仕掛けが多いからな。
 別でパーティ組んで協力しあうってのはどうだい?」

アレルとダンテがそれぞれの見解を述べる。

「ヘリオンよ、お主がどうしたいかじゃ。
 ワシはお主の決断を尊重するよ。
 イアン氏やダンテの言う通り、協力体制を取るに吝かでは無いでな」

ヘリオンは子どもでは無い、大人だ。
自らの意思と考えで行動を選択する必要がある。

それに、正直に言って自分やアレル、ダンテにルーイと同行するのは
彼には厳しいだろう。此方は踏破も視野に入れた面々なのだ。

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「あぁ、そうだ。地図、写し終わりましたよ。
 ダンテさんの地図と照らし合わせるんでしたっけ?」

「アレル氏よ、足労でしたな。
 そうして頂けると有難い」

そうしてダンテの地図とイアンの地図を照合する。
イアンは或る程度まで中に進んでいたようだ。
 
「イアンさんが戦ったのは、多分フレッシュゴーレムですね。
 生き物の死体を使って作られたゴーレム・・・そこそこの強さではありますが・・・
 地下一階でそのレベルですか・・・」

「ワシも戦った事がある。難儀な怪物ですな...
 先が思いやられるのう」

まあ、ダンテ、アレルと一緒なら容易いものだが。

「あー、うん、ふれっしゅごおれむね、しってるしってる」

傍らのルーイの口調が何処かぎこちない。
まさか、嘘をついてる訳ではあるまいが。
 
「そして2階は移住区のような空間・・・そしてここにあるのは階段ですか。」

「じゃあなんで、この地図、ここで止まってるんだ。
 誰も下に行かなかったのかよ。そんなこと・・・あるのか?
 地下3階があるってことだろ・・・?」
 
「んー、それに2階までは魔法陣だったのに
 3階からいきなり階段になったのも気になりますね。
 しかも同じ階から3つも・・・全部違う場所に繋がっている・・・
 ということでしょうか。」
  
「あ、そういえば、地下一階の西側は、誰も探索してないんですか?
 探索する程度でもなかった、のかな?」

地図を眺めながら、疑問点が次々と上がっていく。

「祭壇ですか...何が祭られていたかは気になりますな。
 以前の探索では地下神殿に入ってすぐの所で魔方陣に追い返されたのです。
 鏡像魔神がご丁寧にもワシに化けて出迎えてくれましてな...
 黒曜石犬も数多く配置されておりました。

 ...イアン氏よ、これらの怪物とは遭遇されましたかな?
 既に倒されましたか?」

自分の経験と照らし合わせながら質問を重ねる。

「じゃあこの遺跡についたとき、わかりやすい目印を付けておくようにするよ。
 紐を結んだくさびを、通った扉に打ち付けておくようにするってのはどうだろう。
 俺たちのパーティは"白い紐"にしておく。
 もし良かったら、キミたちも別の色の紐でそうしておいてくれるとありがたい。
 それならば遺跡内で、どちらも行動を制限されないのに合流しやすく、
 情報の交換もうまく行きそうな気がするよ」

イアンは気の利いた提案をしてくれた。

「それはいい案ですな。有難い事です。
 此方も目印をつけておきましょう。いいですかな?
 色は...希望のものはあるかな?」

確認を取る。自分には色へのこだわりは無い。

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【ステータス】

HP22/22 MP23/24 インスピ:未使用 体調:健康 
支援魔法:無し

【装備品】

武器1=銀製最高品質モール【精霊鎚】(必要筋力26-5):
    攻撃力 7 打撃力36 Cr値12 追加D 7
武器2=銀製ハンドアクス【フューネラルアクス】(必要筋力11):
    攻撃力 6 打撃力16 Cr値11 追加D 7
武器3=銀製高品質ダガー【シルバームーン】(必要筋力5-2):
    攻撃力 6 打撃力 5 Cr値10 追加D 7
武器4=最高品質ロングボウ【ラク・ダーレィ】(必要筋力26-5)
    攻撃力 6 打撃力31 Cr値10 追加D 7

盾=なし:回避力 5
盾=銀製スモールシールド【ランパート】(必要筋力1):回避力 6

鎧=最高品質ラメラー・アーマー【ガレスの鎧】(必要筋力22-5):
  防御力27 D減少 4

その他=ジュリアンのリュート

【消耗品管理】

矢19 銀の矢24 
魔晶石3・3・1・1 暗晶石3・2・1・1
保存食42 羊皮紙17 松明6 ロープ30m くさび30個

【PLより】

ひゃっほう、手書き地図だあ!

○へっくんがどちらに同行するかは本人の意思に委ねます。
 PL的にはイアン側ですかね。こっちに居ても守りきれなさそうw
○イアンに前作ラスト(地下神殿入口)の出来事を話します。
 ダブラブルグやオブシディアン・ドッグは今どうなったのかな?
○地下1階の祭壇に何が祭られていたか思い出せる?とイアンに尋ねます。
○くさび紐の提案了承します。此方の色はその他の方のご意見に合わせます!

【ダイスチャットからの添付】

今回は無し!