お泊まり会
「よろしく、フィル。
ごめん、オレ、予備の発動体持ってないんだよね。
壊されちゃってさ」
魔術師のフィルに、言う。
残りはムキムキのヒース、天パのJJだそうだ。
身近にダンテさんがいると、どんな筋肉質なひともどうってことないように見えるから不思議だ。
実際はどうってことあるんだけど。
「しょうがないよ。
マンティコアなんてフツーアブない魔獣なわけだし。
無事でよかったじゃない。
一応、フィルたちの取られちゃった装備を教えて。
取り換えす機会があったら、回収するから。
あ、でも期待はしないでね」
フィルに言う。
「で、この後のことだけどさ。
とりあえず一泊しよう。
レックスは安全じゃあないわけだし、丸腰で帰るのも危ないから、このフロアに待機してたらいいと思う。
そしたら、帰りは同行しよう。
このフロアはひととおり探索したから、工房と医務室に近寄らなければ危険はないはずだよ。
暇だったら調べてみても面白いかも。
手つかずの書物とかあるしね。
で、オレたちは階下に行こうと思うんだけど、まる二日、帰って来ないようなら、諦めて撤収して欲しい。
出来ればパダの●●亭ってところでラバを回収して野に放って欲しいけど、それは任せるよ」
ライトをかけたダガーを出す。
「オレ、武器はこれしか持ってないんだけど、丸腰よりはマシだろうから、持ってて。
後で返してね」
ライトは改めてペンダントにでもかけよう。
* * *
いつの間にか、アレルが寝床の準備を整えてくれてた。
わー、助かる。
「レックスでこんなワイワイ寝ることになるとは思わなかったね。
人数が多いと心強いなあ」
んー、と伸びをする。
蹄鉄のペンダントを取り出して、呪文を唱える。
寝る前に、長めに時間を取ってライトをかけておこう。
あ、落とした。
拾う。
「ガラフさんと違って、暗いと怖いからね」
もにょもにょと唱えて・・・うまくいった。
光が邪魔になりそうな時は、懐に入れとけばいいや。
「ダンテさんって、何をどうしたらそんな身体になれたんですか。
オレ、何をどうしても筋肉が付かなくて。
やっぱ不器用なのも関係あるのかな」
そういえばいつだかウデタテ大会になった時のことを思い出した。
ハンスさん、あれから見てないけど元気かなあ。
「ガラフさんとテクラルに行ってからもう1年半も経つんですね。
お互い、冒険者のまま無事で生きていられて良かったですよ。
みどりのぼうし、ちゃんと持ってますよ、へへ」
価値はよく分からないけど、初冒険の記念だ。
綺麗な宝石だし、大事に持ってる。
「戦士のひとって武器だけでも荷物が多くて、大変ですよねえ」
鎧も重そうだしさ。
尊敬します。
「アレルアレル、その指輪見せてよ。
魔法の指輪なんでしょ」
アレルはマジックアイテムを結構持ってる。
これはいい機会なのだ。
現物のマジックアイテムをつぶさに眺める機会なんて、中々ないのだ。
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PLより:
主にキャッキャウフフ。
一行板にて大まかな方針は決まったように思いますので。
皆さま、何か聞くことあったらよろしくお願いしまーす。
・交代で夜番しつつ、大部屋で休息。
・ヘリオンたちにはこの階層で待機をお勧め。
・一応取り返したい装備について尋ねておきます。
・寝る前に、効果時間2倍のライトをかけておきます。(MP18/20)
・フィルにダガー(1)を貸します。(勝手に移動されちゃったときのロケーション用でもあります(笑)
11:30:39 たいまん@ルーイ ライト2倍かけ 2d
Dice:2D6[3,5]=8