支配するアレ
ルーイ
[2013/08/17 22:44]
「すごいな、これ。
本当だったらかなり期待できるよ」
魔法の機材で精製したアレルの盗賊道具によって、開けた引き出し。
中にあったのは、バグベアードを支配できるっていう代物だ。
高位の魔獣を支配できるとか、ワクワクするな。
「ガラフさん、ありがと。
ごめんなさい、オレの読みが甘かったみたい。
過剰でしたね」
もっと省エネでもいけたらしい。
でも、日を改めればまた試せるってのは、うずくものがある。
問題は、生成されるものに永続性がないことだ。
「生物だけじゃなくて非生物も一時的なんだ。
アレルの道具、ダメになりそう。
ごめん」
愛用の道具は、金で代えられない意味があったりするしなあ。
結局この部屋ではこれ以上収穫ナシってことになって、一旦戻ることにした。
そこで、イアンさんたちと、動きの謎だった女冒険者たちに、会うことになる。