感想:設定のお話

GM [2013/09/03 22:22]
なんでこれが感想の最初にくるのだ!とお思いでしょうが、これありきで構想を練っておりましたので、相互理解のためにもこちらを最初にご説明したほうがよろしいかと思い、最初にさせていただきます。すみませんくどくてすみません。


今回のシナリオは『古代にあったこと』『現在おこっていたこと』が点の描写で混在しており、わかりにくかったと思われます。よってどうものめり込みにくかったかと思います!すみません。


ガラフ用の導入でヘリオンが言い出した『終末神話』についてですが、この考えは死城(の地下施設)の大本です。
魔術師長の部屋で見た日記でお分かりかと思います、あの施設が対アトンのための研究施設なことは本文内でもお伝えしました。
日記に出てきた"ブランプ氏"とは、レックスに魔力を付与し、空中都市にした魔術師のことです。
(ワールドガイド参考)
実際の本人かその子孫かはさておきます。

死城は『原始の巨人の神殿』でもあり『終末神話に対抗するための施設』でもあったのです。


なぜ巨人の神殿は隠されているか(>Stage1)に対する答えがここでは用意されていました。
『終末の巨人』と混同する人々や、巨人とあらば原始でも終末でも関係なく信仰を排斥すべきだ、という考えの人々はおそらくいたでしょう。表立たないことでそういう人たちの目に入らないようにしていました。

レックス墜落のギリギリまで稼働していた、と考えています。
しかしガラフやダンテの憶測通り、アンデッドが出ないのは研究者や関係者が『緊急退避』したためです。
魔法実験室の鍵がなかったのは、鍵の管理者(チーフさん)がそれを持って施設を出て行ったからなんです。
生実棟の鍵は、管理者が愛するペットに「あとで助けに来る」と首輪につけていた、という設定のつもりでした。
工実棟の鍵はもっと現実的で、緊急退避=施設を捨てるという考えもしくは、鍵を持っていく必要はないと考えた、のどちらかだったのかもしれません。
この部分は構想はあったのですが一切表に出せずじまいでした。


やりたいことといえばもうひとつ。
こういった研究魔術師たちの苦悩をもっともっと表現したかったです。
ソード・ワールドの古代魔術師――元々の人間って、神から作られて一緒に物質界にいたという設定らしいです。
主人ともいえる神が全員物質界からいなくなっちゃって、でも声だけは聞こえる・・・というのは切ないなあと感じました。そこにあのアトン。
助けてご主人様アッー って言いたくてもいえない、神はもうこの世にいないのだー!っていう悲しみが少なからずあったと思います。助けてはくれないのに、でも声だけは聞こえる(神官技能)現状に挟まれていた時代かなと思いました。


しょうの脳内魔法王国時代では、信仰を捨てる派の魔術師と、信仰を持ち続ける派の魔術師と、分かれていたんじゃないかなあと思っています。
捨てる派は「もう過去は捨てておれたちの王国を築いていこうぜ!神なんかしらんわ!」
捨てない派「神は偉大なり!だってまだ力も知恵もくれるもん。神と仲良くしようよ!」とか。
それで王城の魔術師たちはというと、絶望しながら信仰してる感じ、をイメージしていました。
信仰したい、助けて神様ーと言いたいところなんだけど"現実から"「それはムリ、自分たちで何とかしなよ」といわれているんです。
じゃあ自分たちでなんとかしましょうヒャッハー!というのが数々の実験や、エンジン研究の工実棟になるわけです。
サブテーマは"古代魔術師たちの苦悩"でしょうか。


こちらも、私の手腕が拙いせいで全然表現していけていなかったなと思っています。